癖になる刺激~痴漢に溺れる学園生は淫らに犯される~

相田ゆき(渡辺河童@あいだ啓壱)

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終わりの始まり

02.快楽の代償

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「・・・ははは、本当に君はこういうの初めてなの?」
男に聞かれ、純はコクコクと頭を縦に振る。しかし、男のモノを舐めながら乳首を貪欲に愛撫されつつ、自分の中心が熱く硬くなっている状態は、もう彼が元には戻れないことを意味している。

男は純に立ち上がるように言うと、純の向きを変え、壁に手を付いて足を大きく開き、お尻を突き出すようにしろと命じた。純は性欲に負けそのまま従い、男が背後から左手で陰嚢を揉み上げる。

「……ぁ…っ…」
純は、背後からそうされるといつもの痴漢行為を思い出してしまい、腰が自然と揺れてしまう。男の右手は前に周って乳首を揉みし抱き、純は更に電車の中を思い出してとうとう声を洩らし始めてしまう。

「…ゃ…あ…っ…ん……」
その様子に男も興奮したようで、左手で陰嚢を揉みながら、右手で純の中心を握ると…人差し指でクルクルと円を描くように蜜が溢れる先端を愛撫しながらこう言った。

「静かに…、誰か来たら君がエッチなことしてるの人に見られちゃうよ?」
「……そこ…っ……ゃ…ぁ…っ……」

蜜を溢している先端から訪れる執拗な指の刺激に、純は声が我慢できない。

「声を我慢しないと…この気持ちいいこと、やめちゃうよ…?」
「…ごめ…な……さぃ…」

純はもう初めての性的欲求の前に従順だった。男は純を黙らせると、滴り落ちる透明な蜜をすくい後孔に塗り付け、中指を一本、ヌル、リと挿れてきた。

(…ッ!!)

純は反応してビクッと大きく身体を震わせたが、痛くはなかった。まだ違和感しかない後孔は、ヌルヌルと男の指に懐柔されていく。嫌悪感はあるものの、目を瞑って背後から陰嚢を揉まれながら指を挿入され、純の頭の中は声が出せないのも手伝って電車でされているような妄想に陥った。勃った中心が男に触れられず刺激を待ち、ヒクヒクと喘いでしまっている。

---そのとき、指がある「部分」をコリッと探り当てた。

「……んぁ…ッ…!!」
純はたまらず声を洩らし、慌てて口を閉じる。

それを見て男はニヤリと笑うと、その「部分」を指でしっかりと捉えて刺激しながら陰嚢を一層揉み、純は(背後からされるすごくエッチなこと)に身を震わせ、痛いほどに中心を充血させてしまう。男は純の中心が激しく勃っているのを見ると陰嚢への刺激を止め、左手で純の中心を強く握ったまま、後孔に挿入した右手の中指でその「部分」を刺激する。

純はもう訳が分からなくなり、握られている手での刺激を求めて腰を動かす。純が腰を動かすたびに男はヌプヌプと後孔を懐柔していくことが繰り返されていく。

「……ぁあ……っ…」

純は電車の中でもされた事がない刺激に屈服し、男は徐々に指の本数を増やしていった。


―――純は、握られた中心が気持ち良くて自分からユルユルと腰を振り続けた。腰を振れば後孔を懐柔され、時間の感覚も完全に麻痺してしまい、どのぐらい経ったのかも分からない。バイトは無断欠勤になっただろう。気が付けば純は、男の指を三本後孔に咥えた状態になってしまっていた。

純はこれから男にたっぷりと(数週間勝手に気持ちよくなった代償)を支払う所まで、とうとう拒否できないままに来てしまった。

このまま自分の身体に何が行われるのかは本能で察知しているが、握られたまま動かない手に腰を振ることをやめられず、射精したくて身悶える。先端からは蜜が止め処もなく溢れ、男は時折それをすくっては後孔に塗り付け、後孔を懐柔するたびに指と蜜が絡み合って淫靡なグチュ、グチュ、といういやらしい音を立てた。

トイレの個室にいる筈の純は、妄想がやめられず…電車の中でそうされている…と思うと、たまらなくエッチな気分になり、どうしても拒否できずに男の手に翻弄されたまま、腰を振って得られる快感に身を任せていた。


暫くして、純はいよいよもって射精したさに激しく腰を振ろうとした。しかし、男はそれを待っていたかのように手の力を抜き、しっかり握ってもらえない状態では射精できそうもない。

