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迷子の竜、お城に行く
王子様襲来 後編
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Sideポチ
ポチは都から村に戻って、また身体がひとまわり大きくなった。コニーを背中に乗せることができるくらいの大きさである。
しかし、まだコニーを乗せては飛ぶことができない。
「早く空のお散歩したいね」
コニーにねだられるので、ポチだってこれから一段と練習するつもりである。
ただし、火を吹くのは格段に上手くなった。青い竜のおかげで、コツをつかんだのだ。
その甲斐あって、コニー一家は炭焼き仕事が楽になった。家族の一員として役に立てて、ポチとしても満足である。
そんなポチがコニーと共に、のんびりライフを満喫している時。村に不審者が現れた。
なんと、その不審者は王子様だという。
そこまではわかったものの、その王子様がここへなにをしに来たのかが不明である。それをどうやって聞くか、みんなで話し合いをした。
「まずは、あの調子で話になるかな?」
ピートが言うには、王子様は極度の対人恐怖症らしい。視線を合わせると動悸息切れが始まり、会話しようとすると息が止まりそうになるとか。
――そんな性格で、よく王子様家業をやっていられるのである。
ポチは変に感心してしまった。
「人相手だとダメなら、ポチちゃんならどうかしら?」
母親の提案で、ポチはメッセージカードをくわえて、王子様に突撃することになった。その距離は五メートル。対人恐怖症の王子様が他人と接する時の適正距離らしい。
その距離を保とうとするならば、当然家の中での会話は無理というもの。五メートルの距離は、繊細な相談事をするには不向きである。
――よく普通に生活できるのである。
ポチはまたもや感心する。
「これ王子よ、何用であるか?」
カードをくわえてモゴモゴした声で、ポチは尋ねた。
「……」
ポチがくわえるカードを読み取った王子様は、しばしの間葛藤した様子を見せた後、小声でぼそぼそと話した。それを聞いたポチは、コニーたちの元へ戻る。
「なんて言ってたのー?」
突撃した結果を聞くコニーに、ポチは教えてやった。
「今緊張して死にそうなので、話は少し待ってほしいそうである」
つまりは、全く話になっていないのである。
「全く治ってないね」
「困った王子様だわ~」
ピートはやれやれと肩をすくめ、母親はのほほんと微笑むのだった。
その後、ポチは王子様とコニーたちの間を、メッセンジャーよろしく行ったり来たりした。人間は怖いが動物は平気なようである。いや、動物ではなくポチはれっきとした竜であるのだが。
「王子は親友であるピートに、相談したいことがあってやってきたらしい」
ようやくこの話を聞き出すまでに、実に一時間を要した。その上王子様が小声でボソボソ話すおかげで会話がし辛い。何度イライラして燃やしてやろうかと思ったことか。
――我ながら、慈悲深き竜である。
ポチは己の忍耐を褒めた。
だがここで、問題が発生した。
「……疲れたのである」
ポチが最近の運動不足もあってか、行ったり来たりの繰り返しでへばってしまったのである。メッセンジャーポチが脱落して、王子様との会話手段を絶たれてしまった。
そんな絶体絶命(?)な状況を打破してくれたのは、意外な存在であった。
Sideコニー
「どうするー?」
「もう面倒だから、放っておこうか」
「まあまあ、どうしましょうか?」
コニー、ピート、母親はそれぞれ代案が出ず、本気で王子様の放置を検討しかけていた時。
ばっさばっさと、風を切る音がしたかと思ったら、大きな青い影が頭上を過ぎる。
「よいしょっと」
ドシン!
