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あなたはとてもかわいくて
①
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水曜日。
朝、目覚めたときから、電車に乗っているときから、授業などの仕事が全部終わっても。
茂はずっとそわそわしていた。
昨夜、菜月にメッセージを送った。
今までのやり取りを見て、やはり心は痛んだけれど。
すべて菜月の送信からはじまっているメッセージ。
『先日は悪かった。今更と思われて当然だが、謝らせてくれ』
『出来れば一度、ちゃんと会って話したい。聞いてくれるつもりがあったら、返事をくれないか』
そのような、シンプルなメッセージだったが、気持ちは込めた。
電子で届く文字だとしても、いくらかは伝わってくれる。
菜月ならそういう子だ。
そう信じて。
届いて、読まれたかどうかは見なかった。
読みもされていなかったら流石に傷つくと思って。
いや、向こうを傷つけておいて、自分が同じようにされるのは嫌というのは図々しい話であるが。
まぁそういうわけなので、返事が来るかどうかが菜月からの反応のすべてであった。
でも午後も過ぎてもそれはなかった。
今日が水曜日で、本当なら毎週会っていた日。
忘れるはずがないのに。
鳴らないスマホをずっと持ち歩いて、大学をあとにして、電車に乗っても、やはりなんの音もスマホは発してくれなくて。
駄目かもしれない。
俺と話してくれるつもりは、もうないのかもしれない。
失望やら諦めを感じつつ、いつもの駅で降りて、ホームを降りて、改札へ向かう。
でもメッセージだけでも謝ることができた。
そうできただけでも許してほしい。
そう思うのは年下に対して甘えすぎだと思いつつも、ほかにできることはないのだから。
改札にパスケースをタッチして、抜けて、歩き出したとき。
「……あの」
声が聞こえた。
茂は耳を疑ってしまう。
だってその声は知っているもので、ここでそれを聞いたことが、すべてのはじまりになったのだから。
朝、目覚めたときから、電車に乗っているときから、授業などの仕事が全部終わっても。
茂はずっとそわそわしていた。
昨夜、菜月にメッセージを送った。
今までのやり取りを見て、やはり心は痛んだけれど。
すべて菜月の送信からはじまっているメッセージ。
『先日は悪かった。今更と思われて当然だが、謝らせてくれ』
『出来れば一度、ちゃんと会って話したい。聞いてくれるつもりがあったら、返事をくれないか』
そのような、シンプルなメッセージだったが、気持ちは込めた。
電子で届く文字だとしても、いくらかは伝わってくれる。
菜月ならそういう子だ。
そう信じて。
届いて、読まれたかどうかは見なかった。
読みもされていなかったら流石に傷つくと思って。
いや、向こうを傷つけておいて、自分が同じようにされるのは嫌というのは図々しい話であるが。
まぁそういうわけなので、返事が来るかどうかが菜月からの反応のすべてであった。
でも午後も過ぎてもそれはなかった。
今日が水曜日で、本当なら毎週会っていた日。
忘れるはずがないのに。
鳴らないスマホをずっと持ち歩いて、大学をあとにして、電車に乗っても、やはりなんの音もスマホは発してくれなくて。
駄目かもしれない。
俺と話してくれるつもりは、もうないのかもしれない。
失望やら諦めを感じつつ、いつもの駅で降りて、ホームを降りて、改札へ向かう。
でもメッセージだけでも謝ることができた。
そうできただけでも許してほしい。
そう思うのは年下に対して甘えすぎだと思いつつも、ほかにできることはないのだから。
改札にパスケースをタッチして、抜けて、歩き出したとき。
「……あの」
声が聞こえた。
茂は耳を疑ってしまう。
だってその声は知っているもので、ここでそれを聞いたことが、すべてのはじまりになったのだから。
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