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1 エイレーネーの野望
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晴天の下。王城のテラスで、お兄様が「平民出身の娘を娶りたい」と言った時、自分の耳を疑った。
「失礼ですが、ジェイドお兄様。今、なんと?」
「だからな」
金鉱石を思わせる、鈍く輝く金の巻髪。
内から光を放つ、切れ長のアメジスト。
王家の特徴を全て発現した兄が、端正な顔を朱に染めて、再度口を開いた。
「アンを娶りたいんだ。正妃として」
ぴちちち、と鳥の囀りが聞こえる。
アン。そのような名前の娘は、結婚適齢期の令嬢にはいない。思わず眉を顰めてしまう。
「正気ですか? 姓を持たない者を、正妃に? ……妾でさえああだこうだと言われるのに。よりによって、正妃に据えるのですか!?」
前のめりになってしまったのは、言うまでもないだろう。お兄様はたたらを踏んで、私の肩を押し留めるように掴んだ。頬は赤いまま、蕩けるような笑顔を浮かべて。
「貴族連中の言うことなど放っておけば良いんだ。アンは素晴らしい女性なんだから、皆すぐに認めてくれる」
溜息が止まらなかった。
頬を引っ叩いてやれば正気に戻るかと思ったが、肩を抑えられていることもあり、手が出せない。
私の肩を掴んでいるお兄様の手を握り、睨みつける。淡いアメジストの瞳は、焦点が定まっていなかった。どうせアンとかいう小娘を眺めているのだろう。全く呆れて物も言えない。
「哀れなお兄様。恋に目が眩んでおられるのね。悪い事は言わないから、せめて妾として側に置いたらどう? 誰も幸せにならないわよ」
「口が過ぎるぞ、エイレーネー」
「そうかしら。私、至極真っ当な事を言っているはずだけど」
む、っと怒りを露わにするお兄様を横目に、私はこれから起こりうる事を想像した。
王妃とは、国母である。
国王を支え、諌め、共に歩んでいく唯一の存在だ。政治的裁量権は無いに等しいが、しかし、その一挙手一投足が国民の規範で無くてはならない。場合によっては、王妃の軽率な発言は国王の真意と揶揄され、反感のタネになり得る。
兎にも角にも、“教育された存在”でなくては務まらないのだ。加えて、昨今の王家は民衆への人気取りが過ぎて、貴族達への心象が悪い。お兄様は、社交界で影響力のあるエルサム伯爵家と婚約するのだと思っていたが……。
当然、お兄様も分かっているはずだ。
分かっていて、このような愚行に及んでいるのだ。
「アンの事を知りもしないで、勝手な事を言わないでくれ。それに、もう決定事項だ。後見人を用意して、彼女をそれなりの地位に立たせてやるつもりだよ」
「はぁ!?」
反射的にお兄様の首元目掛けて腕を伸ばした。結局、指先が掠る位置で掴まれて阻止されたけど。お兄様は私の手を掴みながら、ニコニコと微笑んでいる。
「アンの後継人はお前だ、エイレーネー」
ガン、と頭を殴られたような衝撃に襲われる。
「……そこまで堕ちたの、お兄様。私、爵位も何も無い、ただの小娘なのだけれど……?」
「ああ。だからお前に土地をやって、爵位を授与しようと思う。女性教育に力を入れてきたお前なら、前年度までの功績で十分爵位授与に値するだろう」
お兄様の迷いの無い発言に、吐き気を催す。
爵位なんて授与されてしまえば、私は永遠に、この貴族社会に囚われる羽目になる。この、悪意と嘲笑が入り混じる、権威だけの世界に!
私は唇を噛んだ。
絶対に、絶対に嫌だ。
嫌だが──拒絶する力が無い。
今も物理的に腕を取られ、精神的に圧をかけられる有様だ。私は所詮、王族の末娘。王家の心象を良くするだけの存在なのだ。自我を薄めて国民のために生きるのが嫌で、わざわざ女性活躍の政策を推し進め、私が生きる基盤を固めてきたのに!
