癖になる刺激~痴漢に溺れる学園生は淫らに犯される~

相田ゆき(渡辺河童@あいだ啓壱)

文字の大きさ
3 / 6
終わりの始まり

03.調教の始まり

しおりを挟む
…あれから2週間。

純は夏休みになりバイトも無断欠勤が増え、クビになってしまった。

そんな日常の中、2日に1度は男と会って快楽を求めて引き返せない道をただひたすらに歩いている。

特に誰に相談することもなく、それをおかしい事だともあまり思わず、ただ純粋に初めて覚えた(人にしてもらうエッチなこと)に溺れてしまったのである。…それは、純の若過ぎる年齢では仕方がないことだった。

男に会う時はまず、待ち合わせ電車に乗り、痴漢行為をされて昂ぶってはその気持ちよくなる代償として毎回男に深く挿入され、深く突き上げられるという淫らな性生活が始まっていた。

会えば両の乳首を熱い舌で嬲られ摘まれ、中心も口淫してもらえ…最後にはイかせてくれる現実がある以上、自分では再現できない快楽に溺れ、自ら逃げ出す事はもう不可能になってしまった。

後孔に男のモノを挿入される行為に関しても、最初は痛いという事と違和感ばかりが純を襲ったが、2日に1度深く突き上げられる事を繰り返し、それももう…まだ快楽だけという訳にはいかないが、少しづつ慣れてきてしまった。


そんなある日、いつものように男の昼休み時間に純のスマホが鳴った。

「もしもし、純君?」

「はい…」

「今日は会えるのかな?」

「大丈夫です…」

「じゃぁ、今日から純君がもっと気持ち良くなることをしたいんだけど…電車で待ち合わせじゃなくて先に待ち合わせ駅のトイレ前で待っててくれる?」

「…え………?」

「大丈夫、純君が今よりも気持ち良くなるようにしてあげるだけ。いつもみたいに電車でもエッチなことしてあげるから心配しないで…」

「………はい…」

「じゃぁ、18時に会おう」

「…分かりました……」

いつもとは違う呼び出しの仕方に純は戸惑ったが(もっと気持ち良くなること)への興味が大きくなり、電車の中での秘め事を想像するだけで今すぐにでも自慰をしたくなる衝動を抑えることばかり頭をグルグルと渦巻いていた。


16時になりいつものように夕飯はいらないと母に告げると、純の母は心配した顔をしながら問いかけた。

「アルバイトも辞めちゃったし…あなた最近いつもどこに行ってるの?」

「バイトの時にできた友達のところだよ…」
まさか男に会いに行くとは言えず、最初についた嘘でつき通す。

「ちゃんと勉強はしてるの?」

「………してるよ」

「なんだかあなた人が変わったみたいに見えるわよ?」

「なんで…?」

「だってなんだか最近いつもぼーっとしてるし、お父さんも心配してるのよ」

「…大丈夫、ちょっと夏バテ気味かもね…」

母に嘘をつくのは心苦しかったが、それをしてでも性行為に耽りたかった純がいた。

純は今まで大きな反抗期もなく、これが最初の反抗だったほどだ。今までの素行から親からも絶大な信用があり、まさか純が男と性行為をする為に外出しているとは少しも疑わなかった。

17時になり、純は支度を始めた。

シャワーを浴び、男が触りやすいようにタンクトップを着て大きめのシャツを上から羽織る。

シャツを羽織れば、シャツは行為を隠してくれるからという理由だった。
そして、シャツの前を広げればタンクトップなど何も着ていないのと同然で、横から指を滑り込ませて直接乳首を触ってもらえるのだ。

下も、強く握られてもっと感じるように薄手のハーフパンツという出で立ちだ。
下着は後のことを考えていつも着換え用に1枚持って行くようにしていた。

完璧な(行為を受ける為だけに考えられたスタイル)…。

これが今夏の純のファッションだった。

ハーフパンツの下にはトランクスを履くようになった。
電車で行為を受ける際に男が触りやすく、周りにバレないよう…これらはすべて男が指定したものだ。

17時半になり、純は家を出る。

これから行われる(もっと気持ち良くなること)に胸を馳せ、半勃ちになりそうなのを抑えながら足早に駅に向かう。

既に純は、性に対して盲目になり過ぎてしまっており、男の言いなりになってしまっているのだが、それも気付かぬほどに性的欲求に勝てずに行動だけをしてしまっている状態にまでなっていた。

