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第4章 マニリア帝国編
第30話 そして後宮の中へと
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オレが今いるのは、マニリア帝国の宮城前にある建物の一つだ。
当たり前だが外部からいきなり後宮に入れるわけではなく、オレはここで男装をはぎ取られ女装を強制される羽目となったのだ。
聖女教会で女にされてしまったときも、他の聖女と同じ貫頭衣を与えられていたが、今回はもう完全に『女の美しさを引き立てる装い』そのものだった。
「この美貌でありながら、先ほどのように男のなりをするなど、もはや『国家の損失』とすら言ってよいぞ」
「いえいえ。むしろそれでよかったかもしれませんよ」
「どういう意味じゃ?」
「もしこのお方が自らの美貌を自覚し、相応に振る舞っていたらそれこそ国の一つもつぶしていたかもしれません」
おいおい。オレはついこの前、国の一つも救って女神様と呼ばれた身だぞ。
いくら何でもその評価はあんまりだろ。
「むう……確かに『傾国の美女』とはよく言うが、まさにその実例をワシはいま目の当たりにしているのかもしれんな」
そう思っているなら、今からでも追い出してくれて結構だよ!
オレは国を傾かせかねないほど危険な存在なんですよね?!
「じゃがこの娘に限ってそれはあるまい。人がよい上に、富にも権力にも殆ど興味はないらしいからのう」
「それはどうも……」
珍しく正しい評価を下してもらった気がするが、全然嬉しくないのはなぜだろう。
「今から宮城に入って、そこでいろいろと手続きをしてもらうぞ」
「……分りました」
鏡に映る美少女は憂いを醸しつつ、静かに頷いた。
オレはマルキウスと共に馬車に乗って、城の中に入る事になった。
位置的にはもう宮城の目の前からなので、普通に歩けばいいものを、わざわざ馬車に乗せられるのは無駄な気もする。
だが自分の女装姿を衆目にさらされるのは、どうにも気恥ずかしくオレは敢えて逆らいはしなかった。
そして正門にさしかかると、群れなす衛兵は一斉に槍を掲げて敬礼する。
ええ? マルキウスはそんなに偉いの?!
そんな爺さんがどうして一人で下町に出かけていたんだ?
驚愕した俺の表情を目にとめたのか、マルキウスは自嘲の笑みを浮かべつつ説明する。
「なあに。あれはこの馬車に立てられた公務の印に敬礼しているだけじゃ。ワシが偉いのではないぞ」
そして老人はここで周囲の建物を解説し始める。
「この道の先にあるのが皇帝陛下のおわす大極殿じゃ。隣の紫宸殿では政務が執り行われておって現在、摂政を務め、先帝陛下の弟君である大公殿下がおられる――」
まるで我が事のように宮殿について語るマルキウスの姿はほとんど観光案内だ。
オレも観光でこの宮城に来ていたのなら、きっと単純に楽しめたのだろうな。
「先ほど通過した大門は内戦で焼失したものを再建したばかりじゃが、名工を集め技能の限りを尽くした彫刻と彩色が施されておるのじゃぞ」
つまりこの宮廷は内戦で受けた被害を再建中ということになる。
ならば当然、少なからぬ犠牲も出ているわけで、このファンタジー世界なら怨霊のたぐいがうろついていても不思議ではない。
怪異の原因もそこにあるのか?
いや。短絡的に決めつけるのは禁物だ。
オレが考えを巡らせていると、いきなり馬車が止まり到着を伝えるらしい銅鑼の音が鳴り響いた。
見ると紅く彩色された大きな門が、内側から開き始める。
それはオレの目には怪物が巨大な口を開けるかのように映る光景だった。
「さあ。この先が後宮じゃ」
マルキウスの言葉と共に、オレを乗せた馬車は呑み込まれるように門の中へと滑り込んでいった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
まずマルキウスは出迎えた中年の女官に書類を渡す。
「とりあえず仮の手続きは出来た。あとは長官に話を通すだけじゃ。さあ来てくれ」
一瞬、躊躇するもののここで逆らっても仕方ない。
オレは決意を固めると老人の後に続くことにするが、そこで一つの疑問があった。
「ここにはずいぶんと鏡が置いてあるんですね?」
視界内のあちこちに姿見の大きな鏡が据えられている。
この世界における鏡の値段は知らないが、元の世界のようにありふれたものではないだろう。
恐らく相当に高価なしろもののはずだが、ぱっと見でも何枚もの鏡が据えられているのだ。
「この程度なら大した事では無いぞ。何しろ宮女の部屋には一つ一つ鏡が用意されておるのじゃからな。もちろん女人達が自らの美しさを磨くためのものじゃ」
女性にとってはそれだけでもありがたいものかもしれないが、女になった自分の姿を見せつけられる度に、残った男の心を削られる気がするオレにとっては嬉しい話ではない。
「そんなことで驚いていては、とてもこの後宮で過ごせんぞ」
どうせ長居する気なんかありませんから、そんな心配は無用ですよ!
