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 「こ、ここはいったいどこなんだ!?」


 目が覚めると、そこはさえずりがピヨピヨと聞こえるようなのどかな森の中。


 そして、何よりも驚いたのが、自分の身体である。


 「えぇ!?なんで!?これ、エルフってこと!?」


 そう!身体が完全に、エルフなのである!


 どうやら、異世界転生して、人種も変わったようだ。


 だが、Ωという性別には変わりがないだろう。


 ギュルルルルルル…………


 「お腹空いたなぁ。」


 腹が減ったら戦はできぬ。いや、戦をする気はないが、そもそも餓死で死ぬのは嫌なので、食べ物を探す旅に出ることにした。

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 「でも、なんにもないよなぁ。お腹空いたのに、なんも食べれないなんてことある?」


 このままでは、本当に餓死してしまう!ギュルルルルルル…………と、さっきから腹の虫が鳴いているようだ。


 「ん?集落があるぞ!」


 文明をようやくみつけた。きっと、親切な人がいるであろうに。そして、その親切な人は、ボクに対して食べ物を分けてくれるだろう!


 だが、それは大きな間違いであった。


 近づくと、急に大きな大きなαが僕の回りを囲んだ。さらに、彼らは普通のαではない。αオーガであった!


 「おい、見ろよ。Ωのエルフだってよ。どうするよ?」

 「ボスからの命令だ。αのエルフは肉に、Ωのエルフは玩具に。」


 「おぉ。それはいいなぁ。久々に本物の玩具で遊べそうだ。」


 「もうムラムラしてるんだよな。たっぷりこいつに精子をかけて孕ませてやろうじゃないか!ガッハッハッハッハ!」


 お、恐ろしい!本当に孕まされてしまうのじゃないか!?

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