魔女っ子になるのはムリそうなので、幼馴染を魔法使いにします!~処女と童貞の焦らしプレイ~

かみゅG

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高校生活3

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 慎重に進んでいたつもりでした。
 でも、戦場では何が起こるか分かりません。
 そして、実際にそれは起こってしまいました。

「ソラ君、キララさん、おはよう」
「!」

 私は戦慄します。
 敵が後ろに現れたからです。
 奇襲攻撃です。
 バックアタックというやつです。
 ピンチです。
 私はソラを護るために、ソラの前を歩いていました。
 しかし、バックアタックされたときは、前後が逆になってしまいます。
 これでは、ソラを護ることができません。
 ソラが危険に晒されてしまいます。
 私は慌てて振り返ります。

「あ、加藤さん、おは……」

 しかし、一歩遅かったです。
 ソラが敵から攻撃を受けてしまいました。

「二人とも早いね」

 おっぱいお化けが、ぽよんっ♪と二つの塊を跳ねさせて攻撃してきます。
 けど、それだけじゃありません。
 おっぱいお化けは、さらなる必殺技を繰り出してきたのです。

 ズバッ!

 そんな効果音が聴こえてきたかと思いました。
 童貞を袈裟懸けに斬りつける必殺技。
 パイスラッシュです。

 おっぱいお化けは、今日は体育の授業があるのでしょう。
 体操服が入っていると思われるバッグをたすき掛けにしています。
 その紐を二つの塊の間を斜めに走り抜けさせることにより、攻撃力を高めているのです。
 鞘を利用して日本刀を振るう威力を高める、居合い抜きと同じ原理です。
 居合い抜きは素人が真似をすると、自分自身を傷付けてしまうと聞きます。
 しかし、おっぱいお化けに、自分自身を傷付けている様子はありません。
 どうやら、おっぱいお化けは、達人の領域にいるようです。

「おは……よう」

 ソラは必殺技をまともに食らってしまったらしく、顔を真っ赤にして視線を逸らしています。
 くっ。
 私は護衛失格です。
 みすみすソラへの攻撃を許してしまうなんて。
 けど、まだ手遅れではありません。
 まだ、ソラの童貞は無事です。
 これ以上、おっぱいお化けからの攻撃を受けないうちに、一刻も早くソラを安全な場所に隔離しなければなりません。

「おはよう、おっぱ……加藤さん」

 私はさりげなくソラの前に移動して、ソラを背後にかばいます。
 あくまで、さりげなくです。
 野性の獣を前にして急な行動をとると、襲い掛かられてしまうと聞きます。
 凶悪な武器を振りかざすおっぱいお化けも、似たような生態をしている可能性が高いです。
 あくまで、さりげなく行動して、ソラを護らなければなりません。
 私はソラの視界を遮り、おっぱいお化けの必殺技からソラをガードします。
 この必殺技の怖ろしいところは、攻撃範囲が広いところです。
 視界に入るだけで、童貞はダメージを受けてしまいます。

「……加藤さんは、なぜここに?」

 私は慎重に言葉を選びながら、おっぱいお化けに情報戦をしかけます。
 なにも強い武器を持つことだけが、戦いに勝つ方法ではないのです。
 ペンは剣よりも強し。
 そういう言葉があるように、情報が武器より強いことだってあります。

「私は図書室に行こうと思って。この高校の図書室は、小説も置いてあるみたいなの」

 しかし、おっぱいお化けは情報戦にも長けているようです。
 私とソラを先回りしようとしています。
 迂闊でした。
 おっぱいお化けはサブカルチャー研究部に入部したのです。
 小説が好きな可能性は予想できたはずです。
 それなのに、敵についての分析を怠り、みすみすソラへの接近を許してしまうとは。
 おっぱいお化けの生態さえ知っていれば、生息地に近付くようなことはしなかったのに、過去の自分の愚行が悔やまれます。
 けど、今は後悔している余裕すらありません。
 一刻も早く安全地帯まで離脱しなければ。

「そうなんだ。実は僕たちも……」
「私達は教室に行くところなの」

 私はソラの言葉を遮って、おっぱいお化けに話しかけます。
 授業開始までの数十分を、おっぱいお化けと対峙するなんて危険すぎます。
 朝早くて人が少ないのをいいことに、いつソラの童貞を咥え込もうとしてくるか、分かったものではありません。
 私は緊張して、おっぱいお化けの反応を待ちます。
 もし、これで私とソラについてくるなどと言い出したら、この場でソラを咥え込もうとしてきているのは確実です。
 けど、おっぱいお化けは、あっさりと身体の向きを変えます。

「じゃあ、私は行くわね。二人とも、また放課後」

 そう言えて、おっぱいお化けは去って行きました。
 どうやら、勝負は放課後に持ち越そうということのようです。
 助かりました。
 悔しいですけど、準備不足もあって、この場でおっぱいお化けに勝つことは難しかったでしょう。
 命拾いしました。

「ねえ、キララ。図書室に行くんじゃなかったの?」

 ソラが不思議そうに尋ねてきますが、緊張感から解放された私は、曖昧に返事をすることしかできませんでした。
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