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1.元勇者、日常を謳歌する
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「――おーい、佐藤。起きろー」
覇気のない声と共に、軽い衝撃が頭に走る。
瞬間、自分が机に伏せていて寝ていたことを自覚する。
顔を上げてみれば、呆れたようにこちらを見る担任の先生の顔。丸眼鏡と優し気な雰囲気の先生は、苦笑しながら口を開くと、
「先生の授業が退屈なのは分かるけどなー。一応、この先社会に出て使える技術だと思って、真面目に受けてくれないかな?」
「あっ……すんません……」
頭を軽く掻きながら謝罪。と同時に、クラスメイト達のクスクスといった抑え気味の笑い声が広がる。
少し……いや、結構恥ずかしいな。
「みんなも眠いのは分かるが、佐藤のように居眠りしないようになー」
先生のそんな言葉と共に、授業が再開される。
内容は国語。複雑な計算式の多い数学に比べれば、漢字とかもあるしな。先生の言った通り、社会に出て使うこともあるだろうし、真面目に受けて損はないだろう。
なんてことを考えながら、オレは開かれた教科書に視線を落としつつ笑みを浮かべた。
「――懐かしい、夢を見たな……」
思わずそんなことを口にしてしまう。
そう。本当に懐かしい夢……。オレからすれば、現実だった。
一年前。オレは突如として異世界に飛ばされた。
別に、不慮の死を迎えたとかそういうものじゃない。ある日、いつものように寝ていたら、異世界で目覚めることになったのだ。
そして、オレはそこで自分を召喚した相手に教えられたのだ。『勇者』として、この世界に呼び出されたのだと。
笑っちまうよな。普通に寝て、起きたら異世界で、さらには化け物と日夜戦うことを強要されたんだからさ。
だけど、オレはそんな世界で生き抜いた。
幸いにも、こっちの境遇を知って一緒にいてくれる仲間にも恵まれたし、剣や魔法の技術を教えてくれる数々の師匠と呼べる存在にも出会えた。
考えてみれば、自分は幸運だったのだ。だからこそ、魔王を倒せたのだと思うよ。
そうして魔王を打倒したオレは、晴れてこの世界に――平和な日本に帰ってきたのだ。
最初は、セルナやリカルドを筆頭に仲間たちがあちらでの永住を提案してきたけれどさ。それでもオレは日本を選んだ。
異世界が嫌だったわけじゃない。思い入れだって確かにあった。魅力的な提案であったのは間違いない。だけど、結果的に選んだのは日本だった。
理由は単純。親を悲しませたくなかった。ただそれだけだったんだ。
家の一人息子が、ある日突然行方不明になりました。なんてことになろうものなら、確実に父さんも母さんも心配するだろうしな。
だから、もしも異世界に永住するのだとしたら、それはオレが親の庇護下から出たとき。独り立ちしたときにと決めていたんだよ。
まぁ、もう一度異世界に転移するなんてことがあるかどうかもわからないんだけど。
それにしても――
「ホント、懐かしい夢だったなぁ……」
「こら、佐藤。起きて早々にボーっとするなよ。先生、泣いちゃうぞー?」
「あっ、すいません」
再び巻き起こる笑い声。
先生も今度は注意だけでは許してくれないようで、教科書を読むように指示してくる。
魔物って化け物と戦う必要のない平和な日常。一年前じゃこんなこと考えなかったな。
なんて思いながら、教科書を音読していく。
本当に何気ない普通の暮らし。それがオレの日常だった。
*
「ねぇねぇ、佐藤くん」
「――ん? 何だよ、姫野」
授業の終わり。所謂、昼休みという時間帯にオレの前に一人の少女がやってきた。
彼女の印象を一言で表すと、まるで物語の中から飛び出してきたような美しい少女だ。
長い栗色の髪に、テレビのアイドルや女優が顔負けのスタイルと顔立ち。大きな鳶色の瞳はオレを真っ直ぐに見据えていて、逸らすようなことは全くない。
容姿だけを見れば、完璧美少女である。
「珍しく今日は授業中に寝てたよね? どうしたの? 疲れてた?」
「いや? ただ、日差しが気持ちよかったからなー」
「あははっ。佐藤くんの席って窓際だもんね。眠くなるのも当然かー」
無邪気に笑う姫野。
ただ笑っているだけだっていうのに、仕草一つ一つが魅力的に見えるのは、彼女が美少女だからだろうか?
