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第百九十三話 エピローグ(最終話)
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ーー2ヶ月半後。
ちょうど北部の雪も溶け始めた頃、私はカイルとともに、久しぶりに首都の本邸に戻ってきた。
カイルは途中でぐっすり眠り、到着しても起きなかったので、今、騎士が部屋に運んでくれたところだ。
「すごく…久しぶり…」
馬車から降りた私は、感慨深く周囲の景色を見つめる。
お腹は少し目立つようになっていて、妊婦さんらしい体型になっていた。
前世では、望んでも望んでも妊娠できなかったこともあり、妊娠中の体調の変化やつわりさえも、赤ちゃんとの愛おしい時間だと思えた。
ラウル様が無事に戻ってくれたということも、私の気持ちを安定させる力になっていたと思う。
それに、北部にはカイルが残ってくれ、ずっと私の側にいてくれたことも心強かった。
カイルは本当に根っからの世話好きな性分で、お城でいろんな人から話を聞き、妊婦の私に良いということがあれば、積極的に実践してくれた。
それがとても、微笑ましかったし、嬉しかった。
首都へ向かう道中も、カイルがずっとお腹の赤ちゃんに話しかけてくれ、退屈することもなく過ごせた。
それに、時々胎動も感じられるようになり、そのたびにカイルと一緒にお腹に触れては赤ちゃんの存在を感じていた。
「シャーレット!」
「皇女…あ、皇太女様」
皇女様は先月、立太子の儀式を終え、無事に皇太女となった。
それと同時に、皇太女様とイザークさんの婚約も発表された。
皇太女様のお相手が平民の警官だということで、貴族の間では賛否両論あったが、平民たちの間では、ますます皇太女様の人気が高まったようだ。
皇太女様のご両親は、恋愛に関して自由奔放な方々なので、特に反対もなかったらしい。
「そういえば、ご婚約、おめでとうございます」
「ありがとう。ラウルからは優秀な警官が引き抜かれたと恨み言を言われているけどね」
「きっと本心じゃないですよ。ラウル様にとっては、皇太女様もイザークさんも、大切な人ですから」
イザークさんの身分は、皇太女様が帝位に就いたら皇配(こうはい)というものになるらしい。
立場上、皇宮警察の仕事は続けられず、皇太女様のサポートを行うという役割が与えられるという。
きっとイザークさんなら、さりげなくスマートに、皇太女様を支えてくれるはずだ。
もう遠い遠い世界の話だけど…。
私が前世で、「聖皇女リリア」を何度も呼んでいたことが思い出され、少し感慨深い気持ちになる。
しかし今となっては、どちらが現実の世界か、どちらがおとぎ話なのかよく分からなかった。
「そういえば、来月はエルザの結婚式だったわね」
「はい。私も体調が安定しているので、出席できそうです」
婚約中だったエルザさんとリンツ男爵の結婚式は、リンツ男爵の経営するカフェを利用して行われる。
カフェに併設して結婚式が行えるイベントスペースが作られたので、そのお披露目もかねて行うのだそうだ。
これはエルザさんのアイデアだったみたいで、すでにそのイベントスペースは予約でいっぱいだという。
「私も神聖力はなくなったけど、皇太女として二人をお祝いするつもりよ」
「きっと二人とも喜ぶと思います」
皇太女様としては、エルザさんにも侍女になってもらいたかったようだけど、リンツ男爵のサポートが忙しそうなので諦めたらしい。
「マルティンのところも二人目が誕生しそうだし。ファーレンハイト家は賑やかになりそうね」
「はい。アメリーは今つわりが辛そうですけど。マルティン卿がしっかり支えているようです」
昨年の春、初めての出産を終えたばかりのアメリーだけど、先日、二人目の妊娠が発覚した。
マルティン卿は大喜びで、会うたびに幸せそうに目尻が下がっているのが微笑ましい。
「シャーレットは大変だったわね。結婚してまだ一年と少ししか経ってないのに、次から次へといろんなことが起こって…」
同情するように言う皇太女様に、私は微笑んだ。
「大丈夫です。夫と息子は、私が守りますから」
「そうね。あなたなら、どんなことがあっても、ラウルもカイルも守れそう」
「はい。子どもも増えますし。ますます強くならないと」
「あなたのただ守られるだけじゃない…そういうところ好きよ」
「ありがとうございます」
本当は弱いところもたくさんある私だけど、守られるだけじゃ、大切なものを失ってしまう。
そのことを、この1年半ほどで思い知るようなことがたくさんあった。
失わないためには強くなって、何もかもを守れる自分になるしかない。
「あ、ラウルが戻ってきたわね。きっと早退したのね。あなたが戻って来るから」
くすりと笑って、皇太女様は言った。
「またイザークのことでぼやかれると困るから。私は帰るわね」
「はい、ありがとうございました」
皇女様を見送って、私はラウル様が馬車から降りてくるのを待った。
