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Case.4 慎と澪 第3話:初めてはシラフで
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「……蓮山くん、あの……おはよう。私、……えっと……」
寝室から出てきた澪は、少し乱れた髪を抑えながら、不安げな表情で立ち尽くしていた。
俺はソファから立ち上がり、彼女の前にゆっくりと歩み寄る。
「……椎野。お前、昨日のこと覚えてるか?」
俺の問いに、椎野は数秒間、視線を彷徨わせた。
「……えっと……」
少しの沈黙のあと、彼女の顔が耳まで真っ赤に染まった。
「……、私...っ」
恥ずかしさで顔を覆う彼女の手首を、俺は逃がさないように掴み、そのまま壁際へと追い詰めた。
「全部覚えてるなら話が早い。……俺、昨日どれだけ我慢したと思ってんの?」
「……え、……あ、……ごめん、なさい……」
「謝って済むレベルじゃねーよ。……俺、椎野を追いかけて同じ大学に入って、ずっとお前のことしか見てなかったのに。昨日はあんなに煽っておいて……最後には寝やがって」
至近距離で睨みつけると、椎野は震える瞳で俺を見上げた。
「……蓮山くん、も、私のこと……?」
「あぁ、好きだよ。……だから、もうお酒のせいになんてさせない」
俺は彼女の唇を奪った。昨夜の酒の味じゃない、椎野自身の甘い香りが脳を焼く。
驚いて固まっていた彼女の身体が、徐々に熱を帯び、俺のシャツを弱々しく掴んできた。
「……ん、……っ、、……しん、くん……」
名前を呼ばれた瞬間、俺の中の何かが弾けた。
昨夜、中途半端に終わらせた欲望が、怒涛の勢いで溢れ出す。
俺は彼女を抱き上げ、再びベッドへと押し倒した。
「……蓮山、くん……っ、まって、今はお酒、入ってない……っ」
「……当たり前だろ。シラフのお前が、どんな顔して俺に抱かれるか……全部見せてよ」
俺の手が、彼女のブラウスのボタンを次々と弾いていく。
朝の光に照らされた澪の肌は、信じられないほど白くて、俺の痕を刻みたくて仕方がなくなる。
「……やば、」
掌で包んだ胸の柔らかさは想像以上で、指先を滑らせるたびに彼女の身体が弓なりに跳ねる。
「……ぁ…っ、……しん、くん、……まって、……そこ……っ!」
「待たない。……ここ、ヒクヒクしてんぞ。……俺の指、こんなに締め付けてんの、自覚あんのかよ」
わざと意地悪く、一番弱い場所を執拗に、何度も、何度も、弾くように掻き回す。
指先が粘膜を擦るたびに、くちゅり、と卑猥な水音が静かな部屋に響き渡る。
「や、……あ、……ぁっ!」
澪は羞恥に顔を歪めながらも、逃げるどころか俺の指をさらに奥へと導くように腰を揺らした。
指先に絡みつく熱い蜜は、とどまることを知らずに溢れ出し、彼女が俺の手によって「女」にされていく様をまざまざと見せつけてくる。
逃がさないように腰をがっしりと掴んで固定すると、指先から伝わる感触は、さらに熱く、滑らかに、俺を飲み込もうとしてくる。
「……ん、……ぁぁっ! ……あ、……もう、……っ!!」
「……はぁ、……やべぇーな、これ……」
俺の名前を呼ぶ声が、快感に震えて高くなっていく。
中高時代、図書室で静かに本を読んでいたあの凛とした彼女が、今、俺の手の中でぐちゃぐちゃに乱されて、俺しか知らない声で啼いている。
高まる熱に、俺もいよいよ限界を迎えようとしていた、その時。
椎野が震える手で、俺の胸板を弱々しく、けれど必死に押し返した。
「まって! ……しんくん、ちょっとだけ、っ……止めて……っ」
「……何、痛い……?」
不安になって動きを止めると、彼女は顔を真っ赤にしながら、潤んだ瞳で真っ直ぐに俺を見つめた。
「……っ、は、……ぁ……。……あの、ちゃんと、私も……言いたい、から……っ」
肩を上下させ、乱れた呼吸を必死に繋ぎながら、澪が言葉を絞り出す。
「……昨日のお酒のせいじゃなくて……私も、ずっと好きでした」
「……椎野」
「……蓮山くんの、彼女にしてください」
そのあまりに真っ直ぐな言葉に、俺の胸が締め付けられる。
俺は彼女を抱き寄せ、深く口づけを交わした。
絡めた舌を解き、俺は自分でも驚くほど震える手で、ついに本能を解放するための準備を整える。
「……俺も好き。死ぬまで離さないから」
彼女の脚を割り、高鳴る鼓動をぶつけるようにして、俺は一気にその最奥を貫いた。
「……っあ、……しん、くん、……っ!!」
初めて触れる彼女の熱さに、頭の芯が痺れる。
驚くほどきつく、けれど温かく俺を受け入れてくれる感覚に、俺はもう二度と、彼女以外の女を抱けないことを確信した。
