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ルイスの手紙を犬に奪われました
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リリーの姿がアーチに消えてから数秒数え、一息ついて自分に冷静になるよう言い聞かせてから、ルイスは目の前でリリーが淹れたのであろうお茶をすまし顔で飲む相手に声をかけた。
心臓に悪すぎた。ルイスの表情は唇が堅く結ばれているが、苦々しさは隠しきれない。エマ・ウィンチェスター。ルイスの実母でありこの国の王妃でもある。
「母上……」
「お母様によく似ているわ。とくにあの大きなグリーンの瞳、本当にリリーはエレナそっくりね」
「知っていらっしゃったのですね………」
先ほどまでリリーが座っていた席に、軽く頭を下げてルイスは座った。エレナとはリリーが8歳の時に亡くなった女性の名前だ。元々身体は弱かったようで、リリーを生んでからは体調を崩すことが多くなり、公式の場やパーティーに顔を出す機会は少なく、ルイスとはあまり面識がない。
「侯爵からリリーが王都にしばらく滞在するそうなので、よろしくたのむとのお手紙を頂いておりましたからね。けれど、まさか貴方の侍従をされていると知ったときは驚きましたわ。そんな面白そうなこと、どうして私も仲間に入れてくださらなかったの?」
頬を膨らませて責めるエマに、ルイスは視線をそらし、話を濁らせた。まさかリリーから婚約解消を申し出られたなど、実の母親であってもそう簡単には話せない。
「それについては色々ありまして」
(父上と侯爵が友人であれば、母上とも機知の仲であってもおかしくないか。それにしても母上にまで手紙を送っていたとは……)
リリーが見習い侍従になるとき、王都滞在期間を延ばすという連絡の手紙を侯爵に送っていたから、もしかするとその手紙を読んで、エマにも手紙を送ったのかもしれない。いくら侯爵の所有する屋敷がであっても、王都や王宮のことをほとんど知らないリリーを心配し、同じ女性であるエマを頼ったのは十分考えられる。
(まさか今日のお茶はリリーのことを追求されるのか?リリーに暴力や無体を強いたことはないが)
久しぶりのお茶の誘いだったが、まさかリリーが絡むとは思ってもみなかった。だとすると、事前に普段のリリーの様子を調べ上げていることだろう。自分とロイド以外、誰も気づいていないと思って、これまでルイスがリリーにしてきたことを思い返し、それらが全てエマに知られてしまっていると思うと、急に胃のあたりが痛くなってきた気がする。
ルイスが内心冷や汗をかいていると、自分がやってきたアーチの奥から段々と騒ぎ声が近づいてきた。
「陛下!お待ちください!」
「む!?エマ!リリーはどこだ?リリーはまだ来てないのか!?」
アーチから駆け足でやってきたのはルイスの実父であり現国王リチャードである。髭を生やし今年で60になるが、快活で豪快な性格からそれよりも若く見える。
「リリーならルイスがさきほど仕事に戻れとまた隠してしまいましたわ。もう少し来るのが早ければお会いできたのに、残念ですわね」
「何!?もう帰ったのか!?早すぎるだろう!?だからダラダラと会議をしていても時間の無駄だと言うのに大臣たちがしつこく引き止めおってからに!!」
心底悔しそうに地団駄を踏むリチャードに、とうとうルイスは眉間を右手の親指と人差し指で押さえた。
「父上まで……」
(母上がご存知だったのだ。リリーに侍従をさせているなんて面白そうなこと、母上が父に話さないわけがない)
現にこの場所も王宮の奥庭にあり王族でなければ貴族であっても入れない。衛兵が常に侵入者を見張り、たまたま偶然迷い込むなどありえない庭なのだ。
そこにリリーが迷い込んだとするなら、本人にそうと気づかせず用意周到に招き入れられただけに過ぎない。何よりこの庭なら他の貴族たちに見られることなくリリーと話すことが出来るだろう。
空いている椅子に不満そうにリチャードは腰をかけ、なおも不満そうに、
「そうは言うが、ルイスはリリーをわしらには全く会わせてくれぬではないか!それだけではなく自分付きの侍従にして毎日1人占めしていると報告を受けたぞ!なんとも羨ましいのぅ!」
「…………」
エマもだったが、女性のリリーに男装させて侍従をさせるなど何事かと叱咤すると見せかけて、リチャードも最後の方で本音が漏れている。
我が親ながら似たもの夫婦過ぎる。
「で、どうであった?リリーに会ったのであろう?」
「ええ、母親のエレナに似てとても美しく成長しておりましたよ。それにとても純粋で、素直。ルイスが夢中になるわけですわね」
