9 / 66
3-3
しおりを挟む
まさかこんなことになるなんて思ってもみなかった。
「は? まさかこのビルに住んでんのか?」
繁華街の雑然とした裏通りに建つ鉄筋コンクリート五階建て、なかなか年季の入った雑居ビル。
扉もなく歩道に直に面する開放的な出入り口。入ってすぐのところにダイヤル式郵便受けが取り付けられている。その内の一つのダイヤル番号を合わせ始めた志摩に岬はびっくりした。
「そのまさか、だ」
一階から四階にかけて古着屋や美容室、隠れ家的なカフェバーなどの店舗が入っていた。
エレベーターはなく、味のあるレトロな細い階段を最上階まで上る。
テナント募集中の空室を通り過ぎた突き当たり。
古めかしい押しボタンのチャイム。
暖か味など皆無の重たい鉄扉を開けば、間取りは2DK、最新式から程遠いキッチンに出迎えられた。
トイレと風呂は別々、洋室が二つ。キッチンと隣接する洋室の壁際には一人用のダイニングセットに書籍の詰まった本棚が設置され、ほぼ中央には応接間の雰囲気を醸し出す革張りの三人掛けソファとガラステーブルが配されていた。
「センセェ、このウチ攻めすぎじゃねぇ?」
ノートパソコンが置かれたガラステーブルに郵便物を下ろすと、羽織っていた薄手のジャケットをソファの背もたれに引っ掛け、洗面所で手洗い・うがいをしてきた志摩は「友人に借りてる」と答えた。
「友人の父親がこの辺一帯の市街地に土地を多く所有する地主で、不動産賃貸業を手広く展開している、ここはその内の一つだ。ずっと昔に居住スペースとしてリノベーションしたそうだが、友人が譲り受けて、その友人から俺が譲り受けた」
「あー、だから古くせぇのか……」
いや、友人の話よりセンセェの話だろ。
「家族団らんが満喫できる自慢のマイホームっぽいだろ」
「どこがだよ、うるせぇし落ち着かねぇし、安眠できねぇわ。どっか別に住んでるとかじゃねぇの? 単身赴任でこっちに来て家族は地元に残してるとか」
「コーヒー、砂糖いるか、牛乳多めか」
「砂糖少なめ、牛乳多めで!」
開け放されている仕切りの引き戸の向こう、キッチンに立った志摩の背中をチラリと見、岬は改めて部屋の中を見回した。
窓を覆うブラインド。物干しワイヤーに丁寧に吊るされた洗濯物。ラグ一枚ない剥き出しのフローリング。
そこはかとなく香る住人の匂い。
「……なんで元セフレと会ってたんだよ。正直、向こうはセンセェに未練タラタラに見えたぞ。胸とかぎゅうぎゅう押しつけてたじゃねぇか。アンタだって満更でもなさそうに見えたし、実はセフレ関係復活とか?」
「まさか」
意外なくらいすぐそばで聞こえた返事に岬はどきっとした。
次の瞬間、背後から両腕による拘束、ムードたっぷりなバックハグ……というより、無作法にも胸をがっしり掴まれて吊り目を白黒させた。
「久々の客にコーヒーでも出してやろうかと思ったけど、やめた」
「は?」
「セフレ復活はありえない」
制服越しに生徒の平らな胸を掌で実感しながら志摩は耳元で教えてやる。
「悩み相談だよ。いかにも教師らしいだろ」
「元セフレ相手からの悩み相談のどこか教師らしいんだよッ」
「今の恋人が短小でいけないんだと」
「そんな悩み相談あるかッ」
「本番同時のバイブ使用を勧めておいた」
「爛れすぎだ!!」
……志摩センセェってそんなでかいのかよ?
