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殺人現場
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『DO YOU WANT TO CONTINUE?』
バトルフィールドからポッドの中に意識が戻ったフェイルーラが最初に見たのは、真っ暗なポッドの画面に映し出されたこんな文字だった。
(これって、ポッドから出ずに続けて対戦出来るって事か?)
いちいち対戦ごとにポッドを出たり入ったりするのは、決闘者から見ても、ポッドのメンテナンスの観点からしても、無駄が多い。その為の措置であった。
(じゃあ、『YES』を念じて)
スナック感覚で、フェイルーラは『YES』を選択し、また意識がバトルフィールドに送られていく。
✕✕✕✕✕
「……………………あれは、何だ?」
漸く、現実を受け止めたスフィアンがジェンタールに尋ねる。
「それは、弟の、フェイルーラの、闘いへの姿勢ですか? それとも、魔力量の少ないフェイルーラが、手刀で魔物の革や身体強化した対戦相手を貫いた事ですか? それとも、それを成し得た武技に対してですか?」
「全部だ! まるで人を殺す事に忌避感のないあの姿勢も! 魔力で覆われた対戦相手をただの手刀で貫いた事も! それを成し得たと言う武技も! あれは、あれは異常だ!」
動揺するスフィアンに同意するように、ジェンタールが嘆息をこぼしてから、説明を始めようとしたところで、フェイルーラがすぐまたバトルフィールドに現れた。これにより、説明は一次中断される事となった。
✕✕✕✕✕
フェイルーラがバトルフィールドに現れると、対戦相手の杖を持った魔法使いらしき男は、フェイルーラを見た瞬間に狼狽し、それでも、
『READY! DUEL!!』
とアナウンスが流れる中、杖を前に出し、呪文の詠唱を始める。杖の機能によって眼前に半透明のバリアが張られる中でも、詠唱は止まらない。バリアを張りつつ、安全圏から魔法を放つタイプの決闘者であるようだった。
初手の魔法はジャブのようなものなのか、詠唱はそれ程長くはなく、三言で成立するような簡易な魔法であった。だが、それを唱え終えた時には、既にその魔法使いは対戦相手であるフェイルーラの姿を見失っていた。
(どこだ!?)
心の中でそう呟いたのと、背後から何かが体内に侵入したのは同時であった。
(後ろ!? いつ!?)
そんな事を考えている間に、魔法使いの心臓は握り潰され、背後に引き抜かれ、魔法使いはその仮初の命を散らしたのだった。
✕✕✕✕✕
「…………本当に、何なんだ? あの魔力量で、あの速度は出せないだろう?」
スフィアンの呟きに、ジェンタール以外の親衛隊が同意する。
「フェイルーラは、瞬間的にほぼ全ての魔力を使用する事が出来ますから」
「は?」
スフィアンは、フェイルーラが魔力量十二倍のジュウベエに勝った事は知っていたが、その情報は耳にしていなかった。
「それは……、気絶するのではないか?」
「完全に使い切る訳ではないので……」
スフィアンの指摘は尤もであり、ジェンタールもこれには苦笑いで答えるしかなかった。これにスフィアンは頬を引き攣らせる。たとえ全て使わないと言っても、魔力をほぼ一気に使うと言う事は、気絶するに等しい激痛を伴う事を、この貴賓室にいる誰もが分かっていたからだ。
「一体……」
どうなっているんだ! と叫びそうになるスフィアンの眼前で、またすぐにフェイルーラがバトルフィールドに現れた。これに心が冷えるのを感じるスフィアン。
一撃で殺しているのだから、回転率が高くなるのも当然だが、それは傍目から観れば、殺人鬼が次の獲物を求めて現れたかのようで、気持ち良いものではなかった。
現れたフェイルーラの前で、両手に短剣を持った対戦相手は、直ぐ様自身に身体強化魔法を掛ける。まずは心臓を抜き取られないように、対戦相手はその胸を両手でカバーした。フェイルーラに背後に回られるよりも早く、後ろを振り向く事は可能だと考えての戦術であった。
それに対して、フェイルーラは泰然としながら、足取り軽く対戦相手に近付いていく。どうやら今回は高速で相手の後ろを取る作戦ではないようだ。と考えた対戦相手だが、まだ油断は出来ない。と喉を鳴らしたところで、フェイルーラは対戦相手の右肩に左手を置いて、その動きを一瞬止めた次の瞬間には、右の手刀を対戦相手の左から右へ、その喉を貫いた。