駅に到着し改札を抜けると、あと5分ほどで18時になる時間を指していたが、既に先に男が到着して純を待っていた。

「…遅れてすみません」

全く遅れてはいないのだが、先に男が待っていたことで純はいきなり謝った。

「大丈夫。まだ時間があるよ。純君は時間を守るいい子だね…」

「……」
なんとなく褒められて、純は少し顔が熱くなった。

「ちょっと中に行こうか…」
純は人気がなくなったトイレに導かれ、そのまま男について行った。

個室に入ると、男はすぐに純に待ち兼ねたように深いキスをして抱きしめ、熱い舌を絡める。純もそれに応えるかのように中心を熱くさせ、胸の二つの先端も尖ってピンク色を帯びて染まり、刺激を求める。

「今日からは純って呼んであげるよ…」

男は耳元でそう言うと耳から首筋…肩…と舌を這わせ、純のハーフパンツを下から捲って中心を少しだけ露出させ、口淫を始める。

「…ん…ぁ……っ…」
ちゅぷっ、ちゅぷっ、という水音を伴ういやらしい音が個室に響く。誰か来るのではないかという心配の中、純は電車で行為を受ける前に男の舌技で昂ぶらされていった。

「…気持ち…いい?」
男は口淫しながら聞いてくる。

「…ぅん、……ぁっ……」

男は、ひとしきり純を大きく昂ぶらせてから口をパッと離し、純はもう堪らないといった状態にされてしまった。もっと舐めて欲しい…イかせてほしい…純は心ではそう思ってしまうが、この状態で電車で行為を受けたら声が出てしまうのではないかという不安の方が大きく心に過ぎる。

そんな中、男はカバンから見慣れぬ物を出した。

「…これ、なんだか分かる…?」
男はソレを純の目の前に掲げ、熱を持った瞳で純を覗き込んだ。

「…それって……」
ソレは、見ればすぐに使用用途が分かる、シリコン製の男性器を模した淫具だった。

「今日からこれを挿れて電車に乗ろうね…」

男は純に壁に手を付くように言い、何も言えなくなった純の中心から先ほどの昂ぶりで零した蜜をすくうと、後孔に何度も塗り付け、淫具を少しづつ挿入してゆく。

「…んっ…ぅ……」

男のモノより幾分か細いせいか純の後孔は難なくソレを飲み込むが、男のモノよりもだいぶ長いせいか、前立腺が刺激されてじんわりとした快感を中心に伝えていた。

「…っは…ぁ…っ…、…ぁん…っ……」

「思っていたよりも結構すんなり挿入ったね…少し純が慣れるように動かすよ…」

男は淫具を引き抜く寸前までゆっくりと抜いては、また一番奥までゆっくりとズクリと突く。

「…ぅ………あっ……」
ズルリ、ズルリ、と淫具で後孔を突かれ、純は思わず声を洩らした。

「純は本当にエッチな才能があるね…今はまだ違和感もあるだろうけど…ココでもちゃんと気持ち良くなるようにしてあげるからね…」

男は気を良くし興奮したようで、淫具を少し早めにクチュクチュッ、という水音と共に動かした。

「…あっ、…ぁあ……っん…っ」
淫具は容赦なく且つ的確に前立腺を責め上げ、純の中心に興奮の涙がつつ、と滴り落ちていく。

純は足がガクガクと震え、立っているのがやっとだった。

「さて…そろそろ純も準備ができたみたいだから…ちゃんと落ちないようにコレで止めておいてあげるから心配はいらないよ…」男は嬉しそうにそう言うと、淫具をゴム製のベルトで後孔に固定した。

「…こ…んなの…っ………無…理……です……っ…」

純は涙目になり男に訴えるが、男は純の言葉など聞いていないかの様に純の衣服を整え、人がいない隙を見計らって個室を出る準備を始めた。

純は後孔に淫具が挿入った状態で立っており、まだ収まり切っていない中心を押さえ膝から崩れ落ちそうだった。

しかし、男に手を強く引かれ連れられ、そのままホームまで必死に小走りで歩いていった。


純は男に日を追うごとに確実に調教されている。


・・・この時がまだ調教の始まりだということは、純はまだ気付かない…。


つづく

しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

処理中です...