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第2章 江戸時代のようなの国

第04話 祠

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 町から西へ一時間ほど行き、更に三〇分森への脇道を入る道程だったが、私達三人なら走らなくとも早足で半分程度の時間で済んだ。
 森の脇道も整備はされてなかったが、道らしきものがあったのでそこを入って行くと、朱色の鳥居がずっと並んでいって、とても分かりやすく迷う事はなかった。
 鳥居を順番に潜って行く事で、徐々に緊張感が高まって行く。

 そして三人で祠の前に立った。一応社務所のようなものはあったが、今は無人で人の気配は無かった。
 普通の家のような開き戸が付いた朱色の祠で、大きさとしては六畳ぐらいの広さのある東屋に、ちゃんとした壁が付いてるような大きさだ。
 三人でも十分に入れそうだ。

 さて、こういうのはタイミングが大事だ。気持ちを落ち着けて色んな状況に備えてシュミレーションしないといけない。
 町で集めた情報を纏めると、祠に入るとどこかに飛ばされるのか、消えてしまうという事だ。
 死ぬわけでは無いそうだが、それをキチンと確認できた者もいない。消えた者が帰って来た事が無いそうだから。
 どのタイミングでそういう現象が起きるのか。飛ばされるというが、祠に入って、そのまま出て来た者もいるそうだから、必ず消えるという訳でもない。何かキーのようなものがあるのだろうか。
 まずは外観から見るに、何か仕掛けがあるようには見えない。ちょっと大きな普通の祠に見える。
 そうなると、やはり中が怪しい。中に入ってみないと分からないか……

「ご主人様ー。ここ鍵開いてるよー」
「はい、誰もいないようですが」

 なに勝手に開けてんだー! 私がまだ推理中してんだよ! 中を覗いてんじゃない! 危ないだろ!

「ソラ。ココア。ちょっとこっちに来なさい」
「はーい、なにーご主人様ー」
「なんでございますか?」

 戻ってきた二人に、危機管理について懇々と説いた。
「キキカンリ~?」
「はぁ。流石はご主人様。難しい言葉をご存知なのですね」

 二人には分かってもらえなかったようだ。
 だが、私はこの二人を守ると心に誓ったのだ。そして、もし私の世界に戻る事になれば、私が養うと決めたのだ。ここは私が先頭になって入るべきだろう。

 ソラの手によって既に開け放たれている扉を見て腹を据えた。そしてゆっくりと歩き出すと二人も私の後から付いてくる。
 入り口を潜ったが、特に何も起こらない。ただ、床一面に描かれた魔法陣のようなものに薄気味悪さを感じた。

 正方形と正方形が重なり合う八芒陣が描かれていた。床前面を使って描かれた一個の大きな八芒陣の外縁を、更に大きな円で囲んでいる。八芒陣の内側にも円が書かれており、更にその内側にも幾つかの陣が描かれていた。
 最内側の陣には、押入れで見たお札に書かれていた見たことも無い文字が刻まれている。

 これは魔法陣なのだろうか。異世界で魔法陣と言えば、何か発動するのが定番だ。だが、今の所何も起こらない。何か起動のためのキーワードがあるのだろうか。

「何も起こらないな。壁にも魔法陣が描かれてるようだから、そっちも調べてみようか」
「はーい」
「かしこまりました」

 壁にも五芒陣や六芒陣が描かれている。これらも魔法陣なのだろうか。それともただの模様? そんなはずはないな、ここで人が何人も消えてるのだから、何か原因があるはずだ。
 十分ぐらいだろうか、念入りに壁の魔法陣らしきものも調べたが、何も起こらないし何も分からなかった。

「ソラ、ココア。いったん外に出て休け……」
 私が二人を呼んだら、床の八芒陣から光が出始めた。

 えっ……

「ご主人様ー」「ご主人様」
「ダメだ! こっちに来るな! 外に逃げろ!」

 二人の声にも反応したのか、八芒陣は二段階で明るくなった。今までだって話してたのに何故今なんだ? 光は一度今より明るくなり、更にそれ以上に明るくなったのだ。

 バタン!

 扉が音を立てて閉じた。

 !
 逃げ道を塞がれたか。
「ソラ! ココア! こっちに来い!」
「「はい!」」

 ちょうど対角になる位置にいたため、私も二人に向かって走る。部屋の中央辺りで寄って来た二人を引き寄せ、覆い被さるように二人を抱きしめた。
 何が起こるか分からないが、何かあっても二人を守り抜くために二人を抱きしめた。

「大丈夫だ。光ってるだけで、まだ何も起こってない。出口を探すぞ!」
「はーい」
「……はい」
 ソラからは、こんな時でもいつも通りの抜けた返事が返って来たが、ココアの返事が小さい。

「どうしたココア。何かあったか?」
「…いえ…あの…何も…無くは…あったというか……」
「どうした、どこか痛むのか? この光の影響か?」
「い、い、いえ! 何もありません! 大丈夫です!」
「ココア、顔が真っ赤だよー」
「ななななんでもありません! ソラさんは変な事を言わないでください!」

 そんな場合じゃないと思うんだが。元気そうだな、これなら大丈夫か。
「入り口が勝手に閉じたという事は、恐らく開かないようにされたかもしれない。他には窓もはめ殺しになってるようだし、やはり入って来た入り口しかないな。開けるか壊すかしかないが、入り口に向かうぞ。二人とも私から離れるんじゃないぞ」
「はーい」「…はい」

 入り口に向かって一歩踏み出した瞬間に、更に八芒陣の光が増したので、私達は驚いて動きを止めてしまった。

 ヤバい。これは絶対に何かある。今まで消えた人達が帰って来なかったという原因はこれか。
 なんとかしないと私達も消されてしまう。
 消えるのが転移なのか、消滅なのか。ハッキリしてない事でギャンブルはしたくない。
 今は私だけじゃなくソラとココアもいるのだから。

 どうする? 出口が無いなら扉を壊すか。しかし、破壊できるのか。
「二人とも、扉に向かうぞ」
「「はい」」

 ジッとしていても解決にはならない。と、二人の肩を抱きしめたまま扉に向かって更に一歩踏み出した瞬間、光が弾けた。
 もう隣にいるソラとココアが見えなくなるほどの、光の洪水に飲み込まれた。

 遅かったか。

 それでも諦めずにもう一歩踏み出すと、そこには足場が無かった。
 しかし落ちてる感覚は無く、なにか浮いているような感じだ。
 ギュッと二人を抱く腕に力が入る。

「ご主人様、痛いー」
「……」
「すまん。でも今はそんな事を言ってる場合じゃない。二人も私を掴んで絶対に離すなよ!」
 私を掴む二人手に力が入った事を感じた瞬間、それは始まった。

 グルグルと回り始めたのだ。
 眩しくて何が回っているのか、どういう風に回っているのか分からないのだが、グルグルと回っている感覚だけがある。どのぐらいの速さで回っているのかも分からない。
 部屋が回っているのか、私達が回っているのか。縦に回っているのか、横に回っているのか。ゆっくり回っているのか、高速で回っているのか。
 どういう風に回っているのか分からないが、目が回る感覚だけがある。
 そして数秒後、周りが何も見えない程の光の中で、私の意識は無くなった。


 …………
 ………
 ……
 …

 
 酷い頭痛を感じながら目が覚めた。
 固い床で寝ていたからか、身体中が痛い。
 見える天井には何となく見覚えがある。
 一体なぜこんな所で寝ていたのだ。

 ハッ! ソラ! ココア! うぐっ……
 バッと起き上がろうとすると、身体中に痛みが走る。
 そして気がついた。二人も私の隣で寝たいたことに。私の服を離さずに両隣で二人がいる事に気付きホッと胸を撫で下ろした。どうやら二人も無事だったようだ。
 しかし、このままでは身動きが取れないな。二人とも上手い具合に私の腕枕で寝ているのだから。

 普通なら両手に花と思う所なんだろうが、娘のように思ってる二人には何らそういう感情は湧いて来ない。
 二人の無事も確認したいので起こす事にした。

「ソラ? ココア?」
 そう呼んで、少し待つが反応は無い。腕から伝わる温もりで、二人が無事なのは分かっているのだが、私自身も大分治まっては来たが頭痛がまだ続いているので、早くこの体勢から解放されたい。今度は身体も揺さぶってみた。

「ソラ、ココア」
「……ん?」
「…うーん……」
 今度は反応があった。どうやら二人とも目が覚めたみたいだ。

「二人とも目が覚めたか?」
「うん、おはよーご主人様」
「…おはよう……ございます」

「どこか痛まないか? 大丈夫か?」
「うん、大丈夫だよー。それよりお腹が空いたよー」
「少し頭痛がしますが、大丈夫でございます……はっ! この体勢は……」

「なら良かった。だったら起きてくれないか? このままだと私が動けない」
「うん、わかったー」
「は、はい! 大変失礼しました!」

 どこも痛みが無さそうなソラがゆっくり起きたのとは対照的に、ココアは少し頭痛がすると言ってたのに、バッと飛び起きた。

「ココア、顔が赤いよー」
「本当だな。まだ頭が痛いのか? 私もさっきまでは酷い頭痛だった。今は大分マシにはなったがココアはもう少しゆっくりしてなさい」
「い、いえ…大丈夫です……」
 正座姿で真っ赤な顔をして俯くココア。とても大丈夫そうには見えないが……
 それにしてもソラはどこも痛まないんだな。元気なだ。
 ソラも言ってたが、私もお腹が空いたな。どれだけ気を失っていたんだろう。
 ここはさっきの光に包まれた祠のようだが、結局はどこにも飛ばされなかったのだろうか。

