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第三章 蜜月
この花を愛でるのは
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セレーナ王女は、軽く会釈をして、浴場に入って来た。
私より頭一つ分高い身長の彼女は、女の私から見ても、見惚れるような美しい肢体だった。
旅人の服を着ていた時には分からなかったが、豊かな胸はツンと上を向き、ウエストは細く、引き締まった丸いお尻はむっちりとした太ももに続いている。そして下肢のつけ根には、髪より少し濃い色の栗毛が煙って、匂い立つような色艶を醸し出していた。
あっ……鏡に映る恥ずかしい恰好の私を、セレーネに見られてしまう。M字に開いた足を閉じようとして、カインに止められる。
彼はシャワーヘッドを蜜口にぎゅっと当て、水流を強にした。蜜壺の中に勢いよくお湯が入る。当てたシャワーヘッドを離すと、蜜口からゴホッとお湯と一緒に白濁が吹き出す。それを数回繰り返して、中を清めた。
それからまた私たちは温泉に浸かった。セレーネも身体を洗って、髪を纏めると温泉に入って来た。
私は俯(うつむ)き、カインにぎゅっとしがみついた。
異世界では、混浴ってありなのかしら。日本も江戸時代は、公衆浴場が混浴だったと聞いたことがあるけど。
「この大浴場はいつでも、誰にでも開放しているが、俺達が居るのに入って来るとは、大胆な女だな。さすが勇者の血筋か?」
「……おそれいります。何かわたくしにも、お手伝いできることがあればと」
カインは、フッと笑った。
「ナギサは愛らしいだろう?」
「はい、とても」
「エルフは本能的に、ハイエルフに傅く(かしずく)と聞いているが、ハーフエルフのお前はどうなんだ?」
「同じでございます。エルフの中には混血を蔑む者達もおりますが、エルフの王族の方々は、そのエルフをはるかに超越しておいでです。彼らからすれば、エルフもハーフエルフも同じようなもの、とか」
「ナギサ、つまりこの混血のセレーネは、お前に対しては、大事に世話をし、仕えたいという気持ちがあると言っているんだ」
私は驚いて、セレーネを見た。私は勇者の娘と聞いて、敵側だと思っていたのに。
「だが、この花を愛でるのは俺だけだ」
「心得ました。ですが、他のことでお役に立てるかと」
……な、何の話をしているのよ……。
「わたくしに、エルフの弓術の基礎や魔力操作、この世界の読み書きなどをお教えする、ナギサさまの女教師の役目をお与えください。必要でしたら、侍女も兼務いたします」
「どうする?」
彼に促されて、少し考える。地下水道のことやロドへの旅の間、自分が守られるだけの存在だったことが、気にかかっていたから、彼女の申し出はありがたい。でも……。
「あの、セレーネさんのお父様の勇者は、カインの両親をその」
「はい。生まれたばかりの陛下を庇い、逃がすために父に打たれたとオルグさんから伺いました。わたくしは敵(かたき)の娘ですが、こうして命を奪われたりせず、生かしていただいて感謝しています。信じて頂きたいのですが、人族からハーフエルフというだけで、蔑まれて来たわたくしは、今の境遇にそれ程不満はないのです。
それに、陛下の母君はエルフだったとお聞きしています」
私が驚いていると、さらにセレーネは言葉を重ねた。
「エルフの血筋には、見目麗しいものが多いのです。陛下もその銀髪と褐色の肌に麗しいお姿は、エルフのお母様譲りなのでは?」
「母とは、生まれた日に死に別れた故、どのような容姿だったかは知らないが、確かにエルフだ。
……ナギサがのぼせそうだ、俺たちはこれで」
「はい、おやすみなさいませ。また明日」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
私をお姫様抱っこしたまま、カインはお湯から上がった。
王女の視線がカインの後ろ姿に、ねっとり絡みつくような気がした。
居室に戻る途中、私はカインのお母さんのことが気になって、でも聞いていいのかも分からなくて。カインの顔をちらちらと見ていた。
確かに彼は、同じ大鬼(オーガ)のオルグさんと違って、ほっそりとして、端正な顔立ちをしている。
銀髪は、サラサラで輝いていた。
「母は俺が生まれた日、俺を逃がすために戦って死んだんだ」
カインは、私の気持ちを読んだように言った。
「ナギサが泣かなくていい。まあ当然、俺は覚えちゃいないがな」
つまり、カインのお母さんは、勇者たちと戦って死んだ、ということだよね?
