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1章 忘却して、目覚めて、そこは
2話 ロスト
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「君がロストした探索者?」
「は、や、……ロスト?」
先ほどから何度も耳にした単語。エルフの(コスプレをした)美少女に話かけられた驚きよりも、その聞き慣れない言葉に意識が裂かれた。消失――――確かに俺は、昨日の夜からここで目覚めるまでの記憶を失っている。だけれどニュアンス的に、それを差しているようには見えなかった。
「あの-、ロストって何ですか? さっきから二人も仰ってましたけど」
「はぁ……文献が正しければダンジョンで得た知識も失われるようですし、間違い無く忘却しているみたいですね」
俺の問いには答えず、目の前のエルフは溜息を吐いた。
「お二方ともありがとうございました。あとの処理は私が担当させていただきます」
「嬢ちゃんも大変だとは思うが頑張れよな!」
「そうそう。ロストした人間なんて久々だからな!」
坊主も頑張れよ、とドワーフのおっさん二人は俺の背中を叩くと、雑踏に紛れて消えていった。
痛む背中をさすりながらエルフに向き直ると、面倒臭そうな表情を隠そうともせずにこちらを見ている。だけどその姿ですら様になっていて、思わず心臓が跳ねる。
「えーと、よく分かりませんがよろしくお願いします」
頭を下げると彼女はそっぽを向き、一応仕事ですから、と突っぱねた。だけど不思議と嫌な気持ちは抱けなかったのだから、美少女とは得な存在だと思う。俺ももう少し容姿に優れていたら対応が変わっていたのだろうか、なんて有りもしない妄想を働かせるが、どちらにせよ彼女の態度は変わらなかった気がする。
「こちらへどうぞ。取り敢えず身元の照会をさせていただきます」
無数にある受付に通されるのかと思ったが、その足は受付の向こう側に向かっている。俺はここに入っていいのだろうかと歩みを止めると、それを咎めるように金色の瞳に撃ち抜かれた。仕方無しに机の下をくぐり、再び背を追う。
俺たちは書類を持って慌ただしく走り回る人たちを尻目に、どんどん奥へと向かっていた。もしかしたら人目に付かない所で文字通り処理されるのかな、なんてどこか他人事のように自分の行く末を案じていると、エルフは『応接室23』と書かれた部屋の前で止まった。
「どうぞこちらへ」
大理石に埋もれるようにある茶色で木製の扉。その中には簡素なテーブルと、座り心地の良さそうな黒いソファー以外何も無かった。
「ああ、どうも」
礼を言って中に入る。俺を処理するための人間は居ないようで、取り敢えず安堵する。
「おかけ下さい」
促され、革製のソファーに身を沈める。予想以上の座り心地に思わず深く座り込んでしまい、慌てて姿勢を正した。
少女はそんな俺を一瞥すると、自身もその対面に座る。
「それでは身元の照会を済ませますので、免許証の提示をお願い致します」
「……免許証?」
運転免許証どころか、今の俺は学生証すら持っていない。もしかしたらどこかに入っているのかな、なんて考えながらポケットを漁る。何も無い。腰のポーチに手を突っ込むと、手首の先まで呑まれた。
「おわっ!?」
慌てて腕を引き抜くと、傷一つ無い綺麗な腕が出て来た。一応安全ではあるらしいが、どうなってんだこのポーチは。
一人で何の手品だろうかとポーチを眺めていると、じと目でこちらを見る少女と視線がぶつかった。
「……はぁ」
少女は嘆息すると手の平を上に向けた状態でこちらに手を差し出してきた。ポーチを寄越せと言う事だろうか。それともお手、と言いたいのか。よく分からないが、差し出された手に自身の手を乗せる。
「……何をしているのですか?」
「いや、お手かな、と思って」
やはり違ったらしい。
「馬鹿なんですか?」
手を払われ、行き場を失った俺の右手が机と運命的な出会いを果たす。痛い。
「忘れているのかも知れませんが、免許証を出すには魔法の行使が必要です。――――顕在せよ<アクチュアライズ>」
そういう設定なのかな? と話半分に聞いていると、少女の手から燐光が生まれ、手の平からずぞぞぞ、と名刺サイズのカードが出て来た。結構厚みがあり丈夫そうだ。
そう言えば手品師やら詐欺師は、人を騙すために環境から凝るらしい。
この質素な空間に目の前の少女は、なるほど確かにファンタジーを連想させるものだった。
よく見れば本当に少女はエルフをロールプレイしているらしく、耳がそれっぽく尖っていた。アメリカの少女が日本文化に感化され、手術してエルフ耳にしている写真を見た事があるからそれと一緒なのだろう。手の込んだ事だ。
「何を見ているのですか? 早くして下さい」
敬語ではあるが、さっきから口調が荒い。こっちが地なのだろうか。
「……まさか、魔法の存在すら忘れたなんて言いませんよね?」
「魔法って今の手品ですか? 記憶が正しければ、習った記憶はありませんね」