「外に出て食事の準備をするから、ココアはもう少しゆっくりしておくといい」
「いえ、そういう訳には参りません。私もお手伝いします」
「わーい、ご飯だー」

 外に出るためにゆっくりと立ち上がったが、身体中の節々に痛みが走る。
 「うがあぁぁぁ」っと気合を入れて伸びをした。
 伸びをする事で身体の痛みも取れ、頭痛も治ったようだ。

 そんな簡単でいいの? と思わないでもないが、痛みもマシになって来てた所だったので、伸びをする事が最適な運動になったのかもしれない。
 隣では私の真似をして、ソラが「うがあぁぁぁ」とやってるが、女の子はそんな事をしたらダメなんだぞ、と注意しておいた。
 遅れてココアまで「うがあぁぁぁ」とやるので、ジーッと白い目で見てやると赤い顔をして俯いた。恥かしいくせに何故やる! 若いの考える事は分からん!


 祠の外には何の抵抗も無く、すんなり出る事ができた。扉にも鍵は掛かって無かったし、扉の外にも誰もいなかったのだが。

「こ、これは……」

 扉から出て一番に目に入ったのが、黄色い透明の膜だった。
 押入れから出た時に見えたアレと同じ黄色い透明の膜が目の前にあったのだ。

「なぜこんな所に……まさか帰れるのか?」
 黄色の膜の外は、やはり今までと同様に樹々が生い茂っている。しかし、押入れから出た場所もこんな感じだった。私は我を忘れ、無我夢中で黄色い膜のようなものを突っ切って外に出た。

「どこだ、ここは……」
 何か違和感がある。押入れから出た森とは雰囲気が違う。あそこはもっと大きな樹の森だった。ここはあの時の森に比べて樹が細い。それに、匂いも何か違う気がする。
 植物群特有の匂いはするのだが、あの時のむせるような匂いではない。あの時ほど癒される感じが無いのだ。

―――ここは西の大陸です。

 え? あ、【那由多】か。忘れてた、私には【那由多】というユニークスキルがサポートしてくれてたんだったな。
 西の大陸? どこだそれは。私の世界では無いという事なのか……

「「ご主人様~!」」
 あ、二人を置いてきてしまってたか。つい、我を忘れてしまってたな。
 追いついて来た二人も黄色い膜から出て、私に抱きつく。

「すまん、ちょっと取り乱してしまったようだ」
 謝りながら二人の頭を撫でる。二人ともちょっと涙目になっていたので可哀想になったのだ。

「ここは西の大陸らしい。二人は西の大陸の事を知ってるか?」
「知らなーい」
「西の大陸ですか……そういえば昔、長老様が西の大陸で人間の従者をしていたと言ってた気がしますが……それ以上の事は分かりません」
 予想通り、何も知らないソラに対して、謝りながら少しでも情報を出してくれるココア。
 大した情報では無いが、それでもオオカミおじさんが来た事のある大陸だと分かっただけでも重畳だ。ここは今までいた場所と続いている大陸だという事がわかったのだから。

 オオカミおじさんが従者をしていたと言うなら、魔物もいるのだろうか。
 目覚めてから周囲検索をしていなかったので、一度確認してみる。

周辺探索サーチ

 頭の中に地形と共に赤い点が現れる。

「なんだ、この敵の多さは!」
 周辺探索サーチの結果、この周辺は魔物だらけのようだ。物凄い数の赤い点が確認できた。敵判定の赤色の点だが、魔物は初めから赤色だ。人間にとって敵だという認識なのだろう。
 まだ人間の敵には出会ってないので、敵でも人間の場合はどういう色になるのかは分からないのだが。

「ここは危険なようだ。一度祠に戻ろう」
 そう言って、また黄色い膜の中に入る。

「「ご主人様~」」
 祠の前まで戻ろうとすると、後ろから二人の呼ぶ声が聞こえる。
 振り返ってみると、二人は黄色い膜の中に入って来れないようだった。
 なんで? と不思議には思うが、二人を迎えにまた黄色い膜の外に出た。
 私は簡単に出入り出来たのだが、二人は出る事は出来ても入る事が出来なかった。
 試しに手を繋いで一緒に黄色い膜を通ってみると何の抵抗も無く簡単に入れた。どういう基準なのか分からないが、私に触れていると入って来れるようだ。
 なので、勝手に出て行かないように二人には言い聞かせ、今後の方針を考えるため、少し太めの樹をソラに薙刀でで斬ってもらい、椅子代わりにして座った。地面にそのまま座るより落ち着いて考えられると思ったからだ。