ラウル様は私の姿を見つけると、ほっとしたように微笑んで、駆け寄ってきた。
そして、その大きな腕で私を抱きしめてくれる。
「無事に到着して良かったです」
「はい。ずっと騎士の人や警官の人たちが守ってくれていたし、ゆっくり戻ってきたので、危険なことは何もありませんでした」
「知らせは届いていましたが、ずっと心配でした…」
ラウル様は目を細めて私を見つめ、すぐに唇を重ねてきた。
久しぶりに感じるラウル様のぬくもり。
やっと、自分のいるべき場所に戻ってきたという気がする。
部屋に戻って、ラウル様と北部であったいろんな話をしていると、離れていた時間がどんどん埋まっていくようだった。
「お腹が…だいぶ大きくなりました」
「そうですね。無事に育ってくれているようで安心しました」
「すごく元気です。最近は、お腹の中で動くんですよ」
「そうなんですか」
私はお腹に手を当てて、赤ちゃんに話しかけてみる。
「お父さんがここにいるよ」
まるでそれに応えるように、お腹の中の赤ちゃんが動く気配がした。
「動きました」
「え?」
「ほら…」
私はラウル様の手を、自分のお腹に導いた。
「本当だ…動いてますね」
「この子、ちゃんとお父さんのことが分かってるみたいです」
私がそう言うと、ラウル様は少し照れくさそうに笑った。
「活発に動く子ですね」
「はい。やっぱり男の子という気がします。女の子だったら、すごくおてんばな子かも…」
「どんな子でも、無事に生まれてきてくれれば、それで十分です」
「はい…」
赤ちゃんは、しばらくの間、動いたり、止まったりを繰り返していた。
まるで、ラウル様に「ただいま」と言っているように。
「こういう種類の幸せを感じるのは、初めてのことです」
ラウル様はぽつりと呟いた。
「こういう幸せとは、無縁だと思っていました」
「ラウル様…」
「でも、夢ではないんですね」
「はい、夢じゃありません。ラウル様は、もっと素直に幸せを感じていいんですよ」
私はそう言いたくなって伝えた。
「ラウル様は、幸せになっていいんです」
ラウル様が素直に幸せを感じられない理由は、これまでの複雑な生い立ちにある。
すぐに変わるのは無理だと思う。
だからその呪縛を、私が少しずつでも解いていけたらいいなと思う。
「ありがとうございます。あなたと結婚できて、本当に良かったです」
「私もです…」
ラウル様の唇がゆっくりと重なってくる。
このぬくもりを、これからも大切に育んでいこう。
この人の心をゆっくりとかしながら…。
ーー完ーー
※長らくのご購読、本当にありがとうございました!!!
ちょうど北部の雪も溶け始めた頃、私はカイルとともに、久しぶりに首都の本邸に戻ってきた。
カイルは途中でぐっすり眠り、到着しても起きなかったので、今、騎士が部屋に運んでくれたところだ。
「すごく…久しぶり…」
馬車から降りた私は、感慨深く周囲の景色を見つめる。
お腹は少し目立つようになっていて、妊婦さんらしい体型になっていた。
前世では、望んでも望んでも妊娠できなかったこともあり、妊娠中の体調の変化やつわりさえも、赤ちゃんとの愛おしい時間だと思えた。
ラウル様が無事に戻ってくれたということも、私の気持ちを安定させる力になっていたと思う。
それに、北部にはカイルが残ってくれ、ずっと私の側にいてくれたことも心強かった。
カイルは本当に根っからの世話好きな性分で、お城でいろんな人から話を聞き、妊婦の私に良いということがあれば、積極的に実践してくれた。
それがとても、微笑ましかったし、嬉しかった。
首都へ向かう道中も、カイルがずっとお腹の赤ちゃんに話しかけてくれ、退屈することもなく過ごせた。
それに、時々胎動も感じられるようになり、そのたびにカイルと一緒にお腹に触れては赤ちゃんの存在を感じていた。
「シャーレット!」
「皇女…あ、皇太女様」
皇女様は先月、立太子の儀式を終え、無事に皇太女となった。
それと同時に、皇太女様とイザークさんの婚約も発表された。
皇太女様のお相手が平民の警官だということで、貴族の間では賛否両論あったが、平民たちの間では、ますます皇太女様の人気が高まったようだ。
皇太女様のご両親は、恋愛に関して自由奔放な方々なので、特に反対もなかったらしい。
「そういえば、ご婚約、おめでとうございます」
「ありがとう。ラウルからは優秀な警官が引き抜かれたと恨み言を言われているけどね」
「きっと本心じゃないですよ。ラウル様にとっては、皇太女様もイザークさんも、大切な人ですから」
イザークさんの身分は、皇太女様が帝位に就いたら皇配(こうはい)というものになるらしい。
立場上、皇宮警察の仕事は続けられず、皇太女様のサポートを行うという役割が与えられるという。
きっとイザークさんなら、さりげなくスマートに、皇太女様を支えてくれるはずだ。
もう遠い遠い世界の話だけど…。
私が前世で、「聖皇女リリア」を何度も呼んでいたことが思い出され、少し感慨深い気持ちになる。
