癖になる刺激~痴漢に溺れる学園生は淫らに犯される~

相田ゆき(渡辺河童@あいだ啓壱)

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終わりの始まり

04.墜ちゆく快楽の先にあるもの

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…純は必死に男とホームに向かって歩いていた。


淫具は違和感と共に微妙な振動を歩を進めるごとに前立腺に与え、ゾクゾクとした快感を純に伝える。

淫具を締め付けた状態の後孔は、男に突き上げられている感覚をイヤでも脳裏に思い出させ、(エッチなことをされている自分)を傍観しているようで感じる・・という不思議な感覚になっていた。

これから電車に乗れば、間違いなく電車の中で男に突き上げられることを想像してしまうことはもう純も分かっていたが、ホームに向かう男に引かれているしっかりと繋がれた手を振り解くことはできなかった。


周りからはきっと親子に見えるであろう二人は、小声で会話しながら電車を待っている。男は純の耳元に唇を寄せ、周りに聞こえぬよう、だが、しっかりと純を昂ぶらせる言葉を重ねてゆく。

「・・挿れてるとツラいかな?」

「…はぃ……」

「立っていられる・・?」

「…はぃ……、なんとか…」

「純はね・・今日これから、今まで感じた事がないキモチイイコトを知るんだよ・・」

「…………」

「こうして人が周りにたくさんいるのに、挿れられてる気分はどう?」

「…何も…考えられなくて……」

「さっきフェラしたからもう大きくしているね・・隠していても分かるよ・・」
男はそう言いながら、繋いでいる手をいやらしい手つきで握り直し、純の指先をまるで乳首を嬲る時のようにクリクリと指の腹で弄る。

「……ッ…」
純はそれに反応してしまい、今さっきトイレの個室でされていた口淫の感覚が中心に蘇る。

男は頬を染めて耳までも赤くなった俯く純の様子をたまらなく可愛いと思いながら、更に言葉で煽っていく。

「・・バレちゃったら、どうしようって思う・・?」

「……はぃ…」

「純はエッチな才能があるから、声を我慢するのを忘れないでね・・」

「……はぃ…」

「今日は握るだけじゃなく、少し動かしてあげるからね・・」

「……え…っ……」


やり取りをするうち間もなく電車が滑るようにホームに到着し、いつものように混雑した電車に人に圧されつつも純と男は乗り込んだ。電車は学園方向に向かっており、次の駅まで25分間、準特急はドアが開かない。

純と男はこの25分間、電車で淫らな行為に耽るのだ。
そして、学園があるひとつ前の駅で降車し、そのままホテルに行くのが2日に一度の恒例事になっている。

ドアにぴったりと純が圧し付けられるような体制になり、男は純の背後に陣取って密着し、すぐに行為が始まった。

前ボタンを全て開いたシャツの胸元から男の左手がいつものように入り、タンクトップの横から指を滑り込ませると、直接左乳首を指で捉え、優しくクリクリと摘みながら揉み上げる。

「………っ…」
純は個室では触ってもらえなかった乳首を指で直接愛撫され、ビクンと一瞬仰け反るが、男はそうなる事を見越していたかの様に純を後ろから支えるような格好で電車のドアに押し付け、動きを封じた。

男に最初に痴漢されてから純は左乳首がとても敏感になっており、少し触れられるだけでも中心から蜜が零れるほどになっているのだ。そして、電車に乗る寸前に男に言われた言葉(握るだけじゃなく少し動かす)が更にその性的興奮を呼び起こし、淫具が挿入った後孔による前立腺への刺激で、純はもうおかしくなりそうだった。

全く動けない状況の中で男の行為はどんどん大胆になっていく。純にとってはここまででも長い長い時間に感じられるのだが、まだ次の停車駅まで20分以上を残す素早い行動だった。


左乳首は男の左手で揉み解され、爪の先でカリカリと嬲られたり、グリグリと押し潰すような容赦ない愛撫が続く。純の躯体は紅潮し、頬、耳、首元・・そして両の乳首さえもがピンク色に鮮やかに染まってゆく。

男の右手は躊躇なくスルスルとゆるいハーフパンツの下から入り込み、トランクスの上からではあるがいつものように陰嚢を揉んでいる。純が一番興奮してしまう乳首と陰嚢を電車内で早々と責められ、反り勃った中心は刺激を待ち打ち震えていた。