「ロストしているのですから、元々その記憶は正しくありません」
騙されないぞ、と皮肉を込めて伝えたら、ずっぱりと斬られた。そこでさっきから頻繁に出て来るロストという単語が活きてくるらしい。原作は結構練られている……かどうかは分からないが、少なくとも俺が簡単に破綻を見つけられるほどぞんざいな作りでは無いらしい。
「仕方ありません。少々お手を拝借いたします」
「……ぅ」
すべすべとした小さな手に触れられ、思わず声が出る。何か? とこちらを見る少女に何とか首だけを振ると、指先に引きつるような痛みが生まれた。
「痛っ」
思わず痛みを発する指先を見ると、先からぷくりと血が滲み、やがてつぅと滴り落ちた。少女はそれをナイフで受け止め、用済みとばかりに手を離した。力の抜けた腕が重力に従い、再び机と宿命的な出会いを果たした。
ごん、と音を立てて机とぶつかった右手を一瞥すると、少女は俺を咎めるように睨め付ける。
「え、何で俺が悪いみたいに……痛」
せめて言い訳くらい言っても罰は当たらないだろうと言明しようとするも、指先の痛みに意識が裂かれる。
「このくらいで大袈裟な……回復せよ<ヒール>」
「――――え?」
少女が何かを呟くと再び手が淡く光り、気が付いた時には痛みが消えていた。傷も無く、血の通った痕だけが未練がましく存在している。
「血液情報を元に照会して来ますので、こちらでしばしお待ち下さい」
驚愕して動けない俺を尻目に、それだけを言って去って行く。
ばたんと閉まる扉を見る余裕もなく、俺は指先を見つめた。
既に固まりつつある血をおいて、他に先ほどの傷を証明するものは何も無い。恐る恐る触れてみるも、痛みどころか傷跡すらなかった。
「夢……じゃないよな」
痛みはあった。一応また頬を抓ってみるが、やはり痛い。夢じゃないらしい。どうやらここは本当に――――ファンタジーな世界であるようだ。
確かにそういったジャンル、異世界召喚などのアニメを観た事はある。だけどそれはフィクションで、フィクションだから楽しめて、泣けて、笑えるのだ。現実でいきなり異世界にやって来て、どうエンジョイしろというのか。
改めてポーチに手を突っ込む。中身は空だ。お金も、お金になりそうな物も無い。
宿はどうするのか。それ以上に飯は? こうやって刀を装備しているという事は、そうせざるを得ない脅威があるのだろう。それに対して俺はどうやって自分の身を守ればいい? 俺はあくまでも極平凡な高校生で、武術を習っていたなんて過去は存在しない。
今更になって俺の対応が不味かった事に気が付く。今この世界の唯一の繋がりが、あのエルフの少女なのだ。おざなりに対応するなんて以ての外。真摯に話を聞き、助けを乞うべきなのだ。
「は、や、……ロスト?」
先ほどから何度も耳にした単語。エルフの(コスプレをした)美少女に話かけられた驚きよりも、その聞き慣れない言葉に意識が裂かれた。消失――――確かに俺は、昨日の夜からここで目覚めるまでの記憶を失っている。だけれどニュアンス的に、それを差しているようには見えなかった。
「あの-、ロストって何ですか? さっきから二人も仰ってましたけど」
「はぁ……文献が正しければダンジョンで得た知識も失われるようですし、間違い無く忘却しているみたいですね」
俺の問いには答えず、目の前のエルフは溜息を吐いた。
「お二方ともありがとうございました。あとの処理は私が担当させていただきます」
「嬢ちゃんも大変だとは思うが頑張れよな!」
「そうそう。ロストした人間なんて久々だからな!」
坊主も頑張れよ、とドワーフのおっさん二人は俺の背中を叩くと、雑踏に紛れて消えていった。
痛む背中をさすりながらエルフに向き直ると、面倒臭そうな表情を隠そうともせずにこちらを見ている。だけどその姿ですら様になっていて、思わず心臓が跳ねる。
「えーと、よく分かりませんがよろしくお願いします」
頭を下げると彼女はそっぽを向き、一応仕事ですから、と突っぱねた。だけど不思議と嫌な気持ちは抱けなかったのだから、美少女とは得な存在だと思う。俺ももう少し容姿に優れていたら対応が変わっていたのだろうか、なんて有りもしない妄想を働かせるが、どちらにせよ彼女の態度は変わらなかった気がする。
「こちらへどうぞ。取り敢えず身元の照会をさせていただきます」
無数にある受付に通されるのかと思ったが、その足は受付の向こう側に向かっている。俺はここに入っていいのだろうかと歩みを止めると、それを咎めるように金色の瞳に撃ち抜かれた。仕方無しに机の下をくぐり、再び背を追う。
俺たちは書類を持って慌ただしく走り回る人たちを尻目に、どんどん奥へと向かっていた。もしかしたら人目に付かない所で文字通り処理されるのかな、なんてどこか他人事のように自分の行く末を案じていると、エルフは『応接室23』と書かれた部屋の前で止まった。
「どうぞこちらへ」
大理石に埋もれるようにある茶色で木製の扉。その中には簡素なテーブルと、座り心地の良さそうな黒いソファー以外何も無かった。
