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第五章 縺れた糸
真夜中の出会い
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・・・・・
八咫烏の私の目の前にはプルプルと震える小さな翼のはえたトカゲ?がこちらを見つめている。
うん?
トカゲに翼って…
まさかこれがドラゴン??
震える小さなドラゴンと3本足のカラス…
これって捕食者と獲物状態では?
小さなドラゴンが突然光るとムキムキの成人男性に変化する。
「初めてお目にかかります。
私はドラゴニアの皇太子バハムートと申し上げます。
クリスティーナ・アデル・リオン公女。」
もうバレてるなら仕方ないよね。
お兄様の言うことを聞いて部屋で大人しくしていれば良かった。
私は変化をとく
「初めましてバハムート殿下、それともバハムート王女とお呼びした方がよろしいのかしら?」
バハムートの顔が歪む。
「それは……
私を馬鹿にしているのか?」
苛立ちをおさえきれずに声が少しだけ上ずる。
「あら…そんなつもりはなかったのですが…
確か、私の婚約者に婚姻書を送るくらいですもの…
殿方とは思わないでしょう?」
嘲笑うようにバハムートを見つめる
「お前に何がわかる!!」
雄叫びが鼓膜を震わす。
「わかるわけないじゃない!!
民を薬漬けにしてセックス漬けにするような馬鹿なゲス野郎…あれっビッチ女のことなんて…
私にわかるわけないじゃないですか?
逆に聞きたいわ…
私に何をわかれというのかしら?」
自分でもわかる。
なんて嫌味な嫌な女なのかしら…
でも…自ら死を選んだ女の子を…
傷ついた顔をした男の子を...
泣きながら抵抗していた少女の…
顔が目に浮かぶ。
怒りと目の前にいる男への嫌悪で言葉が武器となりバハムートへと襲いかかる。
「だまれ!!だまれ!!だまれ!!」
バハムートが拳を握りしめこちらをにらみつける。
「だまるわけないじゃない!!
でかいのは図体だけで脳みそは何処に置いてきたのよ!!
守るべき民を苦しめて恥ずかしくないの?」
バハムートが叫ぶ
「何が守るべき民だ…
私が苦しんでいる時、誰も私を救ってはくれなかったじゃないか!!
誰も私を……
それなのに守れ?
はっ‥冗談じゃない。
苦しめばいいんだ。
私が苦しんだように、みんな…みんな……」
バハムートの瞳が怪しく光り黒い靄みたいなものがバハムートの身体を包み込む。
これって……
忘れたくても忘れられない記憶がよみがえる。
エリーゼが闇に堕ちた時とよくにている。
私はエリーゼを救うことが出来なかった。
理由はわかっている。
私の悪の定義がかなりゆるいのだ。
『人は自分の感情に名前をつけたがるものだ。
愛、悲しみ、怒り、喜び、嫉妬…
どれも自分自身が生み出すものだ。
それが闇に繋がっていたとしても、元をたどれば自分の産み出したものだ。
それを裁くのは無理だろう。
ミカエルはそれを個性だとしたのだから。』
エリーゼの事件の後、おじ様は私に言った。
バハムートもエリーゼも感情の持っていきかたが下手だっただけだ。
エリーゼはデミが好きだったら自分の想いを素直にデミに伝えれば良かったのだ。
好きだと…愛していると何度も告げて駄目だったら潔く捨てれば良かったのだ。
そうすれば少なくとも犯罪に手を伸ばすことはなかったはずだ。
そしてバハムートも…
「気分は晴れたんですか?
民を傷つけて…」
私の言葉にバハムートがうつむく。
「こんなことしないで逃げれば良かったんですよ。
知ってますか?
