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すれちがい
しおりを挟むトルテカッターを知っているだろうか。
大きなホールケーキを正確に十二頭分する無慈悲な道具だ。
俺にとってのへベスがまさにそれだった。側仕えとして俺の時間を切り分けた。
朝6時に起こされ身支度をし、7時から8時までの間には食欲が無くても朝食を取る。それから読書か書き取りをやって12時きっかりに昼食が待っている。昼食後30分は午睡の時間があって、そう、昼寝の時間。それまでは好きな時に昼寝をしていたのが、30分と限定されてしまったのだ!!
具合の悪い時は仕方がないけれどって、それ以外の平常時はたったの30分…。
なんたる暴挙!
なんたる横暴!!
あの素敵なアルコーブベッドでふわふわのクッションにすりすりする事さえ、その時間の中でないといけないなんて…。
午睡から起きると庭園を歩いたり、雨の時は温室の中を歩く。
もう少しレベリオでの生活に慣れたら、そのうち午後は図書館、美術館、博物館、許しが出れば王宮の敷地の外へ買い物に行こうなどと言う話も出た。
15時にはお茶とちょっとしたおやつを食べ、レベリオの歴史や巫子として必要な教養の座学を17時まで行う。18時からは自由時間だけれど、19時には夕食があり、22時には入浴、23時には就寝とへベスは俺に規則正しい生活を定着させようとした。
初日はなかなか起きれなかったけれど、昼寝を制限された事で、確かに夜の寝付きは良くなった。ただ俺は主寝室の広すぎるベッドがあまり好きでは無くて、夜もアルコーブベッドで良いんだけど、そこで寝ようとするとへベスが
「そこは夜にお使いになる場所ではありません」
と言ってくるのだ。
此処で十分だからアルコーブベッドで寝ると言うと
「お抱きして運びましょうか?あちらのベッドへ」
と銀縁眼鏡を外して中腰になった。
嗚呼アルコーブベッド城の無血開城。
俺は全面降伏し、ふわふわクッションを道連れに大きいベッドに行進する。
へベスの前の巫子はどうやって彼を相手に百合を引っこ抜いたり、屋根の上で寝たり出来たんだろう。
「巫子様主寝室のベッドは何か不都合が?嫌な匂いがするとか、肌触りが悪いとか、敷物が硬いとかそう言う事はありませんか?天蓋もお嫌なら取り替えますがどう致しましょうか?」
「広くて落ち着かないだけで、寝心地は良いんだよ。天蓋はこれより、下の寝室の方が好きだった」
広いベッドの天蓋は紺色の艶々した厚みのある生地で、生地の手触りは気持ち良いんだけど、暗がりの中でこの影が見えると息が詰まりそうになるんだ。俺はどうにかそれを説明した。
翌日の夜には天蓋は銀の星の縫い取りがあるあの布に替えられていた。
俺はもう一つだけお願いして、ベッドサイドの大きな豪華なランプをリラの花のランプに替えてもらった。大きなランプも傘の部分がカメオ彫みたいに色が重なった薔薇が絡まる美しいものだったけれど、俺としては、寝ぼけて突き倒しでもしたらどうしようと云う不安の種でしかなかったんだ。
「そうやってお嫌な事や、不安な事は私にお話ください。それからこれはもし夜何かありましたら鳴らしてください。いつでも参ります」
彼は持ち手のついた銀の鈴をちりんと鳴らしてベッドサイドに置いた。
へベスは目を糸のように細めた。目尻が少し下がっているので、ああ、これがへベスの通常の笑顔なのかな?と思う。
そうやってへベスは俺の時間を切り分け、探り探り不安を取り除き、体調を整えていった。
部屋に置かれていた豪華な花と花瓶も、玄関ホールの鏡の前に移動された。
彫刻や他の壺の類も部屋から取り払われ、もしかしたら見る人がみると殺風景なのかもしれないが、俺はこれでもし具合が悪くなって倒れる事があっても巻き込む事がないとほっとした。
部屋の中の家具は減ったけれど、増えた物もあった。
服だ。
すかすかだった衣装部屋の衣装箪笥と棚に服が吊り下げられていく。
クレオさんに聞くと、自分ではないと言う。へベスに聞くと、予算内で全く問題ありませんと言う。
