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奈倉萌佳(家出した彼と金曜日の悪夢)
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なによ、アノ柿沼とかいう女は!
何が「一紀さんの婚約者」よ!
アンタなんかただのお飾りなのに!!
大体かずちゃんもかずちゃんよ。
アノ女の言葉を止めやしないし。
なんでかずちゃんの彼女のあたしが言われっぱなしにならなきゃなんないのよ!もう!!
それにアノ女、すれ違いの時めっちゃ失礼な事言いやがったんだよ?
『こんな所で油打ってる暇無いんじゃない?CLUB プリマヴェーラNo.8のKIRAさん?今月は今日で終わりよ?早く行ってお客様捕まえないと順位落ちちゃうんじゃない?』
って……。
しかもかずちゃんにもかずちゃん家のおじさんおばさんにも聞こえないようにとか。
地味なくせにムカつくんだから!
でも、いきなりだったから、何も言い返せなくてめっちゃ悔しかったし!!
あ~もぉ!ムカつくわ!!!!
イライラしながらお店に入り支度をしていると、
「同伴でもないのに重役出勤か?随分自信があるんだな?KIRA。」
ってオーナーに嫌味を言われちゃったし。もぉ!
だってしょうがないじゃない。
いつも起こしてくれるかずちゃんが家出しちゃったんだもん。
萌佳にはその理由が全然分かんないんだけ……。
金曜日は確か、めちゃくちゃムカく事あって、で、お店終わってからホスト行って…そこでめっちゃ飲んで帰ってマンションに帰ってきた事は覚えてるんだよ。
で、シャワー浴びてそのまま寝ちゃって……。
気付いたらお昼だったんだけど…。
いつもだったら土曜日だから、かずちゃんがいてご飯作ってくれるのに居なくて…。
仕方ないからお水飲んでちょっとだけパンを食べたらまた寝ちゃたんだよね。
ハッ!て起きたらもう夕方で、吃驚して飛び起きてかずちゃんに文句言ってやろうって思ったのにまたいなくて……。
そしたらスマホに【暫く距離を置こう。仕事頑張れ。】とか巫山戯たメッセージ入ってて、急いで電話したのに全然出ないし、送ったメッセージに既読は付かないし。
そんな事してたら超ヤバい時間になってて~。
で、急いで支度して歩いてたら、かずちゃんがいたから直接文句言ってやろうって思ったら、逆にアノ女に
「一紀さんの事は任せて下さい。」
とかさぁ。彼女でも無いくせに巫山戯んなってゆーの。
あ~もぉ!思い出しただけでもイライラするし!
思い出すと言えば、昨日の金曜日よね。
金曜日はお店に二条さんが来る日。
いつものように、二条さんはマリナとメイを指名したの。
3人はいつもと同じ様に席についたんだけど、一昨日はそれだけじゃ無かったんだ。
「二条さんは来てます?」
オーナーを呼んで聞いた人達は、この前のイケメン5人の内の3人。
萌佳、名前は知らないけどライラさん達は知ってるはず。
「はい、いらしてますよ。」
この前来た時、お店にいっぱいお金を落としてくれた上客の3人だったから、オーナーの揉み手が止まんなくてウザイぐらい。
「じゃ、俺達も二条さんと同席でVIPへいいですか?」
「はい、はい!それはもう。どうぞどうぞ。」
オーナーのキモいニヤニヤが止まらない。
「ご指名の女の子は?」
「ライラさん・アヤさん・ユイナさんは?今日は?」
「勿論3人とも出ております。が、生憎ライラが今は接客中で……。」
「そうですか…じゃ、ライラさんが来られるようになるまで、誰か他の子「はい!KIRAで~す。私がヘルプでつきま~す。よろしくお願いしま~す。」はぁ……。元気のいい方ですね。分かりました。では…。」
「では、幡谷様・榛葉様・由良様 。VIPルームへご案内致します。おい、二条様とメイとマリナをVIPルームへご案内しろ。それと、アヤとユイナを呼んで来るんだ。あ~とそれから、ライラにも出来るだけ早くVIPへ来る様に言え。いいな。」
通路を通りながら、オーナーが黒服に伝える。
(いい?萌佳。これはチャンスだよ。絶対ぜ~ったい二条さんと幡谷さんと榛葉さん由良さんの心を鷲掴みしちゃうんだ。マリナとメイなんかに抜かれてたまるもんですか!!)
初めて入るVIPルーム。
すっご~い!めっちゃ豪華~。
よぉ~し。頑張るぞ!
って気合い入れて二条さんとか他の男の人の隣りに座ろうと思ったのに、アヤとユイナが直ぐにVIPルームへ来ちゃったから、萌佳が座る場所がなくなっちゃった。
入り口から向かって左からメイ 榛葉さんユイナ 二条さん アヤ 由良さん 榛葉さんマリナって座ったから、萌佳の隣りはマリナだった。
でも大丈夫。いつもの作戦で一番外からだって萌佳、可愛くアピしちゃうもんね。
何が「一紀さんの婚約者」よ!
