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俺のかわいい婚約者さま
婚約者さま 番外編7 あなたしかいらない @楓
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俺、北山 楓は色々あって及川 薫さんとの婚約を解消した。それが6年前の事だ。
大好きで大好きで気が狂いそうなくらい好きだった薫さん。
婚約を解消したからといって俺は薫さんの事を諦めたわけじゃなかった。
あの時薫さんと別れてしまったのは俺がまだ幼く、未熟だったからだ。
俺が薫さんに頼ってもらえるくらいもっと大人だったら俺たちは別れずにすんでいたと思う。
今も耳に残る薫さんの別れを告げる声。棘のように俺の心に刺さったまま痛くて痛くて……泣き出してしまいたい。
だけどきっと薫さんも泣いている。薫さんを泣かせているのは俺だ。
だから俺は泣いてはいけない。泣かずに頑張り続けるしかないんだ。
そう思い、今まで俺は頑張り続けてきた。体質のせいかどんなに鍛えても筋肉モリモリとはいかなかったけど、薫さんを楽々抱っこできるくらいにはなった。
勉強だって常にトップを走り続けているし、色々な事に手を出し貪欲なまでに知識を求めた。
お陰でどんな事が起こっても薫さんを守れるという自信を持つ事ができた。
だけどまだ俺は学生だ。せめて卒業して社会人にならなくては、そうでなければ胸を張って薫さんを迎えに行く事はできない。
大学を卒業するまであと2年。
寝て起きたら2年経っていた、なんて事になっていたらいいのに。
*****
「あの……北山くん、こないだ教えてもらったお店のケーキ……おいしかったよ」
大きな身体を丸めて恥ずかしそうに微笑むのはひとつ上の先輩、平岡 聖さん。男性Ωだ。
平岡先輩とは、突然の発情期に構内でαに襲われそうになっていたところを助けたのが縁で時たまこうやって言葉を交わしたりしている。
「そうですか。良かった。あの店は俺も好きでよく行くんですよ」
そう言ってにっこりと微笑むと先輩は顔を真っ赤にさせ、ちらちらとこちらを窺って何か言いたそうにしていた。
――うーん……。
あまりよくない傾向だ。
ただ恥ずかしがっているだけならいい。
だけど俺に対して友人以上の好意を抱いているのならそれはダメだ。
俺は少しの寂しさを感じながらこの先輩と距離をおこうと考えた。
少しだけ薫さんを思わせるクマのような先輩。
だけどこの人は薫さんじゃない。
だから――――。
「じゃあ、先輩さようなら」
いつものように別れの挨拶のフリをして告げる。
俺たちにまたはない。今日この時をもって話す事もなくなる。そういうさよなら、だ。
そのまま立ち去ろうとした。今ならまだ先輩の傷口は浅くて済む。
俺はその気もないのに思わせぶりな態度は取りたくないし、かといって冷たくしたいわけでもなかった。この先輩は俺に言い寄ってくる他のΩとは違っていたから、だから無駄に傷つけたくはないのだ。
それにこの人の笑顔は薫さんを思わせるから、先輩には幸せに笑っていて欲しい。
決してこの想いは薫さんに対するものと同じではない。
ただ何と言えばいいのか――幸せにしたい薫さんの傍にいる事ができない今、薫さんに似た先輩が幸せである事で俺は赦されている気がしたんだ。
ただの自己満足。そう、先輩の幸せを願いながらそれは自分が赦されるためだった。俺の中には薫さんとほんの少しの自分の事、それさえも薫さんの為の自分でそれ以外はないのだ。
去ろうとするが上着を掴まれ足を止める。先輩の手は小刻みに震えていた。
「――待って……」
「――何か……?」
できるだけ平坦な声で言い先輩に決定的な事を言わせないようにするが、先輩は濡れた瞳で俺の事を睨みつけるように見つめていた。
