あだ花姫は18禁ジャンルからジャンル替えしたいみたいです。

チョコパイ

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Go for broke

Go for broke ~中編~

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「私は…怖かったんだ。
クリスティーナが私の本当の姿を見たら…

私の事を嫌うのではないかと…

尖った牙も、鋭い爪も
クリスティーナには見せたくなかった。

他の皆も同じだ。

獣人の子は生まれてすぐに立ち歩くんだ。

でもクリスティーナ、君は小さくてフニャフニャで…

触れたら壊れそうで…だから……」

声が震える。

「私と距離をとっていたのですか?

獣人だと知られたくなくて…

私から目をそらしたのですね。」

「すまなかった…意気地のない父で……」

父が初めて私に自分が獣人だと認めた時、

父は私にこう尋ねた。

『ちなみにお前の目には私はどう映るのだ?』と…

確か私は父に

『お父様は格好いい黒ライオンですわ……』

そう応えたはずだ。

あの時の父の安堵した顔を今でもはっきりと覚えている。

『その…怖くないか?
または気持ち悪くないのか?』

たたみかけるように聞いてきた父はまるで私に嫌われているかのように……

私に嫌われているかのように……

何故、気がつかなかったのだろう…


「お母様ですよね…?」

母をにらみつける。

父も気がついたのだろう、ものすごい目で母をにらみつける。

「私が父を嫌っているかのように父に思わせていたのは…」

父との鍛練の時はいつも母は神鳥になって側にいてくれた。

それは愛ではなく、監視の為だったのかも知れない…私と父が仲良くならないようにするための…

母に対して抱いていた想いが一気に崩れ去る。

「違う…違うの…クリスティーナ…本当に…」

母の言葉が虚しく響く。

今まで信じてきた母との全ての時が嘘に思える。

「ティナ…ティナ……
落ちついて…」

殿下が私の肩を抱く。

「お母様が手を回していたのですね…私が侯爵家から冷遇されるように…

私の前では良き母を演じて影では私を…」

駄目だ…こんなことを言いたいわけじゃないのに…

大きく息を吸う。

「お母様…
お母様がルシファーをけしかけたんですか?」

皆が一斉に立ち上がる。

「アクアミューズで見てしまったんです。

幼い頃、母が私に飲ませたのと同じ薬のカップを…

あれは…ルシファーの血なのですか?

前世でルシファーに犯される度に、無理矢理にルシファーの血を飲まされたんです。

血を飲むと何も考えられなくなって、ただただ快楽に溺れていくんです。

ドラゴニアでも同じカップを見ました。

ルシファーは本当にお母様に盲信していたのですね。

お母様はカップのデザインをちゃんと見たことがありますか?」

母は黙ったまま私をにらみつける。

「カップにはお母様の名前とルシファーの名前がバラの蔦の柄の中に隠されていたんですよ。」

「ミカエルそれは本当か?」

主が私を見つめる。

「後でドラゴニアからでもアクアミューズからでもカップを取り寄せて下さい。」

くっ…あははははは

母はお腹を抱えて笑いだす。

「主よ…否、お父様。
あなたが拾ってきた子供は生まれながらの闇だったと知ってどうですか?

こんな私でも愛してくれますよね?

だってお父様が言ったのですよ。

『罪を赦し、人を愛せ。』と…

だから…私を愛してくれますよね?」

目の前で高笑いする母の姿はルシファーと同じ闇を孕んでいた。
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