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お礼 ※
しおりを挟む夜になるとお昼寝したせいで案の定、眠れなくなってしまった。
ゼラの看病や薬湯、回復薬入りの塗り薬のおかげで、大分元気になっていたから……。
「ゼラ、蒸しパンのお礼に、お口でして差し上げますわ」
ベッドに横向きになって寝ているゼラの下肢に身体をずらすと、彼の下帯の前に顔を寄せた。
「まだ病み上がりなのだから、無理しなくていい」
「無理じゃありませんわ。したいからするだけ、です」
くんくん、とゼラの臭いを嗅ぎ、下帯の上から陰茎に触れた。
温かくて、まだ柔らかいゼラのそれが、なんだか愛おしく思えた。
下帯越しに雄の臭いを大きく吸い込み、頬ずりしてみる。
手で撫で、キスをする。
すると、ゼラのものはムクムクと大きくなって、固く張りつめた。
ゼラが低くうめいて、身動ぎする。
ずっしりした二つの玉袋にも、手を伸ばした。
――この中に沢山子種が詰まっているんだわ。
張りつめた先端から、先走りの汁が滲み出て下帯の布に染みが出来て行く。
「シロ、もう、直接さわってくれ……」
かすれた声で、ゼラがささやく。
もっと、このまま弄っていたかったけれど、ゼラのいう通り下帯を外す。
プン、と雄の臭いが鼻を突いた。
もうすでにカチカチになってしまったゼラの雄は、脈が浮き出て黒光りしている。
エラの張りだしたグロテスクなその形に、怖れを抱いた。
――これが、いつも私の膣に入っているのだわ。信じられない……。
先走りの汁で濡れている先端を舌でちろちろと舐めると、塩味がした。
尿道口の凹みに舌先を入れるようにして舐め、茎に指を這わす。
それから歯が当たらないように、唇を巻き込むようにしてから、エラの張ったくびれまで口の中に含んだ。
そうして裏筋に舌を這わすと、口の中で亀頭がビクンと震え、ゼラの身体が何かをこらえるように少し動く。
――気持ちいいのね。もっと気持ち良くして上げたい。
舌をくるくると回すように先っぽを舐めたり、ちゅっと吸い上げたりした。
根元から幹を手で上下にさすりながら、歯にくちびるを巻き込んで、くびれたあたりをはみ、首を軽く左右に振ると、ゼラがうめき声をあげた。
「ぅっ、く。シロ、いいぞ。もう……」
口の中でゼラのモノがさらに固く質量を増し、ブルブルと震えた。
先端から、熱い精が放たれる。
喉の奥に、びゅるびゅるとゼラの射精した精液が当たっている。
零さないように、次々と注がれる白濁を飲み込む。
口いっぱいにゼラの青臭い子種が溜まり、何とか飲み干そうとしたのだけれど、口の端から一筋だけこぼれてしまった。
射精を終えるとゼラは私を抱き寄せ、零れた一筋の白濁を指で掬い、私の口の中に戻した。
大きな身体に、ぎゅっと抱きしめられ、頬ずりされる。
「シロ、シロ……」
「ゼラ、良かった?」
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