なんて思いながら肩をすくめて苦笑すると、
「授業中に居眠りしていたオレを笑いに来たのなら、帰ってくれないかー?」
「別にそんなつもりじゃないってば。ほら、本題に入る前のちょっとした話題作りってやつ? だから、そんなこと言わないでよ」
「はいはい。わかったから。――で? 話って何だよ?」
「もう。佐藤くんは意地悪だなー」
失敬な。これでもオレは結構優しいって評判なんだぞ?
何せ別の世界では勇者やってたくらいだし。あの時は、何度感謝されたことか。
「じゃあ、本題なんだけどさっ!」
そこで言葉を区切り、姫野は少しだけ興奮気味に机に両手をついて身を乗り出してくると、
「さっき、佐藤くんが寝言で魔法だとか、魔物だとか。魔王だとかそんなことを口にしていたんだけど、もしも夢のことを覚えているのなら、そのことを詳しく教えてほしいんだよね」
「……聞こえてたのか」
「うんっ。隣の席だし。バッチリ聞こえてたよー!」
それなら居眠りしていた時点で起こしてほしいもんだな。
まぁ、見ていた夢が夢だからな。起こしてくれなくて良かったと思うオレもいるわけで。
どうでもいいことを考えていたオレに、姫野は両手を合わせて『お願い』と片目を瞑ってみせると、
「ねっ? お願いだよっ」
「わかったよ。話すだけだしなー」
「わぁっ、ありがとっ!」
オレの言葉に花が咲くような綺麗な笑みを見せた姫野。
そんな彼女に、オレは仕方ないとばかりに苦笑してから夢の内容を伝えていく。
勇者として召喚された一人の少年が、冒険を通して成長していく冒険譚を。
女の子からすれば退屈そうにも聞こえる物語に、姫野は時折相槌をうったり、頷いたりして楽しそうに聞いてくれる。それはまるで、本物の勇者の物語を聞くように。
「――魔王を倒した少年は、自分の意志に従って元の世界に帰りました。まぁ、こんな夢だったよ」
夢のことを話し終えたのは昼休みも半分ほど終わったころだった。
その間、姫野は終始笑顔で聞いてくれてたよ。
「ありがとっ! 聞いててすっごく面白かったよー」
「そんなに楽しいものかー? 一般市民が見た夢の内容がさー」
「本当に楽しかったよ。だって佐藤くんの話はすごい魅力的だし、現実味もあったからね」
頬を膨らませて抗議する姫野。
確かに、現実味があるというのは、あながち間違いでもないもんな。だって、オレは本当にその世界に行っていたのだから。
ただの夢として終わらせるつもりはない、オレのもう一つの故郷である。
「――また、そんな顔してる」
一瞬とはいえ、もう一つの世界に思いを馳せていると、姫野のそんな指摘が飛んできた。
「そんな顔? いったい、どんな顔だよ?」
「佐藤くんって、夢の世界を話しているときって、すっごく楽しそうなんだよね。例えるなら、まるで自分の故郷を誇らしげに語る地方の人みたいな?」
「マジで……?」
「うん。マジ」
そんなに顔に出ていたのか。気づかなかったぞ。
「――でもね、同時に少しだけ寂しそうなんだ」
「寂しそう……?」
「うん。だから、地方の人みたいって言ったでしょ? 思い出として語ることはできるけど、帰ることが難しい。そんな寂しさみたいな感じかなー」
オレの鼻を軽く指先で小突き、指摘してくる姫野。
随分と鋭いというか、的を得ている言葉に顔が引きつる感覚を覚えるよ。
「あははっ。図星だったりする?」
「……さぁね。けど、寂しいのは当たってるよ」
「そうなの?」
「あぁ。行けるものなら、もう一度行ってもいい。そんな場所だからさ」
オレにとっての第二の故郷。
そう考えれば、姫野の言う『地方民的考え方』はあっている。
夢にまで出てくるくらいだしな。結果的に日本を選らんだオレだけど、結局あっちでの思い出を全て捨て去ったわけではないんだから。
「――じゃあさ。もう一度行ってみる?」
「……えっ?」
「もしも、その気があるのなら、今日は一緒に帰らない?」
相変わらずの人を魅了する笑顔。
だが、その時の姫野の表情は少しだけ違ったような気がした。
覇気のない声と共に、軽い衝撃が頭に走る。
瞬間、自分が机に伏せていて寝ていたことを自覚する。
