162 / 201
縺れた糸
恋愛初心者には荷が重い
しおりを挟む
“うっ…殿下の馬鹿野郎……”
思いっきり翼で殿下を殴りつける。
“女の子の部屋に勝手に入るのも、ベッドに潜り込むのもマナー違反です。”
ポカスカと殿下を殴りつけながら
“見ましたよね?”
小さな声で尋ねる。
“ごめん…見るつもりはなかったんだけど…”
殿下がペコペコと頭を下げる。
“私のことがっかりしたでしょう?”
ペチャパイに割れた腹筋、たくましすぎる太もも…
なによりびしょ濡れでベッドにダイブする品性の無さ…
下着ぐらいつけるべきだった……
ブワッ…
感情が両目から溢れでる。
“綺麗だった…見ちゃいけないとわかっているのに…目をそらせなくなるほど…本当に綺麗だった。”
・・・・・
!!!!!
○✕□△……
えっ!!
綺麗だった…
きれいだった…
キレイだった…
“ずっと見たいと思っていたし…触れたいって思っていた。
会いたくて会いたくて寝ずに飛んできて…すぐにあそこがティナの部屋だってわかったんだ。
ティナの匂いに包まれたくて…いけないことだとわかっていたけどベッドに潜りこんだ。
気持ち悪いよね。
いくらティナが好きだからって…そんなことするなんて…
頼りなくて駄目な私だけど…私も男なんだ。
だから……
女としてティナを見てしまう。
抱きたいって…
ティナの全部が欲しいって…”
私は殿下の白い羽を啄みながら
“殿下の馬鹿野郎……
こういうのは神鳥の時じゃなくて…人の時に言って欲しかった…”
殿下がいきなり変化をとく。
木の枝がきしむ中
八咫烏の私を強く抱きしめる。
「ティナ…卒業まで待てない。今すぐティナを抱きたい。」
殿下は卑怯だ。
私は今…変化をとくことが出来ない。
(真っ裸だから……)
八咫烏では殿下の腕の中から逃れることは出来ない。
違う……
殿下の腕の中から出たくない。
「ティナ…聞かせて……
ティナは私と寝たい?」
殿下はずるい。
私がどれくらいソレを望んでいたのか……
でも…でも……違う…
これって私の想い描いたシチュエーションじゃない。
あだ花姫の私は経験豊富だとしても岩瀬有希子の私は……
非リアの腐女子だ。
雑誌のお洒落なデートプランに胸を踊らせ…
ドラマや映画みたいな恋に憧れ…
私は殿下の手を思いっきり突っつくと…
“鳩じゃない時に告白して欲しかったのに~
殿下のアンポンタン!!”
そう言い放ち殿下の腕から飛び出る。
唖然としている少し間抜け顔の殿下に捨て台詞を投げつける。
“ちゃんと告白を仕切り直してくれたら…私が殿下を抱いてあげるんだから……”
殿下が顔を赤らめ
「あぁ…期待してる。」
そう答えるのを見届けると私は疾風の矢のように一直線にその場から飛び去った。
思いっきり翼で殿下を殴りつける。
“女の子の部屋に勝手に入るのも、ベッドに潜り込むのもマナー違反です。”
ポカスカと殿下を殴りつけながら
“見ましたよね?”
小さな声で尋ねる。
“ごめん…見るつもりはなかったんだけど…”
殿下がペコペコと頭を下げる。
“私のことがっかりしたでしょう?”
ペチャパイに割れた腹筋、たくましすぎる太もも…
なによりびしょ濡れでベッドにダイブする品性の無さ…
下着ぐらいつけるべきだった……
ブワッ…
感情が両目から溢れでる。
“綺麗だった…見ちゃいけないとわかっているのに…目をそらせなくなるほど…本当に綺麗だった。”
・・・・・
!!!!!
○✕□△……
えっ!!
綺麗だった…
きれいだった…
キレイだった…
“ずっと見たいと思っていたし…触れたいって思っていた。
会いたくて会いたくて寝ずに飛んできて…すぐにあそこがティナの部屋だってわかったんだ。
ティナの匂いに包まれたくて…いけないことだとわかっていたけどベッドに潜りこんだ。
気持ち悪いよね。
いくらティナが好きだからって…そんなことするなんて…
頼りなくて駄目な私だけど…私も男なんだ。
だから……
女としてティナを見てしまう。
抱きたいって…
ティナの全部が欲しいって…”
私は殿下の白い羽を啄みながら
“殿下の馬鹿野郎……
こういうのは神鳥の時じゃなくて…人の時に言って欲しかった…”
殿下がいきなり変化をとく。
木の枝がきしむ中
八咫烏の私を強く抱きしめる。
「ティナ…卒業まで待てない。今すぐティナを抱きたい。」
殿下は卑怯だ。
私は今…変化をとくことが出来ない。
(真っ裸だから……)
八咫烏では殿下の腕の中から逃れることは出来ない。
違う……
殿下の腕の中から出たくない。
「ティナ…聞かせて……
ティナは私と寝たい?」
殿下はずるい。
私がどれくらいソレを望んでいたのか……
でも…でも……違う…
これって私の想い描いたシチュエーションじゃない。
あだ花姫の私は経験豊富だとしても岩瀬有希子の私は……
非リアの腐女子だ。
雑誌のお洒落なデートプランに胸を踊らせ…
ドラマや映画みたいな恋に憧れ…
私は殿下の手を思いっきり突っつくと…
“鳩じゃない時に告白して欲しかったのに~
殿下のアンポンタン!!”
そう言い放ち殿下の腕から飛び出る。
唖然としている少し間抜け顔の殿下に捨て台詞を投げつける。
“ちゃんと告白を仕切り直してくれたら…私が殿下を抱いてあげるんだから……”
殿下が顔を赤らめ
「あぁ…期待してる。」
そう答えるのを見届けると私は疾風の矢のように一直線にその場から飛び去った。
10
あなたにおすすめの小説
兄様達の愛が止まりません!
桜
恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。
そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。
屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。
やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。
無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。
叔父の家には二人の兄がいた。
そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる
奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。
だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。
「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」
どう尋ねる兄の真意は……
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる