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39.物語の主人公気取りかよ
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ゼクスが馬車から降りて、手を差し伸べてくれる。にっこり笑って手を取るとゼクスも笑ってくれた。
受付をすませて中に入る。
今夜の舞踏会は煌びやかでとても華やかだ。
主催のエルヴィンテール公爵家は王族派の筆頭なので人脈も広く、たくさんの人が招待されている。
いろんな方がこちらへ声をかけたそうにしていたが、私たちはそのまま主催者のエルヴィンテール公爵と夫人へ挨拶に向かう。
「本日はお招きありがとうございます」
「聖女様と英雄がいらしてくれてとても嬉しいわ。娘とも仲良くしてください」
主催の二人にはたくさん挨拶したい人がいるので、すぐにはける。ちょっと緊張したけど、ちゃんと挨拶したのでよし!
「ヘレネ様ともお会いしたいな。どこにいらっしゃるかしら」
「多分、王太子殿下と来るんじゃないかな?」
ゼクスと小声で話していると、ワッとざわめき王太子殿下とヘレネ様が会場に入ってきたところだった。
あっという間に人に囲まれてるけど、私たちもご挨拶に行かなきゃ。
「私達も挨拶に行こうか」
王太子殿下とヘレネ様にご挨拶をする。お二人のお衣装は色やイメージを揃えていてとても素敵だった。
「ゼクス、久しぶりですね。たまには城に顔を出してください」
「そうだな、近々挨拶をしに行くかもしれないな…」
なんかゼクスと王太子殿下が気安く話していてびっくりしたけど…この人たち従兄弟同士だったわ。ゼクスのお父様が王弟殿下でしたわ。
騎士として出会ってたから意識してなかったけれど、ゼクスは私より身分がずっと上なんだわ。
私と付き合っていて大丈夫なんだろうか、なんだか不安になってきたわ。
「聖女様とは初めてお会いするね」
「エリーゼ・フォン・ヴァルデンと申します。王太子殿下にご挨拶申し上げます」
「うん、この度の任務はご苦労だった。ぜひ、ヘレネとも仲良くしてくれ」
「はい、身に余る光栄でございます」
ヘレネ様に視線を向けると少し浮かない顔をされていた。どうしたんだろうか。声をかけようとしたらすぐに笑顔に戻られた。見間違いだったのかしら…
「ヘレネ様の本日のドレスとても素敵ですね」
「ありがとうございます。ふふっ嬉しいですわ」
「このドレスは私が贈ったのさ、ヘレネに似合うだろう」
王太子殿下とヘレネ様は政略のために婚約者になったけれど、仲がいいのね。ヘレネ様すごく嬉しそうな顔されてる。
「今日の舞踏会。楽しんでいってね」
ファーストダンスをこのお2人が踊るらしく中央に向かって行った。息もぴったりな2人に会場のみんなが見惚れる。
王太子殿下達に続くように明るい曲が奏でられる。ゼクスが私に向かって手を差し伸べてくれる。
「エリーゼ、私と踊って……」
「ちょっと待ったぁ!!」
聞きたくない声がした。声のした方向に視線を向けると元婚約者のルーファス・フェルザイムがいた。フェルザイム公爵令息がなんのようですかね?
「エリーゼ、彼ではなく僕と踊ってくれ。僕は君を愛しているんだ」
なんだ、コイツは。誰か止めてくださる?
受付をすませて中に入る。
今夜の舞踏会は煌びやかでとても華やかだ。
主催のエルヴィンテール公爵家は王族派の筆頭なので人脈も広く、たくさんの人が招待されている。
いろんな方がこちらへ声をかけたそうにしていたが、私たちはそのまま主催者のエルヴィンテール公爵と夫人へ挨拶に向かう。
「本日はお招きありがとうございます」
「聖女様と英雄がいらしてくれてとても嬉しいわ。娘とも仲良くしてください」
主催の二人にはたくさん挨拶したい人がいるので、すぐにはける。ちょっと緊張したけど、ちゃんと挨拶したのでよし!
「ヘレネ様ともお会いしたいな。どこにいらっしゃるかしら」
「多分、王太子殿下と来るんじゃないかな?」
ゼクスと小声で話していると、ワッとざわめき王太子殿下とヘレネ様が会場に入ってきたところだった。
あっという間に人に囲まれてるけど、私たちもご挨拶に行かなきゃ。
「私達も挨拶に行こうか」
王太子殿下とヘレネ様にご挨拶をする。お二人のお衣装は色やイメージを揃えていてとても素敵だった。
「ゼクス、久しぶりですね。たまには城に顔を出してください」
「そうだな、近々挨拶をしに行くかもしれないな…」
なんかゼクスと王太子殿下が気安く話していてびっくりしたけど…この人たち従兄弟同士だったわ。ゼクスのお父様が王弟殿下でしたわ。
騎士として出会ってたから意識してなかったけれど、ゼクスは私より身分がずっと上なんだわ。
私と付き合っていて大丈夫なんだろうか、なんだか不安になってきたわ。
「聖女様とは初めてお会いするね」
「エリーゼ・フォン・ヴァルデンと申します。王太子殿下にご挨拶申し上げます」
「うん、この度の任務はご苦労だった。ぜひ、ヘレネとも仲良くしてくれ」
「はい、身に余る光栄でございます」
ヘレネ様に視線を向けると少し浮かない顔をされていた。どうしたんだろうか。声をかけようとしたらすぐに笑顔に戻られた。見間違いだったのかしら…
「ヘレネ様の本日のドレスとても素敵ですね」
「ありがとうございます。ふふっ嬉しいですわ」
「このドレスは私が贈ったのさ、ヘレネに似合うだろう」
王太子殿下とヘレネ様は政略のために婚約者になったけれど、仲がいいのね。ヘレネ様すごく嬉しそうな顔されてる。
「今日の舞踏会。楽しんでいってね」
ファーストダンスをこのお2人が踊るらしく中央に向かって行った。息もぴったりな2人に会場のみんなが見惚れる。
王太子殿下達に続くように明るい曲が奏でられる。ゼクスが私に向かって手を差し伸べてくれる。
「エリーゼ、私と踊って……」
「ちょっと待ったぁ!!」
聞きたくない声がした。声のした方向に視線を向けると元婚約者のルーファス・フェルザイムがいた。フェルザイム公爵令息がなんのようですかね?
「エリーゼ、彼ではなく僕と踊ってくれ。僕は君を愛しているんだ」
なんだ、コイツは。誰か止めてくださる?
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