「お前も分かっているな、エイレーネー。何が1番得策か」
血の気が引く思いだった。
それでも、無理やり笑顔を作る。
目の奥を憎しみで激らせながら。
「ええ、勿論。理解していますわ、お兄様。全ては国民のために」
お兄様もうっそりと笑う。
仄暗く、しかし絶対の自信を感じさせる、力強い輝きを瞳に灯していた。
「全ては国民のために」
──そんなやりとりの後、アンは王家にやってきた。
アンと初めて会った場所は、王城に設けられた私の私室だった。メイドに連れられてきた野暮ったい格好の娘は、キョトキョトと調度品を見回した後、中央に座す私を見てハッとした。
この時の私は、黄金の髪をキッチリ結い上げて、ダークブラウンの粉で瞼を彩っていた。紫紺の瞳が映えるように、深く、濃く。
「は、はじめまして、エイレーネー様! アンと申します、よろしくお願いします」
アンは元気よく挨拶した後、大きくお辞儀した。射干玉の長髪が勢いよく揺れて、私の顔に風がかかる。綺麗に上体を起こした後は、少し潤んだ茶色の瞳を真っ直ぐ私に向けてきた。私より1、2歳は上だろうか。それなのに、この幼稚な振る舞い。
扇子で口元を隠しながら、溜息を漏らす。
「やり直し」
メイドの眉が跳ねた。
アンはキョトンとした顔で、返事もせずに私を見ている。私は扇子を片手で閉じて、アンに向けた。私のアメジストの瞳には、これでもかというくらい嫌悪感が滲んでいることだろう。
「聞こえなかったようですね。やり直しです。入室から、やり直して」
想像以上に硬い声が出た。
アンは顔を真っ青にさせて、スカートをきつく握りしめる。
「あ、あの……あたし、何か……」
私は溜息混じりに立ち上がって、怯えきったアンを見上げた。
「何か? “何が悪かったか”と仰りたいのですか? でしたら、私も率直に申し上げましょう。全てです」
ヒールを履いている私と、踵を盛っていないアンでは、身長差が殆どない。
(お兄様は背が高いから、そういう意味では相応しいかしら)
逆に言えば、それ以外がてんでダメなのだけど。私はアンの肩を扇子で撫でた。ビクッと跳ねた後、小刻みに震える。
「私の私室を許可なく見回したこと。調度品を見て興奮を露わにしたこと。部屋の主の存在を見落としていたこと。大袈裟な礼に、大きすぎる声。そして、不躾に私を見つめた事!」
アンは生唾を飲んで、視線を下げた。
射干玉の髪がアンを覆う。
身分の割に質の良い髪質だが、扇子にあたる髪の感触が不快だった。私はアンの髪を扇子で払う。
「良いですか、アン。貴女が見つめた全ては、民の物なのです。私の物でも、貴女の物でもない。これらは全て、民の血税により賄われた物。民の努力により、王族は生きながらえているの。私も、城も、その象徴に過ぎない」
「民の、努力……」
アンが虚な目で繰り返した。
私は力強く頷く。
「そうです。貴女が安易に見て、感嘆し、消費して良い物ではない。王族とは権威。王族とは象徴。王族とは、民。王族とは、この世で最も煌びやかで、正しい存在でなくてはなりません。ですから、我々に失敗は許されない」
アンはぼんやりと私を見つめた。実感の無さそうな、だらしない顔をしている。
舌打ちを飲み込んだ。先が思いやられる。ジェイドが何故アンを選んだのか分からない。この娘に私を当てがった理由も、考えたくなかった。
「この際、格好のことは良しとしましょう。まずは基本的なことから固めましょうね。貴女はお兄様の正妃。もとい、国母となるんですから」
「は、はい……」
「では、今日のところはこの辺で。貴女も、アンを連れて部屋に戻りなさい」
涙声。アンは視線を上げずに頷いて、退室しようとした。メイドが私を一瞥し、アンに続こうとする。私はその様を見て、あ、と声を漏らした。
「お待ちなさい、アン」
アンはまた肩を跳ね上げて、ゆるゆると私に向き直る。
「カーテシーはご存知?」
アンは茶色の瞳を大きく見開いた後、所在なさげに首を振った。横に。私は口元を隠さないで、細いため息を吐く。脳裏に浮かぶのは、敬愛すべき実兄ジェイドの笑顔。今すぐにでもぶん殴ってやりたい。
「そこからなのね……」
アンの姿が目に入る。
焦点の定まらない大きな茶色の瞳。その奥に、何か燻る物が見える。よくよく見れば、目尻がつり上がっていた。本当に、ごく僅かだっらけれど。
(あら。一丁前に腹でも立てているの?)
