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第二部四章 Stairway to Heaven
スキゾイドパーソナリティ障害
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自分が人と違う事に気がついたのは小学校の担任の一言だった。
私は一人で居ることが好きだった。
休み時間も放課後も一人で好きな本を読んだり、ゲームをしたり、寂しいとも誰かを恋しく思ったりすることはなかった。
「美久ちゃん、人は一人では生きられないのよ。
お友達や周りの人と関わっていかないと…」
共働きの親は私に無関心だった。
でもそれが心地良かった。
中学二年生の時、都心の本屋さんに行くために乗った電車で有希子に出会った。
中年の男が私の尻を触っていたのだ。
そうただそれだけだ。
嫌とも不快にも思わなかった。
ただ触られているだけだっだ。
「うわぁっ…」
男が悲鳴をあげる。
「おじさん、キモいんだけど…」
男の手を捻りあげていたのが有希子だった。
ぼやけて見えていた人の顔が生まれて初めてはっきりと目に映る。
結局、名前も何も聞けないまま、彼女が空手の道着を持っていたことから空手を習い始めた。
空手を初めてすぐに有希子がすごい人だと知る。
まるでストーカーだ。
有希子と同じ大学に入り、親友として一緒の時を過ごした。
酔っぱらって有希子に自分のことを打ち明けた時
「でっ?
今、美久は不幸なの?」
私は首を横にふると
「じゃあ…問題ないじゃない。不幸なら幸せになるために努力しなきゃいけないけど…
そうでなければ…別にいいんじゃない?」
あっけらかんとした答えだった。
有希子を性的に見るようになってから、エロゲは私の醜い欲求を満たすものになった。
主人公が不幸になればなるほど主人公に有希子を重ね合わせて興奮した。
あだ花姫は最高だった。
クリスティーナが不幸になればなるほど体の奥が熱くなる。
犯され、なぶられ、クリスティーナが泣き叫び、乱れれば乱れるほど、私の欲は満たされる。
普段は強くて逞しくて凛としている有希子が、私の頭の中でクリスティーナに変わる。
有希子がいなくなってから私の世界はまた色褪せる。
ふと空を見上げる。
どんよりとした雲の隙間から私に向かって光が差し込む。
「美久は今、幸せ?
不幸なら幸せになるために努力しなきゃ…」
有希子が私に笑いかける。
光に手を伸ばす。
「幸せになるための努力か……」
私は部屋に戻ると段ボール箱にアダルトゲームのカセットをしまっていく。
その中の一つに「あだ花姫」が入っていた。
私は一人で居ることが好きだった。
休み時間も放課後も一人で好きな本を読んだり、ゲームをしたり、寂しいとも誰かを恋しく思ったりすることはなかった。
「美久ちゃん、人は一人では生きられないのよ。
お友達や周りの人と関わっていかないと…」
共働きの親は私に無関心だった。
でもそれが心地良かった。
中学二年生の時、都心の本屋さんに行くために乗った電車で有希子に出会った。
中年の男が私の尻を触っていたのだ。
そうただそれだけだ。
嫌とも不快にも思わなかった。
ただ触られているだけだっだ。
「うわぁっ…」
男が悲鳴をあげる。
「おじさん、キモいんだけど…」
男の手を捻りあげていたのが有希子だった。
ぼやけて見えていた人の顔が生まれて初めてはっきりと目に映る。
結局、名前も何も聞けないまま、彼女が空手の道着を持っていたことから空手を習い始めた。
空手を初めてすぐに有希子がすごい人だと知る。
まるでストーカーだ。
有希子と同じ大学に入り、親友として一緒の時を過ごした。
酔っぱらって有希子に自分のことを打ち明けた時
「でっ?
今、美久は不幸なの?」
私は首を横にふると
「じゃあ…問題ないじゃない。不幸なら幸せになるために努力しなきゃいけないけど…
そうでなければ…別にいいんじゃない?」
あっけらかんとした答えだった。
有希子を性的に見るようになってから、エロゲは私の醜い欲求を満たすものになった。
主人公が不幸になればなるほど主人公に有希子を重ね合わせて興奮した。
あだ花姫は最高だった。
クリスティーナが不幸になればなるほど体の奥が熱くなる。
犯され、なぶられ、クリスティーナが泣き叫び、乱れれば乱れるほど、私の欲は満たされる。
普段は強くて逞しくて凛としている有希子が、私の頭の中でクリスティーナに変わる。
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ふと空を見上げる。
どんよりとした雲の隙間から私に向かって光が差し込む。
「美久は今、幸せ?
不幸なら幸せになるために努力しなきゃ…」
有希子が私に笑いかける。
光に手を伸ばす。
「幸せになるための努力か……」
私は部屋に戻ると段ボール箱にアダルトゲームのカセットをしまっていく。
その中の一つに「あだ花姫」が入っていた。
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