咽喉の頸動脈を当然のように貫かれた対戦相手は、首から激しく血を吹き出し、気道から空気を取り込む事が出来ず、身体が弛緩した瞬間に、フェイルーラの手刀が胸を貫いた。
✕✕✕✕✕
「……………………」
✕✕✕✕✕
次にフェイルーラの対戦相手となったのは、全身をフルプレートの鎧、そして両手で大剣を握ると言う、気合いの入った相手であった。一階からフルプレートに身を包むと言う者は、あまりいない。一階で闘う決闘者と言うものは、基本的に金がないものが九割九分だ。だから金を稼ぐ為に闘技場で闘っている者たちなのだ。一階からフルプレートでガチガチに固めている者となれば、お貴族様でも多くない。
「はっはっはっはっ! 貴様の手刀がどれ程鋭かろうと、この鎧を貫く事は出来まい」
「そうだね」
当たり前のように対戦相手の言葉を肯定したフェイルーラは、
『READY! DUEL!!』
とアナウンスが流れた後は、他の対戦相手と変わらず、そこら辺をブラつくように対戦相手に近付くと、対戦相手が大上段から振り下ろした大剣を、スッと身体を横にして簡単に躱すと、返す刀でその大剣を横薙ぎに振るってきたのを軽いジャンプで躱しつつ、対戦相手の上に肩車のように座り、ゴキッとその首を180度捻ってみせるフェイルーラ。
これによって気道と頸動脈が圧迫され、脳に空気が行かなくなった対戦相手は、ものの十秒で気絶して、バトルフィールドから消えたのだった。
✕✕✕✕✕
「……………………」
✕✕✕✕✕
次に現れたのは、また魔法使いであった。今度の魔法使いはバリアを全方位に展開した。前後左右上と、どこからフェイルーラが襲撃してこようと、対応出来るようにだ。
これに対しても、フェイルーラに動揺はなかった。またまた対戦相手に不用心に近付き、一度その対戦相手の周囲を回り、「うん」と何やら一人で勝手に納得したと思ったら、指先に魔力を集中させ、トトトンとバリアを突く。するとその三ヶ所を基点に、バリアが簡単に瓦解した。
驚き目を見張る対戦相手を気にも留めず、フェイルーラは当たり前の権利のように、その胸に手刀を突き刺したのだった。
✕✕✕✕✕
「……………………」
✕✕✕✕✕
ほぼ手刀で終わった。対戦相手がバリアで防ごうとも、鎧で防ごうとも、身体強化で防ごうとも、心臓への一突きか、それが無理なら首を折る。それだけでフェイルーラは一階の対戦全十二戦を、10分掛からず全勝で終えたのだった。
✕✕✕✕✕
「……………」
スフィアンは頭の中で反芻していた。ジェンタールの言葉、『陰惨なものを目にする事になる』と言うあの言葉を。それは正しく言葉の通り、『陰惨』であった。
王都生まれの王都っ子は、幼い頃から闘技場での決闘者たちの対戦を観て育つ者が多い。それ故、ある程度は誰であれ、決闘者の闘う姿と言うものに耐性がある。
そんな王都っ子の一人であるスフィアンであっても、これは目を背けたくなる闘いであった。それは、フェイルーラの闘いが、血が滾る決闘ではなく、淡々と行われる屠殺作業のような、観た者の心を凍らせるような、闘った対戦相手にトラウマを植え付けるような、そのような闘い方だったからだ。
「…………」
最初のうちはジェンタールにフェイルーラの闘い方に付いて色々尋ねたかったスフィアンだが、今は、ジェンタールの口からフェイルーラの名を聞く事すら忌避感がある。
「どうされますか? このまま、フェイルーラの闘いを見続けますか?」
ジェンタールの口から図らずもフェイルーラの名が出て、ビクンと身体が反応するスフィアン。
「この様子ですと、フェイルーラが今日インビジブル・バーストを使うまで、どれだけ対戦を観せ続けられるか分かりませんが」
ジェンタールの言葉に、スフィアンは苦虫を噛み潰したような顔となる。まだ一階が終わったところだ。そこでこれを観せられたとなると、インビジブル・バーストまで一体何回この殺人現場を観せられなければならないのか分からない。しかし、フェイルーラがある程度階層を昇ってくるのを待って、その間他の対戦に逃げている間に、フェイルーラに目当てのインビジブル・バーストを使われては台無しだ。
今すぐにも闘技場から帰りたい気持ちと、呼び出した手前、闘技場に残り続け、フェイルーラの対戦を観続けなければならない義務感と言う二律背反に、心が圧殺されそうなスフィアンであった。
バトルフィールドからポッドの中に意識が戻ったフェイルーラが最初に見たのは、真っ暗なポッドの画面に映し出されたこんな文字だった。
(これって、ポッドから出ずに続けて対戦出来るって事か?)
