実験クラブの二人

廣瀬純七

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突然の廃部

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放課後、直人の体の直子と直子の体の直人は、実験クラブの顧問である藤崎先生に職員室へ呼び出された。二人ともなんとなく嫌な予感がしていた。  

「失礼します……」と直子の体の直人が恐る恐るドアを開けると、藤崎先生が腕を組んで難しい顔をしていた。  

「来たか。座りなさい。」  

二人は並んで椅子に座る。先生の表情はいつもよりも厳しく、二人とも緊張した空気を感じていた。  

「単刀直入に言う。実験クラブは廃部になった。」  

「えっ……!? 廃部!?」  

二人は同時に驚きの声を上げた。  

「先日の爆発事故のことはもう知っているな? あれが決定打になった。これまでも危険な実験が問題視されていたが、今回の事故で学校側が完全に見限った。」  

「そ、そんな……!」と直人の体の直子がショックを受ける。  

「待ってください! あの事故は確かに大きな問題でしたけど、改善策を考えれば、続けることもできるんじゃないですか?」と直子の体の直人が必死に訴える。  

「もう決定事項だ。いくら言っても覆らない。」  

藤崎先生はため息をつきながら言った。  

「本当は私も続けたかった。だが、爆発による被害の大きさが学校側の判断を変えてしまった。幸い、お前たちが大きなケガをしなかったのは不幸中の幸いだったが……もし違っていたらどうなっていたと思う?」  

二人は黙り込んだ。確かに、あの爆発は本当に危険だった。もし少しでもタイミングがずれていたら、大怪我をしていたかもしれない。  

「だからこそ、もう一度同じような事故が起きる前に、実験クラブは廃部とする。わかったな?」  

先生の言葉に、二人は仕方なくうなずいた。  

「……はい。」  

「納得はできませんが、わかりました……」  

「うむ。すまないな。」  

先生の言葉を最後に、二人は職員室を後にした。  

「どうする……? 実験クラブがなくなったら、もう元の体に戻る方法が……」  

「……まだ方法はあるかもしれない。でも、これからは慎重に考えないといけないね。」  

二人は複雑な表情を浮かべながら、静かに帰路についた。
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