私は笑いそうになって、口の中を噛んだ。
存外やる気があるらしい。
(この状況、使えるわね)
アンを扱いて、私以上の貴人にする。
頑張るアンを見て、ジェイドもモチベーションを上げる。アンは権力を振り翳して、私に復讐する。命は取られないだろう。腐っても王族なのだから、私怨で己の手を汚すような裁定は許されない。王族は、常に煌びやかでいなければならないから。
とすると、妥当なのは王家追放だろうか。
そうすれば、私は晴れて貴族を辞められるのだ。
その結論に至った瞬間、脳裏に、若草色の髪をした少年の姿が過ぎる。
『貴族という枷が無ければ、僕たちは自由だっただろうか』
(ええ。そう。そうね。きっとそうよ──私が証明してあげるわ)
背を這い上がる熱意が、自然と私の顔に笑みを作る。やってやろうではないか。未来の王妃に恨まれて、華麗に平民へと身を堕としてやろう。そして、その先に、貴族では味わえない自由があったと証明してやる。
他ならぬ我が婚約者、マクスウェル公爵に。
「失礼ですが、ジェイドお兄様。今、なんと?」
「だからな」
金鉱石を思わせる、鈍く輝く金の巻髪。
内から光を放つ、切れ長のアメジスト。
王家の特徴を全て発現した兄が、端正な顔を朱に染めて、再度口を開いた。
「アンを娶りたいんだ。正妃として」
ぴちちち、と鳥の囀りが聞こえる。
アン。そのような名前の娘は、結婚適齢期の令嬢にはいない。思わず眉を顰めてしまう。
「正気ですか? 姓を持たない者を、正妃に? ……妾でさえああだこうだと言われるのに。よりによって、正妃に据えるのですか!?」
前のめりになってしまったのは、言うまでもないだろう。お兄様はたたらを踏んで、私の肩を押し留めるように掴んだ。頬は赤いまま、蕩けるような笑顔を浮かべて。
「貴族連中の言うことなど放っておけば良いんだ。アンは素晴らしい女性なんだから、皆すぐに認めてくれる」
溜息が止まらなかった。
頬を引っ叩いてやれば正気に戻るかと思ったが、肩を抑えられていることもあり、手が出せない。
私の肩を掴んでいるお兄様の手を握り、睨みつける。淡いアメジストの瞳は、焦点が定まっていなかった。どうせアンとかいう小娘を眺めているのだろう。全く呆れて物も言えない。
「哀れなお兄様。恋に目が眩んでおられるのね。悪い事は言わないから、せめて妾として側に置いたらどう? 誰も幸せにならないわよ」
「口が過ぎるぞ、エイレーネー」
「そうかしら。私、至極真っ当な事を言っているはずだけど」
む、っと怒りを露わにするお兄様を横目に、私はこれから起こりうる事を想像した。
王妃とは、国母である。
国王を支え、諌め、共に歩んでいく唯一の存在だ。政治的裁量権は無いに等しいが、しかし、その一挙手一投足が国民の規範で無くてはならない。場合によっては、王妃の軽率な発言は国王の真意と揶揄され、反感のタネになり得る。
兎にも角にも、“教育された存在”でなくては務まらないのだ。加えて、昨今の王家は民衆への人気取りが過ぎて、貴族達への心象が悪い。お兄様は、社交界で影響力のあるエルサム伯爵家と婚約するのだと思っていたが……。
当然、お兄様も分かっているはずだ。
分かっていて、このような愚行に及んでいるのだ。
「アンの事を知りもしないで、勝手な事を言わないでくれ。それに、もう決定事項だ。後見人を用意して、彼女をそれなりの地位に立たせてやるつもりだよ」