インキュバスの血を引いてるから、まぁ、当然っちゃあ当然かもだけどよ……。
「明日からどうする」
唇が耳たぶに触れるか触れないか、ギリギリのところで問いかけてきた志摩に岬はゴクリと喉を鳴らした。
「連休中、耐えられるか。他に慰めてくれる相手なんていないだろ。お前、どうしたい、岬?」
一日中、志摩からのお誘いを期待していた岬は「会いたい」とすぐさま答えそうになった。しかし瞬時に本音を呑み込んだ。代わりに担任の鳩尾に肘鉄を喰らわせた。
「ッ……いきなり反抗期ちゃんがえりするな」
「はぐらかすな! 奥さんこどもいねぇのかよ!? どーなんだよ、ちゃんと答えろ!!」
「ウチならいくら大声出してもお巡りさんを呼ばれる心配ないから喚き放題だ、よかったな」
痛みに片頬を歪めながらも拘束を緩めない志摩を、岬は、肩越しにギロリと睨みつけた。
「いないよ、家族なんて」
彼と目が合うなり岬の感情を巣食っていた苛立ちは瞬時に削げ落ちた。
「結婚もしていないし、隠し子もいない。家族なんてどこにもいない」
志摩はそう断言した。
「死んだ魚の目」と常々揶揄される、教室では乾いているはずの双眸。
それが今は眼鏡レンズの向こう側でいつになく濡れているように見えた。
そんな痛かったのかよ……?
肘鉄を喰らって涙ぐんでいるのかと岬は思った。そして淡く濡れた見慣れない眼差しに釘づけになった。
胸の奥がざわりと騒ぎ出す。
頭の芯が熱を帯びる。
自分から視線を解くのが惜しくて、少々きつい体勢であるにもかかわらず担任教師をまじまじと仰ぎ見ていたら。
「ッ……おい?」
胸を揉まれた。
「サイズはAAくらいか」
「おい!! 俺の胸揉むんじゃねぇよ!!」
素直に激昂した岬に志摩は唇の片端を吊り上げてみせた。
「やたら胸のこと気にしてたみたいだから」
「はぁ?」
「インサバスの胸は発達しないのか?」
「知るかッ……ちょ、志摩センセェ……」
岬の喉骨がヒクリと震えた。
ブレザーとシャツ越しにあてがわれた志摩の両手。
長く骨張った五指を広げ、制服に深い皺を刻んで、生徒の胸をじっくりと揉み立ててきた。
「ち、痴漢みてぇな揉み方すんな」
「痴漢されたことあるのか?」
「ねぇよッ、こんなナリであるわけねぇだろッ」
「ふぅん。胸はともかくとして。こんなに魅力的な尻してるのにな」
尻丘の狭間を膝頭で上下になぞられる。岬は頬を紅潮させた。志摩からの刺激ひとつで簡単にオンにされてしまう快感スイッチ。腹の底がジンジンと疼き出す。
猛烈に物欲しくなる。
「お前もああいう胸に憧れるか」
「ッ……別に……」
「こんな風に好き勝手に揉みしだいてみたいか?」
しつこく胸を揉み続けていた両手が、ほぼ真ん中に位置する制服シャツのボタン二つを素早く外し、着衣の微熱が溜まる内側にまで利き手を滑り込ませてきた。
「ッ」
片方の胸を直に揉まれる。
控え目な尖りが掌に緩々と押し潰され、擦れて、馴染みのない刺激にくすぐったさと恥ずかしさと性的興奮が込み上げてくる。
「それとも逆か」
「は……ぁ……?」
「淫唇を授かると同時に胸も発達して立派に育った乳房、じっくり愛撫されたかったとか」
「こ、の……セクハラムッツリ教師が……ッ」
そんなセクハラムッツリ教師に感じてる俺はムッツリ生徒なんだろうか、淫魔筋だから仕方ねぇよな……。
「志摩センセェこそ……あんな押しつけられてムラムラしなかったのかよ……?」
外からなのかビル内なのか、喧嘩と思しき誰かの怒号が近くで飛び交っていた。
「今はお前がいる」
「セフレ扱いすんな……俺はよくしてもらってっけど、センセェのことよくしてねぇだろ」
「お前、俺のこと気持ちよくしたいの?」
尻に当たる志摩の股間。特に変化は感じられない。好奇心にそそのかされた岬は、ぎこちなく手を伸ばし、淫魔教師の熱源を確かめてみようとした。
