異世界で気づけば世界最強になっていた

124 懐妊した主神様は編み物に凝っているようです

神に妊娠報告して数日。
少しづつお腹に張りがでてくる。
アキトはお腹を擦り椅子で最近始めた
『編み物』をやって時間を潰す。
最初はやり方が分からず本を見てやってみたのだ。
ピコン
『編み物Lv.MAX』を取得した。
スキル【マフラー】【ベスト】【セーター】が作れるようになった。』
「え！？」と驚くユウキ。
それに気づいたアプサラス達はどうしたって？と聞くと
「あ……なんでもないです」
（これは流石に……今は黙っている方がいいかな……）
と思いながら編み物をしているとピコンとなったので再度確認をするとまたレベルが上がったみたいだったのだった。
（うーん！これ楽しいな♪）
その後ミカエルがやってきて妊娠を祝ってくれた後に
「主神様に贈り物があるのですよ。これです
編み棒と毛糸です。最近主神様『編み物』にハマってますよね。だから贈り物です。」
笑顔になり
「ありがとうミカエルさん！」
「所でいま何を編んでいるのです？」
「これは産まれてくる子供の帽子をかぎ針編みで作っているのですよ」
ピコン
『赤ちゃんの編みぐるみを作ろう！Lv.MAX取得』
『赤ちゃんの服セットが作成可能となった。
「あ……」
（やっちゃったよ！……また勝手にスキルがレベル上がるってどうなの？僕？）
ピコン♪ピコン♪ピココーンとまたレベルアップの音がなるとアキトはため息を吐きながら心の中で
（もういいや！！開き直っちゃうもんね！！）
と言いながら編み物をすると
編み物スキル【帽子、シャツ、スカート】を取得した。
1週間後
毛糸で赤ちゃん用の洋服セットを完成させる。
それをみたユウキが
「おま……何もん！？」
とビックリする
「流石は我が主で俺の奥さんであるアキト様です」
と絶賛するグラウディウス。ルシフェルも
「流石は我が主だ」
アキトはお腹がある程度出てきたので少し動き辛くなってきている。
妊娠１ヶ月半くらいである。
一応来月出産予定である。
アキトは今日は
編み棒でグラウディウス用のセーターを編んでいる。
「これって俺のですか？」
「うん！そうだよ毎日僕のために頑張っているし……あ……サイズ合ってるか合わせていい？」
「良いですよ」
ある程度出来上がってきたのでグラウディウスの背中と合わせる。
「うん！いい感じ！」
器用に毛糸を使って編み棒で編んでいく姿を見て
ユウキは
「お前もう、職人じゃん！……てか編み物スキルMAXってお前どんだけだよ……」
「えへへ♪そうかな」
ユウキはアキトのスキルを閲覧して驚く。
だってレベルMaxだし……スキルMAXだものね
しかしユウキは気になることがあってアキトのスキル一覧を再度見る。
『編み物』MAX『赤ちゃん服作り』MAX………………って！
おい！もうこれだけでよくね？
と思う。ユウキであった。
「ふんふふん……」
毛糸を指に器用に絡め
編み棒を器用に操り
グラウディウスがいつか着るであろうセーターを編んでいく。

そんな様子を見て
アプサラスはユウキを手招きする。
（？なんだ……なにか内緒話か？まさか浮気でもバレたとか！？……いやいや無いよな）
と頭の中で思いながらアプサラスに近づくと
「（実はスキルのLvMAXを取得した時にですね）」ピコン♪ ピコン♪ピコン♪ピコーン
『アキトの編み物、赤ちゃん服作りレベルMax』
「……ん？……はぁ！？」
ユウキが叫ぶ。
「『（ユウキ様……アキト様とは浮気にはなりませんよ。あの方は男性であり女性でもあるので……それに……みなで愛すべき存在ですし）』」
と言う。
アキトはユウキを見てにっこり笑顔で微笑む
ユウキが
ぶしゅっと鼻血を出して後ろに倒れる。
『アキトの笑顔は最高だ！！』
という謎の名言残し。

アキトはアプサラスにも
「いつも僕の事労わってくれてありがとうね」
と笑顔でいう
アプサラスも
鼻血を出して
後ろに倒れる
『アキト様の感謝の言葉最高ですわ！！』

ピコン
『鼻血による出血』スキルLv.1を取得した。
（あれ……アプサラスさん……ユウキさん大丈夫か！？）
と思ったのだったが、スキル【血液管理】で何とかなるだろうとスルーする事にしたアキトは ユウキ、グラウディウスのために作った。
毛糸のセーターは綺麗に形が出来上がり編み物スキルレベルMAX取得により、裁縫能力も上昇しあっという間に完成させてしまう。
「はい！できたよ！！これ着れば寒い地域でも大丈夫でしょ？？」
（（天使やぁ～））
あ！いかんまた鼻血が出る！
ピコン
『裁縫』を取得しました。
『手縫い』を取得しました。
『ガーター編み』を取得しました。
『メリヤス編み』を取得しました。
早速覚えた
『メリヤス編み』を編み棒で実行することに。
編み物レベル2を会得しました。
スキル【セーター】【ベスト】【マフラー】を作成しました。
（おお、これがまた……）
毛糸のセーター3枚と毛糸でマフラー2本が出来上がる。
もう何個でも出来そうなほどに手馴れてしまうアキト。
「（アキト様は本当に色々な意味で世界最強です）」
と思う
グラウディウスであった。