「はぁ!?」
反射的にお兄様の首元目掛けて腕を伸ばした。結局、指先が掠る位置で掴まれて阻止されたけど。お兄様は私の手を掴みながら、ニコニコと微笑んでいる。
「アンの後継人はお前だ、エイレーネー」
ガン、と頭を殴られたような衝撃に襲われる。
「……そこまで堕ちたの、お兄様。私、爵位も何も無い、ただの小娘なのだけれど……?」
「ああ。だからお前に土地をやって、爵位を授与しようと思う。女性教育に力を入れてきたお前なら、前年度までの功績で十分爵位授与に値するだろう」
お兄様の迷いの無い発言に、吐き気を催す。
爵位なんて授与されてしまえば、私は永遠に、この貴族社会に囚われる羽目になる。この、悪意と嘲笑が入り混じる、権威だけの世界に!
私は唇を噛んだ。
絶対に、絶対に嫌だ。
嫌だが──拒絶する力が無い。
今も物理的に腕を取られ、精神的に圧をかけられる有様だ。私は所詮、王族の末娘。王家の心象を良くするだけの存在なのだ。自我を薄めて国民のために生きるのが嫌で、わざわざ女性活躍の政策を推し進め、私が生きる基盤を固めてきたのに!
「お前も分かっているな、エイレーネー。何が1番得策か」
血の気が引く思いだった。
それでも、無理やり笑顔を作る。
目の奥を憎しみで激らせながら。
「ええ、勿論。理解していますわ、お兄様。全ては国民のために」
お兄様もうっそりと笑う。
仄暗く、しかし絶対の自信を感じさせる、力強い輝きを瞳に灯していた。
「全ては国民のために」
──そんなやりとりの後、アンは王家にやってきた。
アンと初めて会った場所は、王城に設けられた私の私室だった。メイドに連れられてきた野暮ったい格好の娘は、キョトキョトと調度品を見回した後、中央に座す私を見てハッとした。
この時の私は、黄金の髪をキッチリ結い上げて、ダークブラウンの粉で瞼を彩っていた。紫紺の瞳が映えるように、深く、濃く。
「は、はじめまして、エイレーネー様! アンと申します、よろしくお願いします」
アンは元気よく挨拶した後、大きくお辞儀した。射干玉の長髪が勢いよく揺れて、私の顔に風がかかる。綺麗に上体を起こした後は、少し潤んだ茶色の瞳を真っ直ぐ私に向けてきた。私より1、2歳は上だろうか。それなのに、この幼稚な振る舞い。
扇子で口元を隠しながら、溜息を漏らす。
「やり直し」
メイドの眉が跳ねた。
アンはキョトンとした顔で、返事もせずに私を見ている。私は扇子を片手で閉じて、アンに向けた。私のアメジストの瞳には、これでもかというくらい嫌悪感が滲んでいることだろう。
「聞こえなかったようですね。やり直しです。入室から、やり直して」
想像以上に硬い声が出た。
アンは顔を真っ青にさせて、スカートをきつく握りしめる。
「あ、あの……あたし、何か……」
私は溜息混じりに立ち上がって、怯えきったアンを見上げた。
「何か? “何が悪かったか”と仰りたいのですか? でしたら、私も率直に申し上げましょう。全てです」
ヒールを履いている私と、踵を盛っていないアンでは、身長差が殆どない。
(お兄様は背が高いから、そういう意味では相応しいかしら)
逆に言えば、それ以外がてんでダメなのだけど。私はアンの肩を扇子で撫でた。ビクッと跳ねた後、小刻みに震える。
