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第六話 未読の赤、逃げる呼吸 — Unread Red, Escaping Breath
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ロック画面の右上に、赤い丸がまた増えていた。
3、5、8……いまは「12」。
数字がひとつ増えるたび、胸の内側で小さな鐘が鳴る。
開けば鳴りやむのに、指はスワイプの直前で止まる。
差出人は「桐生 瑛司」。名前の並びだけで、喉がきゅっと締まる。文面は開かなくても想像できた。
「寒いからちゃんと食え」「眠れてるか」「少し話せるか」——あるいは、もっと短い「会いたい」。
既読をつけなければ、過去形のままでいられる。そう思って、目を逸らす。
でも、目を逸らすたび、あの夜の体温が勝手に蘇る。湯気の匂い、背に回された腕の重さ、髪に落ちる唇。思い出すたび、腹の奥がきゅっと疼く。——やめておけばよかった。やめられなかった。
もう二度と傷つきたくなかった。
瑛司とセフレ関係になる直前まで付き合っていた男の不誠実さが、今の俺を臆病にさせていた。
瑛司があの男とは違うということは分かってる。
だけど、彼だって、あいつと同じように俺を裏切って、誰か別の相手と体を重ねるかもしれない。
だから提案したんだ。「セフレがいいよね」って。
セフレなら、裏切るも裏切られるもない。
だけど僕は…いつの間にか身体だけの関係に満足できなくなっていた。
だから、終わりにして、瑛司から逃げ出したんだ。
スマホの電源を切った。ついたままだと、今夜も眠れそうになかった。
******************
日曜の午後、紙袋をいくつか提げて街を歩く。アーケードの天井に冬の光が薄く反射して、人影が長く伸びていた。
角を曲がった先で、黒いコートの背中が視界に入る。
瑛司だ、と脳が先に言った。
足が止まり、靴底がキュッと鳴る。心臓が、歩幅と関係なく急に速くなる。手の甲に汗が滲む。
彼がこちらに顔を上げる——その気配だけで、体が先に反転していた。
背後の空気が少しだけ追いかけてくる錯覚。振り返らない。曲がり角を二度、三度。アーケードの音が遠のき、細い路地の換気扇の匂いに混ざる。壁に沿ってようやく足を止めたとき、肺は薄い火傷みたいに熱かった。
******************
夜、駅前のカフェの前を通りかかる。窓に映る室内の灯りは蜂蜜色で、湯気の柱がふたつ、ゆっくり立ち上っていた。
ひとりは瑛司。肩の落とし方、指の置き方、グラスの持ち上げ方の癖まで、見なくても分かる。
向かいには背の高い男——篠原匠真。名前は知っている。たぶん、いいやつだ。いいやつの笑い方をしている。
瑛司が、少し目尻を下げて笑った。
——そんな顔、俺は知ってるか?
胸の奥で、音のない破裂が起きる。熱いのに、冷たい。嫉妬と呼ばれるものが、こんなに物理的だとは思わなかった。
グラス越しに見えるふたりの距離が、勝手に「親しさ」に変換される。匠真が何か言う。瑛司が頷く。あの頷き方を、俺は好きだった。
——どうせ俺じゃなくてもいいんだろ。
自分の声が、内側でだけ響く。足が動き、ガラスの前から身を引く。振り返らない。蜂蜜色の光が背中に当たって、すぐに離れる。
帰宅してシャワーで体を温めても、胸のざわめきは消えなかった。
ソファに丸くなって、スマホを手のひらで転がす。「12」だった「未読」の数字が「15」に増えていた。
——開け。開くな。
親指の腹が通知の上を滑り、ぎりぎりで止まる。喉が乾く。冷蔵庫から水を出して飲む。味がない。
未読に閉じ込めた言葉たちを想像する。
「会いたい」——その五文字を、俺は世界でいちばん怖がっている。
画面を伏せ、両手で顔を覆った。まぶたの裏で、瑛司が笑ったり、怒ったり、黙ったりする。匠真の横で、目尻を柔らかくしていた顔が何度も再生される。
——あんな顔もできるんだ。
胸がぎゅっと縮んで、呼吸がうまく入ってこない。