えー。服とかいいよ、いらないよ。勿体無いよ。
どの服も見ただけで、すごく良い…お高そうなんだもん。生地がするっとして、ガサガサしてない。端から糸が飛び出てるなんて事もない。染みも無ければ皺も無い。うわぁ…緊張する。汚せないじゃん、こんな服着たら。
時と場所と相手に応じた服装は必要ですと説かれて、俺そういうの分かんないからへベスに丸投げした。
丸投げしたのになんか嬉しそうにされちゃったよ。へベス以上にそういうのを理解している人はいないからよろしくね、頼むね。
時間が過ぎるのはあっという間で、週末になりクレオさんがセルカに帰る日が来た。
飛空挺の発着する場所まで見送りに行きたいのだけれど、警備の関係上許されなくて、また星養宮から見送りすることになった。クレオさんは紅茶の缶いっぱいにあの飴を作ってくれた。
お世話になったのに、何もお返しできず申し訳なかった。
星養宮は前にも増して静かになった。
アルテア殿下がお見えになったのはその二日後だった。
15時のお茶を飲み終えたばかりで、卓上のガラスの器の中には溶け残った砂糖と緑の鮮やかなミントの葉が残ったままだった。
へベスが殿下がいらっしゃいましたと言うより早く、アルテア殿下は飛び込んできた。元気が有り余る感じだ。
白い立襟の上着には裾から赤と黄色の混じった大輪のダリアの花が刺繍されていて、殿下そのものが瑞々しい花束のように見えた。
顔立ちとスタイルが良いと、男性でも花柄の服が似合うんだなぁと俺は感心した。
「エヌ!元気かい?はは、すごい匂いがする。何をしたんだい?」
「殿下!あ、今お茶を飲んでて、殿下もおあがりになりますか?」
「いいや、本当にお茶?これなんだか目に染みるような気がするな」
アルテア殿下は顔の前で手を振った。あれ?ミントの香りが強いのかな?スッキリするんだけど。
殿下は何を読んでいるの?と机に積み上げられた本を手に取り、レベリオの古臭い歴史書は読まなくて良いからもっと機械工学や化学の本を読みなさいと言って、歴史書を隅に押しやった。そして後で読んで欲しい本を届けさせるよと言った。それから、外出する時は必ずへベスの他にもう一人護衛をつけ、へベスが所用で星養宮を離れなくてはいけない時などは事前に連絡をしてシェスさんを滞在させるように、一人にならないようにと念を押した。
文学館ではあんな事があったけれど、あの後は何事も無いし気をつけなくちゃいけない事は無い気がするんだけどなぁ…。
「外遊の前にネフェシュに行くことになってね、不幸な境遇の巫子がいると報告があって、その方をレベリオにお連れしてそれからグラントーレに行く事になった。だからしばらく会えないけれど、エヌは帰らずに星養宮でこのまま暮らして欲しい。時間ができれば会いに来るし、必要な物が有ればすぐ王子宮から寄せるように取り計らうよ。何か有ればへベスに言ってくれ」
殿下は何でもないことのように言うけれど、俺は殿下がいらっしゃらない間は間本を読むだけ?他に何をすれば良いんだろう。
「殿下が他の国行ってらっしゃる間にセルカに戻っちゃだめですか?」
「だめだよ。エヌ、ファルカの巫子になるつもりかい?」
そんな事は欠片も言っていないのに、殿下の目つきはきつく口調は強くなった。
「そんなんじゃないです。俺、セルカにいた時は護衛なんて何年もいなかったし、戻った方が星養宮も手がかからなくて誰の迷惑にもならないし、その方が気が楽で」
「迷惑じゃない。君がセルカに帰ってしまったら私が気が気じゃないよ。本当は今回の外遊だってエヌを一緒に連れて行きたいんだよ。講義で実績を見せて君を認めてもらって一緒に行く算段をしていたのにあいつらが邪魔をしたからダメになってしまった。エヌの具合はなかなか良くならなかったし。それにエヌは今も飛空挺が苦手だろう?今回は飛空挺での移動が主だし度々乗るからエヌには辛いだろうと思って星養宮にいてもらってるのに。帰りたいなんて寂しい事を言わないでくれ」
胸の中がもやもやした。
これってさぁ、保護?それとも軟禁?それとも別の何か?
この疑問を素直に口に出せるほど、アルテア殿下と俺の関係は出来上がっていないと思う。
一緒にいる時間が少なすぎて。
レベリオでセルカを守ってくれと言ったファルカ様の言葉もあって、俺は自分の意見を通せない。
「…殿下はどれぐらいで戻ってこられるんですか?」
「二年ぐらい」
「え?」
俺はぽかんと口を開けたまま、殿下を見つめ返した。
殿下の顔は真面目で、冗談を言っているようには見えない。ふふ、嘘だよ二週間だよと俺を驚かせようとしているに違いないと思って俺は殿下の唇を注視した。
二秒、三秒、もしかしたらもっと経っていたかもしれなかった。
「二年かもっとかかるかもしれない。でも時間が出来れば会いに来るし私もずっと外国にいるわけじゃない。君がレベリオにいる間、セルカには技師も開発に必要な機材も提供されているし、君にもセルカにも悪い話じゃないだろう?どうしてあんな何もない場所に帰りたがるの?君に家族はいないだろう?巫子として冷遇されていたのも知っている。他に何かあるの?誰か会いたい人でもいるの?」
手を伸ばせばすぐ掴める距離にいるのに、殿下の唇が立てた音がセルカよりも遠くから響く気がした。そしてその音は飛空挺の唸りよりも重い。
「会いたい人とかは、いないです。でも…先代のお墓参りとかは行きたい…です」
「回忌法要の手紙と花を贈らせよう。君の名前で神殿に寄付をしても良い」
殿下の赤と黄金が混ざった瞳と目が合った。私と一緒に魔導を学ばないか?と言ってくれた時と同じ太陽が輝くような強い意志の塊。見つめあって目は合っているけれど、他の場所はボタンを掛け違えたみたいに合わない。
でも、合わないと思っても此処で待つほかないじゃないか。
「…ありがとうございます」
しばらく沈黙が降りた。
へベスは何をしているんだろう。いつもならすぐに茶器を片付けて授業が始まるのに。殿下をお迎えするお茶も出していない。
何か言わなくちゃと思う。
殿下が何か言ってくれないかとまた冷たそうな薄い唇を見る。
殿下がいらっしゃる間に言わなくてはいけない事、あるいは尋ねなくてはいけない事、図々しくもお願いしないといけない事を考える。
「…あの、会いたいとかそういうんじゃないんですけど、クロックス君とかお礼を言いに行っても良いですか?あと文学館へ行って本を借りても良いですか?」
あれから結局何のお礼もしていなかった。
「行く時は、校舎は勿論教室に入る時でもシェスとへベス二人がつくようにする事、いいね?それだったら許可する」
俺は、はいと頷いた。
「ありがとうございます。それから殿下、あの、ロベ」
「エヌ」
うわぁ…。
声でその場の空気が凍りついた。俺の身体も竦む。
「私の名前を呼ぶより先に奴の名前を出すとか、私を怒らせたいのか?それともしばらく構ってやらなかった事で怒っているのか?」
俺は殿下を怒らせたいわけでもないし、殿下に怒っているわけでもない。懲罰房から出られたか聞きたかっただけだし、俺は一人でいる時間が長かったから、人と話すのが苦手だし、何を言って良いかわからなくなるんです、ごめんなさいと頭を下げた。
よくしていただいているのにごめんなさい…。
どうしよう、アルテア殿下が怖い。殿下はもう微笑んではいなかった。
花束みたいに見えた姿は、近づくものを全て焼きそうな炎のように見えた。
「エヌ、エヌはね、私のことだけ考えていれば良いんだよ。他の奴のことなど考えなくて良いんだ。会えて嬉しいとか、長く会えなくて寂しいとかもっと言ってくれても良いじゃないか。そう思っているのは私だけなのか?」
殿下!俺は何にも無い荒野で八年も一人で暮らしていたんですよ!
机を叩いて叫びたかった。
買い物しに行ったり市場の人や神殿にも行ったから無人島にいるような真の孤独ではないけれど。
「…殿下が嘘だよ、二年じゃなくて二週間だよって。エヌ驚いた?って言ってくれるんじゃないかって…」
この時都合良くぽろっと一雫涙が落ちた。
これは悲しいんじゃなくて、俺は悔しいか怒っていたんだと思う。少しは悲しい気持ちもあったけれど寂しさとかけ離れた感情で目の奥が熱かった。
「…そう言ってくれるんじゃないかと思ったのに…。殿下は俺を二年も放って行っちゃうじゃないですか。殿下しか頼れる人がいないのに、俺のこと置いて行っちゃうじゃないですか。寂しいって言っても何も変わらないじゃないですか」
子供みたいに泣いたのが良かったのか…。
そうやっていつも素直なら良いのにと殿下は急に優しくなって俺をぎゅうっと抱きしめた。
「エヌは私の巫子なんだから、私と心が通じていなければ…私と同じように思っていてくれないとだめだ」
殿下は親指の爪ほどの金属の飾りのついたペンダントを俺の首にかけた。絶対に外してはだめだ、風呂に入る時も寝る時もずっと着けているんだよと飼い犬に首輪をつけるように俺にそれをつけた。
大事なものだから人に見せるのもだめだからねといい含めて、殿下は星養宮を出られた。
入り口でへベスと話していたゼルドさんを連れて。
この小さな飾りのせいのはずがないけれど、頭が重くて、息が苦しくて、俺は逃げ帰るようにアルコーブベッドに飛び込んだ。
今日は何故かへベスには怒られなかった。
部屋の入り口から静かに中を伺っただけで、彼は俺を起こしもしなかった。
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