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第二部 海底を差す光
初めての公務とマナー
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「お父様、そろそろ機嫌を直して下さい。
たった10日ですし、
おじ様も義兄様も一緒です。」
「お前はリオン公爵家を継ぐのだろう?
何故、遠くまで公務に行く必要があるんだ?」
こういう時のライオン父様は恐ろしい。
怒りの唸り声が周りを萎縮させる。
この度、皇太子の婚約者として初の公務を言い渡された。
それが海底国アクアミューズの上皇様の生誕150歳のお祝いの会への参加だ。
おじ様は天界の代表として参加することになる。
初めての公務、初めての海底国。
なにより私は前世の母親の影響でサン○オのハンギョ○ンが大好きなのだ。
もしかしたら生のハンギョ○ンに会えるかもと思うと胸が踊るのだ。
おじ様のご厚意に甘えて、Stairway to heaven.
を使わせてもらうことに
なった。
おじ様の話を要約すると、どこでもドアの階段バージョンらしい…
そこで問題が一つ、天界は天人しか入れない。
つまり護衛の義兄様やスネイク、侍女のラビッや、殿下の護衛や従者も現地集合となる。
甘く考えていた。
なんなら旅行気分だった。
そうこれはあくまでも公務。
まずはアクアミューズ国の歴史背景から、主要人物の把握、出席国や出席する人物の確認……
そして一番ネックなのが
マナーだ。
私は現世では「ザッ日本人」そして「体育会系」
米は生命の源です。
で、暮らしてきた。
この食文化の違いはカラトリーでもわかるように全く違う。
日本食は食器を持ったり、手で添えたりして食するが、ここでは食器を持つなんてご法度だ。
殿下と食事をする度に感じる気品ある姿を、自分も出来るようにならなくてはいけない。
義兄が大きなため息をつく。
さすが元第二皇子、気品が違う。
「お義兄様、素敵すぎます。なんか貴族みたいです。」
義兄が私のナイフを持つ手に手を添える。
「指はたてない。
最悪は殿下に切ってもらえ。」
私は少しだけぶうたれる。
「どうせガサツで気品なんてありませんよ。」
膨れっ面した私の頬を義兄が笑いながらつねる。
視線が重なる。
ドキドキドキドキ
あれっ?
胸が急に苦しくなる。
ドキドキドキドキ
身体中の血が沸騰する。
頭の中のスクリーンいっぱいに「あだ花姫」の第二皇子とのストーリーが流れる。
意識が遠退いていく。
義兄の叫び声とラビッの悲鳴が遠くで聞こえた。
**
次回からR18が続きます。 **
たった10日ですし、
おじ様も義兄様も一緒です。」
「お前はリオン公爵家を継ぐのだろう?
何故、遠くまで公務に行く必要があるんだ?」
こういう時のライオン父様は恐ろしい。
怒りの唸り声が周りを萎縮させる。
この度、皇太子の婚約者として初の公務を言い渡された。
それが海底国アクアミューズの上皇様の生誕150歳のお祝いの会への参加だ。
おじ様は天界の代表として参加することになる。
初めての公務、初めての海底国。
なにより私は前世の母親の影響でサン○オのハンギョ○ンが大好きなのだ。
もしかしたら生のハンギョ○ンに会えるかもと思うと胸が踊るのだ。
おじ様のご厚意に甘えて、Stairway to heaven.
を使わせてもらうことに
なった。
おじ様の話を要約すると、どこでもドアの階段バージョンらしい…
そこで問題が一つ、天界は天人しか入れない。
つまり護衛の義兄様やスネイク、侍女のラビッや、殿下の護衛や従者も現地集合となる。
甘く考えていた。
なんなら旅行気分だった。
そうこれはあくまでも公務。
まずはアクアミューズ国の歴史背景から、主要人物の把握、出席国や出席する人物の確認……
そして一番ネックなのが
マナーだ。
私は現世では「ザッ日本人」そして「体育会系」
米は生命の源です。
で、暮らしてきた。
この食文化の違いはカラトリーでもわかるように全く違う。
日本食は食器を持ったり、手で添えたりして食するが、ここでは食器を持つなんてご法度だ。
殿下と食事をする度に感じる気品ある姿を、自分も出来るようにならなくてはいけない。
義兄が大きなため息をつく。
さすが元第二皇子、気品が違う。
「お義兄様、素敵すぎます。なんか貴族みたいです。」
義兄が私のナイフを持つ手に手を添える。
「指はたてない。
最悪は殿下に切ってもらえ。」
私は少しだけぶうたれる。
「どうせガサツで気品なんてありませんよ。」
膨れっ面した私の頬を義兄が笑いながらつねる。
視線が重なる。
ドキドキドキドキ
あれっ?
胸が急に苦しくなる。
ドキドキドキドキ
身体中の血が沸騰する。
頭の中のスクリーンいっぱいに「あだ花姫」の第二皇子とのストーリーが流れる。
意識が遠退いていく。
義兄の叫び声とラビッの悲鳴が遠くで聞こえた。
**
次回からR18が続きます。 **
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