「生意気」
制服下に潜り込んでいない方の指先でシャツ越しに乳首をつねられて試みは失敗に終わった。
「まだ半熟半人前のくせに。百年早い」
つねられて、指と指でコリコリと擦り立てられて、緩く引っ張られた。
「なぁ、疑り深い反抗期ちゃん?」
岬は前屈みになった。
制服下では平らな胸を官能的な手つきで揉みしだかれ、シャツ越しに柔な突起を優しく蹂躙されて、下半身の方から甘い戦慄に蝕まれていった。
「た……勃(た)つ……」
やっぱり連休中も会いてぇ。毎日触られたい。ひどくされてもいい。
志摩センセェの好きにされたい。
「は? まさかこのビルに住んでんのか?」
繁華街の雑然とした裏通りに建つ鉄筋コンクリート五階建て、なかなか年季の入った雑居ビル。
扉もなく歩道に直に面する開放的な出入り口。入ってすぐのところにダイヤル式郵便受けが取り付けられている。その内の一つのダイヤル番号を合わせ始めた志摩に岬はびっくりした。
「そのまさか、だ」
一階から四階にかけて古着屋や美容室、隠れ家的なカフェバーなどの店舗が入っていた。
エレベーターはなく、味のあるレトロな細い階段を最上階まで上る。
テナント募集中の空室を通り過ぎた突き当たり。
古めかしい押しボタンのチャイム。
暖か味など皆無の重たい鉄扉を開けば、間取りは2DK、最新式から程遠いキッチンに出迎えられた。
トイレと風呂は別々、洋室が二つ。キッチンと隣接する洋室の壁際には一人用のダイニングセットに書籍の詰まった本棚が設置され、ほぼ中央には応接間の雰囲気を醸し出す革張りの三人掛けソファとガラステーブルが配されていた。
「センセェ、このウチ攻めすぎじゃねぇ?」
ノートパソコンが置かれたガラステーブルに郵便物を下ろすと、羽織っていた薄手のジャケットをソファの背もたれに引っ掛け、洗面所で手洗い・うがいをしてきた志摩は「友人に借りてる」と答えた。
「友人の父親がこの辺一帯の市街地に土地を多く所有する地主で、不動産賃貸業を手広く展開している、ここはその内の一つだ。ずっと昔に居住スペースとしてリノベーションしたそうだが、友人が譲り受けて、その友人から俺が譲り受けた」
「あー、だから古くせぇのか……」
いや、友人の話よりセンセェの話だろ。
「家族団らんが満喫できる自慢のマイホームっぽいだろ」
「どこがだよ、うるせぇし落ち着かねぇし、安眠できねぇわ。どっか別に住んでるとかじゃねぇの? 単身赴任でこっちに来て家族は地元に残してるとか」
「コーヒー、砂糖いるか、牛乳多めか」
「砂糖少なめ、牛乳多めで!」
開け放されている仕切りの引き戸の向こう、キッチンに立った志摩の背中をチラリと見、岬は改めて部屋の中を見回した。
窓を覆うブラインド。物干しワイヤーに丁寧に吊るされた洗濯物。ラグ一枚ない剥き出しのフローリング。
そこはかとなく香る住人の匂い。
「……なんで元セフレと会ってたんだよ。正直、向こうはセンセェに未練タラタラに見えたぞ。胸とかぎゅうぎゅう押しつけてたじゃねぇか。アンタだって満更でもなさそうに見えたし、実はセフレ関係復活とか?」
「まさか」
意外なくらいすぐそばで聞こえた返事に岬はどきっとした。
次の瞬間、背後から両腕による拘束、ムードたっぷりなバックハグ……というより、無作法にも胸をがっしり掴まれて吊り目を白黒させた。
「久々の客にコーヒーでも出してやろうかと思ったけど、やめた」
「は?」
「セフレ復活はありえない」
制服越しに生徒の平らな胸を掌で実感しながら志摩は耳元で教えてやる。
「悩み相談だよ。いかにも教師らしいだろ」
「元セフレ相手からの悩み相談のどこか教師らしいんだよッ」
「今の恋人が短小でいけないんだと」
「そんな悩み相談あるかッ」
「本番同時のバイブ使用を勧めておいた」
「爛れすぎだ!!」
……志摩センセェってそんなでかいのかよ?