どうしてだ。どうして、俺じゃない未来がある顔を、簡単に見せるんだ。
答えは当然で、くだらない——俺が逃げるからだ。
分かっているのに、画面は裏返しのままだ。
明け方、数字は「16」になっていた。空はまだ暗くて、鳥の声だけが一度、薄く鳴いた。
******************
メッセージは送るほど軽くならず、未読のまま重く積み上がっていく。
無理に会いに行けば、また消えるかもしれない。あの四年間の空白をもう一度食らう勇気は、さすがにない。
だから、待った。呼吸のペースを落とし、生活のリズムを崩さないように。いつ連絡が来てもいいように、予定に小さな隙間を作る。
自分でも笑えるくらい慎重で、臆病だ。
——臆病じゃなかったら、とっくに捕まえている。
日曜の午後、近所の商店街までで買い出し。
角を曲がった先で、金髪が光った。
目が合うより一瞬早く、彼は身を翻した。
追える。いまなら、追いつける。
足が一歩、前に出て止まる。
——ここで追えば、また消える。
喉の奥で唾を飲む音がやけに大きく響いた。
通りすぎる人に紛れる金髪が、角で消えた。見えなくなってからもしばらく、そこにいる気がして、立ち尽くす。
コートの内ポケットのスマホが、体温で少し熱い。
夜、匠真とカフェで落ち合った。
彼と会うときは、たいてい肩の力が抜ける。似た傷を持つ人間の前では、誰だって少しだけ無防備になる。
「例の彼は?」
「逃げ回ってる」
「追わないの?」
「追ったら、もっと速く逃げる」
笑っているが、芯で理解している顔だ。
ふと、窓の向こうを金髪が横切る。
ガラスに映る蜂蜜色の反射越しでも、分かる。肩の引き方、歩幅、目線の落とし方。
瞬間、体が立ち上がりかける。椅子の脚が床を擦り、鈍い音を立てた。
ドアに向かう前に、彼は角を曲がっていなくなる。
追わない、と決めている。いま、ここで破るのは簡単だ。簡単なことほど、壊す。
拳を握り、椅子に戻った。
匠真が何も言わないでいてくれる沈黙が、ありがたくて苛立つ。
テーブルの上、湯気が細くほどけていくのを見ながら、心の中の別の場所で何かが固まる。
******************
帰り道、夜風がコートの内側を通って、背中に冷たさを置いていく。
ポケットのスマホを取り出し、画面を開く。送信履歴の最後の行。「会えるか」。
——足りない。
言葉の強さを、少しだけ上げるべきだ。強引ではなく、撤退もしない温度。
親指がキーボードの上で迷い、打っては消す。
『話したいことがある。今週、どの日でもいい。場所はそっちで決めてくれ』
送信。
既読はつかない。想定内だ。
画面を消す前に、短い息が漏れた。ため息を装った祈りみたいな息。
信号待ちの横断歩道で、赤の点滅がゆっくり減っていく。
この一週間、慎重に、臆病に、距離を見誤らないように、と思ってきた。
でも、臆病さは、守ってばかりだ。
守るだけでは、戻ってこない。
青になる少し前に足を踏み出す。白線を踏む靴底の感触が、久しぶりに決意の音に聞こえた。
——このままで終わらせるかよ。
あの背中が見える場所まで。見えたら、もう手を伸ばす。
逃げられても、何度でも。
冬の空気は冷たく、頬を刺す。息は白い。
それでも体の芯は、不思議なほど熱かった。
*******************
このお話は、YouTubeで公開している楽曲「未読の赤、逃げる呼吸 — Unread Red, Escaping Breath」とリンクしています。
良かったら、楽曲のほうも聴いてみてくださいね♪
「未読の赤、逃げる呼吸 — Unread Red, Escaping Breath」はこちらから⇒https://youtu.be/-dkHYq_V6mc
また、この物語に登場する篠原匠真は、「風を捕まえる手 — The Hand That Catches the Wind」という楽曲に登場する攻キャラです。
「風を捕まえる手 — The Hand That Catches the Wind」はこちらから⇒https://youtu.be/t-KVMbJ4LAM
