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出来たトルティーヤを真ん中辺りから
斜めに切り

お皿に盛り付ける

多めに作っていた為、女将さんにも後で持っていこうと何個か別のお皿にトルティーヤを置いている中


ふと視線を感じたのでそちらに目をやる


ジーーーーーッ


文字通り
ジンさんがこちらを凝視していた


彩葉は料理をしていて気が付かなかったが
ジンは彩葉の作る見たことも無い料理が気になり
時々凝視していたのだが彩葉が知るはずもない


そんなジンの視線に気が付き
笑みを浮かべ声を掛けたのだった


「ジンさん出来ました~!!トルティーヤです!!」


「トル、トルなんだって??」

聞いたことも無い料理名にジンは困惑


「トルティーヤです!出来たばかりなんで、良かったら一緒に食べませんか??」

丁度お客さんもいなくなっていた事もあり
ジンはこの謎の料理を食べさせて貰うことにした


お腹が減っていた彩葉は

いただきます!と言うや否や
トルティーヤを手に取りがぶりと一口


足りない食材もあったものの、
美味しく出来ていたようで
とても幸せそうに口をモグモグしている


そんな様子を横目で見つつ
ジンも彩葉と同じようにトルティーヤをがぶりと一口食べる

「うめぇ!!!」

目を見開き思わず一言
そしてその後は何かを考えるように
ジンはトルティーヤを食べていた


美味しいと言われた彩葉はと言うと

自分の作ったトルティーヤを幸せそうに
マイペースに食べ続けていたので
ジンの声は聞こえてなかったりする


ごちそうさまでした。と食べ終わった彩葉はお皿を片付け

先程別にお皿に取っておいたトルティーヤを持ち
女将さんのもとへ行こうとキッチンを出ていこうとする彩葉


「まてまて!彩葉どこ行く!話したいことがある」

ジンは慌てて彩葉に声を掛けるのであった


そんなジンの様子に首を傾げながら

女将さんにトルティーヤを持っていこうと思っている事を伝え、渡したらまたキッチンに戻ってくると言い先に女将さんのもとへ向かうことにした


受付にいた女将さんに彩葉が作ったトルティーヤを渡すと女将さんはありがとうと嬉しそうし、受付の後ろにあるドアを開け彩葉にこっちよ!と中に入るように言った

中は小さめな部屋になっていて、机に椅子と
お客さんが居ない時は休憩出来るようになっている
 

女将さんはお皿を机に置き椅子に腰をかけた


「丁度お昼ご飯食べようとしていたのよ!これはどうやって食べれば良いのかしら?」


彩葉の作ったトルティーヤを今食べてくれるらしい


そんな女将さん心遣いに嬉しくなりつつ
そのまま手に取りがぶりと食べるように勧めた。


女将さんは彩葉に言われた通り
トルティーヤを手に取るとがぶりと一口食べる


「うわ~すごく美味しいわ~!!!初めて食べる料理ね!」

と女将さんは目をキラキラさせ料理を褒めてくれた


女将さんはジンさんも彩葉の作った料理を食べたのか聞いてきて来て食べた事を伝えると女将さんは何かを考えるようにし、ジンさんに何か言われなかった?と聞かれた


そう言えばと

トルティーヤを渡したら戻ると言った事をすっかり忘れていた彩葉は女将さんにその事を伝え

急いでキッチンに戻るのであった



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寝ぼけて小説削除をしてしまい、復旧してもらうのに時間が掛かりました。
しおりを挟んで頂いていた方消えてしまっているかもしれません。申し訳ございません(泣
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