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第3章
預かり
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トーレさんが帰った翌日、魔馬の仔は体調を崩した。
慣れない長旅と、両親の居ない寂しさで心が弱ったせいだろうか。
珍しくスティードから焦ったような念話が届いた。
《レナード、アノ子ガ大変ナノ!》
《私が行くまでアルバにも近くにいるように伝えてくれ》
《分カッタ》
魔性果実を搾り、専用にした大きめのスポイドと布を持って幻獣舎へ向かう。
魔馬の仔にスティードとアルバが寄り添っているのが見えた。
ぐったりと横たわっていたので、側に行き飲ませやすいように首を抱える。
スポイドを力無く開いていた口に差し入れる。
様子を見て少しずつ喉に注ぎ込む。
なんとか飲み込んでくれたので、胸を撫で下ろす。
腕から静かに下ろして横にする。
《しばらくしたら目が覚めると思う。
ソルとルナは温めてあげてくれ。
スティードとアルバは交代で体や顔を舐めてあげてくれ。
舐めてない子は私が帰って来るまでに様子を見て、おかしいと思ったら念話で知らせてくれ》
それぞれが力強く返事をしたので、次の行動に移る。
牛舎に行き作業用の荷車を用意して牛に繋ぐ。
森に行くための最低限の支度をして、closeのプレートを母屋の玄関の扉にかけて幻獣舎へ。
まだ目は覚めてなかったので干し草を敷きそっと運んで荷台に乗せ、毛布をかける。
《クレドを連れて来るから、皆んなは森に行く準備をして待ってて》
クレドと火蜥蜴を迎えに行く。
《ピュードル、母屋にいる妖精と精霊に、森に行きたいなら急いでおいでと伝えて欲しい》
返事はなかったが、伝えに行ってくれた気がする。
全員が従魔用のアクセサリーを装着してくれているのを確認して出発する。
荷台の子馬に負担にならないようにゆっくり進む。
森に入る前にクレドを偵察に、ソルとルナもをいつもの場所の周囲の脅威があれば排除するように言って先行させる。
スティードとアルバは後ろを警戒するように頼んだ。
森に入ってすぐの開けた場所で牛を放つ。
これ以上は牛が危険だからだ。
ここまでは木材などを運ぶ時に連れて来ているので、荷車を外せば勝手に牛舎に戻るし、つけたままなら待機してくれる。
《スティード、もう少し奥まで轢いてくれるか?》
《僕頑張るよ》
スティードに荷車を繋ぎ、後ろからレナードが押して進む、
魔馬の仔はまだ小さく軽いためほとんど轍がつかない。
それでも人が通った痕跡を残すのは危険なので、少し持ち上げながら押した。
次の開けた場所で荷車を置いて子馬を抱えて移動する。
周りを心配そうに他の子がついてくる。
アルバのお気に入りの魔素が多く、過ごしやすい場所に着いた。
アルバに一番魔素が多い場所を探してもらい、そこにそっと子馬を下ろした。
アルバが側に付き添い、少し離れてスティードが座り、ルナに火蜥蜴を頼む。
ちなみに妖精と精霊は道中に追い付き、ちゃっかり火蜥蜴の籠で寛いでいた。
新鮮な魔性果実やポーションの材料になる薬草を採取するのに、狩の上手いソルを護衛代わりにした。
1人の時は索敵しながらだったから大変で、時間の割に種類も量も取れないことが多かった。
今は家族がいるから安心して採取に専念出来る。
動物用は分量や使用する材料が難しい。
人間なら栽培した物でもある程度効果があればいいし、複数の似た効果のある物を合わせたり、媒介素材を使い違う効果の素材を加えても良い。
しかし動物用は余分な物を入れるとそのせいで悪化することがあるため、シンプルな配合のため、効果が高い物を使う。
小動物や生まれて1ヶ月くらいの赤子は、正確に量を測った上に薄めて数回に分ける必要がある。
栽培物より天然物で、新鮮な薬草のが効果が高い物もある。
今回は必要だと思われる薬が在庫が少なく、この森で採取出来る物ばかりなので、抽出などの手間がかかる作業の物以外は調達するつもりで置いて来た。
