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五話
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最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする
五話
前回までのあらすじ魔法使いは勇者から解放されたい為、魔王討伐を目指すことに 一方その頃、勇者は記憶喪失になっていた
「あの……勇者様? なんでそんなに強いのに魔王討伐とかしないんですか?」
「うーん、別に僕がやりたい訳じゃないし……それに、そういう事は王様に任せればいいんだよ!」
「えっ! そうなんですか?」
「だって、そうしないと僕達帰れないじゃん!」
「確かに……」
「だから、僕は勇者なんてやりたくないんだ!」
「うーん、そうなると困りますね……」
「そうだ! 君が魔王を退治すればいいんじゃないかな!」
「はぁ……?」
「君が魔王を倒してくれたら僕は勇者を引退できるからね!」
「えっ! そうなんですか?」
「うん! だって、そうしないと僕達帰れないじゃん!」
「確かに……」
「だから、僕は勇者なんてやりたくないんだ!」
「うーん、そうなると困りますね……」
「そうだ! 君が魔王を退治すればいいんじゃないかな!」
「はぁ……?」
「君が魔王を倒してくれたら僕は勇者を引退できるからね!」
「いやいや、無理ですよ!」
「大丈夫だよ! きっとなんとかなるさ!」
「さぁ、行こう! 僕らの旅はこれからだ!」
こうして魔法使いは強制的に勇者の仲間になったのであった それから数日後、とある国に到着した そこは魔王城があるとされる国だった
「わぁ~!綺麗だね!」
「そうですね」
「早く城に行こっか!」
「はい……」
しかし、この時、魔王軍の幹部である魔導師が二人の気配を感じ取っていた
そして、次の瞬間、突然現れた巨大な魔法陣によって二人は別の場所へ飛ばされてしまった
「ここは一体どこだ?」
「わからない……」
二人が辺りを見回していると、そこに一人の男が立っていた その男は全身黒ずくめの服を着ており、いかにも怪しい雰囲気を放っていた
「よく来たな……」
「あなたがこの世界の魔王ですか?」
「あぁ、そうだ……」
「どうしてこんなことをするんだ?」
「私はただ世界を支配しようとしているだけだ……」
「そんなこと許されると思っているのか?」
「お前達に何ができる?」
「それはやってみないとわかりませんよ」
「ほう……ならば見せてもらおうか」
そう言うと魔王は二人に向かって攻撃を始めた
「喰らえ!」
魔王の放った闇属性の魔力弾は二人に命中した しかし、二人は全くダメージを受けていなかった
「なんだこれは!?」
「残念ですけど、あなたの力では僕を倒すことはできませんよ」
「くそぉ!」
すると、今度は勇者が聖剣の力を使って魔王を攻撃した
「これで終わりだ!」
しかしその時、突然何者かが現れて勇者の攻撃を防いだ
「待て!勇者よ! こいつは私が倒す!」
五話完
五話
前回までのあらすじ魔法使いは勇者から解放されたい為、魔王討伐を目指すことに 一方その頃、勇者は記憶喪失になっていた
「あの……勇者様? なんでそんなに強いのに魔王討伐とかしないんですか?」
「うーん、別に僕がやりたい訳じゃないし……それに、そういう事は王様に任せればいいんだよ!」
「えっ! そうなんですか?」
「だって、そうしないと僕達帰れないじゃん!」
「確かに……」
「だから、僕は勇者なんてやりたくないんだ!」
「うーん、そうなると困りますね……」
「そうだ! 君が魔王を退治すればいいんじゃないかな!」
「はぁ……?」
「君が魔王を倒してくれたら僕は勇者を引退できるからね!」
「えっ! そうなんですか?」
「うん! だって、そうしないと僕達帰れないじゃん!」
「確かに……」
「だから、僕は勇者なんてやりたくないんだ!」
「うーん、そうなると困りますね……」
「そうだ! 君が魔王を退治すればいいんじゃないかな!」
「はぁ……?」
「君が魔王を倒してくれたら僕は勇者を引退できるからね!」
「いやいや、無理ですよ!」
「大丈夫だよ! きっとなんとかなるさ!」
「さぁ、行こう! 僕らの旅はこれからだ!」
こうして魔法使いは強制的に勇者の仲間になったのであった それから数日後、とある国に到着した そこは魔王城があるとされる国だった
「わぁ~!綺麗だね!」
「そうですね」
「早く城に行こっか!」
「はい……」
しかし、この時、魔王軍の幹部である魔導師が二人の気配を感じ取っていた
そして、次の瞬間、突然現れた巨大な魔法陣によって二人は別の場所へ飛ばされてしまった
「ここは一体どこだ?」
「わからない……」
二人が辺りを見回していると、そこに一人の男が立っていた その男は全身黒ずくめの服を着ており、いかにも怪しい雰囲気を放っていた
「よく来たな……」
「あなたがこの世界の魔王ですか?」
「あぁ、そうだ……」
「どうしてこんなことをするんだ?」
「私はただ世界を支配しようとしているだけだ……」
「そんなこと許されると思っているのか?」
「お前達に何ができる?」
「それはやってみないとわかりませんよ」
「ほう……ならば見せてもらおうか」
そう言うと魔王は二人に向かって攻撃を始めた
「喰らえ!」
魔王の放った闇属性の魔力弾は二人に命中した しかし、二人は全くダメージを受けていなかった
「なんだこれは!?」
「残念ですけど、あなたの力では僕を倒すことはできませんよ」
「くそぉ!」
すると、今度は勇者が聖剣の力を使って魔王を攻撃した
「これで終わりだ!」
しかしその時、突然何者かが現れて勇者の攻撃を防いだ
「待て!勇者よ! こいつは私が倒す!」
五話完
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