パラレルワールド

廣瀬純七

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女子の制服

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### **第2章:未知との遭遇——女子の服の試練**  

トイレでの衝撃をなんとか乗り越えたものの、次の試練がすぐに訪れた。  

「さて……着替えなきゃな……」  

今の俺は"田中美紀"。女子高校生だ。  

昨日までの俺なら、適当にTシャツとズボンを引っ張り出して終わりだった。だが、部屋のクローゼットを開けた瞬間、絶望が襲ってきた。  

「……え?」  

そこに並んでいたのは、スカート、ブラウス、ワンピース――そして、明らかに"女子"の下着。  

「いやいやいや、待て待て待て……!」  

引き出しを開けると、さらに目に飛び込んでくる可愛らしいレースのパンツやブラジャー。男子高校生の俺には刺激が強すぎる光景だった。  

「ど、どうすりゃいいんだよ……」  

しかし、このままパジャマでいるわけにもいかない。腹をくくって、まずは下着から……と手を伸ばしたが、そこでまた問題発生。  

「ブラって、どうやって着けるんだ?」  

手に取ってみたものの、構造が複雑すぎる。ホック? 肩紐? パッド? 何がなんだか分からない。  

「……くそ、YouTubeで着け方の動画とか……いや、そんなの検索したら履歴がヤバいだろ!」  

試行錯誤の末、何とか腕を通して背中でホックを留めようとするが、うまく届かない。何度か試しているうちに、ようやく装着成功。  

「ふぅ……って、なんか変な感じだな……」  

締めつけられる感覚が新鮮すぎる。女子は毎日こんなものを着けてるのか……と感心しつつ、次は制服。  

ワイシャツを着る感覚はまだ普通だったが、その次に待っていたスカートが難関だった。  

「マジかよ……これ、スースーしすぎだろ!」  

ズボンに慣れた身としては、下半身が妙に無防備な感じがして落ち着かない。さらに、鏡に映る自分の姿が可愛すぎて、どうしても直視できない。  

「……これ、本当に俺なのか?」  

混乱しつつも、最後にリボンを結び、どうにか女子高生の制服を完成させた。  

「はぁ……これから毎日これか……」  

慣れない服装に戸惑いつつも、否応なしに"田中美紀"としての一日が始まろうとしていた。

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