熱とか痙攣などの重い症状さえ出なければ、戻る頃には体力回復のポーションを与えれば、荷車のところくらいは自力で移動出来るはずなのだ。
慣れない長旅と、両親の居ない寂しさで心が弱ったせいだろうか。
珍しくスティードから焦ったような念話が届いた。
《レナード、アノ子ガ大変ナノ!》
《私が行くまでアルバにも近くにいるように伝えてくれ》
《分カッタ》
魔性果実を搾り、専用にした大きめのスポイドと布を持って幻獣舎へ向かう。
魔馬の仔にスティードとアルバが寄り添っているのが見えた。
ぐったりと横たわっていたので、側に行き飲ませやすいように首を抱える。
スポイドを力無く開いていた口に差し入れる。
様子を見て少しずつ喉に注ぎ込む。
なんとか飲み込んでくれたので、胸を撫で下ろす。
腕から静かに下ろして横にする。
《しばらくしたら目が覚めると思う。
ソルとルナは温めてあげてくれ。
スティードとアルバは交代で体や顔を舐めてあげてくれ。
舐めてない子は私が帰って来るまでに様子を見て、おかしいと思ったら念話で知らせてくれ》
それぞれが力強く返事をしたので、次の行動に移る。
牛舎に行き作業用の荷車を用意して牛に繋ぐ。
森に行くための最低限の支度をして、closeのプレートを母屋の玄関の扉にかけて幻獣舎へ。
まだ目は覚めてなかったので干し草を敷きそっと運んで荷台に乗せ、毛布をかける。
《クレドを連れて来るから、皆んなは森に行く準備をして待ってて》
クレドと火蜥蜴を迎えに行く。
《ピュードル、母屋にいる妖精と精霊に、森に行きたいなら急いでおいでと伝えて欲しい》
返事はなかったが、伝えに行ってくれた気がする。
全員が従魔用のアクセサリーを装着してくれているのを確認して出発する。
荷台の子馬に負担にならないようにゆっくり進む。
森に入る前にクレドを偵察に、ソルとルナもをいつもの場所の周囲の脅威があれば排除するように言って先行させる。
スティードとアルバは後ろを警戒するように頼んだ。
森に入ってすぐの開けた場所で牛を放つ。
これ以上は牛が危険だからだ。
ここまでは木材などを運ぶ時に連れて来ているので、荷車を外せば勝手に牛舎に戻るし、つけたままなら待機してくれる。
《スティード、もう少し奥まで轢いてくれるか?》
《僕頑張るよ》
スティードに荷車を繋ぎ、後ろからレナードが押して進む、
魔馬の仔はまだ小さく軽いためほとんど轍がつかない。
それでも人が通った痕跡を残すのは危険なので、少し持ち上げながら押した。
次の開けた場所で荷車を置いて子馬を抱えて移動する。
周りを心配そうに他の子がついてくる。
アルバのお気に入りの魔素が多く、過ごしやすい場所に着いた。
アルバに一番魔素が多い場所を探してもらい、そこにそっと子馬を下ろした。
アルバが側に付き添い、少し離れてスティードが座り、ルナに火蜥蜴を頼む。
ちなみに妖精と精霊は道中に追い付き、ちゃっかり火蜥蜴の籠で寛いでいた。
新鮮な魔性果実やポーションの材料になる薬草を採取するのに、狩の上手いソルを護衛代わりにした。
1人の時は索敵しながらだったから大変で、時間の割に種類も量も取れないことが多かった。
今は家族がいるから安心して採取に専念出来る。
動物用は分量や使用する材料が難しい。
人間なら栽培した物でもある程度効果があればいいし、複数の似た効果のある物を合わせたり、媒介素材を使い違う効果の素材を加えても良い。
しかし動物用は余分な物を入れるとそのせいで悪化することがあるため、シンプルな配合のため、効果が高い物を使う。
小動物や生まれて1ヶ月くらいの赤子は、正確に量を測った上に薄めて数回に分ける必要がある。
栽培物より天然物で、新鮮な薬草のが効果が高い物もある。
今回は必要だと思われる薬が在庫が少なく、この森で採取出来る物ばかりなので、抽出などの手間がかかる作業の物以外は調達するつもりで置いて来た。
熱とか痙攣などの重い症状さえ出なければ、戻る頃には体力回復のポーションを与えれば、荷車のところくらいは自力で移動出来るはずなのだ。
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