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第六章 押してダメなら更に押せ
押して駄目なら、更に押せ!!
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これってある意味罰ゲームよね。
キラキラ輝く美しさ担当火の鳥おじ様。
愛くるしさで、可愛らしさ担当小鳥母様。
気品あふれる平和のシンボル白い鳩殿下。
真っ黒黒の3本足、鳴き声カァカァ八咫烏の私。
戦隊ものの黄色や緑だって、今はイケメンだったり、マッチョだったりするのに…
私の立ち位置といったら。
ポッポゥポゥ…
体力なし殿下を運ぶため
落とさぬよう、優しくでもガッチリと3本足で鳩殿下を掴む。
「お母さん見て、悪いカラスが綺麗な鳩を苛めてるよ。」
うっ…悪いカラス。
坊や傷つくのだよ…
やはり人は見た目で判断するのね。
ロマノフ公国付近になると嫌な生臭さが鼻につく。
母とおじ様が突然、強く光出したかと思うとものすごいスピードで飛び去っていく。
暗雲がたちこみはじめる。
今まで感じたことのない重苦しい闇がずっしりと降り注いでくる。
闇の中に二つの閃光が走る。
ギャアッー
ウワァッー
グギヤー
あちらこちらから雄叫びがあがり…
黒い炎が至る所で燃え上がる。
闇が濃くなるほど、おじ様と母様は強く光る。
地獄絵図だ。
人の形をした何かが黒い炎をあげながら、のたうちまわる。
これじゃ、どちらが悪だかわからないわ。
闇をはらうための光が、命を奪うのであれば、完全に闇は闇のままでいいのではないか?
そんな考えが頭をよぎる。
「ウワァーン、マッマ…ママァ……」
自分も黒い炎をあげながら燃えているのに、子供の炎を消そうとする母親。
抱き合いながら朽ちていく人達。
あっ…あれは!!
私は変化をといて黒い炎に包まれた母親から赤ちゃんを救い出す。
「殿下、治癒を…」
変化をといた殿下が赤ちゃんを治癒している間、
私は救い出せそうな人達を片っ端から救っていく。
よく考えればわかることなのに…国教が闇なのだからこうなることは予想できたはずなのに…
闇が濃ければ濃いほど光は強くなる。
快楽主義を主軸におく闇は、七つの大罪である
「傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲」を美徳とする。
そんな彼等に聖なる光はまさに地獄の業火だろう。
殿下と二人、黒い炎の中から救える命を探す。
正義とは何をもって正義なのだろうか?
炭と化したこの人達は、何の悪を働いたのだろうか?
どんな闇を持っていたのだろうか?
暗雲はいつの間にか消え
太陽の光がさしこむ。
殿下が私の手をとり黒い炎へと走り出す。
「ティナ、裁きの剣でどうにかならない?」
燃え盛る黒い炎の正体は妊婦さんだ。
私はイヤリングを外し裁きの薙刀をふりおろす。
殿下が黒い炎の中から赤ちゃんを取り出すと、すぐに治癒をはじめる。
ホォギャー
ホンギャー
大声をあげ泣く赤ちゃんをあやす殿下が霞んで見える。
「ティナ、大丈夫?」
私は赤ちゃんごと殿下に抱きつく。
殿下は泣きじゃくる私の髪に何度も優しくキスを
くれた。
慰めの言葉より、今の私には大きな救いとなった。
キラキラ輝く美しさ担当火の鳥おじ様。
愛くるしさで、可愛らしさ担当小鳥母様。
気品あふれる平和のシンボル白い鳩殿下。
真っ黒黒の3本足、鳴き声カァカァ八咫烏の私。
戦隊ものの黄色や緑だって、今はイケメンだったり、マッチョだったりするのに…
私の立ち位置といったら。
ポッポゥポゥ…
体力なし殿下を運ぶため
落とさぬよう、優しくでもガッチリと3本足で鳩殿下を掴む。
「お母さん見て、悪いカラスが綺麗な鳩を苛めてるよ。」
うっ…悪いカラス。
坊や傷つくのだよ…
やはり人は見た目で判断するのね。
ロマノフ公国付近になると嫌な生臭さが鼻につく。
母とおじ様が突然、強く光出したかと思うとものすごいスピードで飛び去っていく。
暗雲がたちこみはじめる。
今まで感じたことのない重苦しい闇がずっしりと降り注いでくる。
闇の中に二つの閃光が走る。
ギャアッー
ウワァッー
グギヤー
あちらこちらから雄叫びがあがり…
黒い炎が至る所で燃え上がる。
闇が濃くなるほど、おじ様と母様は強く光る。
地獄絵図だ。
人の形をした何かが黒い炎をあげながら、のたうちまわる。
これじゃ、どちらが悪だかわからないわ。
闇をはらうための光が、命を奪うのであれば、完全に闇は闇のままでいいのではないか?
そんな考えが頭をよぎる。
「ウワァーン、マッマ…ママァ……」
自分も黒い炎をあげながら燃えているのに、子供の炎を消そうとする母親。
抱き合いながら朽ちていく人達。
あっ…あれは!!
私は変化をといて黒い炎に包まれた母親から赤ちゃんを救い出す。
「殿下、治癒を…」
変化をといた殿下が赤ちゃんを治癒している間、
私は救い出せそうな人達を片っ端から救っていく。
よく考えればわかることなのに…国教が闇なのだからこうなることは予想できたはずなのに…
闇が濃ければ濃いほど光は強くなる。
快楽主義を主軸におく闇は、七つの大罪である
「傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲」を美徳とする。
そんな彼等に聖なる光はまさに地獄の業火だろう。
殿下と二人、黒い炎の中から救える命を探す。
正義とは何をもって正義なのだろうか?
炭と化したこの人達は、何の悪を働いたのだろうか?
どんな闇を持っていたのだろうか?
暗雲はいつの間にか消え
太陽の光がさしこむ。
殿下が私の手をとり黒い炎へと走り出す。
「ティナ、裁きの剣でどうにかならない?」
燃え盛る黒い炎の正体は妊婦さんだ。
私はイヤリングを外し裁きの薙刀をふりおろす。
殿下が黒い炎の中から赤ちゃんを取り出すと、すぐに治癒をはじめる。
ホォギャー
ホンギャー
大声をあげ泣く赤ちゃんをあやす殿下が霞んで見える。
「ティナ、大丈夫?」
私は赤ちゃんごと殿下に抱きつく。
殿下は泣きじゃくる私の髪に何度も優しくキスを
くれた。
慰めの言葉より、今の私には大きな救いとなった。
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