顔を上げてみれば、呆れたようにこちらを見る担任の先生の顔。丸眼鏡と優し気な雰囲気の先生は、苦笑しながら口を開くと、
「先生の授業が退屈なのは分かるけどなー。一応、この先社会に出て使える技術だと思って、真面目に受けてくれないかな?」
「あっ……すんません……」
頭を軽く掻きながら謝罪。と同時に、クラスメイト達のクスクスといった抑え気味の笑い声が広がる。
少し……いや、結構恥ずかしいな。
「みんなも眠いのは分かるが、佐藤のように居眠りしないようになー」
先生のそんな言葉と共に、授業が再開される。
内容は国語。複雑な計算式の多い数学に比べれば、漢字とかもあるしな。先生の言った通り、社会に出て使うこともあるだろうし、真面目に受けて損はないだろう。
なんてことを考えながら、オレは開かれた教科書に視線を落としつつ笑みを浮かべた。
「――懐かしい、夢を見たな……」
思わずそんなことを口にしてしまう。
そう。本当に懐かしい夢……。オレからすれば、現実だった。
一年前。オレは突如として異世界に飛ばされた。
別に、不慮の死を迎えたとかそういうものじゃない。ある日、いつものように寝ていたら、異世界で目覚めることになったのだ。
そして、オレはそこで自分を召喚した相手に教えられたのだ。『勇者』として、この世界に呼び出されたのだと。
笑っちまうよな。普通に寝て、起きたら異世界で、さらには化け物と日夜戦うことを強要されたんだからさ。
だけど、オレはそんな世界で生き抜いた。
幸いにも、こっちの境遇を知って一緒にいてくれる仲間にも恵まれたし、剣や魔法の技術を教えてくれる数々の師匠と呼べる存在にも出会えた。
考えてみれば、自分は幸運だったのだ。だからこそ、魔王を倒せたのだと思うよ。
そうして魔王を打倒したオレは、晴れてこの世界に――平和な日本に帰ってきたのだ。
最初は、セルナやリカルドを筆頭に仲間たちがあちらでの永住を提案してきたけれどさ。それでもオレは日本を選んだ。
異世界が嫌だったわけじゃない。思い入れだって確かにあった。魅力的な提案であったのは間違いない。だけど、結果的に選んだのは日本だった。
理由は単純。親を悲しませたくなかった。ただそれだけだったんだ。
家の一人息子が、ある日突然行方不明になりました。なんてことになろうものなら、確実に父さんも母さんも心配するだろうしな。
だから、もしも異世界に永住するのだとしたら、それはオレが親の庇護下から出たとき。独り立ちしたときにと決めていたんだよ。
まぁ、もう一度異世界に転移するなんてことがあるかどうかもわからないんだけど。
それにしても――
「ホント、懐かしい夢だったなぁ……」
「こら、佐藤。起きて早々にボーっとするなよ。先生、泣いちゃうぞー?」
「あっ、すいません」
再び巻き起こる笑い声。
先生も今度は注意だけでは許してくれないようで、教科書を読むように指示してくる。
魔物って化け物と戦う必要のない平和な日常。一年前じゃこんなこと考えなかったな。
なんて思いながら、教科書を音読していく。
本当に何気ない普通の暮らし。それがオレの日常だった。
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「ねぇねぇ、佐藤くん」
「――ん? 何だよ、姫野」
授業の終わり。所謂、昼休みという時間帯にオレの前に一人の少女がやってきた。
彼女の印象を一言で表すと、まるで物語の中から飛び出してきたような美しい少女だ。
長い栗色の髪に、テレビのアイドルや女優が顔負けのスタイルと顔立ち。大きな鳶色の瞳はオレを真っ直ぐに見据えていて、逸らすようなことは全くない。
容姿だけを見れば、完璧美少女である。
「珍しく今日は授業中に寝てたよね? どうしたの? 疲れてた?」
「いや? ただ、日差しが気持ちよかったからなー」
「あははっ。佐藤くんの席って窓際だもんね。眠くなるのも当然かー」
無邪気に笑う姫野。
ただ笑っているだけだっていうのに、仕草一つ一つが魅力的に見えるのは、彼女が美少女だからだろうか?