私は掛ける言葉も失って、ただ涙をこらえていた。
「じぃが、生まれたばかりの俺を連れて落ち延び、育ててくれたから、大丈夫だ」
私達は自分たちの寝室に入ると、すぐベットに横になった。
彼のお母さんのこと、オルグさんのこと、セレーネのことなどが、グルグル頭の中を巡り、寝付けなかった。
それに……セレーネの胸は、たゆんとして大きかった。
私は自分の小さな胸に、そっと手を当て、ため息をついた。
「なんだ、寝れないのか」
カインが腕を伸ばして、私を引き寄せた。
「ため息なんかついて。どうした? 言ってみろ」
「……あの。胸が、小さいなって思って。えっと、ごめんっ。お、おやすみなさい」
上掛けをかぶって、カインから顔を隠す。
カインは上掛けを剥がして、私を抱きすくめて。
「ナギサの感じやすくて、いやらしい胸は、最高にエロいぞ?」
そう言って、夜着を開いて胸を露わにすると、胸の尖りを舐めたり吸ったりし始めた。
「あ、あんっ。カイン、もう、寝ないと……」
口で吸っていない、もう片方の尖りも、指でつまんでこねたり、引っ張ったりする。
小さな果実を執拗に、舐られ、つねられて、お腹の奥がジンジンしてしまう。
カインがわざといやらしい音を立てて、ちゅばっ、ちゅうっと吸ったりするから、身体が熱くてたまらなくなる。
「ぁああっ、なんか、へんなの……変になっちゃう……。あうっ」
「さっきの浴場で、何をまんこに入れて欲しいのか、言わなかったな?」
ぎゅうと胸を掴まれ、いやらしく感じやすい先端を吸ったり甘噛みされる。蜜口からも、コポコポとえっちなお汁があふれ出す。
足を開かされ、カインの身体がのしかかってきた。
「ゃあっ、恥ずかしい……」
「まんこより、ちんぽって言うのは、恥ずかしいのか?」
ふるふると震えながら、頷いた。
彼の起立した先端が、私のぬるぬるの花びらを上下に擦る。彼の先端からだって、透明な粘性の雫がこぼれているのに、焦らされるなんて。
「まんこに、何を入れて欲しい?」
「ぁっ、ぁあんっ、ゃ……」
ミスリルリングの施された秘粒に先端が当たって、軽くイってしまう。でも、蜜壺の中を埋め尽くされて、最奥に射精されることを覚えさせられてしまった私の身体は、秘粒の刺激だけでは満足できなくなっていた。
だから、ますます下腹部に熱が溜まって、切なくなる。
「お、まんこに……っ、カインのっ、固いの、くださいっ」
「これか?」
指が一本だけ、濡れそぼった蜜壺に抜き差しされる。
「ちがっ……。ぁああんっ。もっとおっきいのっ、カインの、おちんぽ、くださ、ぁああああっ」
言い終わらないうちに、カインの極太が私の中に入って来た。
奥まで到達すると、入れられただけで、イってしまった……。蜜壺がうねっている。
絶頂に身を任せて、浸る間もなく、抽送が始まった。
「あっ! だめぇえええ、イッてるからぁっ、今、イってるのにぃ、ゃぁあああああっ」
絶頂して、収縮を繰り返す蜜壺の只中に、カインのいきり立った陰茎が出し入れされる。エラの張ったカリ首が媚肉を広げ、膣壁を擦り上げる。
ふいに悦楽のあまり、子宮口が降りて来る。うねって収縮を繰り返す媚肉に、挑むように幾度も押し広げながら、最奥に到達する熱い陰茎。きゅうきゅうと締め付ける蜜壺に、カインも思わず、持って行かれそうになる。
「うっ、すごいぞ、ナギサの中。熱くて、うねって……」
「イッちゃう、またイッちゃうぅぅぅっ」
「……っく! そんなに、締め、つけるとっ」
次第に速まる、抽送。
「だめえぇぇぇっ、おかしくなっちゃ、あうぅっ」
ぷしゅぷしゅと潮を吹き、ガクガクと勝手に腰が揺れる。
「出すぞ!」
絡みつき締め付ける蜜壺に、搾り取られるようにして、射精するカイン。
子宮口に、亀頭を合わせ、思いの丈を放たれる。熱い白濁が弾けて、最奥を満たしていく。
連続オーガズムの中にある蜜壺は、白濁を吸い込み、寄せては返す波のように繰り返し収縮して、最奥へ子宮へと導いていた。
「あああ……」
熱い陰茎を胎内に収め、白濁液に子宮を満たされて、心も身体も充足感で一杯になる。
ふと……女の子に転生出来て良かった、と思った。
前世では知らなかった性の悦びを、こうしてカインから与えられた。
「……ありがとう、カイン」
