Ωの僕がお偉いさん

白いモフモフ

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デジレ様の心内

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 ノエル様から招集がかかった。セオと私だけなら行く必要なしと判断していたかもしれない。だが今回はこの移動の件と贈り物の件、もしかしたらあの変な令嬢の事もあるかもしれないと応じた。

 行ってみればやはり真っ先に移動の件があったがノエル様は知らせが早すぎだと指摘された。……だからもう少し待てば良かったのだ面倒くさい。超高速連絡手段を両国で編み出したのがバレるではないか。
 まぁバレた処で使える条件が厳しくて他が扱えるものでは無いから一般の連絡手段にも使えないのだが、『僕も使いたい』と言い出されると面倒だ。
 このノエル様という人はとんでもない事を考え出すからこの連絡手段を知られたらどうなるか予測できない。

 ……しかしノエル様はもはやもう最強の人になってしまっているようだ。問題ごとが山積みになりそこへ思わぬ問題(我々の入国の仕方)が重なった為にキレたという状態になったのだろうが、2国の王を相手に叱りつける。更には友国であり慣れてるのもあるが、鬼神提督を睨むのもこの人くらいだろう。
 尤も、今回はどれをとってもノエル様は正論を言ってる。おや?そういえばノエル様が正論とは珍しいものだ。


 おっと……考え事をしていたら私の方ヘ剣先が向かってきたか。

 ……いや、私とてはじめは真珠や珊瑚だろうかと思ったのだ。気付いた時にはもう島の付近で布陣を展開していた。海賊の本拠地なんて碌な島じゃないと思っていたのだが、いやいや稀なる美しい海と浜辺に心を奪われた。
あの海賊達は小物過ぎて島を独占しても改造する程の力を持っていなかったのが幸いだった。

 このエルドゥド王国の王妃の座にありながらも未だフールフーガの艦隊の中に私兵をもつフールフーガの姫艦隊をそっくり南の島に移したが、実は私の家も用意させている。リリーの祖父なのだから問題無いだろう。

 ノエル様の問には尤もらしいことを話す。リリーの立場とか王女なのだから~とか。
 面倒は御免だがこの美しい島には私も惚れ込んだのでリリーの持ち物にしておけば都合よく使えそうだなんて知られてはいけない。
 リリーの館を建てる予定地の更に奥に小さい浜辺と自然の洞窟を見つけその近くに私の別荘を建てる予定なのだ。
 ……セオと2人きりで……なかなか良い場所だろう。

 いや……毎日愛されてるからといってこの様な考えをこの場でしてはいけない


 さて、どうも今日に限ってはノエル様は色々と言いたいらしいが都合の悪い方に話を持っていかれるのは避けたい。どうしたものか?ふむ、……
 
 「…………ノエル様、フールフーガでは」

 私が年寄りの船員に言われて考え込んだ言葉をそのまま言った。フールフーガでは普通なのだと。
 聞いたノエル様も黙った……よし、成功だ。
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