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121話 神界から魔界へと向かう
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「まあまあ良いでは無いか。ユウキよ」
ルシフェルが制止する。
「ユウキさん、この後魔界に行きますけど」
「魔界に?何をするんだ?」
「俺の親父に会いに行くのです。俺の結婚報告ですねまずは
アキト様を紹介します」
「お前の親父と言うと『エルボルグ』か」
「はい!」
「あの人……俺苦手なんだよなぁ……未だに俺を女だと思ってて『俺の女房になってくれ』って500年前からずっと求婚されてて」
「ええ!?確かに俺の親父……700年前に母親の『メルティ』を亡くしてから生きる気力を無くしてましたからね。で、500年前にユウキ様が魔界の神に就任して親父のことだから『一目惚れ』でもしたんでしょうね…………」
「……」
(なんかこの話を聞いていると……グラウディウス殿のお父上が『男の娘』好きのロリコン変態野郎にか思えないんだけど)
(……ちょっとルシフェル様には同情します。)
そしてアキトは、魔界の王『エルボルグ・バール・ドゴール』に会いに行くことになった。
魔界に行く前にリュミエール神殿に一度立ち寄り神格を高める為に祈りを捧げる事にした
ちなみに地球からこの神殿まで来る時は女神リュミエールの神格を借りていたらしく……この神殿の神格を借りなければ神の国には来れないのだ
「では、女神リュミエールに祈りを捧げますので皆さん離れててくださいね」
アキトのその掛け声の後皆は離れる。
(よしと)
アキトは自分の持つスキルから光を放つ『神聖』と『月の女神アリアンロッドの加護(大)、地球から魔界を繫ぐ力』
(これ多分地球のあの祭壇でもらったやつだなきっと!)
「『(そんなことした覚えありませんし貰った覚えもありません!!)』」
とルナにまたもや怒られるアキト。
を使い自身の身体全体を眩い光と共に輝かせた。
「おお!」
「これが」
「アキト様」
グラウディウスが感銘を受けたかのような表情をしている……
どうやら女神リュミエールの加護は効果絶大らしく他の神々も驚嘆し祈りを捧げていた。その後すぐにまた女神様の神像に挨拶して神殿を出て魔界へ行くのだった。
魔界とこの地上界の境界線……そこに大きな門が建てられており……それを潜って魔界へと足を踏み入れる。
「ここが……」
すると、そこにはまるで中世の城の庭や庭園を思わせるような美しい花々や樹々や花々と噴水があちこちにあり、大きな屋敷が建っている。
その庭園の少し先にある一際目立つ建物……それは『魔王城』。
そうここは魔界の中でも最も強い魔族達が住まう場所でその主でもある魔王『アドミニストラー・アルスバーン』(別名『エルドリア=フォンターナ』)とその家族達及び家臣達そして、この城に仕える使用人などを含めた約1万人もの魔族(魔人)が暮らしているらしい。
アキトはまずエルドリア殿と話をする為に謁見の間まで向かう。
「おお!これはアキト様にその伴侶グラウディウス様とお付の御三方」
玉座に座するアドミニストラー殿は魔界では、かなり慕われているらしく、魔族や使用人の殆どが膝をついて挨拶をしている
(その中には魔人やエルフなどの多種多様もいる)
(凄いなぁ……流石この方の御子息だ……)
と内心思うアキトなのだった。
だがここでルシフェルとグラウディウスが跪いてエルボニー殿に挨拶する。
すると、それを見た周りの者が2人のあまりの気高さ?
美しさ?
に目が釘付けとなっていたのだがその2人はそんな事全く気にしてないようだしアキトはそれが逆に嬉しかった。
(やっぱかっこいいよね……この2人のこういう所)
2人が挨拶を終えると今度はアキトが跪こうと膝をつこうと思ったその時だった
「よしてくれ」
とエルボニー殿が制止してきたのだ
(え?どゆこと??)
と思った次の瞬間……なんと!魔王であるアドミニストラーは玉座の場所から立ちアキトの前に行き跪くのだった!
「魔王アドミニストラー・アルスバーン!!貴方様がそのような事なさるものでは……」
(いや、この御方本当になんでもありだなぁ)
そしてアドミニストラー殿はそのままの勢いで語り出した。
「お初にお目にかかります我主……『神王』よ。」
(え……今なんて?)
(僕が神王だってまさかバレてる?あのスキルと称号がバレているとか?)
