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学園編
女はそれを我慢できない。
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ふふふふふ…
この二年、私は誰ともパコパコしていない。
それどころか、モテたためしがない!!
スネイクはパンジーと来春、結婚するそうだし…
デミアンはエリーゼと婚約しているし…
第二皇子は今では私のお兄様だし…
そして
皇太子との婚約は立ち消え状態になった。
ここ数ヶ月、皇太子の隣には隣国の王女がぴったりと寄り添っている。
新聞の記事によると
皇太子と王女の学園卒業を待って正式に婚約するそうだ。
もともと父を側妃や教会の魔の手から守るための契約婚約だった。
だから大丈夫、この胸の痛みもいつか消えるはずだ。
「クリスティーナ、時間だぞ。」
兄のエスコートで卒業パーティーへとむかう。
皇太子と王女の卒業パーティーだ。
私は在校生代表としての挨拶の為、参加しなくては行けない。
もちろん、皇太子のパートナーは私ではない。
GameOver.
終わりは終わりだ。
始まってもいなかったのだから、終わらせることは簡単だ。
皇太子が入学式の時にくれた髪飾りを外す。
そして、兄がくれたブラックパールのダガーになるカンザシをゆるくまとめた髪にさす。
終わった試合を引きずりはしない。
それが空手の師匠であった父の教えだ。
ゴミ箱に躊躇もなく皇太子からもらったものを投げ捨てる。
「お兄様、お待たせしました。」
「忘れてたよ。」
「何を忘れてたの?」
「クリスティーナが女だっていうことを…」
ドスッ
「うっ…」
私は兄の腹に一発、拳をいれる。
「そういうところだよ。」
兄は私の額を軽く指ではじく。
私は兄の肩に顔を埋める。
「大丈夫、側にいるから。」
背中をさする兄の手は温かかった。
会場には皇太子と王女の前に入場することになる。
貴賓室には先に皇太子と王女が手を取り合い見つめあっている。
不思議とそんな二人を見ても何も感じなかった。
それどころか気持ち悪いとさえ思ってしまったのだ。
鼻の下を伸ばし下卑た男の顔をした皇太子の何処が良かったのだろうか?
カーテシーをして挨拶をすると、私は兄と二人その場を立ち去る。
「お兄様、顔色が悪いわ。
大丈夫?」
「あの厚化粧の女の香水の匂いで胃がムカついて。」
「会場に入ったらソーダ水でももらいましょう。」
「オースティン・リオン公子とクリスティーナ公女」
兄の手を取りホールへ入る。
拍手と喝采の中、笑顔をみせる。
しばらくしてから、皇太子と王女が呼ばれる。
拍手でむかえられる。
二人。
そのまま二人でファーストダンスを披露する。
拍手のあと、
卒業パーティーが始まる。
私は在校生代表としての挨拶をした後、兄のもとへ行く。
「お兄様、一曲踊ってくれませんか?」
「もちろんだよ。」
二人して手を取り合って
ホールの中央へとむかう。
あっ……踊りやすい。
兄は流れるように私をエスコートする。
「クリスティーナ、私の首に手をまわして。」
兄に言われたように、兄の首に手をまわす。
兄は私の腰を持ちクルクルと回る。
兄の目が私だけを見つめる。
兄から目が離せない。
「クリスティーナ、ずっと好きだった。」
「じゃあ、一生私だけを好きでいられる?」
「チャールズの事を言っているのか?」
「わからない……」
曲が終わると私達は手を取り合って会場を後にした。
この二年、私は誰ともパコパコしていない。
それどころか、モテたためしがない!!
スネイクはパンジーと来春、結婚するそうだし…
デミアンはエリーゼと婚約しているし…
第二皇子は今では私のお兄様だし…
そして
皇太子との婚約は立ち消え状態になった。
ここ数ヶ月、皇太子の隣には隣国の王女がぴったりと寄り添っている。
新聞の記事によると
皇太子と王女の学園卒業を待って正式に婚約するそうだ。
もともと父を側妃や教会の魔の手から守るための契約婚約だった。
だから大丈夫、この胸の痛みもいつか消えるはずだ。
「クリスティーナ、時間だぞ。」
兄のエスコートで卒業パーティーへとむかう。
皇太子と王女の卒業パーティーだ。
私は在校生代表としての挨拶の為、参加しなくては行けない。
もちろん、皇太子のパートナーは私ではない。
GameOver.
終わりは終わりだ。
始まってもいなかったのだから、終わらせることは簡単だ。
皇太子が入学式の時にくれた髪飾りを外す。
そして、兄がくれたブラックパールのダガーになるカンザシをゆるくまとめた髪にさす。
終わった試合を引きずりはしない。
それが空手の師匠であった父の教えだ。
ゴミ箱に躊躇もなく皇太子からもらったものを投げ捨てる。
「お兄様、お待たせしました。」
「忘れてたよ。」
「何を忘れてたの?」
「クリスティーナが女だっていうことを…」
ドスッ
「うっ…」
私は兄の腹に一発、拳をいれる。
「そういうところだよ。」
兄は私の額を軽く指ではじく。
私は兄の肩に顔を埋める。
「大丈夫、側にいるから。」
背中をさする兄の手は温かかった。
会場には皇太子と王女の前に入場することになる。
貴賓室には先に皇太子と王女が手を取り合い見つめあっている。
不思議とそんな二人を見ても何も感じなかった。
それどころか気持ち悪いとさえ思ってしまったのだ。
鼻の下を伸ばし下卑た男の顔をした皇太子の何処が良かったのだろうか?
カーテシーをして挨拶をすると、私は兄と二人その場を立ち去る。
「お兄様、顔色が悪いわ。
大丈夫?」
「あの厚化粧の女の香水の匂いで胃がムカついて。」
「会場に入ったらソーダ水でももらいましょう。」
「オースティン・リオン公子とクリスティーナ公女」
兄の手を取りホールへ入る。
拍手と喝采の中、笑顔をみせる。
しばらくしてから、皇太子と王女が呼ばれる。
拍手でむかえられる。
二人。
そのまま二人でファーストダンスを披露する。
拍手のあと、
卒業パーティーが始まる。
私は在校生代表としての挨拶をした後、兄のもとへ行く。
「お兄様、一曲踊ってくれませんか?」
「もちろんだよ。」
二人して手を取り合って
ホールの中央へとむかう。
あっ……踊りやすい。
兄は流れるように私をエスコートする。
「クリスティーナ、私の首に手をまわして。」
兄に言われたように、兄の首に手をまわす。
兄は私の腰を持ちクルクルと回る。
兄の目が私だけを見つめる。
兄から目が離せない。
「クリスティーナ、ずっと好きだった。」
「じゃあ、一生私だけを好きでいられる?」
「チャールズの事を言っているのか?」
「わからない……」
曲が終わると私達は手を取り合って会場を後にした。
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