いちいち対戦ごとにポッドを出たり入ったりするのは、決闘者から見ても、ポッドのメンテナンスの観点からしても、無駄が多い。その為の措置であった。
(じゃあ、『YES』を念じて)
スナック感覚で、フェイルーラは『YES』を選択し、また意識がバトルフィールドに送られていく。
✕✕✕✕✕
「……………………あれは、何だ?」
漸く、現実を受け止めたスフィアンがジェンタールに尋ねる。
「それは、弟の、フェイルーラの、闘いへの姿勢ですか? それとも、魔力量の少ないフェイルーラが、手刀で魔物の革や身体強化した対戦相手を貫いた事ですか? それとも、それを成し得た武技に対してですか?」
「全部だ! まるで人を殺す事に忌避感のないあの姿勢も! 魔力で覆われた対戦相手をただの手刀で貫いた事も! それを成し得たと言う武技も! あれは、あれは異常だ!」
動揺するスフィアンに同意するように、ジェンタールが嘆息をこぼしてから、説明を始めようとしたところで、フェイルーラがすぐまたバトルフィールドに現れた。これにより、説明は一次中断される事となった。
✕✕✕✕✕
フェイルーラがバトルフィールドに現れると、対戦相手の杖を持った魔法使いらしき男は、フェイルーラを見た瞬間に狼狽し、それでも、
『READY! DUEL!!』
とアナウンスが流れる中、杖を前に出し、呪文の詠唱を始める。杖の機能によって眼前に半透明のバリアが張られる中でも、詠唱は止まらない。バリアを張りつつ、安全圏から魔法を放つタイプの決闘者であるようだった。
初手の魔法はジャブのようなものなのか、詠唱はそれ程長くはなく、三言で成立するような簡易な魔法であった。だが、それを唱え終えた時には、既にその魔法使いは対戦相手であるフェイルーラの姿を見失っていた。
(どこだ!?)
心の中でそう呟いたのと、背後から何かが体内に侵入したのは同時であった。
(後ろ!? いつ!?)
そんな事を考えている間に、魔法使いの心臓は握り潰され、背後に引き抜かれ、魔法使いはその仮初の命を散らしたのだった。
✕✕✕✕✕
「…………本当に、何なんだ? あの魔力量で、あの速度は出せないだろう?」
スフィアンの呟きに、ジェンタール以外の親衛隊が同意する。
「フェイルーラは、瞬間的にほぼ全ての魔力を使用する事が出来ますから」
「は?」
スフィアンは、フェイルーラが魔力量十二倍のジュウベエに勝った事は知っていたが、その情報は耳にしていなかった。
「それは……、気絶するのではないか?」
「完全に使い切る訳ではないので……」
スフィアンの指摘は尤もであり、ジェンタールもこれには苦笑いで答えるしかなかった。これにスフィアンは頬を引き攣らせる。たとえ全て使わないと言っても、魔力をほぼ一気に使うと言う事は、気絶するに等しい激痛を伴う事を、この貴賓室にいる誰もが分かっていたからだ。
「一体……」
どうなっているんだ! と叫びそうになるスフィアンの眼前で、またすぐにフェイルーラがバトルフィールドに現れた。これに心が冷えるのを感じるスフィアン。
一撃で殺しているのだから、回転率が高くなるのも当然だが、それは傍目から観れば、殺人鬼が次の獲物を求めて現れたかのようで、気持ち良いものではなかった。
現れたフェイルーラの前で、両手に短剣を持った対戦相手は、直ぐ様自身に身体強化魔法を掛ける。まずは心臓を抜き取られないように、対戦相手はその胸を両手でカバーした。フェイルーラに背後に回られるよりも早く、後ろを振り向く事は可能だと考えての戦術であった。
それに対して、フェイルーラは泰然としながら、足取り軽く対戦相手に近付いていく。どうやら今回は高速で相手の後ろを取る作戦ではないようだ。と考えた対戦相手だが、まだ油断は出来ない。と喉を鳴らしたところで、フェイルーラは対戦相手の右肩に左手を置いて、その動きを一瞬止めた次の瞬間には、右の手刀を対戦相手の左から右へ、その喉を貫いた。
咽喉の頸動脈を当然のように貫かれた対戦相手は、首から激しく血を吹き出し、気道から空気を取り込む事が出来ず、身体が弛緩した瞬間に、フェイルーラの手刀が胸を貫いた。
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「……………………」