コニーの家の隣の空き地に、青い竜が着地した。
「アオさんだ。こんにちわ」
久しぶりに遊びに来てくれた青い竜に、コニーは駆け寄って笑顔であいさつをする。
「おおコニー、元気そうだな。ポチはなにやらつぶれているが」
べちゃっとつぶれているポチを、青い竜は尻尾の先でツンツンとつつく。
「ちょっといっぱい動いたらつかれちゃったんだって」
コニーも一緒にツンツンしながら教えた。
「少し痩せるといい」
青い竜の厳しい意見に、ポチは尻尾を振るばかりであった。
「まあまあ、お菓子があったかしら?」
母親は青い竜をもてなす準備をしようとする。
しかし、青い竜は遊びにきたわけではないらしかった。
「これ王子、そろそろ帰らねばならぬぞ」
青い竜は、木の影に隠れている王子様を見て言った。
「あれ、アオさんが王子様を連れて来たんだ」
コニーの中の謎が解けた。王子様が普通の手段でやってきたにしては、妙に小奇麗な格好だと不思議に思っていたのだ。
青い竜はコニーの言葉に頷く。
「そうだ、どうしても行きたいところがあると頼まれてな。日があるうちに帰るならば、よかろうと思うたのだが」
王子様がこっそり村に入りたいというので、青い竜は村から少々離れた場所で待っていたらしい。
だがあまりに遅いので、心配して様子を見に来てみれば、案の定対人恐怖症な王子様は、目的遂行できずにいたというわけであった。
「用事があるなら早うせい。なに、だってまだ用件を話していないだと?」
青い竜がなにを言っているのかわかっていないながらも、王子様がモゴモゴと言い訳をしたようだった。
「短時間で意見交換を果たすなど、そなたには無理難題であろう。
いっそ城まで共に来てもらえば万事解決ではないか?」
青い竜は後半のセリフを、コニーたちを見ながら言った。
「なんだか、話が嫌な流れになっている予感がするなぁ」
青い竜と王子様のやり取りを見て、ピートが呟いた。
「にーちゃん、王子様と一緒にお城に行くんだって。お城ってどんなとこだったか、後でおしえてね」
コニーは地面でへばってつぶれているポチをしゃがんでつつきながら、青い竜のことばをピートにざっくりと通訳してやる。これを聞いて、王子様は目を輝かせた。
「えー、城にいくのかぁ。遠いなぁ」
あまり乗り気ではないピートに、王子様は涙目である。
「ない、人の足では遠かろうが、我の翼であればすぐだとも」
「アオさんが送ってくれるよ。速いよ、びっくりだよ」
「うーん」
コニーの通訳に、ピートはうなる。青い竜に乗ることに、心を揺さぶられているらしい。しかし、行く気になるにはあと一息足りないようだ。
王子様がしょんぼりと肩を落とした。
「そうだのぅ……」
青い竜は思案するうちに、ふと思いついたようだ。
「そうだ、城にはポチの身内がいるぞ。最近城に帰って来たのだ。今度知らせてやろうと思っていたところであった」
青い竜が突然そんなことを言った。
「えー、ホント!?」
この件を完全に他人事だと思っていたコニーはびっくりした。
「コニーとポチも来るといい」
誘う青い竜だったが、ポチは身内という言葉に不安を抱いたらしい。
「父ではあるまいな」
嫌そうな顔でポチが呟く。
「コニーたちと一緒なら、面白いことがありそうかな」
気分が下がるポチとは逆に、ピートは行く気になったようだ。
「ふむ、決まりだな」
「まあ、道中のおやつを用意しなくちゃ」
ようやく帰る算段が付いて満足そうな青い竜に、縋って喜ぶ王子様をよそに、母親がパタパタと家に駆けこんだ。
かくしてコニーとポチは、ピートと共に城に行くことになった。
ポチは都から村に戻って、また身体がひとまわり大きくなった。コニーを背中に乗せることができるくらいの大きさである。
しかし、まだコニーを乗せては飛ぶことができない。
「早く空のお散歩したいね」
コニーにねだられるので、ポチだってこれから一段と練習するつもりである。
ただし、火を吹くのは格段に上手くなった。青い竜のおかげで、コツをつかんだのだ。
その甲斐あって、コニー一家は炭焼き仕事が楽になった。家族の一員として役に立てて、ポチとしても満足である。
そんなポチがコニーと共に、のんびりライフを満喫している時。村に不審者が現れた。
なんと、その不審者は王子様だという。
そこまではわかったものの、その王子様がここへなにをしに来たのかが不明である。それをどうやって聞くか、みんなで話し合いをした。
「まずは、あの調子で話になるかな?」
ピートが言うには、王子様は極度の対人恐怖症らしい。視線を合わせると動悸息切れが始まり、会話しようとすると息が止まりそうになるとか。
――そんな性格で、よく王子様家業をやっていられるのである。
ポチは変に感心してしまった。
「人相手だとダメなら、ポチちゃんならどうかしら?」
母親の提案で、ポチはメッセージカードをくわえて、王子様に突撃することになった。その距離は五メートル。対人恐怖症の王子様が他人と接する時の適正距離らしい。
その距離を保とうとするならば、当然家の中での会話は無理というもの。五メートルの距離は、繊細な相談事をするには不向きである。
――よく普通に生活できるのである。
ポチはまたもや感心する。
「これ王子よ、何用であるか?」
カードをくわえてモゴモゴした声で、ポチは尋ねた。
「……」
ポチがくわえるカードを読み取った王子様は、しばしの間葛藤した様子を見せた後、小声でぼそぼそと話した。それを聞いたポチは、コニーたちの元へ戻る。
「なんて言ってたのー?」
突撃した結果を聞くコニーに、ポチは教えてやった。
「今緊張して死にそうなので、話は少し待ってほしいそうである」
つまりは、全く話になっていないのである。
「全く治ってないね」
「困った王子様だわ~」
ピートはやれやれと肩をすくめ、母親はのほほんと微笑むのだった。
その後、ポチは王子様とコニーたちの間を、メッセンジャーよろしく行ったり来たりした。人間は怖いが動物は平気なようである。いや、動物ではなくポチはれっきとした竜であるのだが。
「王子は親友であるピートに、相談したいことがあってやってきたらしい」
ようやくこの話を聞き出すまでに、実に一時間を要した。その上王子様が小声でボソボソ話すおかげで会話がし辛い。何度イライラして燃やしてやろうかと思ったことか。
――我ながら、慈悲深き竜である。
ポチは己の忍耐を褒めた。
だがここで、問題が発生した。
「……疲れたのである」
ポチが最近の運動不足もあってか、行ったり来たりの繰り返しでへばってしまったのである。メッセンジャーポチが脱落して、王子様との会話手段を絶たれてしまった。
そんな絶体絶命(?)な状況を打破してくれたのは、意外な存在であった。
Sideコニー
「どうするー?」
「もう面倒だから、放っておこうか」
「まあまあ、どうしましょうか?」
コニー、ピート、母親はそれぞれ代案が出ず、本気で王子様の放置を検討しかけていた時。
ばっさばっさと、風を切る音がしたかと思ったら、大きな青い影が頭上を過ぎる。
「よいしょっと」
ドシン!