「僕はキミが……す……」
最後までは言わせてはいけない。
俺は先輩の言葉に被せるように話し出した。そして上着を掴んでいる先輩の手をゆっくり解く。
「先輩、俺ずっと好きな人がいて、その人はとても優しくて自分の事より人の事を優先させちゃうような人で、大きなクマみたいな人なんです。本当に可愛くてかわいくて……今の俺があるのはあの人がいたからで、あの人以外考えられない。大学を卒業したら番になって欲しいってお願いするつもりです」
「――そ……そう、なんだね……。クマみたいな……。僕の事容姿がダメだからって理由で断られたんじゃなくて良かった。キミにはその人しかいないんだね。僕じゃなくても他の誰にもその人には勝てない……。そういう事なら僕はこれから先もただの友人としてキミとキミの想い人の事を見守っていきたい……な」
あぁこの人は……。折角先輩に言わせないようにしたのに、台無しだ。
だけど、あなたは俺が思っていたより強い人なんですね。誤魔化しなんかいらないって跳ねのける強さがある。そして俺たちの事を見守りたいと言う。
番は薫さん以外考えられないけど、友人でいいというのなら……。
俺は友人としてあなたの幸せを見守っていきたい。
「先輩、よろしくお願いします」
「よろしくね」
俺たちは硬い握手を交わした。
*****
あれから10年。平岡先輩には会社では秘書として支えてもらっている。プライベートでも友人関係は今もずっと続いていて、薫さんと結婚してからは薫さんとも仲がいい。
二人はよく一緒に出掛けたりしているようで妬ける。が、決して顔には出さない……ように努力している。だけど二人にはお見通しのようで、くすくすと笑われてしまうがまぁいいかと思う。愛しい番と頼りになる友人の笑顔は俺を幸せにする。
俺は手の中にある結婚式の招待状を眺め友人の事を想い頬を緩めた。
「ああ、平岡さんの結婚式の招待状?お相手素敵な方みたいだね。平岡さんも素敵な方だし本当によかった」
まだ幼い奏を抱っこしたまま自分の事のように嬉しそうに笑う薫さん。
俺は薫さんを奏ごと抱きしめながら、贖罪なんかじゃなくて純粋に友人の幸せを心から願った。
-おわり-
大好きで大好きで気が狂いそうなくらい好きだった薫さん。
婚約を解消したからといって俺は薫さんの事を諦めたわけじゃなかった。
あの時薫さんと別れてしまったのは俺がまだ幼く、未熟だったからだ。
俺が薫さんに頼ってもらえるくらいもっと大人だったら俺たちは別れずにすんでいたと思う。
今も耳に残る薫さんの別れを告げる声。棘のように俺の心に刺さったまま痛くて痛くて……泣き出してしまいたい。
だけどきっと薫さんも泣いている。薫さんを泣かせているのは俺だ。
だから俺は泣いてはいけない。泣かずに頑張り続けるしかないんだ。
そう思い、今まで俺は頑張り続けてきた。体質のせいかどんなに鍛えても筋肉モリモリとはいかなかったけど、薫さんを楽々抱っこできるくらいにはなった。
勉強だって常にトップを走り続けているし、色々な事に手を出し貪欲なまでに知識を求めた。
お陰でどんな事が起こっても薫さんを守れるという自信を持つ事ができた。
だけどまだ俺は学生だ。せめて卒業して社会人にならなくては、そうでなければ胸を張って薫さんを迎えに行く事はできない。
大学を卒業するまであと2年。
寝て起きたら2年経っていた、なんて事になっていたらいいのに。
*****
「あの……北山くん、こないだ教えてもらったお店のケーキ……おいしかったよ」
大きな身体を丸めて恥ずかしそうに微笑むのはひとつ上の先輩、平岡 聖さん。男性Ωだ。
平岡先輩とは、突然の発情期に構内でαに襲われそうになっていたところを助けたのが縁で時たまこうやって言葉を交わしたりしている。
「そうですか。良かった。あの店は俺も好きでよく行くんですよ」