「ああ、どうも」
礼を言って中に入る。俺を処理するための人間は居ないようで、取り敢えず安堵する。
「おかけ下さい」
促され、革製のソファーに身を沈める。予想以上の座り心地に思わず深く座り込んでしまい、慌てて姿勢を正した。
少女はそんな俺を一瞥すると、自身もその対面に座る。
「それでは身元の照会を済ませますので、免許証の提示をお願い致します」
「……免許証?」
運転免許証どころか、今の俺は学生証すら持っていない。もしかしたらどこかに入っているのかな、なんて考えながらポケットを漁る。何も無い。腰のポーチに手を突っ込むと、手首の先まで呑まれた。
「おわっ!?」
慌てて腕を引き抜くと、傷一つ無い綺麗な腕が出て来た。一応安全ではあるらしいが、どうなってんだこのポーチは。
一人で何の手品だろうかとポーチを眺めていると、じと目でこちらを見る少女と視線がぶつかった。
「……はぁ」
少女は嘆息すると手の平を上に向けた状態でこちらに手を差し出してきた。ポーチを寄越せと言う事だろうか。それともお手、と言いたいのか。よく分からないが、差し出された手に自身の手を乗せる。
「……何をしているのですか?」
「いや、お手かな、と思って」
やはり違ったらしい。
「馬鹿なんですか?」
手を払われ、行き場を失った俺の右手が机と運命的な出会いを果たす。痛い。
「忘れているのかも知れませんが、免許証を出すには魔法の行使が必要です。――――顕在せよ<アクチュアライズ>」
そういう設定なのかな? と話半分に聞いていると、少女の手から燐光が生まれ、手の平からずぞぞぞ、と名刺サイズのカードが出て来た。結構厚みがあり丈夫そうだ。
そう言えば手品師やら詐欺師は、人を騙すために環境から凝るらしい。
この質素な空間に目の前の少女は、なるほど確かにファンタジーを連想させるものだった。
よく見れば本当に少女はエルフをロールプレイしているらしく、耳がそれっぽく尖っていた。アメリカの少女が日本文化に感化され、手術してエルフ耳にしている写真を見た事があるからそれと一緒なのだろう。手の込んだ事だ。
「何を見ているのですか? 早くして下さい」
敬語ではあるが、さっきから口調が荒い。こっちが地なのだろうか。
「……まさか、魔法の存在すら忘れたなんて言いませんよね?」
「魔法って今の手品ですか? 記憶が正しければ、習った記憶はありませんね」
「ロストしているのですから、元々その記憶は正しくありません」
騙されないぞ、と皮肉を込めて伝えたら、ずっぱりと斬られた。そこでさっきから頻繁に出て来るロストという単語が活きてくるらしい。原作は結構練られている……かどうかは分からないが、少なくとも俺が簡単に破綻を見つけられるほどぞんざいな作りでは無いらしい。
「仕方ありません。少々お手を拝借いたします」
「……ぅ」
すべすべとした小さな手に触れられ、思わず声が出る。何か? とこちらを見る少女に何とか首だけを振ると、指先に引きつるような痛みが生まれた。
「痛っ」
思わず痛みを発する指先を見ると、先からぷくりと血が滲み、やがてつぅと滴り落ちた。少女はそれをナイフで受け止め、用済みとばかりに手を離した。力の抜けた腕が重力に従い、再び机と宿命的な出会いを果たした。
ごん、と音を立てて机とぶつかった右手を一瞥すると、少女は俺を咎めるように睨め付ける。
「え、何で俺が悪いみたいに……痛」
せめて言い訳くらい言っても罰は当たらないだろうと言明しようとするも、指先の痛みに意識が裂かれる。
「このくらいで大袈裟な……回復せよ<ヒール>」
「――――え?」
少女が何かを呟くと再び手が淡く光り、気が付いた時には痛みが消えていた。傷も無く、血の通った痕だけが未練がましく存在している。
「血液情報を元に照会して来ますので、こちらでしばしお待ち下さい」
驚愕して動けない俺を尻目に、それだけを言って去って行く。
ばたんと閉まる扉を見る余裕もなく、俺は指先を見つめた。
既に固まりつつある血をおいて、他に先ほどの傷を証明するものは何も無い。恐る恐る触れてみるも、痛みどころか傷跡すらなかった。
「夢……じゃないよな」
痛みはあった。一応また頬を抓ってみるが、やはり痛い。夢じゃないらしい。どうやらここは本当に――――ファンタジーな世界であるようだ。
確かにそういったジャンル、異世界召喚などのアニメを観た事はある。だけどそれはフィクションで、フィクションだから楽しめて、泣けて、笑えるのだ。現実でいきなり異世界にやって来て、どうエンジョイしろというのか。
改めてポーチに手を突っ込む。中身は空だ。お金も、お金になりそうな物も無い。
宿はどうするのか。それ以上に飯は? こうやって刀を装備しているという事は、そうせざるを得ない脅威があるのだろう。それに対して俺はどうやって自分の身を守ればいい? 俺はあくまでも極平凡な高校生で、武術を習っていたなんて過去は存在しない。
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