あだ花姫は18禁ジャンルからジャンル替えしたいみたいです。

チョコパイ

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口は災いのもと

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腕をつかまれ引っ張られるように連れてこられたのはロマノフ公子の私室らしい。

「私は女性では抜けないんですが、リオン侯女なら出来そうな気がするんです。」

???

女性では抜けないのに、私では抜けるって、あまりにも失礼ではないか!!

それは言い換えれば、私は女性ではない。男性だと言っているようなものだ。

「はっ、笑わせてくれるわ。私は私だけを愛してくれる人がいいの。」

私はロマノフ公子の顔をマジマジと見つめ、

「セックスを、プレイするならもう少し後腐れなくプレイしなきゃ…
知ってる?
本当のプレイボーイは同じ女とは二度と寝ないものなのよ。
最低限のマナーぐらい守りなさい。
プレイボーイさん。」

煽るつもりはなかったのだが、結果的に煽っていたらしい……

「この男好き女が、もっぱらの噂だぞ。
お前が、皇太子や義兄、副会長とねているって、
よほどの名器なんだろうな、三人もの男を手玉にとるなんて……」

ピッピピピ

あっ、小鳥母様の存在を忘れていたわ……
上着越しに母が強い聖なる光を放つ……

「うわぁ!!」

ロマノフ公子が床を転げ回る。

激おこ母様はポケットから抜け出すと聖なる光を放つ美しい鳥へと変化し、光の矢となって飛び去っていく。

屋敷中から苦し気なわめき声が聞こえる。

セラフィムおじ様のいう通り、母は紛れもなく最強な戦士だ。
最強な聖なる光は全てを無に還す。

母の正義は揺るぎないものだ。
だからぶれないし、貫ける。
一方、私の正義はどこかあやふやだ。

苦しみもがくロマノフ公子を見つめながら、違和感に気がつく。

「母様、母様……」

私の呼び声に飛んでくる母も、公子の違和感に気がつく。

「ピィー」

甲高い声で一声鳴くと、母は変化をとく。

公子が私の足にすがりつく。

「主様、ごめんなさい。
もう、二度としません。
ごめんなさい。ごめんなさい。」

まるで幼子のように身体を丸めて泣きじゃくる。

母が公子のおでこに光をあてる。

「主様、助けて下さい。
主様……主様…主…」

公子が気を失ったのを確認すると、母が私の耳を引っ張って歩き出す。

「お母様、痛い…お母様…」

馬車に乗ってからもお母様の激おこはおさまらない。

屋敷につくと母はまた私の耳を掴んで父の執務室に連れていかれる。

「クリスティーナ、そこに座って手は上に、下ろせと言うまで下ろさないように。」

父が何があったか母に尋ねると、

「あなた、クリスティーナが何て言ったか知っていますか?
『セックスを、プレイするならもう少し後腐れなくプレイしなきゃ…』て、
言ったんですよ。」

あっ……言ったわ。
確かに言ったわ…。

「いつから、そんなふしだらな言葉をつかうようになったの!!」

うっ……
美久の名言を真似しただけなのに……。

口は災いのもとだわ。
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