「アキト……お前まさか『神王』の座にまで就いているのか?」
「実は……僕はスキルと称号で『神王』を入手していてそれがパッシブなんです」
と説明する。
「だから魔王アドミニストラー・アルスバーンが魔界の神である俺以外に跪つくとはと思ったらそういうことだったのか」
アキトはもうアドクリフだけでなく
魔界をも手玉に取るくらいに強い存在となっているようだ。
「お前はある意味全世界丸ごとの最強野郎だよ……はあ……たくっ」
ユウキは含みある言葉を投げる。
「あ……はは……はぁ」
苦笑いしかないアキト。
「素晴らしい事です……アキト様」
かなり喜んでいるグラウディウス。
エルボルグに会うために
魔界の街
『フィガロ』に向かうことにした。
フィガロの王城にエルボルグがいるのだ。
「一応俺の親父は魔界七将から退いた後はじいちゃんからフィガロ城受け継いで城主になってましてね」
ルシフェルが制止する。
「ユウキさん、この後魔界に行きますけど」
「魔界に?何をするんだ?」
「俺の親父に会いに行くのです。俺の結婚報告ですねまずは
アキト様を紹介します」
「お前の親父と言うと『エルボルグ』か」
「はい!」
「あの人……俺苦手なんだよなぁ……未だに俺を女だと思ってて『俺の女房になってくれ』って500年前からずっと求婚されてて」
「ええ!?確かに俺の親父……700年前に母親の『メルティ』を亡くしてから生きる気力を無くしてましたからね。で、500年前にユウキ様が魔界の神に就任して親父のことだから『一目惚れ』でもしたんでしょうね…………」
「……」
(なんかこの話を聞いていると……グラウディウス殿のお父上が『男の娘』好きのロリコン変態野郎にか思えないんだけど)
(……ちょっとルシフェル様には同情します。)
そしてアキトは、魔界の王『エルボルグ・バール・ドゴール』に会いに行くことになった。
魔界に行く前にリュミエール神殿に一度立ち寄り神格を高める為に祈りを捧げる事にした
ちなみに地球からこの神殿まで来る時は女神リュミエールの神格を借りていたらしく……この神殿の神格を借りなければ神の国には来れないのだ
「では、女神リュミエールに祈りを捧げますので皆さん離れててくださいね」
アキトのその掛け声の後皆は離れる。
(よしと)
アキトは自分の持つスキルから光を放つ『神聖』と『月の女神アリアンロッドの加護(大)、地球から魔界を繫ぐ力』
(これ多分地球のあの祭壇でもらったやつだなきっと!)
「『(そんなことした覚えありませんし貰った覚えもありません!!)』」
とルナにまたもや怒られるアキト。
を使い自身の身体全体を眩い光と共に輝かせた。
「おお!」
「これが」
「アキト様」
グラウディウスが感銘を受けたかのような表情をしている……
どうやら女神リュミエールの加護は効果絶大らしく他の神々も驚嘆し祈りを捧げていた。その後すぐにまた女神様の神像に挨拶して神殿を出て魔界へ行くのだった。
魔界とこの地上界の境界線……そこに大きな門が建てられており……それを潜って魔界へと足を踏み入れる。
「ここが……」
すると、そこにはまるで中世の城の庭や庭園を思わせるような美しい花々や樹々や花々と噴水があちこちにあり、大きな屋敷が建っている。
その庭園の少し先にある一際目立つ建物……それは『魔王城』。
そうここは魔界の中でも最も強い魔族達が住まう場所でその主でもある魔王『アドミニストラー・アルスバーン』(別名『エルドリア=フォンターナ』)とその家族達及び家臣達そして、この城に仕える使用人などを含めた約1万人もの魔族(魔人)が暮らしているらしい。
アキトはまずエルドリア殿と話をする為に謁見の間まで向かう。
「おお!これはアキト様にその伴侶グラウディウス様とお付の御三方」
玉座に座するアドミニストラー殿は魔界では、かなり慕われているらしく、魔族や使用人の殆どが膝をついて挨拶をしている
(その中には魔人やエルフなどの多種多様もいる)
(凄いなぁ……流石この方の御子息だ……)
と内心思うアキトなのだった。
だがここでルシフェルとグラウディウスが跪いてエルボニー殿に挨拶する。
すると、それを見た周りの者が2人のあまりの気高さ?
美しさ?
に目が釘付けとなっていたのだがその2人はそんな事全く気にしてないようだしアキトはそれが逆に嬉しかった。
(やっぱかっこいいよね……この2人のこういう所)
2人が挨拶を終えると今度はアキトが跪こうと膝をつこうと思ったその時だった
「よしてくれ」
とエルボニー殿が制止してきたのだ
(え?どゆこと??)
と思った次の瞬間……なんと!魔王であるアドミニストラーは玉座の場所から立ちアキトの前に行き跪くのだった!
「魔王アドミニストラー・アルスバーン!!貴方様がそのような事なさるものでは……」
(いや、この御方本当になんでもありだなぁ)
そしてアドミニストラー殿はそのままの勢いで語り出した。
「お初にお目にかかります我主……『神王』よ。」
(え……今なんて?)
(僕が神王だってまさかバレてる?あのスキルと称号がバレているとか?)
「アキト……お前まさか『神王』の座にまで就いているのか?」
「実は……僕はスキルと称号で『神王』を入手していてそれがパッシブなんです」
と説明する。
「だから魔王アドミニストラー・アルスバーンが魔界の神である俺以外に跪つくとはと思ったらそういうことだったのか」
アキトはもうアドクリフだけでなく
魔界をも手玉に取るくらいに強い存在となっているようだ。
「お前はある意味全世界丸ごとの最強野郎だよ……はあ……たくっ」
ユウキは含みある言葉を投げる。
「あ……はは……はぁ」
苦笑いしかないアキト。
「素晴らしい事です……アキト様」
かなり喜んでいるグラウディウス。
エルボルグに会うために
魔界の街
『フィガロ』に向かうことにした。
フィガロの王城にエルボルグがいるのだ。
「一応俺の親父は魔界七将から退いた後はじいちゃんからフィガロ城受け継いで城主になってましてね」
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