コニーの家の隣の空き地に、青い竜が着地した。
「アオさんだ。こんにちわ」
久しぶりに遊びに来てくれた青い竜に、コニーは駆け寄って笑顔であいさつをする。
「おおコニー、元気そうだな。ポチはなにやらつぶれているが」
べちゃっとつぶれているポチを、青い竜は尻尾の先でツンツンとつつく。
「ちょっといっぱい動いたらつかれちゃったんだって」
コニーも一緒にツンツンしながら教えた。
「少し痩せるといい」
青い竜の厳しい意見に、ポチは尻尾を振るばかりであった。
「まあまあ、お菓子があったかしら?」
母親は青い竜をもてなす準備をしようとする。
しかし、青い竜は遊びにきたわけではないらしかった。
「これ王子、そろそろ帰らねばならぬぞ」
青い竜は、木の影に隠れている王子様を見て言った。
「あれ、アオさんが王子様を連れて来たんだ」
コニーの中の謎が解けた。王子様が普通の手段でやってきたにしては、妙に小奇麗な格好だと不思議に思っていたのだ。
青い竜はコニーの言葉に頷く。
「そうだ、どうしても行きたいところがあると頼まれてな。日があるうちに帰るならば、よかろうと思うたのだが」
王子様がこっそり村に入りたいというので、青い竜は村から少々離れた場所で待っていたらしい。
だがあまりに遅いので、心配して様子を見に来てみれば、案の定対人恐怖症な王子様は、目的遂行できずにいたというわけであった。
「用事があるなら早うせい。なに、だってまだ用件を話していないだと?」
青い竜がなにを言っているのかわかっていないながらも、王子様がモゴモゴと言い訳をしたようだった。
「短時間で意見交換を果たすなど、そなたには無理難題であろう。
いっそ城まで共に来てもらえば万事解決ではないか?」
青い竜は後半のセリフを、コニーたちを見ながら言った。
「なんだか、話が嫌な流れになっている予感がするなぁ」
青い竜と王子様のやり取りを見て、ピートが呟いた。
「にーちゃん、王子様と一緒にお城に行くんだって。お城ってどんなとこだったか、後でおしえてね」
コニーは地面でへばってつぶれているポチをしゃがんでつつきながら、青い竜のことばをピートにざっくりと通訳してやる。これを聞いて、王子様は目を輝かせた。
「えー、城にいくのかぁ。遠いなぁ」
あまり乗り気ではないピートに、王子様は涙目である。
「ない、人の足では遠かろうが、我の翼であればすぐだとも」
「アオさんが送ってくれるよ。速いよ、びっくりだよ」
「うーん」
コニーの通訳に、ピートはうなる。青い竜に乗ることに、心を揺さぶられているらしい。しかし、行く気になるにはあと一息足りないようだ。
王子様がしょんぼりと肩を落とした。
「そうだのぅ……」
青い竜は思案するうちに、ふと思いついたようだ。
「そうだ、城にはポチの身内がいるぞ。最近城に帰って来たのだ。今度知らせてやろうと思っていたところであった」
青い竜が突然そんなことを言った。
「えー、ホント!?」
この件を完全に他人事だと思っていたコニーはびっくりした。
「コニーとポチも来るといい」
誘う青い竜だったが、ポチは身内という言葉に不安を抱いたらしい。
「父ではあるまいな」
嫌そうな顔でポチが呟く。
「コニーたちと一緒なら、面白いことがありそうかな」
気分が下がるポチとは逆に、ピートは行く気になったようだ。
「ふむ、決まりだな」
「まあ、道中のおやつを用意しなくちゃ」
ようやく帰る算段が付いて満足そうな青い竜に、縋って喜ぶ王子様をよそに、母親がパタパタと家に駆けこんだ。
かくしてコニーとポチは、ピートと共に城に行くことになった。
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