 落ち着いて祠を見てみると、入った祠と瓜二つのように見える。外観といい色といい、そっくりだと思う。
 という事は、あの祠で消えた者達は全員ここへ飛ばされてきたのだろうか。
 外には出られるが入って来れなくなる。周りには魔物の大群。生き延びれた人達はいるのだろうか。
 いや、今は自分達が生き延びる事を考えなければ。

「さて、どうするか……」
「ごはんー」
 ……ソラはブレないな。
「わたしも少しお腹が空きました」
 ココアもか。そういえば私もお腹は空いてるな。だが、今は食べ物を何も持ってない。全部西の町で売り払っていたのだ。
 持っているものといえば、物々交換用に購入したものと、途中で立ち寄った村で購入や交換した道具や調味料だけ。これでは食事を作る事ができない。

「ココア。長老(オオカミおじさん)は、この西の大陸の魔物は食べられると言っていたか?」
 食べられるのなら狩りに行けばいいだろう。
 赤い点を見る限り、森兎鬼と大差ない大きさだから、今なら私でも何とかなりそうだ。刀も新調してるし、前よりは楽に狩れるのではないだろうか。

「申し訳ありません。そのような事は聞いてはおりませんが、恐らく大丈夫だと思います。ご心配ならご主人様には【鑑定】スキルがあるとソラさんから聞いています。【鑑定】で調べれば食用かどうかも判断できると思います」

 へぇ、【鑑定】だとそう言うこともできるのか。勉強になるな、さすがココアだ。

 もうお腹が空いて我慢ができないソラもいるので、早速狩りに出掛けた。
 周辺探索サーチでも分かっていたが、魔物はすぐに見つかり、ソラとココアの餌食になった。もちろん、私も数体の魔物を屠り、全部纏めて私が収納した。

 二〇体程度の群れがいたので、その全部を倒したのだが、大した時間は掛からなかった。収納も含めて十分も掛からなかった。流石は虎刀牙の刀だ、高いだけある。
 収納を終えると、周りにはもっと沢山の魔物がいるのは分かっているので、そいつらが寄って来ないうちに祠へと退散した。
 祠の前に戻ると三人で解体をし、私とココアで料理を作った。
 ココアは焼く係。私は鍋の係をした。
 ソラに料理をさせるのは危険なので、倒した魔物の残りを解体してもらう事にした。

 今回倒した魔物はオーク。二足歩行の豚みたいな魔物だった。
 こいつは食べられるのか? 二足歩行だと抵抗があるのだが…と考えていたが、ソラやココアが突撃して行くから私も行かないわけにはいかず、取り敢えずは狩りは成功で終わった。
 刀のせいもあるだろうが、森兎鬼より弱かったのではないだろうか。
 ソラとココアも「素晴らしい出来栄えの薙刀です。もっと狩りに行きましょう」「ご主人様ー、もっと細かく切るー?」などと新武器を絶賛していた。

 ソラ、解体は後でやるから、今は細かく切らなくてもいいんだよ。そんなに細かく切っちゃったら皮を剥くのが面倒じゃないか。
 あ~あ、そこまで細かくしちゃったら、もう捨てるしかないと思うぞ。
 でも、そのソラの行動でヒントを得た。

 解体で初めに首と手足を切り落とすのだ。そして部位毎に見てみると、豚と見た目は大差無い事が分かった。
 頭はすぐに破棄したが、切り落とした手足は少し太めの豚の手足に見えるのが不思議だった。

 焼く係のココアは、近くの樹の枝を割って削り、器用に串を作った後、バーベキューのように串焼きにして塩を振りかけていた。
 鍋の係の私は、西の町で仕入れた昆布で出汁を取り、村で交換してもらった味噌を使い豚肉だけの豚汁を作った。鍋やお玉などは初めの村で購入したものを使い、丁寧に灰汁を取って最後に味噌を入れる。
 キャベツか玉ねぎがあればもっと良かったのだが、これで十分だろう。
 スキルに料理を持ってるせいか、中々に美味しく作れたのだ。十分満足できる味だった。

 別の鍋ではご飯を炊いている。
 『初めチョロチョロ中パッパ。ジュージュー煮えたら火を引いて、赤子泣いても蓋取るな』って昔見たコマーシャルでやってたから、その通りにやってるだけなのだが、不思議と美味しいご飯が炊けたのだ。
 昔の数え歌のような遊びの歌らしいのだが、あのコマーシャルが無ければ、ここまで美味しく炊けなかっただろう。
 他にもスキル料理の影響で、込めの研ぎ方や水の量の調整などでスキルの補正が入っていたのかもしれない。

 満足のいく夕食を終え、その日はそのまま祠の前で野宿する事になった。
 膜の外は魔物だらけなのが分かってるし、祠の中も何が起こるか分からない。また起動して飛ばされても敵わないので、祠の前で寝る事にした。
 そして、交代で見張りをする事に決めて、一番目は私が見張りをする事になった。
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