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第二部二章 雲海をぬけて
持論ですが……
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皆の視線がこちらにむけられる。
「そうですね。
まずはルシファーの協力者を見つけて、ぶん殴ります。」
・・・・
殿下とおじ様はいつもの事だから笑って私を見つめているが、他の人はこわばった顔で私を見つめる。
「私達を見下ろすように暮らしている天人は言わば私達の憧れです。
知っていますか?
誰もがここを聖地、または天国と崇め憧れる場所。そこに暮らしていながら、地に落ちた者の戯言を信じ手を貸し、地上に混沌をもたらしたのです。
私の義兄はそのせいで実母を失い、友人は両親を失い大半の成人を失った公国は今は帝国の庇護下で成り立っています。
自分が直接手を下さなかったとしても、自分が下した結果がどんな悲劇を招いたのか知るべきです。
協力者は子の親を奪い、未来を奪ったのです。
なので、思いっきりぶん殴った後は一緒に地上へ連れて帰り罪を償うために公国の守護神として働いてもらいます。」
「ティナ、本当に素晴らしいよ。私にはそんな考えは浮かばなかったよ。」
殿下が私の手を握りブンブンとふる。
アザゼルが声を震わせながら
「私は…そんなつもりでは……」
祖父に跪き許しをこう。
後はなし崩しだった。
メフィストフェレスが私の足元で跪く。
「私はただウリエルをこの手に出来るのなら…そう思って……」
項垂れる姿はまるで幼子のように見えた。
私はしゃがむとメフィストフェレスの顔を見つめる。
「お母様の事が好きだったんですね。
お母様に気持ちを伝えたことは…?」
首を横に振るメフィストフェレスが
「私は黒髪で生まれたことで、実の親に忌子として捨てられた身、そんな私がウリエルに想いを伝えられるわけがない。」
私はメフィストフェレスの黒く煌めく長い髪を手で掬う。
「私も黒髪なので、ここに来た時、気後れしちゃいました。
でも、メフィストフェレス様、知っていますか?
『蓼食う虫も好き好き』と言う言葉があって、蓼はとても辛い植物なんですが、それを好んで食べる虫もいるんです。」
・・・・・
メフィストフェレスは黙ったまま私を見つめる。
「要はですね。
人の好みは千差万別なんです。因みに私の婚約者である殿下は私の黒髪をとても褒めてくれます。
メフィストフェレス様はもっと自信を持つべきでした。
その長い黒髪は我が家門ではとても人気でもてはやされますよ。」
キョトンとするメフィストフェレスに私は微笑む。
「まずはお母様にご自分の想いを伝えましょう。お母様はお父様にべた惚れなんで、断られてしまいますが気持ちの整理をつけましょう。
その後は私の侍女のラビッとお見合いしてみませんか?」
・・??
目を見開くメフィストフェレスに話し続ける。
「私の侍女ラビッは黒髪で美しくて敏い人が好きなんです。
あっ!!まさか獣人に偏見とかあります?
なければどうですか?」
おじき様が呆れ顔で私をたしなめる。
「ミカエル、少し落ちつきなさい。
まずはルシファーの事を聞き出さないと……」
お見合いの返事をもらえないままメフィストフェレスの話がはじまった。
「そうですね。
まずはルシファーの協力者を見つけて、ぶん殴ります。」
・・・・
殿下とおじ様はいつもの事だから笑って私を見つめているが、他の人はこわばった顔で私を見つめる。
「私達を見下ろすように暮らしている天人は言わば私達の憧れです。
知っていますか?
誰もがここを聖地、または天国と崇め憧れる場所。そこに暮らしていながら、地に落ちた者の戯言を信じ手を貸し、地上に混沌をもたらしたのです。
私の義兄はそのせいで実母を失い、友人は両親を失い大半の成人を失った公国は今は帝国の庇護下で成り立っています。
自分が直接手を下さなかったとしても、自分が下した結果がどんな悲劇を招いたのか知るべきです。
協力者は子の親を奪い、未来を奪ったのです。
なので、思いっきりぶん殴った後は一緒に地上へ連れて帰り罪を償うために公国の守護神として働いてもらいます。」
「ティナ、本当に素晴らしいよ。私にはそんな考えは浮かばなかったよ。」
殿下が私の手を握りブンブンとふる。
アザゼルが声を震わせながら
「私は…そんなつもりでは……」
祖父に跪き許しをこう。
後はなし崩しだった。
メフィストフェレスが私の足元で跪く。
「私はただウリエルをこの手に出来るのなら…そう思って……」
項垂れる姿はまるで幼子のように見えた。
私はしゃがむとメフィストフェレスの顔を見つめる。
「お母様の事が好きだったんですね。
お母様に気持ちを伝えたことは…?」
首を横に振るメフィストフェレスが
「私は黒髪で生まれたことで、実の親に忌子として捨てられた身、そんな私がウリエルに想いを伝えられるわけがない。」
私はメフィストフェレスの黒く煌めく長い髪を手で掬う。
「私も黒髪なので、ここに来た時、気後れしちゃいました。
でも、メフィストフェレス様、知っていますか?
『蓼食う虫も好き好き』と言う言葉があって、蓼はとても辛い植物なんですが、それを好んで食べる虫もいるんです。」
・・・・・
メフィストフェレスは黙ったまま私を見つめる。
「要はですね。
人の好みは千差万別なんです。因みに私の婚約者である殿下は私の黒髪をとても褒めてくれます。
メフィストフェレス様はもっと自信を持つべきでした。
その長い黒髪は我が家門ではとても人気でもてはやされますよ。」
キョトンとするメフィストフェレスに私は微笑む。
「まずはお母様にご自分の想いを伝えましょう。お母様はお父様にべた惚れなんで、断られてしまいますが気持ちの整理をつけましょう。
その後は私の侍女のラビッとお見合いしてみませんか?」
・・??
目を見開くメフィストフェレスに話し続ける。
「私の侍女ラビッは黒髪で美しくて敏い人が好きなんです。
あっ!!まさか獣人に偏見とかあります?
なければどうですか?」
おじき様が呆れ顔で私をたしなめる。
「ミカエル、少し落ちつきなさい。
まずはルシファーの事を聞き出さないと……」
お見合いの返事をもらえないままメフィストフェレスの話がはじまった。
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