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俺の学園生活、そして趣味
趣味の時間
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・・・・・・。
「機械兵、展開。」
シュウウウ……っ。
マスタータイプの機械姫の言葉で一斉に空間転移して現れた機械兵――機械で武装した機械姫たちが兵団を作って現れる。
「回避予測、終了。銀河系の範囲まで捕獲確定。
転移予測、終了。次元転移予測誤差0.001%まで捕捉確定。
ダメージ計算、終了。オーバーキル20000%確定。
エネルギーチャージ、終了。後は引き金を引くだけで開始します。
もうあなたに、逃げ場はありません。降伏を勧告します。」
「こ、こんな兵器がこの世に、この世界、いや……銀河どころか並列世界でも存在が許されない!」
俺は味方であってもあまりの圧倒さに思わず口にしてしまっていた。どうか降伏してくれ……恐ろしいことが起こる前に。機械姫、それは……存在してはいけなかったのだ。
「逃げても無駄だぜ。」
機械姫のもう片方にいた男性まで相手に声を掛けている。
「ま、まだだ。私はまだ……ようやく、ようやく私の技術がアイツに追いつくところまで来られたんだ!」
しかし相手は追い詰められてもなお、降伏の意志は見せなかった。
「しゃーねーな。やるか、セリナ。」
「うん……ライト君。」
セリナ……マスタータイプの機械姫はそう言うと。贖罪の光を降り注がせた。
・・・・・・。
「おお~。チートってレベルじゃねーな。」
「だろ? SFって天井知らずの威力を出すのに相性いいんだよー。チートにうまく乗っかれた。」
俺は住んでいるマンションに戻ると、ルームシェアをしている友人……碧(ミドリ)にさっそく小説を見せて、感想を聞いていた。ちなみに碧も創作趣味持ちであるし、俺より深くて広い。
「沙幹って元々、ハッタリ創作好きだったもんなー。SFも手数に入れられて化けたんじゃねーの?」
「化けたというかSF創作書こうと思って調べたら急に資料がアホみたいに手に入ったんだよ。
それで書けただけ。詰まっても調べればすぐ答えが見つかってさ。
骨太に見えるのは資料を公開してくれている人のお陰だよ。
接合性とか多分まだ甘い所もあるぞ、気づいていないだけで。」
「それでも描き切る事が大事なんだって。ハッタリって分かっていたら見逃してくれるよ。」
「だといいけどな。」
「大丈夫だって!」
碧は何と言うか、俺にとても甘い。リアルで会える仲のいい創作仲間だとここまで労わって貰えるのかと、ネットの世界を見るのが怖くなるくらいだったがネットにもそういう人はいる。
「後はよ、俺の小説も見てくれよ。ファンタジーなんだ。」
「おお! ファンタジー! 見る見る!」
今度は碧の小説を俺が見る事になり。
・・・・・・。
「ねえ、お兄ちゃん。今日は買い物に行こう?」
俺の同棲相手のカエデは未だに俺のことを『お兄ちゃん』と呼んでいるが血は繋がっていない。
この世界で身寄りのない子供同士が身を寄せ合って生活していくのは珍しい事じゃなくて。
「うん。魔法の研究がもう少しでキリが良くなるんだ。そうしたら息抜きに外に出ようか。」
「今すぐ行くの。市が終わっちゃうよ。」
「あ、そっか。」
市には時間があったのをスッカリ失念していた。
「全く、魔法のことになると夢中なんだから。」
俺はスッカリ、カエデに面倒を見て貰う側になっていた。
・・・・・・。
「おお~。ファンタジーで同棲イチャラブか~。」
「そうそう。元々、ファンタジーの世界が好きだからさ。現代劇が書けない代わりにファンタジーでいいかなって。」
「いいと思うぞ。イチャラブが現代劇じゃないとって理由はないし。」
「だよなー。」
碧も俺と同年代で現代劇を書くのが実体験に基づく資料が足りず、ファンタジーで済ませる人だった。
「それで、今日の学園生活はどうだったんだよ?」
碧が俺に確認してくる。
「どうだったかって。学園ってさ、創作みたいに楽しいことや遊ぶことだけじゃなくてさ。
真面目に過ごしていたらそれで生活が終わりそうだけど、遊び方ってあんまりよく分からなくて。」
「なるほど。」
碧が大きく同意したように頷いていた。
「しかも学園生って年齢じゃなくなってから行くと、どうしてもこう、これでいいのか感が出て。
うまく打ち込めないって言うか。学費払っていると勉強に集中しないと勿体ない感が。」
「そうだな、とりあえず、学園生の創作で、仕入れたネタを創作に活かしてさ。
そこで詰まったら実体験に基づいてみん?」
「うん……。」
リアルの学園生活はやはりその時でないと感じ取れないのだろうかと思ってしまった俺だったが。
「お前の創作ってハッタリなんだから、やっぱりそういう時はハッタリがいいんだと思うぜ。」
「かもなー。日常系四コマの人ってすごいって改めて思うよな。あんなに楽しそうに描けてさ。」
「いや、実感のこもった実体験かもしれないぜ、俺たちがそういう側じゃないだけで。」
「ははは……。楽しく見せるのは大事だけど地力が違うってか。」