「そうかそうか。わしも一目でよいから会ってみたかったのぅ。では今度、ルイスの部屋に遊びでもいくとしよう。そうすればリリーに会えるであろう?持って行く土産は何がいいだろうか。リリーの好きな菓子はなんだ?」
ルイスを置いてけぼりにして、勝手にリチャードとエマの話が進んでいくが、さすがに国王が自ら部屋に来るとなると無視はできない。
「国王陛下自ら、私の部屋に出向かれるおつもりですか?」
「父が息子の部屋に行くだけだ。何の問題がある?わしだってリリーと話をしてみたいのだ」
大有りだ。王に呼ばれて王子が謁見に向かうならまだしも、王が気軽に部屋に遊びに来られてはたまったものではない。だが、この様子であれば、ルイスが止めても無理矢理リチャードは押しかけてくるだろう。
ならばーー
「問題はありませんが、来られる前に事前連絡は必ずくださいますようお願いいたします」
「しかし、そんなことをしたら」
「今更リリーを隠したりしませんよ。ただ、いきなり国王陛下である父上がいらっしゃったらリリーも驚くでしょう?」
「むぅ、それもそうか」
それらしい理由にリチャードは一応の承諾を見せる。
これでいきなり扉が開かれてリチャードが現れることはないだろう。
(しかし、父上と母上ふたりにリリーのことが知られているとなると、これからリリーへの接し方を少し考えないといけないな)
まだ結婚前だ。手を出してはいないが、夜、たまに自分の部屋にリリーを呼び出して一緒に寝ていることもこの様子では2人に知られていると考えていい。しかしリリーを抱いて寝るのは今のところルイスの楽しみの一つになっている。直接小言を言われない限り、リリーと寝るのを止める気は無い。
「けれどルイス、あまり自分1人で束縛してしまうと、リリーは息苦しいのではなくて?」
思案していたところに、エマから話しかけられルイスは振り返る。
「束縛など。何か言っていましたか?」
「何も言ってはおりませんわ。でもリリーの淹れるお茶すら自分だけが楽しんでいるのでしょう?リリーがそれを誤解していなければよいのですけれど。束縛は過ぎると相手に苦しみしか与えませんよ?」
リチャードとエマが2人揃っているのだ。楽しそうなことをしていると悪乗りしてくるだけではないだろうと思っていたが、案の定、クギを刺して来た。エマの話をもちろんリチャードも聞いているだろうに何も言わない。だからこそ言葉ではない圧がルイスにかかる。
「母上のお言葉、肝に命じておきます」
心臓に悪すぎた。ルイスの表情は唇が堅く結ばれているが、苦々しさは隠しきれない。エマ・ウィンチェスター。ルイスの実母でありこの国の王妃でもある。
「母上……」
「お母様によく似ているわ。とくにあの大きなグリーンの瞳、本当にリリーはエレナそっくりね」
「知っていらっしゃったのですね………」
先ほどまでリリーが座っていた席に、軽く頭を下げてルイスは座った。エレナとはリリーが8歳の時に亡くなった女性の名前だ。元々身体は弱かったようで、リリーを生んでからは体調を崩すことが多くなり、公式の場やパーティーに顔を出す機会は少なく、ルイスとはあまり面識がない。
「侯爵からリリーが王都にしばらく滞在するそうなので、よろしくたのむとのお手紙を頂いておりましたからね。けれど、まさか貴方の侍従をされていると知ったときは驚きましたわ。そんな面白そうなこと、どうして私も仲間に入れてくださらなかったの?」
頬を膨らませて責めるエマに、ルイスは視線をそらし、話を濁らせた。まさかリリーから婚約解消を申し出られたなど、実の母親であってもそう簡単には話せない。
「それについては色々ありまして」
(父上と侯爵が友人であれば、母上とも機知の仲であってもおかしくないか。それにしても母上にまで手紙を送っていたとは……)
リリーが見習い侍従になるとき、王都滞在期間を延ばすという連絡の手紙を侯爵に送っていたから、もしかするとその手紙を読んで、エマにも手紙を送ったのかもしれない。いくら侯爵の所有する屋敷がであっても、王都や王宮のことをほとんど知らないリリーを心配し、同じ女性であるエマを頼ったのは十分考えられる。
(まさか今日のお茶はリリーのことを追求されるのか?リリーに暴力や無体を強いたことはないが)
久しぶりのお茶の誘いだったが、まさかリリーが絡むとは思ってもみなかった。だとすると、事前に普段のリリーの様子を調べ上げていることだろう。自分とロイド以外、誰も気づいていないと思って、これまでルイスがリリーにしてきたことを思い返し、それらが全てエマに知られてしまっていると思うと、急に胃のあたりが痛くなってきた気がする。