3、5、8……いまは「12」。
数字がひとつ増えるたび、胸の内側で小さな鐘が鳴る。
開けば鳴りやむのに、指はスワイプの直前で止まる。
差出人は「桐生 瑛司」。名前の並びだけで、喉がきゅっと締まる。文面は開かなくても想像できた。
「寒いからちゃんと食え」「眠れてるか」「少し話せるか」——あるいは、もっと短い「会いたい」。
既読をつけなければ、過去形のままでいられる。そう思って、目を逸らす。
でも、目を逸らすたび、あの夜の体温が勝手に蘇る。湯気の匂い、背に回された腕の重さ、髪に落ちる唇。思い出すたび、腹の奥がきゅっと疼く。——やめておけばよかった。やめられなかった。
もう二度と傷つきたくなかった。
瑛司とセフレ関係になる直前まで付き合っていた男の不誠実さが、今の俺を臆病にさせていた。
瑛司があの男とは違うということは分かってる。
だけど、彼だって、あいつと同じように俺を裏切って、誰か別の相手と体を重ねるかもしれない。
だから提案したんだ。「セフレがいいよね」って。
セフレなら、裏切るも裏切られるもない。
だけど僕は…いつの間にか身体だけの関係に満足できなくなっていた。
だから、終わりにして、瑛司から逃げ出したんだ。
スマホの電源を切った。ついたままだと、今夜も眠れそうになかった。
******************
日曜の午後、紙袋をいくつか提げて街を歩く。アーケードの天井に冬の光が薄く反射して、人影が長く伸びていた。
角を曲がった先で、黒いコートの背中が視界に入る。
瑛司だ、と脳が先に言った。
足が止まり、靴底がキュッと鳴る。心臓が、歩幅と関係なく急に速くなる。手の甲に汗が滲む。
彼がこちらに顔を上げる——その気配だけで、体が先に反転していた。
背後の空気が少しだけ追いかけてくる錯覚。振り返らない。曲がり角を二度、三度。アーケードの音が遠のき、細い路地の換気扇の匂いに混ざる。壁に沿ってようやく足を止めたとき、肺は薄い火傷みたいに熱かった。
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夜、駅前のカフェの前を通りかかる。窓に映る室内の灯りは蜂蜜色で、湯気の柱がふたつ、ゆっくり立ち上っていた。
ひとりは瑛司。肩の落とし方、指の置き方、グラスの持ち上げ方の癖まで、見なくても分かる。
向かいには背の高い男——篠原匠真。名前は知っている。たぶん、いいやつだ。いいやつの笑い方をしている。
瑛司が、少し目尻を下げて笑った。
——そんな顔、俺は知ってるか?
胸の奥で、音のない破裂が起きる。熱いのに、冷たい。嫉妬と呼ばれるものが、こんなに物理的だとは思わなかった。
グラス越しに見えるふたりの距離が、勝手に「親しさ」に変換される。匠真が何か言う。瑛司が頷く。あの頷き方を、俺は好きだった。
——どうせ俺じゃなくてもいいんだろ。
自分の声が、内側でだけ響く。足が動き、ガラスの前から身を引く。振り返らない。蜂蜜色の光が背中に当たって、すぐに離れる。
帰宅してシャワーで体を温めても、胸のざわめきは消えなかった。
ソファに丸くなって、スマホを手のひらで転がす。「12」だった「未読」の数字が「15」に増えていた。
——開け。開くな。
親指の腹が通知の上を滑り、ぎりぎりで止まる。喉が乾く。冷蔵庫から水を出して飲む。味がない。
未読に閉じ込めた言葉たちを想像する。
「会いたい」——その五文字を、俺は世界でいちばん怖がっている。
画面を伏せ、両手で顔を覆った。まぶたの裏で、瑛司が笑ったり、怒ったり、黙ったりする。匠真の横で、目尻を柔らかくしていた顔が何度も再生される。
——あんな顔もできるんだ。
胸がぎゅっと縮んで、呼吸がうまく入ってこない。
どうしてだ。どうして、俺じゃない未来がある顔を、簡単に見せるんだ。
答えは当然で、くだらない——俺が逃げるからだ。
分かっているのに、画面は裏返しのままだ。
明け方、数字は「16」になっていた。空はまだ暗くて、鳥の声だけが一度、薄く鳴いた。
