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第六章 世界樹の試練
泉のほとり4
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「メイのお陰でいくつか夢魔の知識と新しいスキルが解放された」
カインは気だるげな身体を起こし、テーブルの上に置かれた、果物のトレイをベッドに持ってきた。
親指と人差し指で、ブドウの実を一粒摘まむと、私の口の中に入れた。
「俺が夢魔の血を継承するように、メイもエルフの血を継承しているのかもしれないな」
ブドウの実を少年の指ごと吸うと、皮がつるりと向けて芳醇な果汁とともに瑞々しい果実が舌に乗った。
「エルフは初夜の床で、果物を食べさせ合うしきたりがあるのか?」
続けて数粒のブドウを食べさせると、今度はカインが私の口を塞いで、舌の上の果実を彼の舌で舐め取った。
果汁とお互いの唾液が混ざり合い、それをカインが吸う。果実を与え、そして奪う。私も彼の舌を追って、カインの口を吸った。
「んっ……ふっ。はぁ、はぁ」
「ぁっ……。んっ、ふぅ、ぁぁんっ」
私の口腔を貪りながら、カインの手がささやかな胸を撫でた。指の平がふくらみの先端に当たると、すぐに固くしこってツンと主張ようするように立ち上がる。それを親指と人差し指で摘まむと、悪戯するようにクニクニと弄った。
「ふっ、ぁぁんっ」
「気持ちいいの? ここ弄られるの好き?」
コク、と頷くと少年は身体をずらし、私の小さな胸をちゅう、と吸った。
「ぁぁ、ああっ」
「気持ちよさそうだ」
今度は甘噛みしながら、もう片方の尖りをきゅっと摘まんだ。
「うっ! ぁぁんっ、ぁぁんっ」
「腰が揺れているよ、メイ。また欲しくなった?」
弄られると、すぐに身体が火照り、欲しくなってしまう。
「このまま、自分で挿入れて」
横向きで、向かい合わせに寝ているこの体勢で、挿入れるには……。
彼の身体に片足を絡ませるようにして、下腹部を押し付けた。熱くそそり立つものに手を添え、濡れそぼった花芯に、熱の塊を押しつける。
くちゅっと音を立て、彼の先端が蜜口を擦る。角度のせいか中へは挿入いらなかった。熱の塊を何度も花芯に押し当てて、少しずつ角度も変えてみるけれど、しとどにあふれる蜜のぬめりに滑るように秘裂をなぞるばかりだ。
滑った鈴口が、秘裂を擦り上げその先の秘粒を押しつぶした。
「んっ! ぁああああっ」
強い刺激に、背中がのけぞる。
「あはは。なに遊んでいるの? この秘粒がいいんだな?」
伸びて来た少年の指が、敏感な秘粒を撫でた。
「ぁっ! ……ぁぁっ、ああっ」
「ここもぬるぬるだ」
ぬるぬるの秘粒を摘ままれて、ビリビリとした電流が背筋に走った。ガクガク震えながら、カインにしがみつき、達してしまう。
「ひっ! ぁぁぁっ、あああああっ」
「イったのか? ほんと、すぐイク、えっちな身体だなぁ」
片手で私の頬を撫で、イったばかりの敏感な秘粒にそっと触れながら、甘い声で囁く。
「メイ……魔族の王の婚姻のしきたりは……この特に敏感な秘粒を貫通してリングを授けるんだよ。ここにリングを付けると、メイは今よりもっともっと、いやらしい身体になれるんだ。夫の魔力を込めたリングによって、秘粒は包皮がすぐに剥けて、ちょっとの刺激でイってしまうようになる。それにリングの刺激と重みで、秘粒も徐々に大きく育って、より快感も増すようになっていくんだ」
少年は、花がほころぶような笑みを浮かべた。
「そして……もう俺なしではいられない身体になる。俺の奴隷妻にしてやろうか? 身も心も、俺のものになるか?」
銀の長い睫毛が影を落とす琥珀の瞳が、金色に輝いた。誘惑する悪魔のように甘いささやきに、心を奪われる。ふと、彼の視線がテーブルの上に動いた。
「――そうか、メイ。分かった」
テーブルの上に忽然と現れたトレイに、カインが手を伸ばす。トレイの上にあるのは――ミスリルリングとニードル。
「ここはメイの夢だ。これが現れたのはメイの気持ちだろ? 俺のものにしてやるよ」