なんて思いながら肩をすくめて苦笑すると、
「授業中に居眠りしていたオレを笑いに来たのなら、帰ってくれないかー?」
「別にそんなつもりじゃないってば。ほら、本題に入る前のちょっとした話題作りってやつ? だから、そんなこと言わないでよ」
「はいはい。わかったから。――で? 話って何だよ?」
「もう。佐藤くんは意地悪だなー」
失敬な。これでもオレは結構優しいって評判なんだぞ?
何せ別の世界では勇者やってたくらいだし。あの時は、何度感謝されたことか。
「じゃあ、本題なんだけどさっ!」
そこで言葉を区切り、姫野は少しだけ興奮気味に机に両手をついて身を乗り出してくると、
「さっき、佐藤くんが寝言で魔法だとか、魔物だとか。魔王だとかそんなことを口にしていたんだけど、もしも夢のことを覚えているのなら、そのことを詳しく教えてほしいんだよね」
「……聞こえてたのか」
「うんっ。隣の席だし。バッチリ聞こえてたよー!」
それなら居眠りしていた時点で起こしてほしいもんだな。
まぁ、見ていた夢が夢だからな。起こしてくれなくて良かったと思うオレもいるわけで。
どうでもいいことを考えていたオレに、姫野は両手を合わせて『お願い』と片目を瞑ってみせると、
「ねっ? お願いだよっ」
「わかったよ。話すだけだしなー」
「わぁっ、ありがとっ!」
オレの言葉に花が咲くような綺麗な笑みを見せた姫野。
そんな彼女に、オレは仕方ないとばかりに苦笑してから夢の内容を伝えていく。
勇者として召喚された一人の少年が、冒険を通して成長していく冒険譚を。
女の子からすれば退屈そうにも聞こえる物語に、姫野は時折相槌をうったり、頷いたりして楽しそうに聞いてくれる。それはまるで、本物の勇者の物語を聞くように。
「――魔王を倒した少年は、自分の意志に従って元の世界に帰りました。まぁ、こんな夢だったよ」
夢のことを話し終えたのは昼休みも半分ほど終わったころだった。
その間、姫野は終始笑顔で聞いてくれてたよ。
「ありがとっ! 聞いててすっごく面白かったよー」
「そんなに楽しいものかー? 一般市民が見た夢の内容がさー」
「本当に楽しかったよ。だって佐藤くんの話はすごい魅力的だし、現実味もあったからね」
頬を膨らませて抗議する姫野。
確かに、現実味があるというのは、あながち間違いでもないもんな。だって、オレは本当にその世界に行っていたのだから。
ただの夢として終わらせるつもりはない、オレのもう一つの故郷である。
「――また、そんな顔してる」
一瞬とはいえ、もう一つの世界に思いを馳せていると、姫野のそんな指摘が飛んできた。
「そんな顔? いったい、どんな顔だよ?」
「佐藤くんって、夢の世界を話しているときって、すっごく楽しそうなんだよね。例えるなら、まるで自分の故郷を誇らしげに語る地方の人みたいな?」
「マジで……?」
「うん。マジ」
そんなに顔に出ていたのか。気づかなかったぞ。
「――でもね、同時に少しだけ寂しそうなんだ」
「寂しそう……?」
「うん。だから、地方の人みたいって言ったでしょ? 思い出として語ることはできるけど、帰ることが難しい。そんな寂しさみたいな感じかなー」
オレの鼻を軽く指先で小突き、指摘してくる姫野。
随分と鋭いというか、的を得ている言葉に顔が引きつる感覚を覚えるよ。
「あははっ。図星だったりする?」
「……さぁね。けど、寂しいのは当たってるよ」
「そうなの?」
「あぁ。行けるものなら、もう一度行ってもいい。そんな場所だからさ」
オレにとっての第二の故郷。
そう考えれば、姫野の言う『地方民的考え方』はあっている。
夢にまで出てくるくらいだしな。結果的に日本を選らんだオレだけど、結局あっちでの思い出を全て捨て去ったわけではないんだから。
「――じゃあさ。もう一度行ってみる?」
「……えっ?」
「もしも、その気があるのなら、今日は一緒に帰らない?」
相変わらずの人を魅了する笑顔。
だが、その時の姫野の表情は少しだけ違ったような気がした。
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