あだ花姫は18禁ジャンルからジャンル替えしたいみたいです。

チョコパイ

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第2章 学園編

いざ入学式へ

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朝の訓練を終え
湯浴びをすませる。

学園の制服に袖を通す。
学園と言っても、
ほとんどの女子は制服ではなく、ドレスで通学する。

婚約者がいない貴族の半数以上が、学園で将来の相手を見つける。

学園は学ぶだけではなく
貴族の社交場だ。

自分をより美しく、
また家紋の経済力を
アピールする為に、
女子はドレスを着て
登校するのだ。

「あだ花姫」での
クリスティーナも美しく
着飾っていた。
その美しさが学園編で
出会う男主人公達の目を
引いてしまったのだ。

でも、今回はぬかりはない。
通常、制服は男爵や子爵等の経済的に余裕のない下級貴族のためにある。

私が制服通学をすると
言った時、父に

「家紋に泥を塗る気か!!」

と怒鳴られたくらいだ。

「朝練の後、すぐ着替えるには制服が一番早く着替えられます。」

そう押し退けて
制服通学にしたのだけれど、いざ袖を通してわかったのだが、
制服がとても可愛いのだ。

紺ブレに白のシャツ
赤と黒のネクタイと
赤と黒のタータンチェックのフレアスカート。

「お嬢様は何を着ても
とてもお似合いです。」

ラビッが目を輝かせる。

「ありがとう。
ラビッがよく私の世話をしてくれるからだよ。」

ラビッが髪を丁寧に時間をかけブラッシングし、
スキンケアもしてくれる。
本当にラビッには感謝しかない。

「お嬢様……」
ラビッがうるうるした瞳で私を見つめる。
こんな可愛らしいラビッなのに、実はめちゃくちゃ強い。

キック力が違うのだ。
学園にはパンジーが付き添うことになるが、
ラビッでも充分いけたと思うくらいだ。


食堂に入ると、母が私に駆け寄ってくる。

「クリスティーナ、とても可愛らしいわ。」

父も満更でもない顔を見せる。

「後で新入生代表の挨拶を見に行く。」

照れ屋の父は言葉数は少ないが、気にかけてくれているのは伝わってくる。

「皇太子との婚約式だが、
来月に決まった。
しばらくの間は学園と式の準備で忙しくなると思うが無理をしないように。」

父のその言葉で
自分が皇太子の婚約者に
なったんだと改めて実感する。

「お嫁に行っちゃうみたいで、淋しいわ。」

母の言葉に動揺したのか
父がスプーンを落とす。

「嫁?だれが嫁に行くだと…契約期間つきの婚約だ。嫁になどやらん。」

父の放つ覇気に
皆、固まる。
さすが百獣の王の覇気。
家令の象獣人のエレファンすら、父の覇気にのまれているみたいだ。

母だけが何事もないような顔をしてお茶を飲んでいた。

学園までの馬車の中、
登下校の護衛として任命されたスネイクとパンジーにかこまれ…
少しだけ不安になる。

私、ちゃんと原作回避出来ているのかしら?
そもそも原作を知らない
私が回避できるのかしら?

クリスティーナを乗せた馬車は静かに学園へと向かう。

いよいよ学園編が
スタートする。
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