俺が学園物に向いていないだけの話かもしれないが、あがきは続くのだった。
「機械兵、展開。」
シュウウウ……っ。
マスタータイプの機械姫の言葉で一斉に空間転移して現れた機械兵――機械で武装した機械姫たちが兵団を作って現れる。
「回避予測、終了。銀河系の範囲まで捕獲確定。
転移予測、終了。次元転移予測誤差0.001%まで捕捉確定。
ダメージ計算、終了。オーバーキル20000%確定。
エネルギーチャージ、終了。後は引き金を引くだけで開始します。
もうあなたに、逃げ場はありません。降伏を勧告します。」
「こ、こんな兵器がこの世に、この世界、いや……銀河どころか並列世界でも存在が許されない!」
俺は味方であってもあまりの圧倒さに思わず口にしてしまっていた。どうか降伏してくれ……恐ろしいことが起こる前に。機械姫、それは……存在してはいけなかったのだ。
「逃げても無駄だぜ。」
機械姫のもう片方にいた男性まで相手に声を掛けている。
「ま、まだだ。私はまだ……ようやく、ようやく私の技術がアイツに追いつくところまで来られたんだ!」
しかし相手は追い詰められてもなお、降伏の意志は見せなかった。
「しゃーねーな。やるか、セリナ。」
「うん……ライト君。」
セリナ……マスタータイプの機械姫はそう言うと。贖罪の光を降り注がせた。
・・・・・・。
「おお~。チートってレベルじゃねーな。」
「だろ? SFって天井知らずの威力を出すのに相性いいんだよー。チートにうまく乗っかれた。」
俺は住んでいるマンションに戻ると、ルームシェアをしている友人……碧(ミドリ)にさっそく小説を見せて、感想を聞いていた。ちなみに碧も創作趣味持ちであるし、俺より深くて広い。
「沙幹って元々、ハッタリ創作好きだったもんなー。SFも手数に入れられて化けたんじゃねーの?」
「化けたというかSF創作書こうと思って調べたら急に資料がアホみたいに手に入ったんだよ。
それで書けただけ。詰まっても調べればすぐ答えが見つかってさ。
骨太に見えるのは資料を公開してくれている人のお陰だよ。
接合性とか多分まだ甘い所もあるぞ、気づいていないだけで。」
「それでも描き切る事が大事なんだって。ハッタリって分かっていたら見逃してくれるよ。」
「だといいけどな。」
「大丈夫だって!」
碧は何と言うか、俺にとても甘い。リアルで会える仲のいい創作仲間だとここまで労わって貰えるのかと、ネットの世界を見るのが怖くなるくらいだったがネットにもそういう人はいる。
「後はよ、俺の小説も見てくれよ。ファンタジーなんだ。」
「おお! ファンタジー! 見る見る!」
今度は碧の小説を俺が見る事になり。
・・・・・・。
「ねえ、お兄ちゃん。今日は買い物に行こう?」
俺の同棲相手のカエデは未だに俺のことを『お兄ちゃん』と呼んでいるが血は繋がっていない。
この世界で身寄りのない子供同士が身を寄せ合って生活していくのは珍しい事じゃなくて。
「うん。魔法の研究がもう少しでキリが良くなるんだ。そうしたら息抜きに外に出ようか。」
「今すぐ行くの。市が終わっちゃうよ。」
「あ、そっか。」
市には時間があったのをスッカリ失念していた。
「全く、魔法のことになると夢中なんだから。」
俺はスッカリ、カエデに面倒を見て貰う側になっていた。
・・・・・・。
「おお~。ファンタジーで同棲イチャラブか~。」
「そうそう。元々、ファンタジーの世界が好きだからさ。現代劇が書けない代わりにファンタジーでいいかなって。」
「いいと思うぞ。イチャラブが現代劇じゃないとって理由はないし。」
「だよなー。」
碧も俺と同年代で現代劇を書くのが実体験に基づく資料が足りず、ファンタジーで済ませる人だった。
「それで、今日の学園生活はどうだったんだよ?」
碧が俺に確認してくる。
「どうだったかって。学園ってさ、創作みたいに楽しいことや遊ぶことだけじゃなくてさ。
真面目に過ごしていたらそれで生活が終わりそうだけど、遊び方ってあんまりよく分からなくて。」
「なるほど。」
碧が大きく同意したように頷いていた。
「しかも学園生って年齢じゃなくなってから行くと、どうしてもこう、これでいいのか感が出て。
うまく打ち込めないって言うか。学費払っていると勉強に集中しないと勿体ない感が。」
「そうだな、とりあえず、学園生の創作で、仕入れたネタを創作に活かしてさ。
そこで詰まったら実体験に基づいてみん?」
「うん……。」
リアルの学園生活はやはりその時でないと感じ取れないのだろうかと思ってしまった俺だったが。
「お前の創作ってハッタリなんだから、やっぱりそういう時はハッタリがいいんだと思うぜ。」
「かもなー。日常系四コマの人ってすごいって改めて思うよな。あんなに楽しそうに描けてさ。」
「いや、実感のこもった実体験かもしれないぜ、俺たちがそういう側じゃないだけで。」
「ははは……。楽しく見せるのは大事だけど地力が違うってか。」
俺が学園物に向いていないだけの話かもしれないが、あがきは続くのだった。
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