なるだけ鏡を見ないようにしつつ歩くオレの視界には、他にも気になるものが飛び込んできた。
「あれは?」
モッコやツルハシを担いだ人影が幾人も目に入ったのだ。
話によればこの後宮は老人と皇帝以外、男子禁制だったのでは?
いや。よくよく見ると、その人たちは揃って女性のようだ。
ただ彼女達には化粧気もなく、そして陽に灼け、土にまみれた姿は、どうにもこの後宮とはアンバランスな雰囲気だ。
「実はここもまだ工事中でのう。昼間は土工に入ってもらっておる。もちろん全員が雇われた女じゃ。それに宮女とは言葉を交わすことはもちろん近づく事も許されてはおらん」
「だけどその中に男が紛れて、後宮の中で隙を見てどこかに隠れ、そいつが宮女を襲った可能性もあるのでは?」
怪異の正体がそれだったとしたら、襲われた宮女には気の毒だけど、オレとしては即座に問題が片付いてラッキーな話である。
「そんな事はわしらとて真っ先に考えたに決まっておろうが」
まあそりゃそうだよね。
「土工の女は朝方、後宮に入るときに点呼され、夕方に作業を終えて出るときにも重ねて点呼される。しかもそのとき後宮の侍女が全員の身体検査もしておるのじゃ。つまり男が紛れ込む事はありえん。もちろん道具も全て検査される。妙なものを持ち込む事も、後宮のものを持ち出す事も出来んようになっておるんじゃ」
やっぱりそう甘くは無いか。
小さな落胆を膨らんだ胸のうちで握りつぶし、オレはマルキウスと共に後宮の奥へと進み、中庭へと足を踏み入れる。
そしてそこでオレは思わず、感嘆の言葉を漏らすことになる。
「これは……凄い……」
中庭には見るからに高価そうな庭石、手入れの行き届いた樹木、人工の小川、築山、更に複数の楼閣が並べられている。
石に生えたコケまで計算されているかと思えるほどの絶妙な配置により、歩く都度に新たな景色が広がる光景は、一般に開放すれば全世界から観光客が殺到する世界遺産級の文化遺産になるんじゃないか?
そしてもう一つの驚きは、後宮の中庭に面する一方に巨大な鏡が据え付けられていたことだ。
もちろん一枚ではなく、何百という鏡を枠にはめ込んで作ったものだが、それでもその鏡に映る反転した中庭の姿は、普通に見る有りようとはまた別の雰囲気を醸しだし、まるで異世界がそこに生じているかのようだ。
「こ、こんなことが……」
さすがのオレもこれには少々度肝を抜かれた。
元の世界でもこんな光景を作るにはどれだけの金がかかるか、想像だに出来なかったのだ。
しかもこの中庭で先ほどの土工の皆さんが汗をかきつつ働いているところを見ると、まだ完成はしていないらしい。
本当に完成したら、どれほどのものになるのだろうか。
「どうじゃ。凄いじゃろう。あの鏡は魔術で強化しておって、石ころをぶつけたぐらいでは傷もつかんぞ」
そりゃ野外にこんな馬鹿でかい鏡を露出させるのなら当然のことかもしれないが、ただでさえ高価な鏡にそんな処置をしたら、更に値段が跳ね上がるのは確実だろう。
「ただ傷はつかんが、コケが生えたり汚れがついたりするので、磨くのが一手間じゃがな」
確かに凄いよ。馬鹿げているほどだ。
このときオレには、この美しく、贅を尽くした壮麗な光景がどこか禍々しいものに感じられた。
宮城のように国家の威信がかかっているところなら、少々無理をしてでも外見を整えるのは分る。
国家元首の住処が荒れ果てていたら、それだけで国が乱れる原因になりかねないからな。
だけど後宮の中庭は、完成しても見せる対象は皇帝と宮女だけだ。
そんなものに莫大な金、それも民衆の収めた税金をかける。
それもつい最近、内戦をしたばかりの国がだ。
どう考えてもおかしい。
それだけでも税金を下げるか、せめて治安の向上や貧民の救済に回していれば、どれだけの民衆が助かるか分らないのだろうか。
いや。そんなことがまかり通っているからこそ、この国は衰退中なのか。
「どうした? あまりの素晴らしさにここで暮らす決意を固めてくれたのか?」
「違いますよ!」
何も感じていないらしいマルキウスの言葉に思わずオレは叫び返す。
そしてオレはひとまずこの後宮の責任者の元を訪れる事となった。
当たり前だが外部からいきなり後宮に入れるわけではなく、オレはここで男装をはぎ取られ女装を強制される羽目となったのだ。
聖女教会で女にされてしまったときも、他の聖女と同じ貫頭衣を与えられていたが、今回はもう完全に『女の美しさを引き立てる装い』そのものだった。
「この美貌でありながら、先ほどのように男のなりをするなど、もはや『国家の損失』とすら言ってよいぞ」
「いえいえ。むしろそれでよかったかもしれませんよ」
「どういう意味じゃ?」
「もしこのお方が自らの美貌を自覚し、相応に振る舞っていたらそれこそ国の一つもつぶしていたかもしれません」
おいおい。オレはついこの前、国の一つも救って女神様と呼ばれた身だぞ。
いくら何でもその評価はあんまりだろ。
「むう……確かに『傾国の美女』とはよく言うが、まさにその実例をワシはいま目の当たりにしているのかもしれんな」
そう思っているなら、今からでも追い出してくれて結構だよ!
