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ゼラとダン ※
しおりを挟むあれから、毎日ゼラにおねだりしてまで、お口でして精液を飲ませてもらっている。
オークの精液を飲むなんて嫌だったはずなのに。
美味しい訳でもないのに、身体が欲しがっているというか、そんな感じ。
繁殖場のお務めはまだお休みしている。
小隊長の事件があってから、始まりの厩舎に行くのが怖くて仕方がない。
考えただけで、息が苦しくなって目の前が真っ暗になってしまう。
時々あの時のことを夢に見てうなされ、その度にゼラに慰められている。
「……おまんこしような」
秘所の傷が治ると、ゼラが私をあやすように抱き、膣に入って来た。
久しぶりにゼラの雄茎にどっしりと膣を満たされ、熱い精をたっぷりと膣内射精されると、あるべきものに満たされたという気がして、気持ちが安らいだ。
――最近なんだか、眠くて仕方がない。一日中、うとうとしている。
ゼラに起こされて食事をして、また眠る。
寝ぼけている間にゼラに挿入されていて、目が覚めるのと同時に達してしまったこともあった。
ある日、ダンが様子を見に部屋に訪ねて来た。
「――シロちゃんは、孕んだのではないか?」
まどろんでいる私を見てダンが指摘する言葉に、びっくりして、一気に目が覚めてしまった。
ゼラの顔を見ると、固い表情のまま頷く。
「上に報告は……その様子じゃ、してないな?」
ダンの追及に、ゼラはプイと顔をそむけた。
「おい、ゼラ。どうするつもりだ? このままじゃ、シロちゃんだって」
「しばらく、このままそっとして置いてやりたい。今無理をさせたら、シロが壊れてしまう」
「だけど……」
ダンは私をチラチラと見た。
「俺たちは呪われた種族だ。雌がいないだけじゃない。孕んだ後も雌に毎日魔精液を飲ませ、胎内にも注いでやらないと、仔が流れてしまう。お前一人では足りないのではないか」
「だから、お前に協力を頼みたい」
「何だって!?」
ゼラはベッドに腰かけると、私を持ち上げ、固く起立した肉茎の上に私をゆっくりと降ろした。
「ぁぁんっ」
ゼラの先端が蜜口を押し広げて、入って来る。
貪欲な肉壺はすぐに蜜を零して、ゼラのモノを受け入れてしまう。
そのままゼラが私を抱いて、ベッドに仰向けに横たわる。
私はゼラの上に乗っかっている形になった。
「ダン、シロの後孔に挿入してやってくれ」
ゼラのたくましい男根に貫かれているのに、後孔にダンのモノも?!
「仕方ないな……」
「シロは後孔はまだ慣れていないから……」
「分かってる」
ダンは私の後孔の栓を引き抜き、何か古の言葉を発した。
すると、中に入っているピンクスライムがするすると出て行く。
そうしてゆっくりと、ダンが後ろの窄まりから中へと入って来た。
二つの巨根に上の口も下の口も塞がれ、お腹が一杯になってしまった。
二人の雄茎が私の中に……。
ゼラの唇にキスをすると、ヒュウッとダンが口笛を吹いた。
「熱いね、焼けちゃうなぁ、シロちゃん。ん、おっぱい、少し大きくなったね」
後ろから私の胸に手をまわして、二つの双丘を揉む。
「ぁ、ぁ、ぁん」
私の中でゆるゆると動かされる、二つの雄茎が肉壁越しに互いに擦れ、ぶつかり合う。
「ゃっ、変に、変になっちゃうっ」
いやいやをするように首を振りながらも、二人が同時に私の中でイッて欲しいと願う。
「ぁっ、もうっ、イッちゃう、イッちゃうの」
「イキやすくなったね、シロちゃん」
「イク、イクッ、ぁぁ――――っ」
願ったように、ほとんど二人は同時に射精してくれた。
熱い迸りが、二つの胎内に注がれていく。
後ろからダンが、そしてベッドに仰向けになっているゼラに前を串刺しにされて。
その後、私たちは気だるい身体を横たえて、ぽつりぽつりと話し合った。
さすがに、三人で川の字になって寝ると、ベッドが狭い。
私をはさんで、両側からゼラがお腹を擦り、ダンは髪を撫でた。
「シロの腹の中には、二体の強い魔力を持った仔がいる」
強い仔……? まさかあの小隊長の子なの?
「ぃゃ、怖い……」
「大丈夫だ、シロ。俺がついている」
「仔はオーク全体の仔として大事に育てられる。心配しないで、シロちゃん」
「しばらく、このことは他の連中には黙っていてくれ」
「だけど……生まれるまではごまかせると思うけど、その後どうすんだよ――」
黙り込むゼラに、ダンはため息をついた。
「シロちゃんは、下士官の厩舎に行くことになるだろうな。ゼラが心配するのも分かるが……」
あの小隊長が来る! と思うと、身体が震え始めた。
「俺が何とかするから。シロは余計なことを考えるな」
そうは言っても、不安でたまらない……。
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