しかし今となっては、どちらが現実の世界か、どちらがおとぎ話なのかよく分からなかった。
「そういえば、来月はエルザの結婚式だったわね」
「はい。私も体調が安定しているので、出席できそうです」
婚約中だったエルザさんとリンツ男爵の結婚式は、リンツ男爵の経営するカフェを利用して行われる。
カフェに併設して結婚式が行えるイベントスペースが作られたので、そのお披露目もかねて行うのだそうだ。
これはエルザさんのアイデアだったみたいで、すでにそのイベントスペースは予約でいっぱいだという。
「私も神聖力はなくなったけど、皇太女として二人をお祝いするつもりよ」
「きっと二人とも喜ぶと思います」
皇太女様としては、エルザさんにも侍女になってもらいたかったようだけど、リンツ男爵のサポートが忙しそうなので諦めたらしい。
「マルティンのところも二人目が誕生しそうだし。ファーレンハイト家は賑やかになりそうね」
「はい。アメリーは今つわりが辛そうですけど。マルティン卿がしっかり支えているようです」
昨年の春、初めての出産を終えたばかりのアメリーだけど、先日、二人目の妊娠が発覚した。
マルティン卿は大喜びで、会うたびに幸せそうに目尻が下がっているのが微笑ましい。
「シャーレットは大変だったわね。結婚してまだ一年と少ししか経ってないのに、次から次へといろんなことが起こって…」
同情するように言う皇太女様に、私は微笑んだ。
「大丈夫です。夫と息子は、私が守りますから」
「そうね。あなたなら、どんなことがあっても、ラウルもカイルも守れそう」
「はい。子どもも増えますし。ますます強くならないと」
「あなたのただ守られるだけじゃない…そういうところ好きよ」
「ありがとうございます」
本当は弱いところもたくさんある私だけど、守られるだけじゃ、大切なものを失ってしまう。
そのことを、この1年半ほどで思い知るようなことがたくさんあった。
失わないためには強くなって、何もかもを守れる自分になるしかない。
「あ、ラウルが戻ってきたわね。きっと早退したのね。あなたが戻って来るから」
くすりと笑って、皇太女様は言った。
「またイザークのことでぼやかれると困るから。私は帰るわね」
「はい、ありがとうございました」
皇女様を見送って、私はラウル様が馬車から降りてくるのを待った。
ラウル様は私の姿を見つけると、ほっとしたように微笑んで、駆け寄ってきた。
そして、その大きな腕で私を抱きしめてくれる。
「無事に到着して良かったです」
「はい。ずっと騎士の人や警官の人たちが守ってくれていたし、ゆっくり戻ってきたので、危険なことは何もありませんでした」
「知らせは届いていましたが、ずっと心配でした…」
ラウル様は目を細めて私を見つめ、すぐに唇を重ねてきた。
久しぶりに感じるラウル様のぬくもり。
やっと、自分のいるべき場所に戻ってきたという気がする。
部屋に戻って、ラウル様と北部であったいろんな話をしていると、離れていた時間がどんどん埋まっていくようだった。
「お腹が…だいぶ大きくなりました」
「そうですね。無事に育ってくれているようで安心しました」
「すごく元気です。最近は、お腹の中で動くんですよ」
「そうなんですか」
私はお腹に手を当てて、赤ちゃんに話しかけてみる。
「お父さんがここにいるよ」
まるでそれに応えるように、お腹の中の赤ちゃんが動く気配がした。
「動きました」
「え?」
「ほら…」
私はラウル様の手を、自分のお腹に導いた。
「本当だ…動いてますね」
「この子、ちゃんとお父さんのことが分かってるみたいです」
私がそう言うと、ラウル様は少し照れくさそうに笑った。
「活発に動く子ですね」
「はい。やっぱり男の子という気がします。女の子だったら、すごくおてんばな子かも…」
「どんな子でも、無事に生まれてきてくれれば、それで十分です」
「はい…」
赤ちゃんは、しばらくの間、動いたり、止まったりを繰り返していた。
まるで、ラウル様に「ただいま」と言っているように。
「こういう種類の幸せを感じるのは、初めてのことです」
ラウル様はぽつりと呟いた。
「こういう幸せとは、無縁だと思っていました」
「ラウル様…」
「でも、夢ではないんですね」
「はい、夢じゃありません。ラウル様は、もっと素直に幸せを感じていいんですよ」
私はそう言いたくなって伝えた。
「ラウル様は、幸せになっていいんです」
ラウル様が素直に幸せを感じられない理由は、これまでの複雑な生い立ちにある。
すぐに変わるのは無理だと思う。
だからその呪縛を、私が少しずつでも解いていけたらいいなと思う。
「ありがとうございます。あなたと結婚できて、本当に良かったです」
「私もです…」
ラウル様の唇がゆっくりと重なってくる。
このぬくもりを、これからも大切に育んでいこう。
この人の心をゆっくりとかしながら…。
ーー完ーー
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