彼は黙って、私にキスをしてくれた。
ぐったりとした私は、吸い込まれるように眠りに落ちていった。
私より頭一つ分高い身長の彼女は、女の私から見ても、見惚れるような美しい肢体だった。
旅人の服を着ていた時には分からなかったが、豊かな胸はツンと上を向き、ウエストは細く、引き締まった丸いお尻はむっちりとした太ももに続いている。そして下肢のつけ根には、髪より少し濃い色の栗毛が煙って、匂い立つような色艶を醸し出していた。
あっ……鏡に映る恥ずかしい恰好の私を、セレーネに見られてしまう。M字に開いた足を閉じようとして、カインに止められる。
彼はシャワーヘッドを蜜口にぎゅっと当て、水流を強にした。蜜壺の中に勢いよくお湯が入る。当てたシャワーヘッドを離すと、蜜口からゴホッとお湯と一緒に白濁が吹き出す。それを数回繰り返して、中を清めた。
それからまた私たちは温泉に浸かった。セレーネも身体を洗って、髪を纏めると温泉に入って来た。
私は俯(うつむ)き、カインにぎゅっとしがみついた。
異世界では、混浴ってありなのかしら。日本も江戸時代は、公衆浴場が混浴だったと聞いたことがあるけど。
「この大浴場はいつでも、誰にでも開放しているが、俺達が居るのに入って来るとは、大胆な女だな。さすが勇者の血筋か?」
「……おそれいります。何かわたくしにも、お手伝いできることがあればと」
カインは、フッと笑った。
「ナギサは愛らしいだろう?」
「はい、とても」
「エルフは本能的に、ハイエルフに傅く(かしずく)と聞いているが、ハーフエルフのお前はどうなんだ?」
「同じでございます。エルフの中には混血を蔑む者達もおりますが、エルフの王族の方々は、そのエルフをはるかに超越しておいでです。彼らからすれば、エルフもハーフエルフも同じようなもの、とか」
「ナギサ、つまりこの混血のセレーネは、お前に対しては、大事に世話をし、仕えたいという気持ちがあると言っているんだ」
私は驚いて、セレーネを見た。私は勇者の娘と聞いて、敵側だと思っていたのに。
「だが、この花を愛でるのは俺だけだ」
「心得ました。ですが、他のことでお役に立てるかと」
……な、何の話をしているのよ……。
「わたくしに、エルフの弓術の基礎や魔力操作、この世界の読み書きなどをお教えする、ナギサさまの女教師の役目をお与えください。必要でしたら、侍女も兼務いたします」
「どうする?」
彼に促されて、少し考える。地下水道のことやロドへの旅の間、自分が守られるだけの存在だったことが、気にかかっていたから、彼女の申し出はありがたい。でも……。
「あの、セレーネさんのお父様の勇者は、カインの両親をその」
「はい。生まれたばかりの陛下を庇い、逃がすために父に打たれたとオルグさんから伺いました。わたくしは敵(かたき)の娘ですが、こうして命を奪われたりせず、生かしていただいて感謝しています。信じて頂きたいのですが、人族からハーフエルフというだけで、蔑まれて来たわたくしは、今の境遇にそれ程不満はないのです。
それに、陛下の母君はエルフだったとお聞きしています」
私が驚いていると、さらにセレーネは言葉を重ねた。
「エルフの血筋には、見目麗しいものが多いのです。陛下もその銀髪と褐色の肌に麗しいお姿は、エルフのお母様譲りなのでは?」
「母とは、生まれた日に死に別れた故、どのような容姿だったかは知らないが、確かにエルフだ。
……ナギサがのぼせそうだ、俺たちはこれで」
「はい、おやすみなさいませ。また明日」
「おやすみ」
「おやすみなさい」
私をお姫様抱っこしたまま、カインはお湯から上がった。
王女の視線がカインの後ろ姿に、ねっとり絡みつくような気がした。
居室に戻る途中、私はカインのお母さんのことが気になって、でも聞いていいのかも分からなくて。カインの顔をちらちらと見ていた。
確かに彼は、同じ大鬼(オーガ)のオルグさんと違って、ほっそりとして、端正な顔立ちをしている。
銀髪は、サラサラで輝いていた。
「母は俺が生まれた日、俺を逃がすために戦って死んだんだ」
カインは、私の気持ちを読んだように言った。
「ナギサが泣かなくていい。まあ当然、俺は覚えちゃいないがな」
つまり、カインのお母さんは、勇者たちと戦って死んだ、ということだよね?