身体を開けと命じられて、私は催眠術に掛かった人みたいに、言われた通り仰向けに寝て膝裏に手をやり、折り曲げた脚を高く大きく広げる。脚の付け根の、赤く充血して濡れそぼった二枚の花びらが開いて、蜜がこぽこぽと溢れ出した。
「今から感じやすい秘粒を、このニードルで貫こうというのに……こんなに蜜を垂らして。いやらしいな、メイは」
私の脚の間に座ると、包皮から顔を出してぷっくり膨らんでいる秘粒を、カインが唇で食み、吸った。
「闇魔法の幻惑のスキルを使った。麻酔薬と同じ効果がある。痛くないから」
包皮を引っ張られた後、剥き出しにされた秘粒をプツンとニードルが貫通する。ニードルに貫かれる感触がして、ぞくっと背筋が震えた。カインは素早くニードルを抜いて自分の魔力を込めたリングを通すと、再び傷ついた秘粒を口に含んで、初級回復魔法を掛けてくれた。
「これでメイは、俺のものだ。嬉しいか?」
大きく開いた身体の敏感な中心に、カインの付けたリングが光っている。花芯から止めどなく蜜が流れ出るのを、魔道灯の明かりが照らし、キラキラと光った。
「ああ、メイ……可愛い。こんなに漏らして……」
少年の手が私の下腹部を撫でた。
「エルフの女は、身籠る時を自分の意思で選べると文献で読んだことがある。メイ、俺の子を孕みたいと願え」
私の上に覆いかぶさり、脚を抱えると肉茎の裏筋を秘裂に当て、蜜をまとわせるように揺らし擦りつける。
「ぁっ、はぁっ……」
蜜口に熱い塊が何度か押し付けられて、ついに彼がぐぐっと身体の中に挿入いって来る。彼自身が道筋をつけ、自分の形にした媚肉に、剣を鞘に納めるように最奥へと差し込んでいく。熱せられたエラがぬめった膣壁を擦り上げながら進むと、チカチカと火花が散るような快感が巻き起こった。そしてついに、彼の先端がコツンと奥に当たった。
「……そう、いいぞ……排卵した……メイ、上手だ」
「ぁぁっ……ぁぁんっ!」
悦楽に腰が勝手に揺れる。愉楽に溺れそうになって、カインの背中に手を回し縋りついた。
「ぅっ、く……。ああ、メイの中、すごい。トロトロで熱くて、きゅうきゅう吸い付いてくる」
かすれた声でつぶやくカイン。耳元で囁かれると、耳から脳まで犯されている気持ちになる。
ああ、カインも気持ちいいの? 私もすごく気持ちいい。
青年のカインにすでに快楽に堕とされている私は、刻み付けられた記憶から、少年から与えられるモノに、すぐに反応してしまう。
「動くよ……」
ぐちゅ、じゅぶと、淫猥な水の音を立てて抽送が始まると、もう何も考えられない……この快楽のことしか。
「ぁっ、ぁぁっ! ……ぁぁっ、ああんっ」
蕩けた中を彼の肉茎でかき回され、擦りつけられ、小刻みに奥に亀頭を押し付けられて、悦びにむせび泣きなく。少年の高ぶりを受け入れ、快楽にきゅうきゅう締め付ける淫乱な蜜壺。
出し入れされる度に、蜜壁を先端のエラで擦り上げられ、先に注がれた白濁と私の愛液が交じり合い泡立ち、掻き出される。腰を打ち付けられ、胸の尖りを摘まんで捻られるとたまらず、恥ずかしいほど大声で、喘いでしまう。
「……メイのおまんこ、……気持ちいい。ああ、もう、奥にコリコリとした子宮口が当たってるよ。新鮮な子種が欲しいの?」
愉楽の中で降りて来た子宮口を、熱杭の先端が捕らえた。クルクルと回すように擦りつけられる。
「ふぁっ……あっ、ああっ」
あ……そこに、ぎゅって押し付けて、たくさん、注いでほしい……。
「ほら、ここ。俺の子種で受精したくて降りて来たんだね。もうイキそうなの? イっていいよ」
願った思いが彼に通じて、子宮口に亀頭の窪みが合わさり、ぎゅっと押し付けられる。
「新鮮な精液、おまんこの奥に、いっぱい注いであげる」
次の瞬間、張りつめた熱杭が中で暴れ、爆ぜるようにして熱い白濁を叩きつけられた。最奥に、じんわりと温かいものが広がっていく。蜜壺がきゅうっと、彼の肉茎を締めつけた。もう離したくないというみたいに。
「ううっ……すごい締めつけだ。おまんこが、俺の精液を喜んで飲んでいるよ」
愛おしいものを見つめる眼差しの、少年。さっき付けたばかりの秘粒のリングを触りながら、ささやく。
「可愛い、可愛い。大好きだ、俺のメイ」