インキュバスの血を引いてるから、まぁ、当然っちゃあ当然かもだけどよ……。
「明日からどうする」
唇が耳たぶに触れるか触れないか、ギリギリのところで問いかけてきた志摩に岬はゴクリと喉を鳴らした。
「連休中、耐えられるか。他に慰めてくれる相手なんていないだろ。お前、どうしたい、岬?」
一日中、志摩からのお誘いを期待していた岬は「会いたい」とすぐさま答えそうになった。しかし瞬時に本音を呑み込んだ。代わりに担任の鳩尾に肘鉄を喰らわせた。
「ッ……いきなり反抗期ちゃんがえりするな」
「はぐらかすな! 奥さんこどもいねぇのかよ!? どーなんだよ、ちゃんと答えろ!!」
「ウチならいくら大声出してもお巡りさんを呼ばれる心配ないから喚き放題だ、よかったな」
痛みに片頬を歪めながらも拘束を緩めない志摩を、岬は、肩越しにギロリと睨みつけた。
「いないよ、家族なんて」
彼と目が合うなり岬の感情を巣食っていた苛立ちは瞬時に削げ落ちた。
「結婚もしていないし、隠し子もいない。家族なんてどこにもいない」
志摩はそう断言した。
「死んだ魚の目」と常々揶揄される、教室では乾いているはずの双眸。
それが今は眼鏡レンズの向こう側でいつになく濡れているように見えた。
そんな痛かったのかよ……?
肘鉄を喰らって涙ぐんでいるのかと岬は思った。そして淡く濡れた見慣れない眼差しに釘づけになった。
胸の奥がざわりと騒ぎ出す。
頭の芯が熱を帯びる。
自分から視線を解くのが惜しくて、少々きつい体勢であるにもかかわらず担任教師をまじまじと仰ぎ見ていたら。
「ッ……おい?」
胸を揉まれた。
「サイズはAAくらいか」
「おい!! 俺の胸揉むんじゃねぇよ!!」
素直に激昂した岬に志摩は唇の片端を吊り上げてみせた。
「やたら胸のこと気にしてたみたいだから」
「はぁ?」
「インサバスの胸は発達しないのか?」
「知るかッ……ちょ、志摩センセェ……」
岬の喉骨がヒクリと震えた。
ブレザーとシャツ越しにあてがわれた志摩の両手。
長く骨張った五指を広げ、制服に深い皺を刻んで、生徒の胸をじっくりと揉み立ててきた。
「ち、痴漢みてぇな揉み方すんな」
「痴漢されたことあるのか?」
「ねぇよッ、こんなナリであるわけねぇだろッ」
「ふぅん。胸はともかくとして。こんなに魅力的な尻してるのにな」
尻丘の狭間を膝頭で上下になぞられる。岬は頬を紅潮させた。志摩からの刺激ひとつで簡単にオンにされてしまう快感スイッチ。腹の底がジンジンと疼き出す。
猛烈に物欲しくなる。
「お前もああいう胸に憧れるか」
「ッ……別に……」
「こんな風に好き勝手に揉みしだいてみたいか?」
しつこく胸を揉み続けていた両手が、ほぼ真ん中に位置する制服シャツのボタン二つを素早く外し、着衣の微熱が溜まる内側にまで利き手を滑り込ませてきた。
「ッ」
片方の胸を直に揉まれる。
控え目な尖りが掌に緩々と押し潰され、擦れて、馴染みのない刺激にくすぐったさと恥ずかしさと性的興奮が込み上げてくる。
「それとも逆か」
「は……ぁ……?」
「淫唇を授かると同時に胸も発達して立派に育った乳房、じっくり愛撫されたかったとか」
「こ、の……セクハラムッツリ教師が……ッ」
そんなセクハラムッツリ教師に感じてる俺はムッツリ生徒なんだろうか、淫魔筋だから仕方ねぇよな……。
「志摩センセェこそ……あんな押しつけられてムラムラしなかったのかよ……?」
外からなのかビル内なのか、喧嘩と思しき誰かの怒号が近くで飛び交っていた。
「今はお前がいる」