『逃げるが勝ち』って言う言葉があるぐらい、時には逃げることが勝利と同じになるんですよ。」
「逃げる……」
バハムートが驚いた表情を見せる。
「本当に逃げても良かったのか……」
私はダメダメだ。
おじ様の言った通り私にはバハムートを切ることが出来ない。
何故ならバハムートも被害者の一人なのだから…
「なんなら罪をつぐなったら…リオン公爵家の騎士になりませんか?」
・・・・・
八咫烏の私の目の前にはプルプルと震える小さな翼のはえたトカゲ?がこちらを見つめている。
うん?
トカゲに翼って…
まさかこれがドラゴン??
震える小さなドラゴンと3本足のカラス…
これって捕食者と獲物状態では?
小さなドラゴンが突然光るとムキムキの成人男性に変化する。
「初めてお目にかかります。
私はドラゴニアの皇太子バハムートと申し上げます。
クリスティーナ・アデル・リオン公女。」
もうバレてるなら仕方ないよね。
お兄様の言うことを聞いて部屋で大人しくしていれば良かった。
私は変化をとく
「初めましてバハムート殿下、それともバハムート王女とお呼びした方がよろしいのかしら?」
バハムートの顔が歪む。
「それは……
私を馬鹿にしているのか?」
苛立ちをおさえきれずに声が少しだけ上ずる。
「あら…そんなつもりはなかったのですが…
確か、私の婚約者に婚姻書を送るくらいですもの…
殿方とは思わないでしょう?」
嘲笑うようにバハムートを見つめる
「お前に何がわかる!!」
雄叫びが鼓膜を震わす。
「わかるわけないじゃない!!
民を薬漬けにしてセックス漬けにするような馬鹿なゲス野郎…あれっビッチ女のことなんて…
私にわかるわけないじゃないですか?
逆に聞きたいわ…
私に何をわかれというのかしら?」
自分でもわかる。
なんて嫌味な嫌な女なのかしら…
でも…自ら死を選んだ女の子を…
傷ついた顔をした男の子を...
泣きながら抵抗していた少女の…
顔が目に浮かぶ。
怒りと目の前にいる男への嫌悪で言葉が武器となりバハムートへと襲いかかる。
「だまれ!!だまれ!!だまれ!!」
バハムートが拳を握りしめこちらをにらみつける。
「だまるわけないじゃない!!
でかいのは図体だけで脳みそは何処に置いてきたのよ!!
守るべき民を苦しめて恥ずかしくないの?」
バハムートが叫ぶ
「何が守るべき民だ…
私が苦しんでいる時、誰も私を救ってはくれなかったじゃないか!!
誰も私を……
それなのに守れ?
はっ‥冗談じゃない。
苦しめばいいんだ。
私が苦しんだように、みんな…みんな……」
バハムートの瞳が怪しく光り黒い靄みたいなものがバハムートの身体を包み込む。
これって……
忘れたくても忘れられない記憶がよみがえる。
エリーゼが闇に堕ちた時とよくにている。
私はエリーゼを救うことが出来なかった。
理由はわかっている。
私の悪の定義がかなりゆるいのだ。
『人は自分の感情に名前をつけたがるものだ。
愛、悲しみ、怒り、喜び、嫉妬…
どれも自分自身が生み出すものだ。
それが闇に繋がっていたとしても、元をたどれば自分の産み出したものだ。
それを裁くのは無理だろう。
ミカエルはそれを個性だとしたのだから。』
エリーゼの事件の後、おじ様は私に言った。
バハムートもエリーゼも感情の持っていきかたが下手だっただけだ。
エリーゼはデミが好きだったら自分の想いを素直にデミに伝えれば良かったのだ。
好きだと…愛していると何度も告げて駄目だったら潔く捨てれば良かったのだ。
そうすれば少なくとも犯罪に手を伸ばすことはなかったはずだ。
そしてバハムートも…
「気分は晴れたんですか?
民を傷つけて…」
私の言葉にバハムートがうつむく。
「こんなことしないで逃げれば良かったんですよ。
知ってますか?
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「逃げる……」
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「本当に逃げても良かったのか……」
私はダメダメだ。
おじ様の言った通り私にはバハムートを切ることが出来ない。
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