ルイスが内心冷や汗をかいていると、自分がやってきたアーチの奥から段々と騒ぎ声が近づいてきた。
「陛下!お待ちください!」
「む!?エマ!リリーはどこだ?リリーはまだ来てないのか!?」
アーチから駆け足でやってきたのはルイスの実父であり現国王リチャードである。髭を生やし今年で60になるが、快活で豪快な性格からそれよりも若く見える。
「リリーならルイスがさきほど仕事に戻れとまた隠してしまいましたわ。もう少し来るのが早ければお会いできたのに、残念ですわね」
「何!?もう帰ったのか!?早すぎるだろう!?だからダラダラと会議をしていても時間の無駄だと言うのに大臣たちがしつこく引き止めおってからに!!」
心底悔しそうに地団駄を踏むリチャードに、とうとうルイスは眉間を右手の親指と人差し指で押さえた。
「父上まで……」
(母上がご存知だったのだ。リリーに侍従をさせているなんて面白そうなこと、母上が父に話さないわけがない)
現にこの場所も王宮の奥庭にあり王族でなければ貴族であっても入れない。衛兵が常に侵入者を見張り、たまたま偶然迷い込むなどありえない庭なのだ。
そこにリリーが迷い込んだとするなら、本人にそうと気づかせず用意周到に招き入れられただけに過ぎない。何よりこの庭なら他の貴族たちに見られることなくリリーと話すことが出来るだろう。
空いている椅子に不満そうにリチャードは腰をかけ、なおも不満そうに、
「そうは言うが、ルイスはリリーをわしらには全く会わせてくれぬではないか!それだけではなく自分付きの侍従にして毎日1人占めしていると報告を受けたぞ!なんとも羨ましいのぅ!」
「…………」
エマもだったが、女性のリリーに男装させて侍従をさせるなど何事かと叱咤すると見せかけて、リチャードも最後の方で本音が漏れている。
我が親ながら似たもの夫婦過ぎる。
「で、どうであった?リリーに会ったのであろう?」
「ええ、母親のエレナに似てとても美しく成長しておりましたよ。それにとても純粋で、素直。ルイスが夢中になるわけですわね」
「そうかそうか。わしも一目でよいから会ってみたかったのぅ。では今度、ルイスの部屋に遊びでもいくとしよう。そうすればリリーに会えるであろう?持って行く土産は何がいいだろうか。リリーの好きな菓子はなんだ?」
ルイスを置いてけぼりにして、勝手にリチャードとエマの話が進んでいくが、さすがに国王が自ら部屋に来るとなると無視はできない。
「国王陛下自ら、私の部屋に出向かれるおつもりですか?」
「父が息子の部屋に行くだけだ。何の問題がある?わしだってリリーと話をしてみたいのだ」
大有りだ。王に呼ばれて王子が謁見に向かうならまだしも、王が気軽に部屋に遊びに来られてはたまったものではない。だが、この様子であれば、ルイスが止めても無理矢理リチャードは押しかけてくるだろう。
ならばーー
「問題はありませんが、来られる前に事前連絡は必ずくださいますようお願いいたします」
「しかし、そんなことをしたら」
「今更リリーを隠したりしませんよ。ただ、いきなり国王陛下である父上がいらっしゃったらリリーも驚くでしょう?」
「むぅ、それもそうか」
それらしい理由にリチャードは一応の承諾を見せる。
これでいきなり扉が開かれてリチャードが現れることはないだろう。
(しかし、父上と母上ふたりにリリーのことが知られているとなると、これからリリーへの接し方を少し考えないといけないな)
まだ結婚前だ。手を出してはいないが、夜、たまに自分の部屋にリリーを呼び出して一緒に寝ていることもこの様子では2人に知られていると考えていい。しかしリリーを抱いて寝るのは今のところルイスの楽しみの一つになっている。直接小言を言われない限り、リリーと寝るのを止める気は無い。
「けれどルイス、あまり自分1人で束縛してしまうと、リリーは息苦しいのではなくて?」
思案していたところに、エマから話しかけられルイスは振り返る。
「束縛など。何か言っていましたか?」
「何も言ってはおりませんわ。でもリリーの淹れるお茶すら自分だけが楽しんでいるのでしょう?リリーがそれを誤解していなければよいのですけれど。束縛は過ぎると相手に苦しみしか与えませんよ?」
リチャードとエマが2人揃っているのだ。楽しそうなことをしていると悪乗りしてくるだけではないだろうと思っていたが、案の定、クギを刺して来た。エマの話をもちろんリチャードも聞いているだろうに何も言わない。だからこそ言葉ではない圧がルイスにかかる。
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