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次にフェイルーラの対戦相手となったのは、全身をフルプレートの鎧、そして両手で大剣を握ると言う、気合いの入った相手であった。一階からフルプレートに身を包むと言う者は、あまりいない。一階で闘う決闘者と言うものは、基本的に金がないものが九割九分だ。だから金を稼ぐ為に闘技場で闘っている者たちなのだ。一階からフルプレートでガチガチに固めている者となれば、お貴族様でも多くない。
「はっはっはっはっ! 貴様の手刀がどれ程鋭かろうと、この鎧を貫く事は出来まい」
「そうだね」
当たり前のように対戦相手の言葉を肯定したフェイルーラは、
『READY! DUEL!!』
とアナウンスが流れた後は、他の対戦相手と変わらず、そこら辺をブラつくように対戦相手に近付くと、対戦相手が大上段から振り下ろした大剣を、スッと身体を横にして簡単に躱すと、返す刀でその大剣を横薙ぎに振るってきたのを軽いジャンプで躱しつつ、対戦相手の上に肩車のように座り、ゴキッとその首を180度捻ってみせるフェイルーラ。
これによって気道と頸動脈が圧迫され、脳に空気が行かなくなった対戦相手は、ものの十秒で気絶して、バトルフィールドから消えたのだった。
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「……………………」
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次に現れたのは、また魔法使いであった。今度の魔法使いはバリアを全方位に展開した。前後左右上と、どこからフェイルーラが襲撃してこようと、対応出来るようにだ。
これに対しても、フェイルーラに動揺はなかった。またまた対戦相手に不用心に近付き、一度その対戦相手の周囲を回り、「うん」と何やら一人で勝手に納得したと思ったら、指先に魔力を集中させ、トトトンとバリアを突く。するとその三ヶ所を基点に、バリアが簡単に瓦解した。
驚き目を見張る対戦相手を気にも留めず、フェイルーラは当たり前の権利のように、その胸に手刀を突き刺したのだった。
✕✕✕✕✕
「……………………」
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ほぼ手刀で終わった。対戦相手がバリアで防ごうとも、鎧で防ごうとも、身体強化で防ごうとも、心臓への一突きか、それが無理なら首を折る。それだけでフェイルーラは一階の対戦全十二戦を、10分掛からず全勝で終えたのだった。
✕✕✕✕✕
「……………」
スフィアンは頭の中で反芻していた。ジェンタールの言葉、『陰惨なものを目にする事になる』と言うあの言葉を。それは正しく言葉の通り、『陰惨』であった。
王都生まれの王都っ子は、幼い頃から闘技場での決闘者たちの対戦を観て育つ者が多い。それ故、ある程度は誰であれ、決闘者の闘う姿と言うものに耐性がある。
そんな王都っ子の一人であるスフィアンであっても、これは目を背けたくなる闘いであった。それは、フェイルーラの闘いが、血が滾る決闘ではなく、淡々と行われる屠殺作業のような、観た者の心を凍らせるような、闘った対戦相手にトラウマを植え付けるような、そのような闘い方だったからだ。
「…………」
最初のうちはジェンタールにフェイルーラの闘い方に付いて色々尋ねたかったスフィアンだが、今は、ジェンタールの口からフェイルーラの名を聞く事すら忌避感がある。
「どうされますか? このまま、フェイルーラの闘いを見続けますか?」
ジェンタールの口から図らずもフェイルーラの名が出て、ビクンと身体が反応するスフィアン。
「この様子ですと、フェイルーラが今日インビジブル・バーストを使うまで、どれだけ対戦を観せ続けられるか分かりませんが」
ジェンタールの言葉に、スフィアンは苦虫を噛み潰したような顔となる。まだ一階が終わったところだ。そこでこれを観せられたとなると、インビジブル・バーストまで一体何回この殺人現場を観せられなければならないのか分からない。しかし、フェイルーラがある程度階層を昇ってくるのを待って、その間他の対戦に逃げている間に、フェイルーラに目当てのインビジブル・バーストを使われては台無しだ。
今すぐにも闘技場から帰りたい気持ちと、呼び出した手前、闘技場に残り続け、フェイルーラの対戦を観続けなければならない義務感と言う二律背反に、心が圧殺されそうなスフィアンであった。
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