そう言ってにっこりと微笑むと先輩は顔を真っ赤にさせ、ちらちらとこちらを窺って何か言いたそうにしていた。
――うーん……。
あまりよくない傾向だ。
ただ恥ずかしがっているだけならいい。
だけど俺に対して友人以上の好意を抱いているのならそれはダメだ。
俺は少しの寂しさを感じながらこの先輩と距離をおこうと考えた。
少しだけ薫さんを思わせるクマのような先輩。
だけどこの人は薫さんじゃない。
だから――――。
「じゃあ、先輩さようなら」
いつものように別れの挨拶のフリをして告げる。
俺たちにまたはない。今日この時をもって話す事もなくなる。そういうさよなら、だ。
そのまま立ち去ろうとした。今ならまだ先輩の傷口は浅くて済む。
俺はその気もないのに思わせぶりな態度は取りたくないし、かといって冷たくしたいわけでもなかった。この先輩は俺に言い寄ってくる他のΩとは違っていたから、だから無駄に傷つけたくはないのだ。
それにこの人の笑顔は薫さんを思わせるから、先輩には幸せに笑っていて欲しい。
決してこの想いは薫さんに対するものと同じではない。
ただ何と言えばいいのか――幸せにしたい薫さんの傍にいる事ができない今、薫さんに似た先輩が幸せである事で俺は赦されている気がしたんだ。
ただの自己満足。そう、先輩の幸せを願いながらそれは自分が赦されるためだった。俺の中には薫さんとほんの少しの自分の事、それさえも薫さんの為の自分でそれ以外はないのだ。
去ろうとするが上着を掴まれ足を止める。先輩の手は小刻みに震えていた。
「――待って……」
「――何か……?」
できるだけ平坦な声で言い先輩に決定的な事を言わせないようにするが、先輩は濡れた瞳で俺の事を睨みつけるように見つめていた。
「僕はキミが……す……」
最後までは言わせてはいけない。
俺は先輩の言葉に被せるように話し出した。そして上着を掴んでいる先輩の手をゆっくり解く。
「先輩、俺ずっと好きな人がいて、その人はとても優しくて自分の事より人の事を優先させちゃうような人で、大きなクマみたいな人なんです。本当に可愛くてかわいくて……今の俺があるのはあの人がいたからで、あの人以外考えられない。大学を卒業したら番になって欲しいってお願いするつもりです」
「――そ……そう、なんだね……。クマみたいな……。僕の事容姿がダメだからって理由で断られたんじゃなくて良かった。キミにはその人しかいないんだね。僕じゃなくても他の誰にもその人には勝てない……。そういう事なら僕はこれから先もただの友人としてキミとキミの想い人の事を見守っていきたい……な」
あぁこの人は……。折角先輩に言わせないようにしたのに、台無しだ。
だけど、あなたは俺が思っていたより強い人なんですね。誤魔化しなんかいらないって跳ねのける強さがある。そして俺たちの事を見守りたいと言う。
番は薫さん以外考えられないけど、友人でいいというのなら……。
俺は友人としてあなたの幸せを見守っていきたい。
「先輩、よろしくお願いします」
「よろしくね」
俺たちは硬い握手を交わした。
*****
あれから10年。平岡先輩には会社では秘書として支えてもらっている。プライベートでも友人関係は今もずっと続いていて、薫さんと結婚してからは薫さんとも仲がいい。
二人はよく一緒に出掛けたりしているようで妬ける。が、決して顔には出さない……ように努力している。だけど二人にはお見通しのようで、くすくすと笑われてしまうがまぁいいかと思う。愛しい番と頼りになる友人の笑顔は俺を幸せにする。
俺は手の中にある結婚式の招待状を眺め友人の事を想い頬を緩めた。
「ああ、平岡さんの結婚式の招待状?お相手素敵な方みたいだね。平岡さんも素敵な方だし本当によかった」
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