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16.神託のバーゲンセール
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珊瑚の首飾りの出来事に唖然としてしまう。ゼクス様は大慌てで私の身体の様子を確認してくれた。なんでも攻撃魔法と思ったらしいわ。この国で魔法使う人なんてほぼ居ないのにすぐに頭を掠めるなんて凄いわね。
「びっくりしましたが、なんともないです。大量の水が出ましたが濡れてもいません」
「これも奇跡の類なんですかね、驚きました。聖女様が無事でよかったです」
ゼクス様の私への呼び方が聖女様になってる…一応公式的な場だからだろうか?なんとなく引っかかる。そして、ゼクス様が胸を撫で下ろしている横でマリス司教様が膝ついて私に祈っているわ。どうしても視界に入る。
「おぉ…なんと奇跡です。なんと素晴らしい。女神様、ありがとうございます。」
私は女神様じゃなくて聖女様です。なんて口に出したいえないけど。エルヴァイン侯爵も奇跡を目の当たりにして感動してそうだ。
「我が領地で規制が起こるなんて、なんと僥倖だろう」
「マリス司教様、珊瑚の首飾りにはこのような言い伝えはあったんですか?」
「いいえ、ゼクス様。私が聞いていたのは、荒れた海を沈めた乙女が付けていた、としか。今のは伝承にはありませんでした」
ちょっとした騒動になったが、奇跡を目の前で見たマリス司教様は態度を一変させ、珊瑚の首飾りを持っていっていい事になった。驚いたけど結果オーライだわ。
珊瑚の首飾りがあった部屋からでて礼拝堂に戻ってくる。女神像が穏やかに立っている。奇跡が起こったしお祈りもしようと目の前に立つ。
「(女神様。今の珊瑚の首飾りはなんなんでしょうか?教えてください。)」
手を組み祈るように問いかける。するとキラキラと水面に反射する光のようなものが女神像の周りに現れた。
ーーー珊瑚の首飾りを通してエリーゼ、貴女に水の力を授けますーーー
女神様。お応えありがとうございます。水の力ってなんですか?出来れば珊瑚の首飾りに触れる前に教えて欲しかった…
「なんと、これは再び神託ですか?聖女様。女神様からのお言葉を賜ったんでしょうか?」
マリス司教様が興奮して捲し立ててくる。ゼクス様もエルヴァイン侯爵様も驚いている。そういえば、前回の信託の時のメンバーと違いますわね、今回の方は初めての方々だから驚いてるんでしょう。私もまた驚いていますが…
「えぇ、前回とちょっと違いましたが、神託を賜りました。女神様より水の力をいただきました」
「水の力?それは水魔法と言う事ですか?」
「わかりません。だだ、水の力を授けます、としか言われませんでした」
エルヴァイン侯爵様がマリス司教様に水の力に心当たりは?と聞いているが首を振られてしまった。
「王都に帰ったら、文献でも漁ってみましょう。大聖堂ならなにか記録があるかもしれません」
今回の神託も王都に戻ったら国王陛下に報告しなければならない。こんなに短期間で神託があるなんて大変だわ。
「びっくりしましたが、なんともないです。大量の水が出ましたが濡れてもいません」
「これも奇跡の類なんですかね、驚きました。聖女様が無事でよかったです」
ゼクス様の私への呼び方が聖女様になってる…一応公式的な場だからだろうか?なんとなく引っかかる。そして、ゼクス様が胸を撫で下ろしている横でマリス司教様が膝ついて私に祈っているわ。どうしても視界に入る。
「おぉ…なんと奇跡です。なんと素晴らしい。女神様、ありがとうございます。」
私は女神様じゃなくて聖女様です。なんて口に出したいえないけど。エルヴァイン侯爵も奇跡を目の当たりにして感動してそうだ。
「我が領地で規制が起こるなんて、なんと僥倖だろう」
「マリス司教様、珊瑚の首飾りにはこのような言い伝えはあったんですか?」
「いいえ、ゼクス様。私が聞いていたのは、荒れた海を沈めた乙女が付けていた、としか。今のは伝承にはありませんでした」
ちょっとした騒動になったが、奇跡を目の前で見たマリス司教様は態度を一変させ、珊瑚の首飾りを持っていっていい事になった。驚いたけど結果オーライだわ。
珊瑚の首飾りがあった部屋からでて礼拝堂に戻ってくる。女神像が穏やかに立っている。奇跡が起こったしお祈りもしようと目の前に立つ。
「(女神様。今の珊瑚の首飾りはなんなんでしょうか?教えてください。)」
手を組み祈るように問いかける。するとキラキラと水面に反射する光のようなものが女神像の周りに現れた。
ーーー珊瑚の首飾りを通してエリーゼ、貴女に水の力を授けますーーー
女神様。お応えありがとうございます。水の力ってなんですか?出来れば珊瑚の首飾りに触れる前に教えて欲しかった…
「なんと、これは再び神託ですか?聖女様。女神様からのお言葉を賜ったんでしょうか?」
マリス司教様が興奮して捲し立ててくる。ゼクス様もエルヴァイン侯爵様も驚いている。そういえば、前回の信託の時のメンバーと違いますわね、今回の方は初めての方々だから驚いてるんでしょう。私もまた驚いていますが…
「えぇ、前回とちょっと違いましたが、神託を賜りました。女神様より水の力をいただきました」
「水の力?それは水魔法と言う事ですか?」
「わかりません。だだ、水の力を授けます、としか言われませんでした」
エルヴァイン侯爵様がマリス司教様に水の力に心当たりは?と聞いているが首を振られてしまった。
「王都に帰ったら、文献でも漁ってみましょう。大聖堂ならなにか記録があるかもしれません」
今回の神託も王都に戻ったら国王陛下に報告しなければならない。こんなに短期間で神託があるなんて大変だわ。
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