予想はしていたものの、純は後孔に挿れられた淫具のせいで周りに多くの人がいる中、電車の中で男に深く突き上げられる妄想が止まらず、今までの妄想である(電車でされるエッチなこと)が純の予想を遥かに超え始めていた。


乳首に快感を与えられる度に足が震え、足に力を入れると淫具が(挿入っている)という自己主張をし、前立腺が中から刺激される。

「……ぁ…っ…」
純は思わず小さく声を洩らしてしまう。
男がその声を聞き逃すことはなかったが、電車の中でその声は一瞬でかき消される程度のものだった。

純の中心は反り勃って蜜を止め処もなく零し、耳まで赤くなった純は男の手に握られることを求めて押し付けてしまう。そんな純の様子に男は口元をいやらしく且つ嬉しそうに歪ませ、トランクスの中に手を入れ熱い中心をしっかりと握り込み、いつもとは違ってゆっくりと扱き始めた。

「………ッ!!」

純は、男に中心をゆっくりと扱かれると足の力が抜けそうになり、後孔の淫具と中心の同時刺激を前に、ただただ成す術もなく快感に溺れている。

決して射精できるような速度ではなく、ゆっくり、ゆっくりと…、ユルユルと動かされる男の手からの刺激は、純の中にある「開けてはいけない扉」を次々に容赦なくこじ開けてゆく。


声が出せない純は肩で息をする状態になり、吐息だけが速く、心臓の音が外に聞こえてしまうのではないかという、いらぬ心配でいっぱいになっていた。しかし、電車の中で周りの人に見られながら男に突き上げられ、中心を扱かれている自分・・という妄想が止まらず、純は確かに男の言った通り「今まで感じた事がないキモチイイコト」を知ってしまった。

たくさんの人がいる電車の中で、ぱちゅっ、ぱちゅっ、と音を立てて突き上げられ、中心を扱かれ、乳首を愛撫されながら(大きな声で喘ぎながら感じている自分の姿)を妄想し、心の中ではいやらしく再生されていた。声が出せない状況下では声を出さないよう、呼吸が荒くなり過ぎないよう浅くしている為なのか、快感ばかりが昂ぶってゆく。

「……ぁ………ッ……、……ん…っ…」
純は全ての声を我慢することができず、かき消される程度の声がもう止まらなくなっていた。

男は純の状態に満足げな顔つきになりニヤリと口角を上げると、次の駅まであと5分ほどのところで中心を扱きながら人差し指で器用に先端を責め始める。淫具がもっと奥に挿いるよう足を押し付け、蜜でトロトロになった鈴口に指の先端を宛てがい、クルクルと円を描くように最後の5分間、心ゆくまで嬲った。

「……ぁ…ん…ッ……、はぁ…、はぁ……」
先端を強く刺激された純は堪らなくなり、体重を支えきれず我を忘れ始め、少しだけ声が大きくなり始めていた。男は純が倒れないようしっかりと密着して支え、電車がホームに到着する寸前で純の少し乱れた服を直し、ドアが開くのを待つ。

間もなく電車は学園のあるひとつ前の駅に停車し、どっと人が降車してゆく。
男と純も、その雑踏にまみれながら電車を後にした。


「…ぁ…あのっ、…駅のトイレじゃだめです…か…?」
純は今すぐにでも射精したくて堪らず、男に降車後すぐにホームで小さく声をかけた。

「ふふ・・っ、誘うほど我慢できないのかな?」

「………もう…歩けなく…て…」

「仕方がないな・・じゃあ、行こうか・・・」

男はニヤニヤしながら純の手をまたしっかりと掴み直しズンズンと歩を進め、純は前屈みになった体制のまま手を引かれつつ小走りに着いて行くのがやっとだった。

「駅のトイレはこの時間人が多いから、駅前公園のトイレに行こうか・・」

「……はぃ…」

歩く度、淫具が純の後孔を刺激し続け前立腺に快感をもたらしている。

(………入れられて…気持ちいいとか…ない、ハズなの…に……)

純は自問自答を繰り返すが、一向に萎える気配もない反り勃った中心が答えを教えていた。


駅を後にし暫く歩くと、すぐに駅前公園のトイレが見えてきた。

そのまま純は男に個室に連れ込まれ、ハーフパンツとトランクスを引き下ろされ乱暴に淫具を引き抜かれた。それと同時に男のモノが後孔に充てがわれて一気に奥まで挿入される。