秘粒のリングから、もたらされる連続絶頂に戦慄きながら――私も大好きだと、愛していると、心の中でつぶやいた……。
カインは気だるげな身体を起こし、テーブルの上に置かれた、果物のトレイをベッドに持ってきた。
親指と人差し指で、ブドウの実を一粒摘まむと、私の口の中に入れた。
「俺が夢魔の血を継承するように、メイもエルフの血を継承しているのかもしれないな」
ブドウの実を少年の指ごと吸うと、皮がつるりと向けて芳醇な果汁とともに瑞々しい果実が舌に乗った。
「エルフは初夜の床で、果物を食べさせ合うしきたりがあるのか?」
続けて数粒のブドウを食べさせると、今度はカインが私の口を塞いで、舌の上の果実を彼の舌で舐め取った。
果汁とお互いの唾液が混ざり合い、それをカインが吸う。果実を与え、そして奪う。私も彼の舌を追って、カインの口を吸った。
「んっ……ふっ。はぁ、はぁ」
「ぁっ……。んっ、ふぅ、ぁぁんっ」
私の口腔を貪りながら、カインの手がささやかな胸を撫でた。指の平がふくらみの先端に当たると、すぐに固くしこってツンと主張ようするように立ち上がる。それを親指と人差し指で摘まむと、悪戯するようにクニクニと弄った。
「ふっ、ぁぁんっ」
「気持ちいいの? ここ弄られるの好き?」
コク、と頷くと少年は身体をずらし、私の小さな胸をちゅう、と吸った。
「ぁぁ、ああっ」
「気持ちよさそうだ」
今度は甘噛みしながら、もう片方の尖りをきゅっと摘まんだ。
「うっ! ぁぁんっ、ぁぁんっ」
「腰が揺れているよ、メイ。また欲しくなった?」
弄られると、すぐに身体が火照り、欲しくなってしまう。
「このまま、自分で挿入れて」
横向きで、向かい合わせに寝ているこの体勢で、挿入れるには……。
彼の身体に片足を絡ませるようにして、下腹部を押し付けた。熱くそそり立つものに手を添え、濡れそぼった花芯に、熱の塊を押しつける。
くちゅっと音を立て、彼の先端が蜜口を擦る。角度のせいか中へは挿入いらなかった。熱の塊を何度も花芯に押し当てて、少しずつ角度も変えてみるけれど、しとどにあふれる蜜のぬめりに滑るように秘裂をなぞるばかりだ。
滑った鈴口が、秘裂を擦り上げその先の秘粒を押しつぶした。
「んっ! ぁああああっ」
強い刺激に、背中がのけぞる。
「あはは。なに遊んでいるの? この秘粒がいいんだな?」
伸びて来た少年の指が、敏感な秘粒を撫でた。
「ぁっ! ……ぁぁっ、ああっ」
「ここもぬるぬるだ」
ぬるぬるの秘粒を摘ままれて、ビリビリとした電流が背筋に走った。ガクガク震えながら、カインにしがみつき、達してしまう。
「ひっ! ぁぁぁっ、あああああっ」
「イったのか? ほんと、すぐイク、えっちな身体だなぁ」
片手で私の頬を撫で、イったばかりの敏感な秘粒にそっと触れながら、甘い声で囁く。
「メイ……魔族の王の婚姻のしきたりは……この特に敏感な秘粒を貫通してリングを授けるんだよ。ここにリングを付けると、メイは今よりもっともっと、いやらしい身体になれるんだ。夫の魔力を込めたリングによって、秘粒は包皮がすぐに剥けて、ちょっとの刺激でイってしまうようになる。それにリングの刺激と重みで、秘粒も徐々に大きく育って、より快感も増すようになっていくんだ」
少年は、花がほころぶような笑みを浮かべた。
「そして……もう俺なしではいられない身体になる。俺の奴隷妻にしてやろうか? 身も心も、俺のものになるか?」
銀の長い睫毛が影を落とす琥珀の瞳が、金色に輝いた。誘惑する悪魔のように甘いささやきに、心を奪われる。ふと、彼の視線がテーブルの上に動いた。
「――そうか、メイ。分かった」
テーブルの上に忽然と現れたトレイに、カインが手を伸ばす。トレイの上にあるのは――ミスリルリングとニードル。
「ここはメイの夢だ。これが現れたのはメイの気持ちだろ? 俺のものにしてやるよ」
身体を開けと命じられて、私は催眠術に掛かった人みたいに、言われた通り仰向けに寝て膝裏に手をやり、折り曲げた脚を高く大きく広げる。脚の付け根の、赤く充血して濡れそぼった二枚の花びらが開いて、蜜がこぽこぽと溢れ出した。