(…も…う………イ…きた…ぃ……)
純が小声で伝えると、男は純の後孔に自身の先端を充てがった。

「そろそろ楽しめると思うよ…」
男はそう言うと次の瞬間、純の中に今までとは比べようもない質量の自身を圧し挿れた。

「ぁあああ……ッ!!!!…ゃあ……ッ…痛い…ッ!!」
今まで出せなかった声が自然と口から溢れ、純の頭の中に(後悔)という言葉過り涙が出る。

男は、深く純に挿入したまま暫く動かずに内部を味わい、すすり泣き始めた純の背中にキスをしながら声を掛ける。
「…うん、ちゃんと初めてだったみたいで安心したよ…」
「…おねが…ぃ……抜い…て……」
「暫く動かないであげるから黙って…」
「……ひっく…ぅう…っ…」
「毎日気持ち良かったんだから僕も気持ちよくさせてくれないと…」

そう言われてしまうと純は何も言えなくなり、男に貫かれた状態のまま全身を強張らせて震えていた。

「まずはリラックスしようね…いつもみたいに…そうすれば君もココで気持ちよくなれるからね…」
男はそう言いながら後孔をズプッと深くひと突きする。

「んぁ…ッ!!」
純がビクンと身体を仰け反らせると、男は貫いたまま両手を前に廻した。そして、仰け反って突き出した格好になった両の乳首を摘み、またクリクリと愛撫を始め声を掛ける。

「電車の中で今みたいに挿れちゃってたら…君はどうなってたのかな…」
純は、その言葉でまた頭の中に電車内での光景が浮かんでしまった。

「人が気付いて見てる事もあったのに…君は毎日乳首を弄られて感じてたね…」
確かに純は、快感に身を任せ過ぎて周囲が見えなくなる事も多々あった。

「そんな……ことな…っ…」
「色んな人が君を見てたよ…手を出そうとする人までいたし…」

貫かれていても、そう言われて背後から両乳首をコリコリと愛撫されると、ジワリとしたいつもの快感が身体を這う。恥ずかしさも手伝い、胸の二つの突起は更に敏感さを増してしまった。

「……ぁ…っ…」
男の言葉に煽られて(電車でされるエッチなこと)が純の頭を混乱させる。

「ホラ、ココもいつもみたいに弄って欲しいって言い始めた…」
そう言われて純は中心を握られ、貫かれて萎えた筈のモノが熱く芯を持ってしまった事に気付かされた。そのまま暫く、男に深く貫かれたまま中心を扱かれ、乳首を嬲られる。

「……ぁ……っ……ぁん…」
貫かれた大きすぎる違和感はまだあるものの、中心をキツく扱かれると気持ちがよくて声が出てしまう。すぐに大きな射精感が訪れ、純の陰嚢はぐっとせり上がった。

「…ぁあ…っ…出…ちゃ…っ…」
男は、純の反応を見てとるとすぐに根元をギリリと締め付け出せないようにし、とうとう後孔を深く突き始めた。

突き上げられる度、ぱちゅっ、ぱちゅっと淫靡な音が個室に響く。

「ゃ…あ…ッ!!イきた…ッ…ぁああ…ッ!!んあ…ッ!!」
純は、大きくなってしまった声に男から口を塞がれた。

(…んっ…ぅう…ッ…、んぅ…ッ…)
ずっと続く射精感に身を震わせながら突き上げられ、(電車の中で犯される自分)という妄想に取り憑かれ、少し慣れ始めた後孔の質量にたっぷりと責め上げられる。

(んんぅ…ッ…ふ…ぅっ…、うぅ…っ)
男の自身は「部分」を擦り上げ、純は泣きながらその快感に溺れ、堕ちていった。

男は、純が慣れてきた様子に突き上げる速度を上げ、たっぷりと己の欲望を純の中に吐き出し果てると、純の中心から手を離した。

「…ッ!!……イ……く…ッ!!」

純は男に数週間分の(気持ちよくしてもらった代償)を払い、欲望の滴を男の手に放った。


男は、手についた純の欲望を綺麗に舐め摂ると、連絡先を書いたカードを渡し、優しいキスをしてその場を去った。





―――それがあってから3日。純の身体は(癖になってしまったエッチな刺激)を求め、自慰では得られない性的快感を欲して我慢できない状態にまでなってしまった。

「もしもし…、ぁの……」

「……分かってるよ。思っていたより早かったね。」

男はくっくっと笑いながらそう言い、純に18時02分の電車に乗るよう指示をした。



純は男に言われるがまま電車に乗り、いつもの求めていた淫らな行為をされ、完全に昂ぶった状態で今日はホテルに連れ込まれた。3日前のように半裸にされ、乳首を強く嬲られながら男のモノを言われるがままに口淫すると、中心は瞬く間に痛いほどに反り勃ち、興奮の蜜を零し始めてしまった。

男は、その蜜をすくってはまた後孔に塗り付け、背後から深く何度も突き上げる。







会えば電車だけでは済まないと…分かっていた筈なのに…











――――――純はもう、戻れない。






~完~






 
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