逆転生令嬢No. 1目指す。

イリーナsid

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そんなディアーネをシャルドネは鬱陶しいと思いながらも邪険にはできなかった。

そのはず、シャルドネの両親がディアーネを気に入っていた。

そのためシャルドネはディアーネに呼び出されたら嫌でも行かなくては行けなかった。

私はディアーネが支度している隙を狙ってはアタックをしていた。

「ご機嫌いかがですか？お嬢様は今支度しております。暖かい紅茶いかがでしょうか？」

笑顔を絶やさず、シャルドネに渡した。

「ありがとう。君は？」

「お嬢様の召使いのイリーナと申します。」

「ああ、わがまま姫の、、」

ディアーネのわがままっぷりはシャルドネの耳にも入っていた。

両親に相手にされないので、メイドに当たり散らし、気に入らなければディアーネはすぐに解雇していた。

私でも入れたのは、歳が近いのもあるがわがままなディアーネのせいで深刻な人手不足だったのもあるのだろう。

ディアーネのお世話係は破格の待遇だったので、訳ありとは入る時に思っていた。

自分は、ディアーネに懐かれてほかのメイドより破格の待遇を受け、一人部屋も与えていただいた。

特別扱いされていたが、あのディアーネに気に入られたのもあってほかのメイドに嫌がらせや、いじめなども存在しなかった。

他のメイドからは愚痴を聞くが、私にとってはディアーネは都合のいい人間だった。

扱いやすく、ちょっと持ち上げれば機嫌が良くなる。