「今から感じやすい秘粒を、このニードルで貫こうというのに……こんなに蜜を垂らして。いやらしいな、メイは」
私の脚の間に座ると、包皮から顔を出してぷっくり膨らんでいる秘粒を、カインが唇で食み、吸った。
「闇魔法の幻惑のスキルを使った。麻酔薬と同じ効果がある。痛くないから」
包皮を引っ張られた後、剥き出しにされた秘粒をプツンとニードルが貫通する。ニードルに貫かれる感触がして、ぞくっと背筋が震えた。カインは素早くニードルを抜いて自分の魔力を込めたリングを通すと、再び傷ついた秘粒を口に含んで、初級回復魔法を掛けてくれた。
「これでメイは、俺のものだ。嬉しいか?」
大きく開いた身体の敏感な中心に、カインの付けたリングが光っている。花芯から止めどなく蜜が流れ出るのを、魔道灯の明かりが照らし、キラキラと光った。
「ああ、メイ……可愛い。こんなに漏らして……」
少年の手が私の下腹部を撫でた。
「エルフの女は、身籠る時を自分の意思で選べると文献で読んだことがある。メイ、俺の子を孕みたいと願え」
私の上に覆いかぶさり、脚を抱えると肉茎の裏筋を秘裂に当て、蜜をまとわせるように揺らし擦りつける。
「ぁっ、はぁっ……」
蜜口に熱い塊が何度か押し付けられて、ついに彼がぐぐっと身体の中に挿入いって来る。彼自身が道筋をつけ、自分の形にした媚肉に、剣を鞘に納めるように最奥へと差し込んでいく。熱せられたエラがぬめった膣壁を擦り上げながら進むと、チカチカと火花が散るような快感が巻き起こった。そしてついに、彼の先端がコツンと奥に当たった。
「……そう、いいぞ……排卵した……メイ、上手だ」
「ぁぁっ……ぁぁんっ!」
悦楽に腰が勝手に揺れる。愉楽に溺れそうになって、カインの背中に手を回し縋りついた。
「ぅっ、く……。ああ、メイの中、すごい。トロトロで熱くて、きゅうきゅう吸い付いてくる」
かすれた声でつぶやくカイン。耳元で囁かれると、耳から脳まで犯されている気持ちになる。
ああ、カインも気持ちいいの? 私もすごく気持ちいい。
青年のカインにすでに快楽に堕とされている私は、刻み付けられた記憶から、少年から与えられるモノに、すぐに反応してしまう。
「動くよ……」
ぐちゅ、じゅぶと、淫猥な水の音を立てて抽送が始まると、もう何も考えられない……この快楽のことしか。
「ぁっ、ぁぁっ! ……ぁぁっ、ああんっ」
蕩けた中を彼の肉茎でかき回され、擦りつけられ、小刻みに奥に亀頭を押し付けられて、悦びにむせび泣きなく。少年の高ぶりを受け入れ、快楽にきゅうきゅう締め付ける淫乱な蜜壺。
出し入れされる度に、蜜壁を先端のエラで擦り上げられ、先に注がれた白濁と私の愛液が交じり合い泡立ち、掻き出される。腰を打ち付けられ、胸の尖りを摘まんで捻られるとたまらず、恥ずかしいほど大声で、喘いでしまう。
「……メイのおまんこ、……気持ちいい。ああ、もう、奥にコリコリとした子宮口が当たってるよ。新鮮な子種が欲しいの?」
愉楽の中で降りて来た子宮口を、熱杭の先端が捕らえた。クルクルと回すように擦りつけられる。
「ふぁっ……あっ、ああっ」
あ……そこに、ぎゅって押し付けて、たくさん、注いでほしい……。
「ほら、ここ。俺の子種で受精したくて降りて来たんだね。もうイキそうなの? イっていいよ」
願った思いが彼に通じて、子宮口に亀頭の窪みが合わさり、ぎゅっと押し付けられる。
「新鮮な精液、おまんこの奥に、いっぱい注いであげる」
次の瞬間、張りつめた熱杭が中で暴れ、爆ぜるようにして熱い白濁を叩きつけられた。最奥に、じんわりと温かいものが広がっていく。蜜壺がきゅうっと、彼の肉茎を締めつけた。もう離したくないというみたいに。
「ううっ……すごい締めつけだ。おまんこが、俺の精液を喜んで飲んでいるよ」
愛おしいものを見つめる眼差しの、少年。さっき付けたばかりの秘粒のリングを触りながら、ささやく。
「可愛い、可愛い。大好きだ、俺のメイ」
秘粒のリングから、もたらされる連続絶頂に戦慄きながら――私も大好きだと、愛していると、心の中でつぶやいた……。
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