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Go for broke
Locketの中の悔恨
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父の部屋を訪ねると、私が来ることがわかっていたのか、私の好きなホットミルクとナッツのクッキーが用意されていた。
「お父様は自分の母親が闇だと知っていたのですか?」
父は黙ったまま胸ポケットからシルバーのオーバル型のロケットを取り出す。
「母は強くて優しい人だった。
そんな母が天人で、しかも罪人として地上におとされたと聞いた時は、母を恨んだし、憎んだよ。
自分の母が堕天人だなんて…自分に流れている血に罪人の血が入っているなんて…
私は結局、母が堕天人だと知ってからは母が死ぬまで一言も母と口をきかなかった。
なんなら目を合わせることもしなかった。
母が死んで少し経った頃、父に母の日記帳を手渡されたんだ。
その時、初めて母が罪を犯した理由がわかったんだ。
情けなかったよ。
堕天人だということだけで、母を理解せず死なせてしまったことを…
クリスティーナ、私は母を今では誇りに思っているんだよ。
まだ幼かった母が自分の母親を助けるために勇気をふりしぼって戦ったことを…
他人はそれを罪だと言うけれど、私からしたら少しも罪だとは思わないんだ。
私の中には愛する家族を守るためなら、自分の事を犠牲にしてでも手を差しのべる事の出来る勇者の血が流れているって今なら素直にそう思えるんだ。
だからクリスティーナの中に流れている血は
闇とか悪ではないんだ。」
父は私の手にロケットをのせる。
ロケットを開くとそこには父と同じ優しい瞳をした女性が微笑んでいる。
公爵家に飾ってある肖像画よりロケットの中の肖像画の祖母の方が優しく穏やかに見えた。
「明日、母が罪人としてこちらに連れてこられるそうです。」
私の言葉に父はうなずく。
「陛下がお願いしたそうだよ。
殿下とお前の事を考えて、帝国ではなく天界で裁いて欲しいと…
私もそうして欲しいとセラフィム殿にお願いしたんだ。」
寂しそうに笑う父の表情からは少なくとも母への憎しみは感じられなかった。
「お父様…
明日、私がお母様やお父様にとって辛い話をしても傷つかないで下さいね。
それは前世の私の話であって今ではない私の話ですから…」
父の手にロケットを返すと私はミルクを一気に飲みほす。
「情けない父親で悪かった。」
父が深々と頭を下げる。
「意気地無しで弱虫な娘でごめんなさい。」
私も深々と頭を下げる。
過去の悔恨を今に残さないために…
「お父様は自分の母親が闇だと知っていたのですか?」
父は黙ったまま胸ポケットからシルバーのオーバル型のロケットを取り出す。
「母は強くて優しい人だった。
そんな母が天人で、しかも罪人として地上におとされたと聞いた時は、母を恨んだし、憎んだよ。
自分の母が堕天人だなんて…自分に流れている血に罪人の血が入っているなんて…
私は結局、母が堕天人だと知ってからは母が死ぬまで一言も母と口をきかなかった。
なんなら目を合わせることもしなかった。
母が死んで少し経った頃、父に母の日記帳を手渡されたんだ。
その時、初めて母が罪を犯した理由がわかったんだ。
情けなかったよ。
堕天人だということだけで、母を理解せず死なせてしまったことを…
クリスティーナ、私は母を今では誇りに思っているんだよ。
まだ幼かった母が自分の母親を助けるために勇気をふりしぼって戦ったことを…
他人はそれを罪だと言うけれど、私からしたら少しも罪だとは思わないんだ。
私の中には愛する家族を守るためなら、自分の事を犠牲にしてでも手を差しのべる事の出来る勇者の血が流れているって今なら素直にそう思えるんだ。
だからクリスティーナの中に流れている血は
闇とか悪ではないんだ。」
父は私の手にロケットをのせる。
ロケットを開くとそこには父と同じ優しい瞳をした女性が微笑んでいる。
公爵家に飾ってある肖像画よりロケットの中の肖像画の祖母の方が優しく穏やかに見えた。
「明日、母が罪人としてこちらに連れてこられるそうです。」
私の言葉に父はうなずく。
「陛下がお願いしたそうだよ。
殿下とお前の事を考えて、帝国ではなく天界で裁いて欲しいと…
私もそうして欲しいとセラフィム殿にお願いしたんだ。」
寂しそうに笑う父の表情からは少なくとも母への憎しみは感じられなかった。
「お父様…
明日、私がお母様やお父様にとって辛い話をしても傷つかないで下さいね。
それは前世の私の話であって今ではない私の話ですから…」
父の手にロケットを返すと私はミルクを一気に飲みほす。
「情けない父親で悪かった。」
父が深々と頭を下げる。
「意気地無しで弱虫な娘でごめんなさい。」
私も深々と頭を下げる。
過去の悔恨を今に残さないために…
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