オレは国を傾かせかねないほど危険な存在なんですよね?!
「じゃがこの娘に限ってそれはあるまい。人がよい上に、富にも権力にも殆ど興味はないらしいからのう」
「それはどうも……」
珍しく正しい評価を下してもらった気がするが、全然嬉しくないのはなぜだろう。
「今から宮城に入って、そこでいろいろと手続きをしてもらうぞ」
「……分りました」
鏡に映る美少女は憂いを醸しつつ、静かに頷いた。
オレはマルキウスと共に馬車に乗って、城の中に入る事になった。
位置的にはもう宮城の目の前からなので、普通に歩けばいいものを、わざわざ馬車に乗せられるのは無駄な気もする。
だが自分の女装姿を衆目にさらされるのは、どうにも気恥ずかしくオレは敢えて逆らいはしなかった。
そして正門にさしかかると、群れなす衛兵は一斉に槍を掲げて敬礼する。
ええ? マルキウスはそんなに偉いの?!
そんな爺さんがどうして一人で下町に出かけていたんだ?
驚愕した俺の表情を目にとめたのか、マルキウスは自嘲の笑みを浮かべつつ説明する。
「なあに。あれはこの馬車に立てられた公務の印に敬礼しているだけじゃ。ワシが偉いのではないぞ」
そして老人はここで周囲の建物を解説し始める。
「この道の先にあるのが皇帝陛下のおわす大極殿じゃ。隣の紫宸殿では政務が執り行われておって現在、摂政を務め、先帝陛下の弟君である大公殿下がおられる――」
まるで我が事のように宮殿について語るマルキウスの姿はほとんど観光案内だ。
オレも観光でこの宮城に来ていたのなら、きっと単純に楽しめたのだろうな。
「先ほど通過した大門は内戦で焼失したものを再建したばかりじゃが、名工を集め技能の限りを尽くした彫刻と彩色が施されておるのじゃぞ」
つまりこの宮廷は内戦で受けた被害を再建中ということになる。
ならば当然、少なからぬ犠牲も出ているわけで、このファンタジー世界なら怨霊のたぐいがうろついていても不思議ではない。
怪異の原因もそこにあるのか?
いや。短絡的に決めつけるのは禁物だ。
オレが考えを巡らせていると、いきなり馬車が止まり到着を伝えるらしい銅鑼の音が鳴り響いた。
見ると紅く彩色された大きな門が、内側から開き始める。
それはオレの目には怪物が巨大な口を開けるかのように映る光景だった。
「さあ。この先が後宮じゃ」
マルキウスの言葉と共に、オレを乗せた馬車は呑み込まれるように門の中へと滑り込んでいった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
まずマルキウスは出迎えた中年の女官に書類を渡す。
「とりあえず仮の手続きは出来た。あとは長官に話を通すだけじゃ。さあ来てくれ」
一瞬、躊躇するもののここで逆らっても仕方ない。
オレは決意を固めると老人の後に続くことにするが、そこで一つの疑問があった。
「ここにはずいぶんと鏡が置いてあるんですね?」
視界内のあちこちに姿見の大きな鏡が据えられている。
この世界における鏡の値段は知らないが、元の世界のようにありふれたものではないだろう。
恐らく相当に高価なしろもののはずだが、ぱっと見でも何枚もの鏡が据えられているのだ。
「この程度なら大した事では無いぞ。何しろ宮女の部屋には一つ一つ鏡が用意されておるのじゃからな。もちろん女人達が自らの美しさを磨くためのものじゃ」
女性にとってはそれだけでもありがたいものかもしれないが、女になった自分の姿を見せつけられる度に、残った男の心を削られる気がするオレにとっては嬉しい話ではない。
「そんなことで驚いていては、とてもこの後宮で過ごせんぞ」
どうせ長居する気なんかありませんから、そんな心配は無用ですよ!