「あ…!!…あぁ…ああああぁぁあああ…ッ!!」



時間をかけて淫具で解されていた後孔は、今までとは全く違うと言っていいほどに素直に男のモノを咥え込み、淫具では味わえなかった別種の快感を純にもたらした。

「純はやっぱりエッチな才能があるよ・・もうココが気持ちよくなっちゃったんだろう・・?」

男はそう言いながら、太いモノで深く深く何度も後孔を突き上げてくる。声も吐息も我慢していた純は快感の波に飲まれ、淫靡な艶のある喘ぎ声がとめどなく口から溢れ出した。

「…ぁあんッ、あっ、あっ、あっ、あっ、ぁあっ、…んぅ…ッ」

男の動きは純の声に呼応するかのように激しくなりながらも、手を前に廻し、右手で純の反り勃った中心の根元をイけないようしっかりときつく握り、左手では純の乳首を捉えグリグリと潰すように愛撫する。

「あっ、やっ…ッ、……ソコ…っ…!!」

「純は本当にエッチないい子・・だ・・ね・・もっとエッチな子になろう・・ね・・」

男は息を上げながらそう言い、大きなモノを何度も何度も突き込む。

「あっ、あっ、ぁぁあっ、んぅ…っ、あっ、ぁあッ…!!」

純は今しがたまで乗っていた電車内の風景が心に浮かび、目を瞑れば(電車で周りに見られながらエッチしてるところ)を想像し、興奮は最早止まることが叶わない程だった。

暫く興奮のままに男に後孔を突かれて快感に流されていた純に、ふいに男は動きを止めモノを引き抜き、声をかけた。

「・・純は今日、声を出しちゃいけないって言っていたのに出しちゃったね・・」

「……す…すみませ…ん…」
深く挿入されたまま、純は謝った。

「今日はお仕置きをしなきゃ・・」

「…ごめ……な…さ…ぃ…」

男は純に口淫するように言い、床に膝を着いて強く吸うように命じる。

ジュポジュポとした水音だけが個室に響き、純は電車の中でフェラをさせられたらどんなにか恥ずかしいであろうかと想像しながら男のモノを咥えている。

男は純の両の乳首を弄りながら少し呻くと、すぐに大量の白濁液を純の口の中に吐き出した。

「純もイきたい・・?」

「…はぃ……」
口からボタボタと男の出した精液を滴らせながら純は答える。


しかし、男はさっと身支度を始めながら言う。

「純は今日はイけないよ。約束破ったから・・お仕置きする・・」

「…えっ………」

純は呆気にとられ呆然とするが、男は非情にも下から見上げている純に言い放つように更に言葉をかけた。

「明日も今日と同じようにするからね。同じ時間に同じ場所で待っててね。」

男は純の身支度も始め、純の手を引き公園のトイレを後にする。

どこに行くのか何が起こったのか状況が掴めないまま、駅の改札前で純は男に尋ねた。

「…どこに…?」

「また明日・・」

「…はい……」

純はもう返事をすることしかできず、黙って男の背中を見送った。

今まで挿れられていた後孔が疼き、純はそのまま駅の個室で自慰に耽るしかなかった。


・・それからの純の性生活は、毎日淫具を挿れられながら電車に乗っては昂められ、男のモノに貫かれるようになっていった。男に渡された淫具を嵌めたまま帰宅させられるようになり、そのまま2週間ほどで、突き上げられるときにはもう違和感などはなく、喘ぎ声を洩らすようになってきていた。

そして、毎日しているというのに家でも一人で自慰に耽り、夏休みの課題も何もすべてを忘れたまま(エッチでキモチイイこと)を教え込まれる日を送っている。

・・しかしまだ、純は本当の性的開花を遂げてはいない。男はもっと貪欲に、純の性的成長をさせる気でいる。自ら欲しがって堪らなくなることが男の最も欲する成長なのだ。既に欲しがっているのは分かってはいたが、男が望むほどにはまだ純に余裕があると男は考えていた。全ての余裕を無くならせるほどの性的欲求を抱かせることが真の男の欲望なのである。


純は今日もいつもの(行為を受ける為のスタイル)で、駅のトイレに向かっていた。


・・・純の夏休みの終わりはもうすぐそこまで来ている。

淫らな夏休み調教は、あとほんの少しで完了する。
 
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