******************
メッセージは送るほど軽くならず、未読のまま重く積み上がっていく。
無理に会いに行けば、また消えるかもしれない。あの四年間の空白をもう一度食らう勇気は、さすがにない。
だから、待った。呼吸のペースを落とし、生活のリズムを崩さないように。いつ連絡が来てもいいように、予定に小さな隙間を作る。
自分でも笑えるくらい慎重で、臆病だ。
——臆病じゃなかったら、とっくに捕まえている。
日曜の午後、近所の商店街までで買い出し。
角を曲がった先で、金髪が光った。
目が合うより一瞬早く、彼は身を翻した。
追える。いまなら、追いつける。
足が一歩、前に出て止まる。
——ここで追えば、また消える。
喉の奥で唾を飲む音がやけに大きく響いた。
通りすぎる人に紛れる金髪が、角で消えた。見えなくなってからもしばらく、そこにいる気がして、立ち尽くす。
コートの内ポケットのスマホが、体温で少し熱い。
夜、匠真とカフェで落ち合った。
彼と会うときは、たいてい肩の力が抜ける。似た傷を持つ人間の前では、誰だって少しだけ無防備になる。
「例の彼は?」
「逃げ回ってる」
「追わないの?」
「追ったら、もっと速く逃げる」
笑っているが、芯で理解している顔だ。
ふと、窓の向こうを金髪が横切る。
ガラスに映る蜂蜜色の反射越しでも、分かる。肩の引き方、歩幅、目線の落とし方。
瞬間、体が立ち上がりかける。椅子の脚が床を擦り、鈍い音を立てた。
ドアに向かう前に、彼は角を曲がっていなくなる。
追わない、と決めている。いま、ここで破るのは簡単だ。簡単なことほど、壊す。
拳を握り、椅子に戻った。
匠真が何も言わないでいてくれる沈黙が、ありがたくて苛立つ。
テーブルの上、湯気が細くほどけていくのを見ながら、心の中の別の場所で何かが固まる。
******************
帰り道、夜風がコートの内側を通って、背中に冷たさを置いていく。
ポケットのスマホを取り出し、画面を開く。送信履歴の最後の行。「会えるか」。
——足りない。
言葉の強さを、少しだけ上げるべきだ。強引ではなく、撤退もしない温度。
親指がキーボードの上で迷い、打っては消す。
『話したいことがある。今週、どの日でもいい。場所はそっちで決めてくれ』
送信。
既読はつかない。想定内だ。
画面を消す前に、短い息が漏れた。ため息を装った祈りみたいな息。
信号待ちの横断歩道で、赤の点滅がゆっくり減っていく。
この一週間、慎重に、臆病に、距離を見誤らないように、と思ってきた。
でも、臆病さは、守ってばかりだ。
守るだけでは、戻ってこない。
青になる少し前に足を踏み出す。白線を踏む靴底の感触が、久しぶりに決意の音に聞こえた。
——このままで終わらせるかよ。
あの背中が見える場所まで。見えたら、もう手を伸ばす。
逃げられても、何度でも。
冬の空気は冷たく、頬を刺す。息は白い。
それでも体の芯は、不思議なほど熱かった。
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このお話は、YouTubeで公開している楽曲「未読の赤、逃げる呼吸 — Unread Red, Escaping Breath」とリンクしています。
良かったら、楽曲のほうも聴いてみてくださいね♪
「未読の赤、逃げる呼吸 — Unread Red, Escaping Breath」はこちらから⇒https://youtu.be/-dkHYq_V6mc
また、この物語に登場する篠原匠真は、「風を捕まえる手 — The Hand That Catches the Wind」という楽曲に登場する攻キャラです。
「風を捕まえる手 — The Hand That Catches the Wind」はこちらから⇒https://youtu.be/t-KVMbJ4LAM
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