「私の私室を許可なく見回したこと。調度品を見て興奮を露わにしたこと。部屋の主の存在を見落としていたこと。大袈裟な礼に、大きすぎる声。そして、不躾に私を見つめた事!」
アンは生唾を飲んで、視線を下げた。
射干玉の髪がアンを覆う。
身分の割に質の良い髪質だが、扇子にあたる髪の感触が不快だった。私はアンの髪を扇子で払う。
「良いですか、アン。貴女が見つめた全ては、民の物なのです。私の物でも、貴女の物でもない。これらは全て、民の血税により賄われた物。民の努力により、王族は生きながらえているの。私も、城も、その象徴に過ぎない」
「民の、努力……」
アンが虚な目で繰り返した。
私は力強く頷く。
「そうです。貴女が安易に見て、感嘆し、消費して良い物ではない。王族とは権威。王族とは象徴。王族とは、民。王族とは、この世で最も煌びやかで、正しい存在でなくてはなりません。ですから、我々に失敗は許されない」
アンはぼんやりと私を見つめた。実感の無さそうな、だらしない顔をしている。
舌打ちを飲み込んだ。先が思いやられる。ジェイドが何故アンを選んだのか分からない。この娘に私を当てがった理由も、考えたくなかった。
「この際、格好のことは良しとしましょう。まずは基本的なことから固めましょうね。貴女はお兄様の正妃。もとい、国母となるんですから」
「は、はい……」
「では、今日のところはこの辺で。貴女も、アンを連れて部屋に戻りなさい」
涙声。アンは視線を上げずに頷いて、退室しようとした。メイドが私を一瞥し、アンに続こうとする。私はその様を見て、あ、と声を漏らした。
「お待ちなさい、アン」
アンはまた肩を跳ね上げて、ゆるゆると私に向き直る。
「カーテシーはご存知?」
アンは茶色の瞳を大きく見開いた後、所在なさげに首を振った。横に。私は口元を隠さないで、細いため息を吐く。脳裏に浮かぶのは、敬愛すべき実兄ジェイドの笑顔。今すぐにでもぶん殴ってやりたい。
「そこからなのね……」
アンの姿が目に入る。
焦点の定まらない大きな茶色の瞳。その奥に、何か燻る物が見える。よくよく見れば、目尻がつり上がっていた。本当に、ごく僅かだっらけれど。
(あら。一丁前に腹でも立てているの?)
私は笑いそうになって、口の中を噛んだ。
存外やる気があるらしい。
(この状況、使えるわね)
アンを扱いて、私以上の貴人にする。
頑張るアンを見て、ジェイドもモチベーションを上げる。アンは権力を振り翳して、私に復讐する。命は取られないだろう。腐っても王族なのだから、私怨で己の手を汚すような裁定は許されない。王族は、常に煌びやかでいなければならないから。
とすると、妥当なのは王家追放だろうか。
そうすれば、私は晴れて貴族を辞められるのだ。
その結論に至った瞬間、脳裏に、若草色の髪をした少年の姿が過ぎる。
『貴族という枷が無ければ、僕たちは自由だっただろうか』
(ええ。そう。そうね。きっとそうよ──私が証明してあげるわ)
背を這い上がる熱意が、自然と私の顔に笑みを作る。やってやろうではないか。未来の王妃に恨まれて、華麗に平民へと身を堕としてやろう。そして、その先に、貴族では味わえない自由があったと証明してやる。
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