「セフレ扱いすんな……俺はよくしてもらってっけど、センセェのことよくしてねぇだろ」
「お前、俺のこと気持ちよくしたいの?」
尻に当たる志摩の股間。特に変化は感じられない。好奇心にそそのかされた岬は、ぎこちなく手を伸ばし、淫魔教師の熱源を確かめてみようとした。
「生意気」
制服下に潜り込んでいない方の指先でシャツ越しに乳首をつねられて試みは失敗に終わった。
「まだ半熟半人前のくせに。百年早い」
つねられて、指と指でコリコリと擦り立てられて、緩く引っ張られた。
「なぁ、疑り深い反抗期ちゃん?」
岬は前屈みになった。
制服下では平らな胸を官能的な手つきで揉みしだかれ、シャツ越しに柔な突起を優しく蹂躙されて、下半身の方から甘い戦慄に蝕まれていった。
「た……勃(た)つ……」
やっぱり連休中も会いてぇ。毎日触られたい。ひどくされてもいい。
志摩センセェの好きにされたい。
13
あなたにおすすめの小説
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
相性最高な最悪の男 ~ラブホで会った大嫌いな同僚に執着されて逃げられない~
柊 千鶴
BL
【執着攻め×強気受け】
人付き合いを好まず、常に周囲と一定の距離を置いてきた篠崎には、唯一激しく口論を交わす男がいた。
その仲の悪さから「天敵」と称される同期の男だ。
完璧人間と名高い男とは性格も意見も合わず、顔を合わせればいがみ合う日々を送っていた。
ところがある日。
篠崎が人肌恋しさを慰めるため、出会い系サイトで男を見繕いホテルに向かうと、部屋の中では件の「天敵」月島亮介が待っていた。
「ど、どうしてお前がここにいる⁉」「それはこちらの台詞だ…!」
一夜の過ちとして終わるかと思われた関係は、徐々にふたりの間に変化をもたらし、月島の秘められた執着心が明らかになっていく。
いつも嫌味を言い合っているライバルとマッチングしてしまい、一晩だけの関係で終わるには惜しいほど身体の相性は良く、抜け出せないまま囲われ執着され溺愛されていく話。小説家になろうに投稿した小説の改訂版です。
合わせて漫画もよろしくお願いします。(https://www.alphapolis.co.jp/manga/763604729/304424900)
【完結】エデンの住処
社菘
BL
親の再婚で義兄弟になった弟と、ある日二人で過ちを犯した。
それ以来逃げるように実家を出た椿由利は実家や弟との接触を避けて8年が経ち、モデルとして自立した道を進んでいた。
ある雑誌の専属モデルに抜擢された由利は今をときめく若手の売れっ子カメラマン・YURIと出会い、最悪な過去が蘇る。
『彼』と出会ったことで由利の楽園は脅かされ、地獄へと変わると思ったのだが……。
「兄さん、僕のオメガになって」
由利とYURI、義兄と義弟。
重すぎる義弟の愛に振り回される由利の運命の行く末は――
執着系義弟α×不憫系義兄α
義弟の愛は、楽園にも似た俺の住処になるのだろうか?
◎表紙は装丁cafe様より︎︎𓂃⟡.·
ハイスペックED~元凶の貧乏大学生と同居生活~
みきち@書籍発売中!
BL
イケメン投資家(24)が、学生時代に初恋拗らせてEDになり、元凶の貧乏大学生(19)と同居する話。
成り行きで添い寝してたらとんでも関係になっちゃう、コメディ風+お料理要素あり♪
イケメン投資家(高見)×貧乏大学生(主人公:凛)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる