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4部
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※ここから第4部にはいります( ´▽`)/<では、張り切ってどうぞー!
◇◇◇◇***◇◇◇◇***◇◇◇◇***◇◇◇◇
色々あった夜会から一月が過ぎ、ようやく平穏を取り戻しつつある今日この頃。
私はヘチマ畑に日課の水やりをしております。
夜会があんなに大変なものだとは知りませんでした。世の貴婦人方を心より尊敬いたします。
夜会の二日後、実家の母から呼び出され正座で二時間お説教されてしまいました。
「それで、なぜ今更オリオン様が恥知らずにもしゃしゃり出て来たのかしら?」
「今更というか、騎士団の繋がりで息子と懇意にしてらっしゃったようで、時折屋敷に遊びに来てくださいます」
「なんですって!?ボルト男爵はどーゆーおつもりなのかしらねえ!」
お母様の握る扇がミシミシいってますが気のせいですよね。
「それで?結局のところ本命は誰なのです」
「…本命と申しますと?」
「貴女はどうしたいのかと聞いているのです」
ーー私が、どうしたいか
お母様そんなに扇をバシバシ叩いたら壊れてしまいますよ。
「第一王子殿下ということはないでしょう?ということはフロスト公爵様の後妻?悪くないわ。でも、オリオン様は反対です!」
「反対、ですか」
「当然です!覚えておきなさい、セレナーデ。『浮気者 二度あることは 三度ある』下半身に頭を乗っ取られる男など論外です」
オリオン様の評価が獣以下のようですが、その五七五は経験からのお言葉でしょうか?両親の過去に一体何が…。
鼻息荒くお怒りになるので「あまり怒ると体に障ります」と心配したら、さらに一時間お説教されてしまいました。
お母様がお元気そうでようございました。
そろそろ人参の間引きをしなければ…嗚呼、シリウス。
10日程前オリオン様がシリウスに乗っていらっしゃいました。
久々の再会。
変わらぬ逞しくも美しいシリウスの姿に、はしたなくも両手を広げて駆け寄ってしまいました。
エンダァァァァァァァァァァァァァァ…
何か音楽が聞こえた気がしましたが、気のせいでしょう。
オリオン様はまた第一王子殿下の視察の護衛で遠方の領地へ向かわれました。
第一王子殿下は来月には隣国へ行かれるそうで、留学前に精力的に公務に励んでおられるようです。
そういえば夜会の後、シセーラ様からお礼状を頂きました。それと同時にフロスト公爵様から真っ赤なバラの花束も届いたのですが…なぜ?
それはさておき、あの夜会で着たドレスや髪飾りが話題となったようで、商会に問い合わせが相次ぎキャメロンさんがウハウハして連日忙しくしています。妊婦なのでもう少し安静にと思うのですが、動いている方が体調が良いそうで、本日もお茶会という営業に出向いております。
良い子でお留守番している孫のロバートはついに私を「バーバ」と呼んでくれるようになりました。
時折「ババー」となりますが、気にしない。
「バーバー」
はい。このように。
振り返ると執事がこちらにやってくるところでした。腕にはお昼寝から目覚めたロバートを抱いています。
「大奥様、失礼いたします」
「どうしました?ロバートがぐずりましたか?」
畑仕事用の手袋を外してロバートを受け取ろうとしましたが、ロバートはマーサの腕に渡され、私には封書が手渡されました。
「先ほど宮廷より届けられました」
「私宛ですか?」
「はい」
ボルト男爵となった息子ではなく、私宛?心当たりがありません。
受け取った封書を執事がどこからともなく取り出したペーパーナイフで開け、手紙を開きます。
さて、何でしょう?
「はい?」
-----------◇◇◇◇***◇◇◇◇-----------
お気に入り・評価・感想まで頂いてしまって、本当にありがとうございます!
お返事できなくて申し訳ありません。でも、読んで嬉しくてニヤニヤしてしまっております。
旦那様の人気に驚きつつ「頑張れオリオンくん(笑)」をスローガンに続き頑張ります!
◇◇◇◇***◇◇◇◇***◇◇◇◇***◇◇◇◇
色々あった夜会から一月が過ぎ、ようやく平穏を取り戻しつつある今日この頃。
私はヘチマ畑に日課の水やりをしております。
夜会があんなに大変なものだとは知りませんでした。世の貴婦人方を心より尊敬いたします。
夜会の二日後、実家の母から呼び出され正座で二時間お説教されてしまいました。
「それで、なぜ今更オリオン様が恥知らずにもしゃしゃり出て来たのかしら?」
「今更というか、騎士団の繋がりで息子と懇意にしてらっしゃったようで、時折屋敷に遊びに来てくださいます」
「なんですって!?ボルト男爵はどーゆーおつもりなのかしらねえ!」
お母様の握る扇がミシミシいってますが気のせいですよね。
「それで?結局のところ本命は誰なのです」
「…本命と申しますと?」
「貴女はどうしたいのかと聞いているのです」
ーー私が、どうしたいか
お母様そんなに扇をバシバシ叩いたら壊れてしまいますよ。
「第一王子殿下ということはないでしょう?ということはフロスト公爵様の後妻?悪くないわ。でも、オリオン様は反対です!」
「反対、ですか」
「当然です!覚えておきなさい、セレナーデ。『浮気者 二度あることは 三度ある』下半身に頭を乗っ取られる男など論外です」
オリオン様の評価が獣以下のようですが、その五七五は経験からのお言葉でしょうか?両親の過去に一体何が…。
鼻息荒くお怒りになるので「あまり怒ると体に障ります」と心配したら、さらに一時間お説教されてしまいました。
お母様がお元気そうでようございました。
そろそろ人参の間引きをしなければ…嗚呼、シリウス。
10日程前オリオン様がシリウスに乗っていらっしゃいました。
久々の再会。
変わらぬ逞しくも美しいシリウスの姿に、はしたなくも両手を広げて駆け寄ってしまいました。
エンダァァァァァァァァァァァァァァ…
何か音楽が聞こえた気がしましたが、気のせいでしょう。
オリオン様はまた第一王子殿下の視察の護衛で遠方の領地へ向かわれました。
第一王子殿下は来月には隣国へ行かれるそうで、留学前に精力的に公務に励んでおられるようです。
そういえば夜会の後、シセーラ様からお礼状を頂きました。それと同時にフロスト公爵様から真っ赤なバラの花束も届いたのですが…なぜ?
それはさておき、あの夜会で着たドレスや髪飾りが話題となったようで、商会に問い合わせが相次ぎキャメロンさんがウハウハして連日忙しくしています。妊婦なのでもう少し安静にと思うのですが、動いている方が体調が良いそうで、本日もお茶会という営業に出向いております。
良い子でお留守番している孫のロバートはついに私を「バーバ」と呼んでくれるようになりました。
時折「ババー」となりますが、気にしない。
「バーバー」
はい。このように。
振り返ると執事がこちらにやってくるところでした。腕にはお昼寝から目覚めたロバートを抱いています。
「大奥様、失礼いたします」
「どうしました?ロバートがぐずりましたか?」
畑仕事用の手袋を外してロバートを受け取ろうとしましたが、ロバートはマーサの腕に渡され、私には封書が手渡されました。
「先ほど宮廷より届けられました」
「私宛ですか?」
「はい」
ボルト男爵となった息子ではなく、私宛?心当たりがありません。
受け取った封書を執事がどこからともなく取り出したペーパーナイフで開け、手紙を開きます。
さて、何でしょう?
「はい?」
-----------◇◇◇◇***◇◇◇◇-----------
お気に入り・評価・感想まで頂いてしまって、本当にありがとうございます!
お返事できなくて申し訳ありません。でも、読んで嬉しくてニヤニヤしてしまっております。
旦那様の人気に驚きつつ「頑張れオリオンくん(笑)」をスローガンに続き頑張ります!
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