なるだけ鏡を見ないようにしつつ歩くオレの視界には、他にも気になるものが飛び込んできた。
「あれは?」
モッコやツルハシを担いだ人影が幾人も目に入ったのだ。
話によればこの後宮は老人と皇帝以外、男子禁制だったのでは?
いや。よくよく見ると、その人たちは揃って女性のようだ。
ただ彼女達には化粧気もなく、そして陽に灼け、土にまみれた姿は、どうにもこの後宮とはアンバランスな雰囲気だ。
「実はここもまだ工事中でのう。昼間は土工に入ってもらっておる。もちろん全員が雇われた女じゃ。それに宮女とは言葉を交わすことはもちろん近づく事も許されてはおらん」
「だけどその中に男が紛れて、後宮の中で隙を見てどこかに隠れ、そいつが宮女を襲った可能性もあるのでは?」
怪異の正体がそれだったとしたら、襲われた宮女には気の毒だけど、オレとしては即座に問題が片付いてラッキーな話である。
「そんな事はわしらとて真っ先に考えたに決まっておろうが」
まあそりゃそうだよね。
「土工の女は朝方、後宮に入るときに点呼され、夕方に作業を終えて出るときにも重ねて点呼される。しかもそのとき後宮の侍女が全員の身体検査もしておるのじゃ。つまり男が紛れ込む事はありえん。もちろん道具も全て検査される。妙なものを持ち込む事も、後宮のものを持ち出す事も出来んようになっておるんじゃ」
やっぱりそう甘くは無いか。
小さな落胆を膨らんだ胸のうちで握りつぶし、オレはマルキウスと共に後宮の奥へと進み、中庭へと足を踏み入れる。
そしてそこでオレは思わず、感嘆の言葉を漏らすことになる。
「これは……凄い……」
中庭には見るからに高価そうな庭石、手入れの行き届いた樹木、人工の小川、築山、更に複数の楼閣が並べられている。
石に生えたコケまで計算されているかと思えるほどの絶妙な配置により、歩く都度に新たな景色が広がる光景は、一般に開放すれば全世界から観光客が殺到する世界遺産級の文化遺産になるんじゃないか?
そしてもう一つの驚きは、後宮の中庭に面する一方に巨大な鏡が据え付けられていたことだ。
もちろん一枚ではなく、何百という鏡を枠にはめ込んで作ったものだが、それでもその鏡に映る反転した中庭の姿は、普通に見る有りようとはまた別の雰囲気を醸しだし、まるで異世界がそこに生じているかのようだ。
「こ、こんなことが……」
さすがのオレもこれには少々度肝を抜かれた。
元の世界でもこんな光景を作るにはどれだけの金がかかるか、想像だに出来なかったのだ。
しかもこの中庭で先ほどの土工の皆さんが汗をかきつつ働いているところを見ると、まだ完成はしていないらしい。
本当に完成したら、どれほどのものになるのだろうか。
「どうじゃ。凄いじゃろう。あの鏡は魔術で強化しておって、石ころをぶつけたぐらいでは傷もつかんぞ」
そりゃ野外にこんな馬鹿でかい鏡を露出させるのなら当然のことかもしれないが、ただでさえ高価な鏡にそんな処置をしたら、更に値段が跳ね上がるのは確実だろう。
「ただ傷はつかんが、コケが生えたり汚れがついたりするので、磨くのが一手間じゃがな」
確かに凄いよ。馬鹿げているほどだ。
このときオレには、この美しく、贅を尽くした壮麗な光景がどこか禍々しいものに感じられた。
宮城のように国家の威信がかかっているところなら、少々無理をしてでも外見を整えるのは分る。
国家元首の住処が荒れ果てていたら、それだけで国が乱れる原因になりかねないからな。
だけど後宮の中庭は、完成しても見せる対象は皇帝と宮女だけだ。
そんなものに莫大な金、それも民衆の収めた税金をかける。
それもつい最近、内戦をしたばかりの国がだ。
どう考えてもおかしい。
それだけでも税金を下げるか、せめて治安の向上や貧民の救済に回していれば、どれだけの民衆が助かるか分らないのだろうか。
いや。そんなことがまかり通っているからこそ、この国は衰退中なのか。
「どうした? あまりの素晴らしさにここで暮らす決意を固めてくれたのか?」
「違いますよ!」
何も感じていないらしいマルキウスの言葉に思わずオレは叫び返す。
そしてオレはひとまずこの後宮の責任者の元を訪れる事となった。
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