アンタなんかただのお飾りなのに!!
大体かずちゃんもかずちゃんよ。
アノ女の言葉を止めやしないし。
なんでかずちゃんの彼女のあたしが言われっぱなしにならなきゃなんないのよ!もう!!
それにアノ女、すれ違いの時めっちゃ失礼な事言いやがったんだよ?
『こんな所で油打ってる暇無いんじゃない?CLUB プリマヴェーラNo.8のKIRAさん?今月は今日で終わりよ?早く行ってお客様捕まえないと順位落ちちゃうんじゃない?』
って……。
しかもかずちゃんにもかずちゃん家のおじさんおばさんにも聞こえないようにとか。
地味なくせにムカつくんだから!
でも、いきなりだったから、何も言い返せなくてめっちゃ悔しかったし!!
あ~もぉ!ムカつくわ!!!!
イライラしながらお店に入り支度をしていると、
「同伴でもないのに重役出勤か?随分自信があるんだな?KIRA。」
ってオーナーに嫌味を言われちゃったし。もぉ!
だってしょうがないじゃない。
いつも起こしてくれるかずちゃんが家出しちゃったんだもん。
萌佳にはその理由が全然分かんないんだけ……。
金曜日は確か、めちゃくちゃムカく事あって、で、お店終わってからホスト行って…そこでめっちゃ飲んで帰ってマンションに帰ってきた事は覚えてるんだよ。
で、シャワー浴びてそのまま寝ちゃって……。
気付いたらお昼だったんだけど…。
いつもだったら土曜日だから、かずちゃんがいてご飯作ってくれるのに居なくて…。
仕方ないからお水飲んでちょっとだけパンを食べたらまた寝ちゃたんだよね。
ハッ!て起きたらもう夕方で、吃驚して飛び起きてかずちゃんに文句言ってやろうって思ったのにまたいなくて……。
そしたらスマホに【暫く距離を置こう。仕事頑張れ。】とか巫山戯たメッセージ入ってて、急いで電話したのに全然出ないし、送ったメッセージに既読は付かないし。
そんな事してたら超ヤバい時間になってて~。
で、急いで支度して歩いてたら、かずちゃんがいたから直接文句言ってやろうって思ったら、逆にアノ女に
「一紀さんの事は任せて下さい。」
とかさぁ。彼女でも無いくせに巫山戯んなってゆーの。
あ~もぉ!思い出しただけでもイライラするし!
思い出すと言えば、昨日の金曜日よね。
金曜日はお店に二条さんが来る日。
いつものように、二条さんはマリナとメイを指名したの。
3人はいつもと同じ様に席についたんだけど、一昨日はそれだけじゃ無かったんだ。
「二条さんは来てます?」
オーナーを呼んで聞いた人達は、この前のイケメン5人の内の3人。
萌佳、名前は知らないけどライラさん達は知ってるはず。
「はい、いらしてますよ。」
この前来た時、お店にいっぱいお金を落としてくれた上客の3人だったから、オーナーの揉み手が止まんなくてウザイぐらい。
「じゃ、俺達も二条さんと同席でVIPへいいですか?」
「はい、はい!それはもう。どうぞどうぞ。」
オーナーのキモいニヤニヤが止まらない。
「ご指名の女の子は?」
「ライラさん・アヤさん・ユイナさんは?今日は?」
「勿論3人とも出ております。が、生憎ライラが今は接客中で……。」
「そうですか…じゃ、ライラさんが来られるようになるまで、誰か他の子「はい!KIRAで~す。私がヘルプでつきま~す。よろしくお願いしま~す。」はぁ……。元気のいい方ですね。分かりました。では…。」
「では、幡谷様・榛葉様・由良様 。VIPルームへご案内致します。おい、二条様とメイとマリナをVIPルームへご案内しろ。それと、アヤとユイナを呼んで来るんだ。あ~とそれから、ライラにも出来るだけ早くVIPへ来る様に言え。いいな。」
通路を通りながら、オーナーが黒服に伝える。
(いい?萌佳。これはチャンスだよ。絶対ぜ~ったい二条さんと幡谷さんと榛葉さん由良さんの心を鷲掴みしちゃうんだ。マリナとメイなんかに抜かれてたまるもんですか!!)
初めて入るVIPルーム。
すっご~い!めっちゃ豪華~。
よぉ~し。頑張るぞ!
って気合い入れて二条さんとか他の男の人の隣りに座ろうと思ったのに、アヤとユイナが直ぐにVIPルームへ来ちゃったから、萌佳が座る場所がなくなっちゃった。
入り口から向かって左からメイ 榛葉さんユイナ 二条さん アヤ 由良さん 榛葉さんマリナって座ったから、萌佳の隣りはマリナだった。
でも大丈夫。いつもの作戦で一番外からだって萌佳、可愛くアピしちゃうもんね。
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