私は掛ける言葉も失って、ただ涙をこらえていた。
「じぃが、生まれたばかりの俺を連れて落ち延び、育ててくれたから、大丈夫だ」
私達は自分たちの寝室に入ると、すぐベットに横になった。
彼のお母さんのこと、オルグさんのこと、セレーネのことなどが、グルグル頭の中を巡り、寝付けなかった。
それに……セレーネの胸は、たゆんとして大きかった。
私は自分の小さな胸に、そっと手を当て、ため息をついた。
「なんだ、寝れないのか」
カインが腕を伸ばして、私を引き寄せた。
「ため息なんかついて。どうした? 言ってみろ」
「……あの。胸が、小さいなって思って。えっと、ごめんっ。お、おやすみなさい」
上掛けをかぶって、カインから顔を隠す。
カインは上掛けを剥がして、私を抱きすくめて。
「ナギサの感じやすくて、いやらしい胸は、最高にエロいぞ?」
そう言って、夜着を開いて胸を露わにすると、胸の尖りを舐めたり吸ったりし始めた。
「あ、あんっ。カイン、もう、寝ないと……」
口で吸っていない、もう片方の尖りも、指でつまんでこねたり、引っ張ったりする。
小さな果実を執拗に、舐られ、つねられて、お腹の奥がジンジンしてしまう。
カインがわざといやらしい音を立てて、ちゅばっ、ちゅうっと吸ったりするから、身体が熱くてたまらなくなる。
「ぁああっ、なんか、へんなの……変になっちゃう……。あうっ」
「さっきの浴場で、何をまんこに入れて欲しいのか、言わなかったな?」
ぎゅうと胸を掴まれ、いやらしく感じやすい先端を吸ったり甘噛みされる。蜜口からも、コポコポとえっちなお汁があふれ出す。
足を開かされ、カインの身体がのしかかってきた。
「ゃあっ、恥ずかしい……」
「まんこより、ちんぽって言うのは、恥ずかしいのか?」
ふるふると震えながら、頷いた。
彼の起立した先端が、私のぬるぬるの花びらを上下に擦る。彼の先端からだって、透明な粘性の雫がこぼれているのに、焦らされるなんて。
「まんこに、何を入れて欲しい?」
「ぁっ、ぁあんっ、ゃ……」
ミスリルリングの施された秘粒に先端が当たって、軽くイってしまう。でも、蜜壺の中を埋め尽くされて、最奥に射精されることを覚えさせられてしまった私の身体は、秘粒の刺激だけでは満足できなくなっていた。
だから、ますます下腹部に熱が溜まって、切なくなる。
「お、まんこに……っ、カインのっ、固いの、くださいっ」
「これか?」
指が一本だけ、濡れそぼった蜜壺に抜き差しされる。
「ちがっ……。ぁああんっ。もっとおっきいのっ、カインの、おちんぽ、くださ、ぁああああっ」
言い終わらないうちに、カインの極太が私の中に入って来た。
奥まで到達すると、入れられただけで、イってしまった……。蜜壺がうねっている。
絶頂に身を任せて、浸る間もなく、抽送が始まった。
「あっ! だめぇえええ、イッてるからぁっ、今、イってるのにぃ、ゃぁあああああっ」
絶頂して、収縮を繰り返す蜜壺の只中に、カインのいきり立った陰茎が出し入れされる。エラの張ったカリ首が媚肉を広げ、膣壁を擦り上げる。
ふいに悦楽のあまり、子宮口が降りて来る。うねって収縮を繰り返す媚肉に、挑むように幾度も押し広げながら、最奥に到達する熱い陰茎。きゅうきゅうと締め付ける蜜壺に、カインも思わず、持って行かれそうになる。
「うっ、すごいぞ、ナギサの中。熱くて、うねって……」
「イッちゃう、またイッちゃうぅぅぅっ」
「……っく! そんなに、締め、つけるとっ」
次第に速まる、抽送。
「だめえぇぇぇっ、おかしくなっちゃ、あうぅっ」
ぷしゅぷしゅと潮を吹き、ガクガクと勝手に腰が揺れる。
「出すぞ!」
絡みつき締め付ける蜜壺に、搾り取られるようにして、射精するカイン。
子宮口に、亀頭を合わせ、思いの丈を放たれる。熱い白濁が弾けて、最奥を満たしていく。
連続オーガズムの中にある蜜壺は、白濁を吸い込み、寄せては返す波のように繰り返し収縮して、最奥へ子宮へと導いていた。
「あああ……」
熱い陰茎を胎内に収め、白濁液に子宮を満たされて、心も身体も充足感で一杯になる。
ふと……女の子に転生出来て良かった、と思った。
前世では知らなかった性の悦びを、こうしてカインから与えられた。
「……ありがとう、カイン」
彼は黙って、私にキスをしてくれた。
ぐったりとした私は、吸い込まれるように眠りに落ちていった。
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