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274、発表会パート2!
しおりを挟む今日は犬助のお遊戯会?発表会?だったので、市内にありますちょっと大きめのホール?でドキドキしたウサギです。
前回は未満児さんのチュー助の発表会でしたが、今回は以上児さんである犬助の発表会の日となりました。
去年の発表会では何のトラブルもなく踊ってくれた犬助。
今年はどうかなぁ……?とドキドキする私とクマ太郎。
発表会の開催される会場へと早めに到着でき、始まるまでの間に何故か会場前の公園にある滑り台などで遊ぶ犬助。
滑り台を滑ってまさかのお尻を濡らしてしまうというハプニングは有りましたが、無事に先生へと預けることができました。
……朝一番に滑り台は滑っちゃだめですね。
まさかの朝露で濡れていたという何とも言えない結果です。
小さなハプニングは有りましたけれど、無事に舞台の幕が上がり、列から離れることなく並んだ犬助の姿にホッとしました。
このまま順調に進むのかな、とワクワクする私とクマ太郎。
しかし、そんな油断が命取りだったのかもしれません……。
舞台上にいる犬助が何故か私とクマ太郎が座っている場所とは全然違う場所に手を振るんです。
何度も、何度も手を振る先には、私と同じような髪型に背格好の女性が居ました。
どうやら犬助はその人を私と勘違いしている様子です。
勘違いされている相手はまさか自分に知らない子どもが手を振るとは思わないでしょうから犬助へ全く反応しません。
どんなに一生懸命に手を振っても振り返してもらえないことに犬助はとうとう泣き出してしまいました。
舞台の上で泣き続ける犬助に私とクマ太郎は必死で手を振って「ここにいるよ!」とアピールします。
しかし、泣いている犬助には私とクマ太郎のアピールは全く届きません。
どうしたものか……と悩む私とクマ太郎。
犬助が悲しい気持ちのままにしておくことも嫌なので、考えた末に一つの方法を考え出しました。
それは、犬助の勘違いしている相手がいる近くに立って、周囲の迷惑にならない程度にアピールすることです!
実際に、演目と演目の僅かな時間に移動した私。
再び幕が上がった時に泣きながら現れた犬助の視界に、計画通りにしっかりと私の姿が映りました。
私が手を振ると最初は戸惑った様子は有りましたが、犬助は手を振り返して泣き止んでくれました。
その後は順調に演目を進めてくれた犬助。
犬助が踊る予定だった演目のダンスもしっかりと可愛く踊ってくれました。
ちょっとしたまさかのハプニングは有りましたけれど、可愛い犬助のダンスが見れたことが何よりも嬉しかったです。
また来年も楽しみだね、とクマ太郎と話した1日でした。
応援ありがとうございます!
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