彼女の瞳に、俺だけの姿が映る。
二人の長い片想いが終わり、朝の光の中で、俺たちはようやく本当の意味で、一つに結ばれた。
寝室から出てきた澪は、少し乱れた髪を抑えながら、不安げな表情で立ち尽くしていた。
俺はソファから立ち上がり、彼女の前にゆっくりと歩み寄る。
「……椎野。お前、昨日のこと覚えてるか?」
俺の問いに、椎野は数秒間、視線を彷徨わせた。
「……えっと……」
少しの沈黙のあと、彼女の顔が耳まで真っ赤に染まった。
「……、私...っ」
恥ずかしさで顔を覆う彼女の手首を、俺は逃がさないように掴み、そのまま壁際へと追い詰めた。
「全部覚えてるなら話が早い。……俺、昨日どれだけ我慢したと思ってんの?」
「……え、……あ、……ごめん、なさい……」
「謝って済むレベルじゃねーよ。……俺、椎野を追いかけて同じ大学に入って、ずっとお前のことしか見てなかったのに。昨日はあんなに煽っておいて……最後には寝やがって」
至近距離で睨みつけると、椎野は震える瞳で俺を見上げた。
「……蓮山くん、も、私のこと……?」
「あぁ、好きだよ。……だから、もうお酒のせいになんてさせない」
俺は彼女の唇を奪った。昨夜の酒の味じゃない、椎野自身の甘い香りが脳を焼く。
驚いて固まっていた彼女の身体が、徐々に熱を帯び、俺のシャツを弱々しく掴んできた。
「……ん、……っ、、……しん、くん……」
名前を呼ばれた瞬間、俺の中の何かが弾けた。
昨夜、中途半端に終わらせた欲望が、怒涛の勢いで溢れ出す。
俺は彼女を抱き上げ、再びベッドへと押し倒した。
「……蓮山、くん……っ、まって、今はお酒、入ってない……っ」
「……当たり前だろ。シラフのお前が、どんな顔して俺に抱かれるか……全部見せてよ」
俺の手が、彼女のブラウスのボタンを次々と弾いていく。
朝の光に照らされた澪の肌は、信じられないほど白くて、俺の痕を刻みたくて仕方がなくなる。
「……やば、」
掌で包んだ胸の柔らかさは想像以上で、指先を滑らせるたびに彼女の身体が弓なりに跳ねる。
「……ぁ…っ、……しん、くん、……まって、……そこ……っ!」
「待たない。……ここ、ヒクヒクしてんぞ。……俺の指、こんなに締め付けてんの、自覚あんのかよ」
わざと意地悪く、一番弱い場所を執拗に、何度も、何度も、弾くように掻き回す。
指先が粘膜を擦るたびに、くちゅり、と卑猥な水音が静かな部屋に響き渡る。
「や、……あ、……ぁっ!」
澪は羞恥に顔を歪めながらも、逃げるどころか俺の指をさらに奥へと導くように腰を揺らした。
指先に絡みつく熱い蜜は、とどまることを知らずに溢れ出し、彼女が俺の手によって「女」にされていく様をまざまざと見せつけてくる。
逃がさないように腰をがっしりと掴んで固定すると、指先から伝わる感触は、さらに熱く、滑らかに、俺を飲み込もうとしてくる。
「……ん、……ぁぁっ! ……あ、……もう、……っ!!」
「……はぁ、……やべぇーな、これ……」
俺の名前を呼ぶ声が、快感に震えて高くなっていく。
中高時代、図書室で静かに本を読んでいたあの凛とした彼女が、今、俺の手の中でぐちゃぐちゃに乱されて、俺しか知らない声で啼いている。
高まる熱に、俺もいよいよ限界を迎えようとしていた、その時。
椎野が震える手で、俺の胸板を弱々しく、けれど必死に押し返した。
「まって! ……しんくん、ちょっとだけ、っ……止めて……っ」
「……何、痛い……?」
不安になって動きを止めると、彼女は顔を真っ赤にしながら、潤んだ瞳で真っ直ぐに俺を見つめた。
「……っ、は、……ぁ……。……あの、ちゃんと、私も……言いたい、から……っ」
肩を上下させ、乱れた呼吸を必死に繋ぎながら、澪が言葉を絞り出す。
「……昨日のお酒のせいじゃなくて……私も、ずっと好きでした」
「……椎野」
「……蓮山くんの、彼女にしてください」
そのあまりに真っ直ぐな言葉に、俺の胸が締め付けられる。
俺は彼女を抱き寄せ、深く口づけを交わした。
絡めた舌を解き、俺は自分でも驚くほど震える手で、ついに本能を解放するための準備を整える。
「……俺も好き。死ぬまで離さないから」
彼女の脚を割り、高鳴る鼓動をぶつけるようにして、俺は一気にその最奥を貫いた。
「……っあ、……しん、くん、……っ!!」
初めて触れる彼女の熱さに、頭の芯が痺れる。
驚くほどきつく、けれど温かく俺を受け入れてくれる感覚に、俺はもう二度と、彼女以外の女を抱けないことを確信した。
彼女の瞳に、俺だけの姿が映る。
二人の長い片想いが終わり、朝の光の中で、俺たちはようやく本当の意味で、一つに結ばれた。
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